プラム麻里子の事故の後も残念ながらリングで起きうる重大事故に関する決定的な対応策は出来上がっていません。

しかしこれはプロレスという分野の特性上仕方の無い事だと自分は思いますし 業界がそれに対して手抜きをしているとはけして思いません。

最も大事だと思うのはプロレスで人が死んでしまったという現実を完全に受け止めて肝に銘ずる事で

「天国の麻里ちゃんが見てくれている」などというセンチメンタリズムを持ち込むべきではないと思います。


日常から危険防止の意識を持って、それを追悼興行のその日だけでなく一年365日、忘れずに反映する事こそが大事で
怪我を誘発するような不摂生や練習不足などは、プロレスラーとして天につばを吐く行為だと思います。

リングは危険な場所です。
「 誰が、どんなスタイルの、プロレスをやろうと、プロレスとは常に怪我と隣り合わせに存在しているもの 」だと言う事を皆が自覚するべきです。


事故をゼロにする。
そして、それに向かって努力したその成果をプラムに報告する。それこそが追悼だと思います。


追悼とは、二度とあのような悲しい事故を起こしてはいけないという事を 選手・スタッフ、マスコミを含めた全員が、改めて心に刻み毎日の興行に臨む作業であると自分は考えます。


AEDが“流行った”時だけ「AEDをみんなで学ぼう」と声高に叫ぶ。


集まる。記念写真。

追悼試合で故人のテーマ曲をかける。故人の技を使う。

集まる。記念写真。


はい、また来年。


それでは、いけないと思います。

プロレスであろうと何であろうと、怪我は怪我、死亡は死亡です。ひとりの人が死んだと言う事実を必要以上に美化してはいけません。


定例化すると公言された事故防止セミナーが、あれからもう何年も行われていない。
そのあたりの部分に関しては もっと、もっと みんなシビアに考えて欲しいと思います。