今週も映画館通いです。
tar/ター
ドイツの有名オーケストラで、女性としてはじめて首席指揮者に任命されたリディア・ター。天才的能力とたぐいまれなプロデュース力で、その地位を築いた彼女だったが、いまはマーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんなある時、かつて彼女が指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは追い詰められていく。
主役のケイト ブランシェットの演技の
リアルな演技は指揮者がオーケストラを自分の世界観や人生観を作品に重ねることで聞くものに感銘を与えてしまう。
後半は、頂点に立つ者の苦悩が襲う、自分へのSNSの勝手な評価やあらぬ噂に身も心もズタズタになるが、彼女は環境を変えてみる。
他国の地で甦ることになるのか。