2011年05月

2011年05月13日

今日のコーデ

P5133418今日は暑くなる、とのふれこみだったので。
薄い藤色の麻、濃い緑地に蜘蛛の巣と花びらの半幅帯、赤と緑の帯締め、白地にさくらんぼ柄の半襟、灰色にうさぎ柄の足袋っくす。
下は麻の半襦袢とステテコ。
麻って、めちゃくちゃ涼しい!!
生地のハリ感もいい感じ。
麻、いいなぁ。安い反物があったら、もう1枚欲しいなぁ。
半襟は手ぬぐいを縦に折り畳んだもの。衿芯をいれなくても結構形がきまる。
肌あたりもソフトでよい。手ぬぐい半襟、お気に入り。

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荼毘

P5133432動物病院で紹介してもらったペット葬儀社に、咲夜さんを乗せて車で行った。
ひとにぎりの食事とお花を納棺できる、というのでササミを持っていった。
彼女は食に頓着する子だったから。
家を出る前に他の猫たちを呼んでお別れをさせようと思ったが、彼らは遺体には興味を示さなかった。生きていた時はニオイをかいだり体をなめたりしてたのに。分かるんだな。
嘘のように固くなった咲夜を、黄色いタオルでくるんで連れて行った。

P5133436火葬場で線香をあげて、咲夜さんとお別れした。
葬儀社の方の手際があまりに良すぎて、笑える。
私もだ。今朝亡くなったばかりだというのに、もう火葬。手際良すぎ。
待合室で1時間、ボーっとしているうちに咲夜さんはお骨になった。
小さい咲夜さんの骨が、部位ごとにきちんと整えられてトレーにのっている。
骨の説明をうけながら、あんなに体が弱かったのに骨は丈夫だったんだなー、としみじみ思った。
きれいな、きれいな、骨だった。
彼女はずっと大所帯で暮らしてきたから一人だと淋しいかもしれない、と思って、共同墓地に納骨することにした。
でも全て無くなってしまうのは私が寂しいので、骨の一部をカプセルに入れて持ち帰ることにした。
上顎の歯の骨を選んだ。あれだけ酷い口内炎でも生き残った歯は、最期まで頑張った咲夜さんの象徴のような気がしたから。
歯の骨をカプセルに入れ、残りを箸でつまんで一つ一つ納骨する。意外としっかりしている。彼女らしいや。
そしてカプセルだけが手元に残った。

帰宅すると、猫たちがものすごい勢いで甘えてきた。
今週に入ってから私がずっと咲夜にかまけていたので、彼らなりに遠慮していたのだろう。
そういえば、つかず離れずの距離で、でも決して無理矢理私に甘えてきたりはしないでいた。
そうかー、あんたたちなりに我慢していたんだね。
ちゃんと咲夜さんに、私を譲ってあげてたんだね。
えらかったね。ありがとうね。

P5133435咲夜さん、享年8歳。
地味で、健気で、ビビリで、不器用で、寡黙で、控えめで、おとなしくて、滅多にワガママをいわないお嬢さん。
最後の最後で、たくさん甘えて、たくさん頑張って、やっぱりおとなしく穏やかに旅立った咲夜さん。
8年間、一緒に暮らしてくれてありがとう。
幸せな時間を、ありがとう。
いつかまた会おうね。
そのときまで、少しだけバイバイ。

今日だけは、ちゃんと悲しもう。
明日からは、日常にもどろう。
miyajin1 at 21:55|この記事のURLComments(2) 

悲しむための時間

学校に遅刻の連絡を入れて、動物病院のあくのを待った。
電話をして、報告すると、その状態ならうちでも同じ判定になると思います、と言われた。
やっぱり、そうか。そうだよね。
他の猫たちが入れない場所に移動して、腐敗が進まないよう保冷剤などで冷やしてから出かけた方がいい、とアドバイスをうけた。
ぐにゃぐにゃの咲夜さんを着物部屋に移動して、保冷剤と氷をたくさん載せて学校に行った。

授業中は気を紛らわすことができたが、一人になるととめどなく涙が出てくる。
仕事にならない。
午後は授業がないので、お昼に早退することにした。
早退届を書きに行くと、教頭先生に「大丈夫?」と聞かれた。彼は私が鬱で遅刻したのだと思ったのだろう。
「私は大丈夫ですが、飼い猫が今朝死んだので、葬儀とかしてやりたいので早退させていただきます」と言うと、教頭先生が無言になった。
ひいたかな? あきれられたかな? たかが猫で早退、とか思ってるんだろうな。
私にとってはとても大事なことなんだ、と心の中で繰り返したが、その反応が気になっていた。
隣席の同僚にも早退するむね伝えると、「お悔やみ申し上げます」と言ってくれたが、「8歳だったら、猫生としては長生きじゃないけど頑張った方ですよね」と続けた。
わかってる。彼は私を元気づけようとしたのだ。
わかってる。わかってるけど…。
これが人間の子だったら、けしてこんなことは言わないだろうに。と思った。

私は子どもを産み育てたことがない。
だから、「人間と猫じゃ違うんだ」と言われたら、反論できない。
人間の子だったら、忌引という期間がある。
その前にも「子どもが危篤なんで」と早退したって誰もが共感してくれるだろう。
でも、猫では共感されない。
あの人にとっては子どもみたいなものだから、というワンクッションを置いても、きっと分かってもらえない。
飼い猫が1匹亡くなる、というのは、それくらい軽いものなのだ。
そうとらえるのが、普通なのだ。私が、きっとオカシイのだろう。
だけど、不公平な気分がぬぐえない。

忌引とは、十分に悲しむための時間。
たかが猫には、その時間は与えられない。
命の重さに変わりはないと、まことしやかに言われているが、厳然と軽重はある。
と感じた。
理屈じゃなく、心で感じた。
でもこんな気持ちも、ペットロスの一言ですまされてしまうのだろう。

帰宅して着物部屋をのぞくと、朝とまったく同じに咲夜さんが寝ていた。
あたりまえだ。
氷で冷やされた体が、カチコチに固まっていた。
ああ、本当に死んじゃったんだ。
ペット葬儀社に電話して、夕方に火葬してもらうことにした。

すいません。この記事に関する反論を受け容れる余裕がないので、コメント欄クローズさせていただきます。
miyajin1 at 14:46|この記事のURLこころ | 

いってらっしゃい

朝、いつものように確認する。お腹がかすかに波打って、息をしているのが分かる。
抱っこする。昨日より暖かい気がした。
喉の近くをなでると、少し目を細めていた。
少し、咳のような、くしゃみのようなことをする。
喉になにか詰まっているのか、息をするのが少しつらそうだ。
その度にちょっと息が止まって、咳をして呼吸が復活して、また息が止まって…。
何回かそれを繰り返して、ある時、呼吸が復活しなくなった。
逝っちゃったのかな。でも体はまだ暖かいよ。
未練がましく、まだ抱っこしている。

体のどこにも力が入っておらず、だんだん体が冷えてきた気がする。
やっぱり、逝っちゃったのかな。
誰かに言ってもらわないと納得できなくて、病院があく時間を待っている。

でもきっと、逝ったんだろう。
父さんや、Mちゃんのいるところに。

いってらっしゃい。


miyajin1 at 08:13|この記事のURLComments(6) 

2011年05月12日

今日のコーデ・今日の咲夜さん

P5113376今日のコーデ。
紺地に緑格子の木綿、レンガ色の猫の半幅帯、くすんだ水色の帯締め、白の半襟、ブルーグレーのチェック足袋っくす。
ちょうどいいくらいの体感温度だった。
あんまりおしゃれを楽しむ気分になれなくて、手軽な半幅帯にした。

P51233923時間ほどの睡眠をとって、目覚める。
まず咲夜さんの様子をみる。暖かいか、息をしているか。
よかった、今朝も生きていた。
でも体温がとても低い。湯たんぽをして毛布でくるんでいたのに、体温は上がらなかったようだ。
全身の脱力具合が、さらに進んでいる。
注射器で水を飲まそうとしたが、ほとんどこぼれてしまった。
今日一日もたないかもしれない、と思いながら病院に預けて仕事に行った。
授業を終えると、真っ先に携帯を確認する。病院からの着信がないとホッとする。
放課後に会議が二つあって、お迎えに行けたのは午後6時半だった。
P5123398「今日も咲夜ちゃんすごく頑張りましたよ、時々頭を上げたりしてました」と先生に言われ、そんなに動けるなんて!とビックリする。
咲夜さん、どれだけ底力があるのだろう。
家につれて帰り、おむつを取り替え、抱っこをすると目を細めてフルフルフル…と喉を鳴らした。
こんなになっても、まだ喉を鳴らしてくれるなんて。
いじらしくて、涙が出てくる。
どこまで健気なんだ、さあちゃん。

もう咲夜さんが元気になることはないだろう。
でもギリギリの状態でこんなにも頑張って持ちこたえてくれている。
この時間は神様がくれた、別れの準備期間なんだと思う。
私が十分に咲夜との時間を過ごせるように。
ありがとう。

2011年05月11日

喉ごろごろ

P5113375頭がぐらぐらするくらい眠い。
夕方に3時間ほど寝て起きると、咲夜さんの体温が落ちていた。
四肢が冷たいだけでなく、頭が冷たくなった。
全身ひんやりしている。
私の熱を伝えるべく抱っこすると、しばらくして喉を鳴らし始めた。
今朝より力の弱いごろごろ。
それでも、彼女が喜んでいるのが分かって、すごく嬉しい。

明日の授業の予習と、今日作るはずだった中間考査の問題が、まったく手つかず。
まあ、それはいざとなればどうにかなる。
今は咲夜さんをずっと抱いていたい。
でも眠気には勝てない。
できれば最期の時は、私の腕の中で迎えて欲しいと思う。
が、これは私のエゴかもしれない、とも思う。

気持ちいいでしゅ、の咲夜さん。笑ってる。
miyajin1 at 22:53|この記事のURLComments(5) 

体温

P5113345明日病院が休みなので、点滴のバッグをもらいに行ってきた。
咲夜の体温を測ると、なんと33.3度。朝より1.6度も上がっている!
そして、病院が明日咲夜を日中看てくれると言う。
休診日なのにね。有り難いことである。
なんだか、ゆるゆるともうしばらく生きてくれそうな気がしてきた。
すごいぞ、さあちゃん。
miyajin1 at 16:25|この記事のURLComments(5) 

昨日のコーデ

P5093304忘れないうちに。
昨日は最高気温27度ということで、夏物。
藍格子の阿波しじら、ベージュに笹のような柄の八寸帯、明るい黄緑の帯揚げ、赤と緑の帯締め、ライムグリーンの半襟、犬張り子のえんじストレッチ足袋。
下に着ていたのはユニクロのサラファインと麻の半襦袢と綿クレープのステテコ。
湿度も高かったので、これでも暑かった。
汗かきまくり。帯にまで汗がしみていた。

タフネス

P5113324朝6時まで、抱っこしながら起きていた。
全身脱力して、目はどよんとして、呼吸が浅く、ちょっと目を離したら逝ってしまいそうだった。
でもどうしても眠くて、3時間ほど寝てしまった。

目が覚めて咲夜のところに行くと、ちゃんと息をしていた。
お尻から出血しているので、おむつを交換して、注射器で水をあげた。
5ミリリットルくらい飲んでくれた。
抱き上げてなでてやると、なんと、喉を鳴らした! しかも結構長い間。
喉を鳴らすなんて、どれだけぶりだろう…。
咲夜は予想以上に頑張り屋さんだ。
そっかー、嬉しいのかー、気持ちいいのかー、よかったねー。
心なしか、体温も上がっている気がする。

P5113343病院に電話をすると、点滴をすることになった。
咲夜を病院に連れて行き、点滴をつけてもらう。
体温を測ってもらったら、31.7度だった。昨日より1度くらい高い。
点滴ごと家につれて帰り、現在、抱っこをしながら点滴を続けている。
今朝は瞳孔が開きっぱなしだったが、点滴をしたら少し目に力が出てきた気がする。
苦しがったり、痛がったりは全くしていない。
おだやかな、安らかな、いい表情をしているように見える。

甘ったれ咲ちゃん、抱っこ大好き咲ちゃん。
なんだか、脱力しているのは単に気持ちいいからなんじゃないの? という気さえしてくる。
病院の先生に、「丈夫ないい血管してますね。半日で血管がダメになっちゃう子もいるんですけど、咲夜ちゃんは大丈夫です」と言われた。
私が思っているより、ずっと咲夜はタフなのかもしれない。

ごめんなさい、コメント返しができません。
でも、コメントは全部読んでます。みなさんの言葉に励まされています。
どうも有難うございます。
昨日の記事に、その時間の写真を追加しました。咲夜さんの全部を記録しておきたくて。
微妙な変化ですけど、よろしければご覧下さい。意外といい表情してるんですよ。
miyajin1 at 13:05|この記事のURLComments(2) 

日をまたぎました。

P5113333もう、頑張れとはいいません。
十分頑張っている相手に、そんなこと言えません。
だんだん力が抜けていくのが分かります。
呼吸が浅く早くなっているのに気付きました。
たぶん、もう目は見えていません。
それでも、彼女は真っ直ぐにこちらを見つめています。
苦しんだり、痛がったりしていないのが、良かった。
彼女を抱く腕が汗ばんでいるのは、私の体温なのか、彼女の体温なのか。
5月11日午前1時41分、まだ、咲夜は頑張ってます。
miyajin1 at 01:42|この記事のURLComments(2)