【コラム】メープルシロップとフレンチトースト
今年最初のコラムではフレンチトーストとは切っても切れない名コンビ「メープルシロップ」について深掘りしていきたいと思います!
双璧の蜂蜜と比べると癖が少なく、小さいお子さんやヴィーガンの方にも対応している便利な食材です。
使いこなせばフレンチトーストのみならず、お菓子作りや料理全般の役に立ちます!
① メープルシロップとは?
メープルシロップとは、カエデ(主にサトウカエデ)の樹液を煮詰めただけの天然甘味料です。
春先に採取される透明な樹液はほとんどが水分。それを時間をかけて煮詰め、水分を飛ばし、糖度約66%まで濃縮したものがメープルシロップになります。
その為本物のメープルシロップは…
添加物なし。
着色料なし。
香料なし。
あのキャラメルのような香りは、煮詰める過程で起きるメイラード反応によって生まれます。
製造工程の熱によって発生する化学反応によって完成する食材なのです!
② メープルシロップの分類方法
メープルシロップには4つの区分が存在します。
これらは品質の良し悪しで分かれているわけではなく、色の濃さ(光の透過率)を基準としています。 特定の波長の光を当て、どれだけ通すかで以下の4段階に分かれます。
- ゴールデン(最も明るい)
- アンバー
- ダーク
- ベリーダーク(最も濃い)
色の違いは主に採取時期によるものです。シーズン初期(2月下旬〜3月上旬)は淡く、終盤(4月上旬〜下旬)になるほど濃くなります。
重要なのは、濃い=質が低いではないということです。 違うのは風味の方向性です。
次のセクションではそれぞれの特徴をまとめていきます!
③ 4種類の特徴
1.ゴールデン
色:淡い黄金色
味:軽やかで繊細
香り:やさしく上品
フレンチトーストとの相性:
卵とミルクの風味を主役にしたいときに最適です。甘さを強く出さず、素材感を活かしたい一皿に向いています。
おすすめ用途:
プレーンタイプ、厚切り食パン系、ヨーグルト
2.アンバー
色:明るい琥珀色
味:甘みとコクのバランス型
香り:しっかりメープル感
フレンチトーストとの相性:
王道の組み合わせです。迷ったらまずこれ。
おすすめ用途:
バターを効かせたフレンチトースト、フルーツ系
3.ダーク
色:濃い茶色
味:キャラメルや黒糖のような深み
香り:力強い
フレンチトーストとの相性:
デニッシュやブリオッシュなど、リッチな生地と好相性です。ナッツやチョコ系トッピングにも負けない存在感があります。
おすすめ用途:
リッチなアパレイユのフレンチトースト、チョコ、ナッツ系
4.ベリーダーク
色:かなり濃い褐色
味:甘さ控えめで力強い
香り:スモーキーで野性味あり
フレンチトーストとの相性:
甘じょっぱい系、チェダーチーズやベーコンなどのアメリカンスタイルに最適です。
おすすめ用途:
食事系フレンチトースト全般、肉料理
まとめ
メープルシロップは「どれが高級か」で選ぶものではありません。 作りたいフレンチトーストや副材料との相性を合わせて選ぶことが大切です!
- 卵を活かすならライト
- 王道ならアンバー
- 濃厚デザートならダーク
- 甘じょっぱいならベリーダーク
フレンチトーストにおいてメープルシロップは、ただの甘味料ではなく、香りの印象、果てはその一皿の印象を大きく左右する大切な存在です。
全て揃えるのは大変ですが、何種類か使い分けるだけでもフレンチトーストがワンランク上にレベルアップします。
是非お試しください!
【LONCAFE 越谷レイクタウン店】濃厚クレームブリュレ
今回は日本初のフレンチトースト専門店「ロンカフェ」をご紹介します!

と言いましたが、日本初なのは2003年に湘南江ノ島のサムエルコッキング苑内に開業した本店の方です!
海を一望できる絶景のテラス席と日本初のフレンチトースト専門店として今尚前線を走り続けています!
その後中目黒高架下にできた「ロンカフェ スタンド」と言う店舗がありましたが、数ヶ月前に閉店してしまいました。
本店、中目黒店の過去記事はこちら↓
【ロンカフェまとめ】
今回は一番新しい越谷レイクタウン店からのレポートとなります!
【濃厚クレームブリュレ】1045円

THEロンカフェ!不動の看板メニュー!
ふんわり水分量の多いフランスパンがベースで、しっとりとした食感。

中までしっかり染みていますね!
トロりとした食感ですが、つるんと口溶けの良いタイプではなく、少しぼってりとした重さがあります!

表面にはキャラメリゼされたカスタードクリーム。
キャラメリゼは厚過ぎず、薄過ぎず、理想の厚み!
食感の心地良さと食べやすさを両立しています。
カスタードクリームはやや重めなので、ソースと付け合わせ両方の役割を果たしており、この皿において非常に重要なポジションです!
さらにバニラアイスも付いており、カスタード、アイス、アパレイユと異なる3つのアプローチで卵の風味を感じることができます。
ソースにはごろごろとベリーが入っており、フレッシュな香りと酸味が甘めの本体と相性抜群。
散りばめられたアーモンドスライスも良いアクセントになっています!
ただ、サイズがかなり小振りなので人によっては物足りないかもしれません。(フレンチトースト1枚追加すると+400円)
前述した通り本店にもある名物メニューなのですが、本店の方はメニューの種類が多く1500〜2000円と価格帯がかなり違います。
今回ご紹介した濃厚クレームブリュレもレシピなど見えない部分はわかりませんが、見た目はほぼ同じ内容なので、フレンチトーストを食べるだけなら越谷店のがお値打ちな様に感じます。
本店のメニューも調べてみた所、ラインナップがほとんど変わっていなかったので驚きました!
この先も変わらず独自のスタイルを貫いていって欲しいですね。
お店HP
https://loncafe.jp/
【菓子工房 OAK WOOD】苺のフレンチトースト
今回は埼玉県春日部市にあるパティスリー「オークウッド」に行ってきました!
国内外の数々のコンクールで活躍し「現代の名工」「黄綬褒章」などを受賞しているトップパティシエの横田秀夫氏が2004年にオープンさせたお店。
春日部駅から徒歩20分程、大きめの駐車場もあります!

まるで絵本の中に入り込んだ様な世界観が広がっています。
中へ進んでいくとケーキ屋とカフェに分かれています。

右側がカフェです!
店内

木の温もりを感じるどこかホッとする雰囲気。敷地内の看板、店内の棚や装飾小物などの多くは横田シェフがDIYで制作した物です。
カフェスペースではランチタイムの軽食をはじめ、皿盛りデザート、ショップのショーケースで選んだケーキを食べることができます。
今回のフレンチトーストは限定メニュー!
レギュラーではありませんが、時折り季節限定として復活する人気メニューのひとつです。
【苺のフレンチトースト】1100円

自家製ブリオッシュを使用したフレンチトースト!
しっかりと形は保たれているもののナイフを入れるとスッと切れます。

外も中もしっとりふわふわ!
中はちゃんと火が入っておりブリオッシュとアパレイユが完全に一体化!
滑らかな舌触りで固めのプリンの様です!
口に運ぶと濃厚なバターの香り!
焼く際にキャラメルバターを使用しているそうで、普通のバター以上に香ばしい風味。
最早ケーキ…と言うよりもバターそのものを食べている様な上品でインパクトのある香りです!
味の面ではキャラメル感はそれほど主張しておらずあくまでプレーンですが、キャラメル特有のコクはしっかりと感じられます。

ホイップクリームは甘さ控えめ!ベリーの甘味を邪魔しない絶妙なバランス。
糖衣をまとったアーモンドはサクサク、パリパリと軽やかな食感のアクセント。
こちらはしっかりとした甘味があり、他のパーツと一緒に食べた時のバランスが考えられています。
濃厚なのに羽の様な軽さを兼ね揃えた非常に完成度の高い一皿です!
お店HPhttps://www.oakwood.co.jp/
【ease】アールグレイのフレンチトースト
今回やってきたのは大宮にあるカジュアルフレンチ&イタリアンのお店「ease」
大宮駅西口から徒歩3分程の所にあります!

陽当たりが良く開放的な店内。
一人でゆっくりするのにも良さそうです!
14時半〜17時のカフェタイムにはフレンチトーストが楽しめます。
フレンチトーストはメープルシロップ&ナッツと今回注文したアールグレイの2種類!
【アールグレイのフレンチトースト】660円

パンはハッキリと何かはわかりませんでしたが、重量感があり硬めでややもっちりとしていて、フォカッチャの様な他にはない少し変わった食感!
断面

中はパカっと割れていました!
特に何か入っているわけではありません。
写真の部分だけで見れば結構染みている様に見えますが、他の部分は浅く全体で見ると5割程の染み具合。
染み込んでいる部分が茶色いのでアールグレイアパレイユに漬けていることが伺えます!
食べてみるとふんわり香るアールグレイ香。
表面にはぷつぷつと細かい茶葉の様な物が見えるのでアパレイユに入っているか、焼く前に振りかけている様に感じます。

トッピングにはアールグレイと相性抜群のオレンジ、ホイップクリームが付いてきます!
フレンチトースト単体の甘さはそれほど強くなく、ソースやホイップクリームと合わせて丁度良いバランスになっています。
紅茶との相性は言わずもがな、フルーツ系のジュースなどと合わせるのも良さそうです!
お店HP
https://ease.foodre.jp/





