2004年04月05日

比較優位の原則 デビッド・リカード

比較優位の原則とは、自分が比較優位を持っているモノの生産に特化すれば、経済全体のパイが拡大して、全ての人の生活水準が向上する、という原則です。貿易は国
家間で利益を奪い合うものではない、ということです。マンキュー氏の教科書の例は比較優位をわかりやすく説明しています。

 マイケル・ジョーダンは、運動靴のTVCMに出れば2時間で1万ドル稼ぐことができます。また、ジョーダンは身体能力が優れているため、2時間で庭の「芝刈り」を終えることができます。一方、隣に住む女の子は、ジョーダンの庭の芝を刈るのに4時間かかり、この女の子はファーストフード店で4時間を働くと、20ドルを稼ぐことができるとします。

 ジョーダンは、隣の女の子よりも、芝を刈るのも2倍上手ですが、ジョーダンは芝刈りを女の子にまかせCM撮影に行くことで、1万ドルを得ることができます。また女の子は芝刈りの手間賃にジョーダンから20ドル以上もらうことができれば得をします。ジョーダンは女の子に対して「絶対優位」(CMも芝刈りも上手)を持っていますが、女の子は芝刈りではジョーダンに対して「比較優位」を持っており、比較優位分野に特化することで、お互いの利益を増すことができます。

「比較優位論」については、「寓話で学ぶ経済学」を読むとわかりやすいでしょう。

miyakuma at 12:56│Comments(0)TrackBack(0) 経済 

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