健康食品あれこれ
2015年04月09日
2015年4月5日9:00〜 NHKスペシャル「新アレルギー治療〜鍵を握る免疫細胞〜」
2015年4月5日9:00〜9:50 NHKスペシャル「新アレルギー治療〜鍵を握る免疫細胞〜」
番組の内容をアップしておきましょう。
アレルギーが、治療によって根治できるかもしれないという内容です。
★ Tレグ(制御性T細胞)
◎ Tレグは免疫の過剰な攻撃を制御する鍵
◎ Tレグをコントロールすれば、多くのアレルギー疾患の完治が可能だと考えられる
★ アレルギーは1960年代以降に急増している。(決してアレルゲンのせいではない)
◎ 2000年にはアレルギーの発症率は40%以上にも達している
★ アメリカ オハイオ州 に住むアーミッシュという人々
◎ アーミッシュには、アレルギーがほとんど見られない。
◎ 幼いころから家畜にふれあうという共通点
◎ 自給自足の生活で牧畜が盛ん
◎ 都会に暮らす人に比べて花粉症は20分の1アトピー性皮膚炎は10分の1
★ ドイツミュンヘン大学教授 エリカ・フォン・ムティウス博士
◎ 2012年アーミッシュの大規模調査
◎ 子どもの頃に家畜とのふれあうとアレルギーになりにくいという研究結果があった
◎ 子どもの頃の家畜とのふれあいの、有り無しがTレグ(制御性T細胞)増加に関係している
◎ 子どもの頃に家畜とふれあっている人のほうが、Tレグを35%多く持っていることがわかった
◎ 子どもの頃に家畜とふれあうとアレルギーが少なくなるのは、Tレグが増えるからだと博士は結論づけた
★ Tレグを発見した日本人 大阪大学教授 坂口志文(しもん)さん
(ガードナー国際賞受賞者)
◎ Tレグは20年前に発見されていた。
◎ Tレグは免疫細胞の攻撃を止める働きをしている
◎ Tレグは免疫細胞が害のない物質を攻撃するのを止めるよう、攻撃中の免疫細胞にはたらきかける
◎ 理論的には、Tレグを増やすことであらゆるアレルギーを根治させることができる
◎ Tレグは生後3歳くらいまでがもっとも増えやすいと考えられる。
(この時期に家畜とのふれあいを取り入れるとよいのかもしれない)
◎ 私たちの生活はキレイすぎる。キレイすぎることがアレルギーの引き金になる。
◎ Tレグは、入ってくる物質を識別する。
★ 誤ったアレルギー対策、育児編
◎ アレルゲンを徹底的に避ける(逆効果)
◎ 妊娠・授乳のときもアレルゲンを避ける(根拠がない)
◎ アメリカ小児科学会指針、アレルゲンを徹底的に避けるべきという指針が出た2000年の後もアレルギーは増加の一途をたどった。
◎ アメリカ小児科学会は、2008年に指針を撤回した。(アレルギー食品を避けることでアレルギーを予防できる証拠はないとしている)
★ 2015年2月 アメリカ アレルギー学会
◇ ロンドン大学教授 ギデオン・ラック 博士
◎ 子どもたちが非常に早い段階であえてピーナッツを食べることによって、ピーナッツアレルギーを予防できることが判明した。
◎ 600人以上の生後6ヵ月〜11か月の赤ちゃんを対象に
- 半数の300人には週3回以上ピーナッツを食べてもらう
- 残りの300人には徹底的にピーナッツを避けてもらう
◎ 5歳時点でのアレルギーの発症率
- 週3回以上食べた300人、発症率3.2%
- 徹底的に避けた300人、発症率17.3%
◎ ラック博士は、アレルギー食品を食べるとTレグが増えるのではないかと考えている
◎ マウスの実験では、アレルギー食品を食べたマウスでTレグの数が増えることがわかっている
◎ ヒトでもアレルギー食品を食べるとTレグが増えるかどうかは現在研究中である
※ 注意!! すでにピーナッツアレルギーの方はピーナッツを絶対に食べないでください
◎ 日本小児アレルギー学会(2005年)
妊娠中、授乳中の母親がアレルギー食品を避けることは食物アレルギーの予防策として勧められない
◎ アレルギーになっていない人はできるだけ色々なものを食べることが大事
◎ 子どもの環境をきれいにしすぎない
★ 大学生のポール・ジョーンズさん、重度のピーナッツアレルギー
◇ ロンドン大学教授 ギデオン・ラック 博士が調査にあたった
◎ 乳児湿疹のスキンケアのため、クリームを塗っていた
◎ スキンクリームの中に含まれるピーナッツオイルのせいでアレルギーになった
可能性を発見する
◎ 湿疹で皮膚のバリアーが壊れた場所には免疫細胞がアレルギー物質をとらえ、それを体内の免疫細胞に伝える。この回数が増えれば増えるほどアレルギーはひどくなる
◎ 炎症などで皮膚のバリアが壊れた場所から食物のたんぱく質が侵入してしまうと
体はこれを寄生虫のような外敵と勘違いしてしまいます。それを拒否しようとして、アレルギーを発症してしまうのです(ロンドン大学教授ギデオン・ラック博士)
◎ 腸から入ってもアレルギーにならない。しかし、肌から入ると強いアレルギー反応が起きる
◎ 湿疹のある方が、お蕎麦屋に就職して、そばアレルギーになって、続けられないから、今度はお寿司屋さんで修行していたら、今度は魚アレルギーになって、今度はパティシエになろうと洋菓子店で働いたら、小麦アレルギーになって、という報告もある。
◎ 皮膚から入る、気道からから入るなどするとアレルギーになる可能性が高まる。
★ アレルギーの完治を目指す最新治療 (舌下免疫療法)
◎ 千葉大学医学部 治療効果を確かめる実験 スギ花粉を天井から降らせる部屋
◇ 舌下免疫療法 スギ花粉が入った液体を舌下にたらす
- 少しずつ、花粉を体内に入れることで、攻撃細胞の反応を抑えて、Tレグを増やす療法
- データ ― 千葉大学医学研究院 岡本美孝教授 -
舌下免疫療法による、Tレグ数の変化
- 改善有 Tレグ数増加
- 改善無 Tレグ数増加率が低く2年で元に戻る
------------------------------------------------
◇ 千葉大学 教授 岡本美孝博士
舌下免疫療法は効果に限界があるし治療期間も長い
◇ 舌下免疫療法は去年から保険適応で病院で受けることができる
◇ アレルギー性鼻炎に対するダニ舌下免疫療法も年内に始まる予定
★ お米を食べる療法(花粉の成分を大量に含むお米)
-- 農業生物資源研究所 高野誠さん --
◎ 花粉に含まれるたんぱく質のうち、Tレグ細胞増加に関係する
場所を取り出す。そこから危険なアレルギー反応を引き起こす場所を
取り除く。
◎ そうして、この成分をお米の中に入れた
◎ もしこの花粉症治療米が実用化されれば、根治療法になると考えている。
みなさんにお米を食べてもらうだけで、
※ これまで50人に臨床試験が行われた。
- 2か月間お米を食べた結果、Tレグが増え、花粉の攻撃細胞の働きが抑えられたと思われる結果が得られた。(花粉の攻撃細胞の働きが8週間で50%も減少していた)
◇ 5年後の実実用化を目指して、研究が進んでいる。
◇ 腸間から吸収することでTレグを増やし、アレルギーを抑えることが可能だとわかってきた
★ 治らない病気と思われていたアレルギーが、制御性T細胞(Tレグ)の発見によって
今アレルギーを予防し、治療できる可能性が見えてきました。
深刻な現代病の一つであるアレルギーをついに押さえ込めるその時が、近づいているのかもしれません。
番組の内容をアップしておきましょう。
アレルギーが、治療によって根治できるかもしれないという内容です。
★ Tレグ(制御性T細胞)
◎ Tレグは免疫の過剰な攻撃を制御する鍵
◎ Tレグをコントロールすれば、多くのアレルギー疾患の完治が可能だと考えられる
★ アレルギーは1960年代以降に急増している。(決してアレルゲンのせいではない)
◎ 2000年にはアレルギーの発症率は40%以上にも達している
★ アメリカ オハイオ州 に住むアーミッシュという人々
◎ アーミッシュには、アレルギーがほとんど見られない。
◎ 幼いころから家畜にふれあうという共通点
◎ 自給自足の生活で牧畜が盛ん
◎ 都会に暮らす人に比べて花粉症は20分の1アトピー性皮膚炎は10分の1
★ ドイツミュンヘン大学教授 エリカ・フォン・ムティウス博士
◎ 2012年アーミッシュの大規模調査
◎ 子どもの頃に家畜とのふれあうとアレルギーになりにくいという研究結果があった
◎ 子どもの頃の家畜とのふれあいの、有り無しがTレグ(制御性T細胞)増加に関係している
◎ 子どもの頃に家畜とふれあっている人のほうが、Tレグを35%多く持っていることがわかった
◎ 子どもの頃に家畜とふれあうとアレルギーが少なくなるのは、Tレグが増えるからだと博士は結論づけた
★ Tレグを発見した日本人 大阪大学教授 坂口志文(しもん)さん
(ガードナー国際賞受賞者)
◎ Tレグは20年前に発見されていた。
◎ Tレグは免疫細胞の攻撃を止める働きをしている
◎ Tレグは免疫細胞が害のない物質を攻撃するのを止めるよう、攻撃中の免疫細胞にはたらきかける
◎ 理論的には、Tレグを増やすことであらゆるアレルギーを根治させることができる
◎ Tレグは生後3歳くらいまでがもっとも増えやすいと考えられる。
(この時期に家畜とのふれあいを取り入れるとよいのかもしれない)
◎ 私たちの生活はキレイすぎる。キレイすぎることがアレルギーの引き金になる。
◎ Tレグは、入ってくる物質を識別する。
★ 誤ったアレルギー対策、育児編
◎ アレルゲンを徹底的に避ける(逆効果)
◎ 妊娠・授乳のときもアレルゲンを避ける(根拠がない)
◎ アメリカ小児科学会指針、アレルゲンを徹底的に避けるべきという指針が出た2000年の後もアレルギーは増加の一途をたどった。
◎ アメリカ小児科学会は、2008年に指針を撤回した。(アレルギー食品を避けることでアレルギーを予防できる証拠はないとしている)
★ 2015年2月 アメリカ アレルギー学会
◇ ロンドン大学教授 ギデオン・ラック 博士
◎ 子どもたちが非常に早い段階であえてピーナッツを食べることによって、ピーナッツアレルギーを予防できることが判明した。
◎ 600人以上の生後6ヵ月〜11か月の赤ちゃんを対象に
- 半数の300人には週3回以上ピーナッツを食べてもらう
- 残りの300人には徹底的にピーナッツを避けてもらう
◎ 5歳時点でのアレルギーの発症率
- 週3回以上食べた300人、発症率3.2%
- 徹底的に避けた300人、発症率17.3%
◎ ラック博士は、アレルギー食品を食べるとTレグが増えるのではないかと考えている
◎ マウスの実験では、アレルギー食品を食べたマウスでTレグの数が増えることがわかっている
◎ ヒトでもアレルギー食品を食べるとTレグが増えるかどうかは現在研究中である
※ 注意!! すでにピーナッツアレルギーの方はピーナッツを絶対に食べないでください
◎ 日本小児アレルギー学会(2005年)
妊娠中、授乳中の母親がアレルギー食品を避けることは食物アレルギーの予防策として勧められない
◎ アレルギーになっていない人はできるだけ色々なものを食べることが大事
◎ 子どもの環境をきれいにしすぎない
★ 大学生のポール・ジョーンズさん、重度のピーナッツアレルギー
◇ ロンドン大学教授 ギデオン・ラック 博士が調査にあたった
◎ 乳児湿疹のスキンケアのため、クリームを塗っていた
◎ スキンクリームの中に含まれるピーナッツオイルのせいでアレルギーになった
可能性を発見する
◎ 湿疹で皮膚のバリアーが壊れた場所には免疫細胞がアレルギー物質をとらえ、それを体内の免疫細胞に伝える。この回数が増えれば増えるほどアレルギーはひどくなる
◎ 炎症などで皮膚のバリアが壊れた場所から食物のたんぱく質が侵入してしまうと
体はこれを寄生虫のような外敵と勘違いしてしまいます。それを拒否しようとして、アレルギーを発症してしまうのです(ロンドン大学教授ギデオン・ラック博士)
◎ 腸から入ってもアレルギーにならない。しかし、肌から入ると強いアレルギー反応が起きる
◎ 湿疹のある方が、お蕎麦屋に就職して、そばアレルギーになって、続けられないから、今度はお寿司屋さんで修行していたら、今度は魚アレルギーになって、今度はパティシエになろうと洋菓子店で働いたら、小麦アレルギーになって、という報告もある。
◎ 皮膚から入る、気道からから入るなどするとアレルギーになる可能性が高まる。
★ アレルギーの完治を目指す最新治療 (舌下免疫療法)
◎ 千葉大学医学部 治療効果を確かめる実験 スギ花粉を天井から降らせる部屋
◇ 舌下免疫療法 スギ花粉が入った液体を舌下にたらす
- 少しずつ、花粉を体内に入れることで、攻撃細胞の反応を抑えて、Tレグを増やす療法
- データ ― 千葉大学医学研究院 岡本美孝教授 -
舌下免疫療法による、Tレグ数の変化
- 改善有 Tレグ数増加
- 改善無 Tレグ数増加率が低く2年で元に戻る
------------------------------------------------
◇ 千葉大学 教授 岡本美孝博士
舌下免疫療法は効果に限界があるし治療期間も長い
◇ 舌下免疫療法は去年から保険適応で病院で受けることができる
◇ アレルギー性鼻炎に対するダニ舌下免疫療法も年内に始まる予定
★ お米を食べる療法(花粉の成分を大量に含むお米)
-- 農業生物資源研究所 高野誠さん --
◎ 花粉に含まれるたんぱく質のうち、Tレグ細胞増加に関係する
場所を取り出す。そこから危険なアレルギー反応を引き起こす場所を
取り除く。
◎ そうして、この成分をお米の中に入れた
◎ もしこの花粉症治療米が実用化されれば、根治療法になると考えている。
みなさんにお米を食べてもらうだけで、
※ これまで50人に臨床試験が行われた。
- 2か月間お米を食べた結果、Tレグが増え、花粉の攻撃細胞の働きが抑えられたと思われる結果が得られた。(花粉の攻撃細胞の働きが8週間で50%も減少していた)
◇ 5年後の実実用化を目指して、研究が進んでいる。
◇ 腸間から吸収することでTレグを増やし、アレルギーを抑えることが可能だとわかってきた
★ 治らない病気と思われていたアレルギーが、制御性T細胞(Tレグ)の発見によって
今アレルギーを予防し、治療できる可能性が見えてきました。
深刻な現代病の一つであるアレルギーをついに押さえ込めるその時が、近づいているのかもしれません。