ぎっくり腰はもう大丈夫。
心配させちゃって、すみませんでした。
ありがとね〜。

季節の変わり目は
心身共にどうも不安定で
何だかどう過ごしていいのか
よくわからないようなとこ、あります。

毎日クルクル気分が変わる。
あたしが変わらなくても、周囲が変わる。
まあ、それも今に始まったことじゃないといえばそうだけど。

小説をね、読んでたんですよ。
ここんとこ。

本屋
小説はね、あたし、読めない時は読めないの。
自分の心の中にあるものが、
ゴチャゴチャしてて不安定なとき、
というか、
自分に自信がないとき、
というかな、
そういうときは、
知らん人が書いた
愛だの恋だの人生だの、なんか、
手にとれないって思う。


しかも、うちの近くの啓○堂書店は、
改装されてから、あたしがピンとくる書籍が減ったような気がして、
いつも入ってみちゃあ、
手ぶらで出てくるの繰り返し。
あれは一体なんなんだろね。
並べ方が悪いのかしら。

しかしまあ、春だしね、
どうも地に足がつかないような浮き足立ってしまうような気分のときに、
今回はもう逆療法、みたいなつもりでさ、
どうせ迷ってんだから、
とりあえず小説でも読みあさって
もっとグルグルかき混ぜてしまおうと、
あたし得意の「ヤケクソ」的思考で、
あれこれ読み散らかしてみました。

やっぱり、村上春樹は、すごい。
を、確認。

しかし、苦手な小説にもあたるわけです。
昔ここにも書いたことあるけど、
作者が真ん中にいてくれない作品、
あたしはダメでね。
暴力とか、殺人とか、風俗とか、ドラッグとか、嫉妬とか、恨みとか、執着とか何でもさ、
世の中にあるものだからそれを扱うのは全然いいけど、
そういうセンセーショナルなもの並べるだけ並べたくせに、
で?なんなの?ってのがすっぽかされてるのは気持ち悪い。

まあしかし、そういう小説のが
実際は売れたりしてんのね。
「愛」という名のもとに。

ハナクソ、ぷいっ。


例えばね、太宰治とかは、好みかというとかなり好みじゃあないが、気持ち悪くはないわけさ。
改めて手にとってみると
相変わらず、…もう生きてないのに「相変わらず」もないけどね、
相変わらず、この人グズグズグズグズしてんなあ、とは、思う。
太宰の場合、あたし自身のことは棚にあげれるグズグズぶりだからね!
それが彼の中心にあることが了解できたりするから、読みすすめるうちにちょっと微笑ましくなってしまったりする。
いずれにしろ、人は死ぬまでは生きるのだと、思わせてくれるようなとこもある。



しかし、宮咲、
ハナクソを、ヤケクソで、
読み続けてしまう習性を持っているので、やっかいなのだわ。
ベストセラーというのは、
読ませるテクニック、あるのよね。
ああ、気持ち悪いのに、やめられない。参った参った。

そんなある日に、
今日はもう、書を捨てて街に出ることにしようと、思いました。

まあね、自分の不安定やら不機嫌やらを、
こうして散々、小説や季節なんかのせいにしてはみましたがね、
ほんとはそのせいばかりじゃあないだろうと、薄々思ってますよ。もちろん。


出かけた先は渋谷のライブバー七面鳥。
つげ友之介プレゼンツ
『シンガーズハイ↑』
今回で4回目。

生身の人間が
自分の言葉と自分の体で、
音楽をかなでる。

それを味わう。

いいに決まってる。

今回は神田愛美ちゃんという、
若くてキラキラした女性シンガーがゲストだったからよけい、かな、
トモノスケやジョーちゃんが磨いてきたものは、
単なるテクニックやキャリアや経験や年の功みたいなものだけじゃなく、
もう一回りしてさらに輝きを放つ初々しさやまっすぐな力で、
それらががっつり加算されたように
あたしには見えたのだ。


あたしのとなりに愛美ちゃんの友達の
可愛い女の子が2人、一緒に座っててね。リエちゃんとエミちゃん。
まだ20歳くらいの大学生。
初対面だったにもかかわらず、
なんだろね、ライブの合間に、
彼女らと少しずつ色んな話をした。

「街には沢山沢山人がいて、
自分もその中のひとりとしているのに、
何がホントで何がウソだか、
わからなくて怖くなることあるんです」

「自分の周りの人が喜んでくれることと、自分自身の魂が喜ぶことが、
時に一致しないような気がして、
迷ってしまうんです」

「今をここにあるものを大切にしなかったら、自分の未来も、大好きな人も大切になんてできないのに、
たったそれだけのことが、
出来なくなるときがあるのは何でだろう」

あたし、彼女らより、20年近く先に生きてはいても、
この彼女らに答えるべき明確な言葉なんて持ってない。
むしろこれは、
今尚、あたしが、日々、抱えてることだ。

あたしは、彼女らを前に
なんでだかわからないけど、
少し、鼻の奥がツンとした。
悲しかったんじゃないよ。
嬉しかったのよ。
この日にこの人たちに会えて。
彼女らもあたしらに会えて絶対よかったに違いないけど!
そして、彼女らがどうやって生きていくのかもっともっと聞かせて欲しいと、
そう思ったな。


さすが、
シンガーズハイ↑。

見知らぬ人たちと、
こんな会話をさせちゃうライブ、
なかなかないよ。

興奮さめやらぬ、あたし。
由衣やら、博美やら、たかちゃんやら、
ライブに集まってた大人の美女たちとも、
久々にワイワイとお喋りし続けて
気づけば夜が明けていた。




家に帰って少し寝りゃいいのに
あたしは懲りずに
ハナクソ小説の続きを
一気に
最後まで読んでみた。

小説は終わるけど
あたしの人生まだまだ終わらん。
そう、思ったら
何だか笑っちゃったね。