今月16日に発売の『絵師100人 100 masters of Bishojo painting』という本に紹介されることになりました。
プロ・アマ問わずに『絵師100人』という区切りで選出された100人が、代表作の画像込みで紹介されるような本です。
もちろん、その区切りはこちらの出版社さんの独断なので、誰にも異論が無いようなものではないと思います。
もっとも、基準が明確であろうと無かろうと、誰にも納得の100人を選ぶ事なんて、できるとは思えませんけれど。
さて、こちらの本なのですが、先月さる編集の方と話している時に、話題に上がった事がありました。
自分が何とも感じていなかったところで、その編集の方が驚かれたポイントがあったのです。
それは、掲載料が無い事です。
言われてみれば、それは確かに編集をしている方なら気になるかと思いました。
通常、書き下ろしの原稿でなくても誌面として使用されるなら掲載料、あるいは再掲載料が発生します。
しかしその額は、出版社によってかなり開きがあるものの、そう気にするほどの額ではない事が殆どです。
例えば今回の場合なら、掲載料の事は触れられなかったので気にも留めないで、紹介ページに載るというだけでOKした作家さんが大多数だと思います。
自分も掲載絵の選択や掲載許可の確認など、全ての作業を先方に任せて自分は何もしない条件だけで、掲載にOKを出しました。
そうすると、なるほど出版社にしてみれば多数のイラストを掲載しておきながら、書き下ろしの表紙以外は原稿料も掲載料も無いような刊行になるわけで、同業の編集をしている方からすれば驚かれるのも納得です。
もっともそういう辺りは購入する読者には関係の無いところなので、『絵師』と呼ばれる業界人の一面を俯瞰するには手ごろな本だと思います。
自分もまだ学生で趣味でCGを始めたころ、同じような「ネットで集まった絵師」を集めた本を何冊も買っていました。
CGをやり始めの頃の、自分の作風をどういう方向に持っていくか……誰の作風を模倣して練習するかを試す段階で、こういう本は役に立ったりします。
ただし、当時と違って今ならネットでもっと楽に俯瞰が利くような気もします。
紙の良さと表紙絵の数晴らしさを求めるならどうぞ。
※追記(2009/12/5)
各作家に送られてくる見本誌に「お礼」が付いてくるというシステムになったようです。
あまり聞いたことの無いやり方ではありますが、掲載料とみなせば無料ではなくなった形になりました。