2012年02月

2012年02月21日

気持ち

介護経験が、今年で15年になりました。
月日が経過するのは、早いものです。
18歳でこの道に入り20歳から実際に現場で働いています。
今でも、お年寄りを敬う気持ちは忘れないです。

少しショックなことがありました。
僕の祖父の話です。

僕は母一人、子一人の環境で育ちました。
その割に、何不自由なく暮らすことが出来たと思っています。
それも、近くにおじいさんとおばあさんが住んでいたので、何かあれば、そこに行けば大概の要件は済ますことが出来たからです。

爺さんの職業は”窯焼き”で朝は陽が昇る前から働いた自慢の働き者の爺さんです。
口数は少ないし、照れ屋で社交的とは言いにくい爺さんです。
80歳を過ぎても時々自慢の愛車のカブに乗っていました。

そんな爺さんですが、昨年末に転倒し、病院に入院をしています。
年をとり、ボーっとした時間が長かったのか、最近少し、認知症があるようです。
最近では、オムツはずしもするようで、病院から

「つなぎを着せても良いでしょうか・・・。」

と言われました。

「つなぎ」とは「つなぎ服」の事で、自分で脱ぎ着が出来ないように、鍵やロックが付いている服です。
自分が介護の道に入った時に「つなぎ」は”人”としてどう思うかと散々言われてきたので、
当然、自分の答えは「ノー」です。
しかし、看護してもらっている立場からすると「イエス」と答えていました。

「家族の気持ちに立つ」「利用者様の気持ちに立つ」「その人の気持ちに立つ」

介護の業界ではごくごく当たり前のことで、自分も後輩等にはよく言う言葉です。
その、ごくごく当たり前に伝えているこの言葉にある意味の重みを再認識しました。

爺さんは必ず、普段の服を着れる環境を作りたいと介護をしているものとして強く思います。







miyamura333 at 21:21|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2012年02月10日

親からの贈り物

僕の介護にとって大切な物の一つが「目線の高さ」です。

スタッフの資質が一番出るのも目線の高さだと思います。

学生の時に1日車いす体験というのがプログラムにありました。
車いすに座ると、周りの学生たちの会話が僕の頭の上で飛び交っているのがやたら気になりました。(疎外感です。)
また、膝を折らずに話をする学生には、なんとなく責められている感じもしてしまいました。(実際はそんなことはありません。)

僕の介護の軸は、「相手が自分のとった行動によりどのようにとらえるかです。」言い換えるなら自分がされて嫌なことは相手にもしない。

これはまさしく、小さな頃から親に言われ続けた事の一つです。
昔は、耳にタコだと思っていたのですが、少し大人になり、やっとその意味を理解しました。


miyamura333 at 00:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)