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2012年07月

【新掲載】ガジェット通信「GIGAMEN」

新しくガジェット通信「GIGAMEN」で書かせていただくことになりました

コンセプトは「子どもの時につくった秘密基地やガレージのような男のための夢あふれる空間の創造」
GEAR/IT、スタイル、ボディ、エンターテイメント、ドリンク、ドライブなどに分けて世界各国の新しい製品やサービスを紹介していきます。

今のところレトロな電動自転車や、オシャレで使えるカクテル用メジャーカップの紹介をしたのですが、技術的に優秀かつデザイン性に優れた新しいものが日々たくさん出ているんですネー
スバラシイ!やはりデザイン大切です。
男子ものですが、女子目線の意見も交えつつ書いていこうと思います。

それとsns。
数は多いし使い方が良く分からなくて迷っていたのですが、
基本的にツイッター@Miyano0928で記事の情報を更新していこうと思います。気軽そうだし、トリのマークが可愛いので
ネットに弱すぎるので、強くならないといけないですねー

奈良に恋して

正式に、奈良を離れることが決まりました。
1年半のナライフでしたが、地方なら実家よりも永住したいくらい、奈良を好きになってしまいました。

奈良の人は、のんびり穏やか。
来たことのある方は分かると思いますが、古都でも京都とは違い、極端に商売っ気のない土地です。

子連れなこともあるけど、100mくらいの小さな商店街には、挨拶だけの知り合いが10人はいる。
八百屋さんやお菓子屋さんは、3回行けば覚えてくれる。
東京でも行きつけの美容室はできなかったのに、奈良に来て初めてできた。
商売で話をしない、本当に大切なことで会話してくれるような、根がいい人が多い。

正直世間と15~30年くらい時間がズレてると思うところもあります。
ヤンフィーさんが集まってしまうのでお祭りの時はコンビニが締まっちゃうとか・・・最早コンビニじゃない。
マイペースな土地というか、そんなところも好き。

少し行けば大好きなお寺はあるしね。大阪は近いし。
遠かったけど奈良市には、若い人が好きにやってるカフェやアート的な場所が多いし。
奈良市なら、東京の次に永住したい。本当に惚れてしまった。

最近は奈良を盛り上げようってイベントも多いから、参加したかった。
関西弁が耳に馴染んでいる。
テレビも、関西の番組がすっかり当たり前になった。
知り合いがいなくても、この土地だから笑いながら息子と向き合えたんだと思う。
奈良という、場所に助けられた。

奈良を離れることが、自分にとってここが観光地になってしまうことが、信じられない。

しばらくは実家か東京かな。残りのナライフを楽しみます。
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「孤独か、それに等しいもの」

情けない話ですが、7年くらい?忘れられないことがあって
前から後ろから横から上から下から、何をどー言われても、どう考えても忘れることはできなくて
あーあとはもう時間の流れに任せよ、と覚悟を決めたのが4年前。

でも時間に任せるほど苦しいことはないね。結局いつも頭の片隅にある。
もう地球の裏側どころか、宇宙に飛び立ちたいですよっていう状態を続けて、最近本棚の本を読み漁っていたら。

久しぶりに開いた大崎善生さんの「孤独か、それに等しいもの」。
この本に、解決の糸口が。

短編集ですが、個人的には「八月の傾斜」が印象的。
恋人を亡くしたり、双子の妹を亡くし、頭の一部が時間が進んでいない人たちの苦悩と、それを乗り越えていく話。
忘れられないことがある人にお勧め。
記事にしようと思ったんだけれど、こっちにしました。
簡潔に書き過ぎたけれど、誰かを亡くしたとまではいかなくても、夢や自分の想いを無くした人、無くしたものをどうしても頭から無くせない人にお勧めです。

実は大崎さんは昔のバイト先によく来ていて、そのバイト先は大崎さんの小説にも出ていて
よし!今日こそは話しかけよーと毎回ドキドキして、ドキドキして、ドキドキして、気付いたら今。
もう店自体なくなったので会うこともないけれど、あの街に住む作家さんの作品は、やまだないとさんはじめ感覚が合う。
だから今でも住みたい街なんだろうな。

最近今まで読んだことのない作家さんの本を読んでいて、直木賞受賞作とかも読むんだけど、感覚が合う人って本当に少ない。
ストーリーはいいと思うけど、読んでも喉を通らないというか。
感覚が合う人だと、乾いた体に水をぐびぐび飲むように、言葉が入ってくる。
それは作家さんが何を盾に小説で勝負しているのかと、人柄や視点で違うのだと思う。

そしてどちらかと言うと、作品の好き嫌いを、ストーリーよりは感覚で選んでいる気がする。
カフェを選ぶ時に、美味しさよりは雰囲気で選ぶように。
物を買う時に、デザインを重視するように。

よしもとばななさんの言うように、人って物事の選び方も共通しているものですね。

話がそれましたが「孤独か、それに等しいもの」。本当にお勧めです。
プロフィール
宮野茉莉子

ライター/コラムニスト

84年生まれ。哲学好きで、親子共に「考える力」で自分らしく生きるための記事を執筆中。

☆詳しいプロフィール☆

(→http://blog.livedoor.jp/miyano0928/archives/36649291.html)
プロフィール

miyano0928

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