ライターしつつ、現場でもお手伝いしたい。
ということで子育て支援のお手伝いをすることとなり、先日とある会議に出てきました。
そこで改めて、「子育て支援者側の意識」について考えさせられました。
というか、今まで支援を受ける側だった私が、
する側になろうとする段階で違和感を感じたことを覚えておきたくてメモ。
■余裕があるから「良きママ」でいられる
今回は、ボランティアという形のお手伝い。
とある人は「余裕がなければボランティアはやれない」とおっしゃっていました。
また、違う人は「仕事があるから、自分はボランティアもできている」とも。
これ、ボランティアだけでなく、ママ業も同じです。
世間一般の「良きママのイメージ」。
料理上手で、何でも手作りで、家事それぞれのクオリティーも高くて、マメで、季節の行事を大切にして…
これも、生活と心に余裕があるからこそ、できることなんです。
これからの子育て支援者は、この「良きママ像が当たり前」と思ってはいけない。
押し付けてはいけない。
そう、つくづく感じました。
特に、離婚が増えているこれから。
シングルマザーが増えるこれからは、尚更です。
■シングルマザーの生活には3つの余裕がない
私自身は中学2年生で父が癌で死に、それ以降はシングルマザー家庭で育ちました。
だから不幸だったとは、今では1mmも思ってなくて。
山奥から、自営業で東京の私大に（浪人までして…）出してくれた母を、心から尊敬しています。
自分が社会人になり、同じく自由業となると、なかなかできない…というか無理、とも実感しますよね。
（ちなみにシングルマザー家庭でも、子どもの受け取り方は全て母親次第です。私も父を亡くした当初は自分は不幸だなと思ったこともありますが、今は全くそうは思わない、どころか母と父の子で良かった！と思っています。それは母が、子どものためを第一に考えてくれたからですね。母親次第で不幸は幸に変えられますよ）
ただ、生活はやっぱり大変です。
まず、圧倒的に「時間がない」んですよね。
季節の行事を楽しむ時間どころか、毎日の家事の時間もない。
丁寧にやる、というレベルでなく、やる時間さえないんですね。ベースが違います。
仕事第一で、平日にゆったりした家族の時間もないです。
土日も仕事をすることも多く、生活や家族団らんに回す時間も、あまりありません。
「心の余裕」と「お金の余裕」もありません。
この2つは、密接に繋がっていますね。子を育てられるのは、自分1人ですから。
いくら働けど、不安は拭えないでしょう。
何かを選べば、何かを犠牲にしなければいけない―
それは誰でも同じですが、当たり前ですが、体1つでは選べるものの量が少ないんです。
それが良い悪いという話でなく（私は悪いとは思っていません）、
そういった事実をもっと知ってほしいな、とは思いますね。
こういった生活スタイルの方が、今後増えていくでしょう。
■「若いから」「理解できない」で片付けない
余裕のない生活だと、世間一般的な「良き母」を目にしていません。
だから自分が親になって、分からないことも多いんです。
私はわりと自己流で家事や冬至だぜ！豆まきだぜ！とイベントもしますが、そもそも知らないことも多いです。
それでも、学んでやっていけばいいと思っているし、それでやっていけます。
ところが、世間はそうは思ってくれない、と今回感じたのです。
「今の子は」「若いから」「理解できない」で片付けたり、
「どーなのそれ？」と最初から非難の目で見たり、
「こうすべきでしょ！」と押し付けたり。
こうやることで、支援者が居場所をなくさないであげてほしい。
そう感じました。
◼︎フラットでいる
私自身は、フラットにいたいなと思います。
話を聞いていると、実際は驚くこともたくさんありそうです。
線引きも、かなり難しそうです。
でも聞き手である自分は、フラットな心持ちでいたい。
アドバイスはしても、判断は下さない。
居場所作りをしたい。
まだまだ人前で言うには時期尚早ですが、いずれ親のいない子どもの支援もできたらなと思っています。
できれば現場で。
とりあえず今は、勉強勉強の日々です。
ということで子育て支援のお手伝いをすることとなり、先日とある会議に出てきました。
そこで改めて、「子育て支援者側の意識」について考えさせられました。
というか、今まで支援を受ける側だった私が、
する側になろうとする段階で違和感を感じたことを覚えておきたくてメモ。
■余裕があるから「良きママ」でいられる
今回は、ボランティアという形のお手伝い。
とある人は「余裕がなければボランティアはやれない」とおっしゃっていました。
また、違う人は「仕事があるから、自分はボランティアもできている」とも。
これ、ボランティアだけでなく、ママ業も同じです。
世間一般の「良きママのイメージ」。
料理上手で、何でも手作りで、家事それぞれのクオリティーも高くて、マメで、季節の行事を大切にして…
これも、生活と心に余裕があるからこそ、できることなんです。
これからの子育て支援者は、この「良きママ像が当たり前」と思ってはいけない。
押し付けてはいけない。
そう、つくづく感じました。
特に、離婚が増えているこれから。
シングルマザーが増えるこれからは、尚更です。
■シングルマザーの生活には3つの余裕がない
私自身は中学2年生で父が癌で死に、それ以降はシングルマザー家庭で育ちました。
だから不幸だったとは、今では1mmも思ってなくて。
山奥から、自営業で東京の私大に（浪人までして…）出してくれた母を、心から尊敬しています。
自分が社会人になり、同じく自由業となると、なかなかできない…というか無理、とも実感しますよね。
（ちなみにシングルマザー家庭でも、子どもの受け取り方は全て母親次第です。私も父を亡くした当初は自分は不幸だなと思ったこともありますが、今は全くそうは思わない、どころか母と父の子で良かった！と思っています。それは母が、子どものためを第一に考えてくれたからですね。母親次第で不幸は幸に変えられますよ）
ただ、生活はやっぱり大変です。
まず、圧倒的に「時間がない」んですよね。
季節の行事を楽しむ時間どころか、毎日の家事の時間もない。
丁寧にやる、というレベルでなく、やる時間さえないんですね。ベースが違います。
仕事第一で、平日にゆったりした家族の時間もないです。
土日も仕事をすることも多く、生活や家族団らんに回す時間も、あまりありません。
「心の余裕」と「お金の余裕」もありません。
この2つは、密接に繋がっていますね。子を育てられるのは、自分1人ですから。
いくら働けど、不安は拭えないでしょう。
何かを選べば、何かを犠牲にしなければいけない―
それは誰でも同じですが、当たり前ですが、体1つでは選べるものの量が少ないんです。
それが良い悪いという話でなく（私は悪いとは思っていません）、
そういった事実をもっと知ってほしいな、とは思いますね。
こういった生活スタイルの方が、今後増えていくでしょう。
■「若いから」「理解できない」で片付けない
余裕のない生活だと、世間一般的な「良き母」を目にしていません。
だから自分が親になって、分からないことも多いんです。
私はわりと自己流で家事や冬至だぜ！豆まきだぜ！とイベントもしますが、そもそも知らないことも多いです。
それでも、学んでやっていけばいいと思っているし、それでやっていけます。
ところが、世間はそうは思ってくれない、と今回感じたのです。
「今の子は」「若いから」「理解できない」で片付けたり、
「どーなのそれ？」と最初から非難の目で見たり、
「こうすべきでしょ！」と押し付けたり。
こうやることで、支援者が居場所をなくさないであげてほしい。
そう感じました。
◼︎フラットでいる
私自身は、フラットにいたいなと思います。
話を聞いていると、実際は驚くこともたくさんありそうです。
線引きも、かなり難しそうです。
でも聞き手である自分は、フラットな心持ちでいたい。
アドバイスはしても、判断は下さない。
居場所作りをしたい。
まだまだ人前で言うには時期尚早ですが、いずれ親のいない子どもの支援もできたらなと思っています。
できれば現場で。
とりあえず今は、勉強勉強の日々です。
