タカラジェンヌの太平洋戦争RR誕

2009年05月31日

水野英子の「ローマの休日」

DVC00374a 水野+「ローマ」で思わず「いやぁ〜映画って本当に・・・」と例のフレーズが口を突くがそっちではなく・・・。

原作:映画「ローマの休日」、水野英子著、祥伝社刊「ロマ×プリクラシック」シリーズ開幕の1冊。ロマンチック プリンセス クラシック だそうである。

トキワ荘の住人、大御所女流漫画家の水野先生が、1963年の「りぼん」別冊に描いた作品。後書きによると、当時は著作権の意識も無く(低く)、また映画会社は「宣伝になる」として、タイアップ漫画を描く事をむしろ歓迎していたからこそ、このような作品が有りえたそうだ。

著作権意識の高まった現在、復刻できず幻の作品となっていたが、2007年に映画の保護制作期間50年が終了し、本作の再使用が可能になったとのこと。

DVC00375a 中味は御覧のようで・・・。半世紀前の作品だから、古めかしい少女漫画に見えるのは当たり前だが、元の映画の物語・ギャグ・情感を極力損なわず、少女読者向けにコンパクトに上手くまとめてあって楽しめる。王女が始めて目にする下町の賑やかなマーケット風景など、手塚的モブシーンの処理がしてあって、手塚ファンとしてもニヤニヤする。

堅苦しい行事尽くめで疲れ切ったアン王女。夜の窓から流れ込む軽快なダンス音楽に誘われ宮殿から見下ろすと、庶民のダンスパーティらしきものが見える。木々の梢をすかして、灯された沢山のランプ。笑いさんざめく楽しげな男女のシルエット。それらを憧れの眼差しで見る王女のシーンがなかなか良いなあ・・・。

「ロマ×プリクラシック」は、本文の紙質をもうちょっと良くしてくれるといいのだが、特製カラーポストカード2枚付きで743円だから、まあ、相場かなあ。なんにしても幻の漫画を見せてもらって有り難い♪。

miyanobspage at 22:49│Comments(0)マンガ 

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