きたー、これぞまさに、ザ・青春映画。
もう、おっちゃん、おばちゃんが見たら、ちょっとこっぱずかしく顔を赤らめながら、青春時代のイタイ思い出に浸っちゃうよ。
もう、自分のことを「レディ・バード」って呼んでちょうだいってところから、ねえ。

18歳の青春。
田舎町のサクラメントが大嫌い、もう、さっさと大学進学して出ていっちゃうんだからね。
母はもういろいろ事細かすぎて、うざい。
そのうえ、自分を愛してくれてない、イヤダイヤダ。

性に目覚め、恋に揺れるオトメゴコロ。
って、恋じゃないよ、だたのオモイコミで、あっちふらふらこっちゆらゆら。
でも、初体験を母に相談したりって幼い一面も。

まあとにかく、向こう見ずで、思いつきばかり、大胆だけど、不安定。
自分のことしか見えてない。
それが青春ってやつだ。

でも、愛するがゆえに忌み嫌っていることに気づき、認めた時にちょっと大人になる。
注意を払うってのは愛するってこと。
故郷サクラメントも自分の母親も。

レディ・バードを脱ぎ捨て、クリスティンを名乗った時、おじさんのアタマんなかには、「大人の階段のーぼる〜」って使い古された歌が降臨しましたさ。

ee62997430745f1a copy