2019年02月24日

やばい、片野坂サッカーが、見つかっちゃった-J1開幕戦 鹿島VS大分-

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ダニエルの訃報は悲しくショックであったけど、実はなんだか実感が湧いてこなかった。
本当のことなんだろうか、地球の裏側で実際にあったことなんだろうかと。
どこか、つかめないものをつかむような。

バーモバモ、ダニエール、バーモダー二エール。
ゴール裏にダニエルの幕が垂らされ、ブラジル国旗が大きく振られる。
チャントを歌いながら、とても悲しくなった。
途中、声が詰まって歌えなくなり、呆然とゴール裏を見ていた。

ピッチを前にし、スタジアムの空気を吸って、はじめて自分の中にダニエルが蘇ってきた。

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鹿島といえばスタグル。
昨年末、ACL決勝ではじめてカシマスタジアムを訪れてやり残したスタグル王道どか食い。
今回は娘もいるので、手分けして買う。

まずは、鹿島食肉事業協同組合のモツ煮。

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そして五浦ハムのハム焼き、豚ドッグ。

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モツ煮は、ひたすらモツの量が多い。強寒風吹きすさぶコンコースにこのあったかいモツ煮はしみる。
ハム焼きと豚ドッグのボリュームは、これなんじゃこら。
ハム焼き400円、豚ドッグ300円のコスパの高さも、見逃せない。

カシマスタジアム。
Jリーグの聖地といってもいいよカシマスタジアム。
この独特の流麗な形状に、サッカー専用スタジアムの近くてきれいなピッチ。
それなのにこのでかさ。

ほんと、いいスタジアム。
そして、Jの伝統そのものといっていいクラブの歴史。
アジア王者の称号も手にして、もう、ここにトリニータが歯向かうなんてとんでもございませんってレベル。
さんぺーも、ダゾーンで勝てそうにありませんって言ってたよ。(これがフラグだったのかもしれない)

6年ぶりのJ1開幕をこんな素晴らしいスタジアムで、こんなビッグクラブとできるという幸せ。
そして、鹿島相手にどういうサッカーができるのか。
ここでJ2を勝ち抜いた片野坂サッカーの2019バージョンが、J1でも通用するぞというところを見せられれば、選手も、サポーターも大きな自信になる。

心の底では、勝ってほしいけど負けてもしょうがない。
でも、1点でもとってほしい。
もし複数得点を取れれば立派にJ1で通用する証明にもなるだろう。
って、思ってた。

スタグル買いに行くために、ユニの上にしっかり着込んでちらとでも青を見せないようにしていたが、カテ3北の席に行けば、後ろに知り合いのサポさんやら、福島から来たという星サポさん、レイチェルサポさん親娘やらいたし、きょろきょろ見渡せばトリユニのサポさんもいたので、ちょっと安心してトリユニで応援。

よくよく観察すると、上着の下に青着てたり、グッズ持ってたり、なーんだ、まわりけっこうトリサポさんばかりじゃないか。

国歌斉唱は、May J.
事前に知らなかったのでびっくり。
さすが、鹿島ともなるとこんなビッグネームが国歌斉唱にくるのか。
お得感満載。

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いよいよキックオフ。
スタメンは、これまたけっこうびっくり。

ふじもん、ワントップ。
シャドーに、小塚、伊藤の新加入コンビ。
サイドは、右レイチェル、左高山。

いちばんびっくりは、ボランチがティティパンと前田。
ああ、ティティパン、もう使えるのか、なんてフィット力。
開幕はあるわけないって思ってただけに、びっくり。

3バックは岩田、ヨシノリ、福森。
GKは高木。
バックラインは、昨年同様のメンバー。

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笛が吹かれると、最初はぎこちなさも感じられたけど、徐々に驚きの光景が繰り広げられる。
昨年、J2でいつもみていたサッカーが、鹿島を相手に臆することなく堂々と展開されているのだ。

岩田は、注目の鹿島の新10番安部にひるまず渡り合う。
なんて肝っ玉。
3バックとGKで、ぎりぎりまで相手を引きつけて、あざ笑うが如くフリーの選手に回して、徐々にビルドアップをしていく。

やば、ってシーンもあるが、そこはやはり見慣れた光景。
いいよ、いいよ、これも織り込み済み。

高木の浮かせてDFを越えて中盤や前線へ送るフィードの精度が高くなっている気がする。

低い位置で回して回して、回して、一発裏狙い。
小塚のインテリジェンスが光る。
この2シャドーはほんといいね。

小塚はどこにボールがあって、どこに人がいて、どこにスペースがあって、とプレーしながら俯瞰できてるようなイメージ。

高山は、常にダッシュを繰り返す。
後半、何度もチャンスに絡んだ、猛然果敢な突進力。

開幕戦で、これだけ新戦力を入れて、去年より質の高い片野坂サッカーが見られるなんて。
これは、このあともっともっと成熟していったら、楽しくてたまらないぞ。
まあ、そう簡単にうまくはいかないだろうけど。

ティティパンも、攻守に気の利いたポジションを取り、要となる。
激しいタックルも辞さず、これまでの大分にはない刺激となるか。

そして特筆すべきは、前田。
なんという運動量。
危険を察知し、摘み取り、攻撃につなげる。
去年より、一皮向けた、何かを吹っ切ったような前田が見られた。

鹿島のスンヒョン、犬飼の2CBの隙をつき、藤本が躍動する。
昨年、極私的流行語大賞となった「ペナルティエリアが自宅」byハカイダー氏、をJ1でも見せてくれるか。

最初のビッグチャンスは、不発。
きっと、「なんで家に帰ってきたのに、そんなかしこまっとるんや」とお父さんにどやされる声でも聞いたのだろう。
次のチャンスは、決めた。

瞬間、スタジアムが静まり返った。
あまりに静まり返ったため、ゴールに入ったボールは見えてるのに、いったい何が起こったのかと思ったほどだ。

インタビューで、自分がゴールを決めてスタジアムを静まり返らせるといったけど、これがビッグマウスにならなかったなあ。
すごい。
有言実行。

あまりに簡単に決めたように見えたので、小塚のラストパスがよかったって、その瞬間思ってたら、ダゾーンで見返すと、藤本すごいってなる。
実家で寝転んでテレビ見てるレベルの、落ち着きよう。
今年も、ペナルティアリアが実家、継続。

後半、鹿島に押し込まれる時間帯が続き、伊藤翔に同点弾を受ける。
まあ、取られるよな、予想通り、さあ、これからこれから。

オナイウ阿道を投入して、2トップ、小塚がボランチに入って3ボランチ。
おお、こういうオプションができるのか。

そして、これが不安定な鹿島2CBに、効くこと効くこと。
オナイウ をターゲットに、藤本とのコンビネーションが冴える。

2点目のシーンは、GKとDFラインで、鹿島のプレスをかいくぐり、前がかりになってるところに、オナイウ へのボール。
DFをうまくかわして抜け出すオナイウ 。
オナイウ のラストパスを、ダイレクトでゴールに叩き込む藤本。

もう、これぞザ片野坂の粋を集めたゴール。
なんでこれが開幕戦でもう出ちゃうのってくらいの、素晴らしさ。

とはいえ、鹿島のクオリティの高いサッカーに、このまま持ちこたえられるかって手に汗握る終盤。
あわや3点目のシーンも、うまく抜け出した藤本。
ポストに当てちゃった(結果、オフサイド)のオナイウ との連携もばっちり。

最後は、守備のスペシャリスト丸谷投入で、なんとかゲームを落ち着かせ、終わりにかからせる。

トリニータの選手は、終盤でも走る走る。
ボールにわっと選手がわいてくるわいてくる。

チーム別での走行距離は、1位だもんね。

鹿島相手のアウェイゲームでまさかの開幕戦勝利。
いってよかったあああ。
もう、さいこー。

コンディション不良等で出場やベンチ入りができなかった選手たちにも、これで火がつくね。
うかうかできん、競争激しい、さらにチームレベル上がる。

でも、キャプテンや監督が言うように、これは34分の1。
チームは生き物なんだから、必ずうまくいかなくなったりする。
そのときに、どう立て直せるかが大事。
そのときに、必要なのが、今節出られなかった選手たちの存在だろう。

藤本は、JFL、J3、J2、J1と全カテゴリーで開幕ゴールを決めた。
「珍記録」なんて書いてる新聞もあったが、これは前人未到の大記録じゃないか。

藤本を筆頭に、いろんな選手や、片野坂監督が、見つかっちゃった試合でもある。
これはやばい、かっさらわれたりしないだろうか。
いやいや、みんなトリニータ愛に満ちてるんだから、簡単によそに行ったりはしない。

そう信じて、見つかっちゃった、じゃなくて、もっと見つけてって、言っておこう。

ホーム開幕戦は、いったいどんなにぎやかなことになるんだろう。
楽しみが、ワクワクが、止まらない。

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この記事へのコメント
いつも拝読しております。

「けが人多くても鹿島」に勝ったことがまぐれでないことを、残りの試合で他チームにしっかりと証明して欲しいですよね!

楽しみすぎる!
Posted by トリトリトリ at 2019年02月24日 23:24
>トリトリトリさん

ケガ人多くても十分J1ハイレベルな鹿島に勝ったんですから、きっとやってくれますよね。
残留まで勝ち点あと42を早く成し遂げたいです。
ホーム開幕戦が待てません。
Posted by miyashu at 2019年02月25日 00:42