ちょっとぎこちなさ、窮屈さはあるけれど、丁寧に回すバックライン。
徳島の圧は、じわじわと絞り込むように。
それでも回す大分。
三竿、小林、坂。
その瞬間。
坂のロングフィードがスペースを狙う。
右ハーフからケンタが猛然。
ああこのスピード、これが井上健太。
ボールをとらえたケンタは町田へのパスを選択。
町田は、対峙する相手DFの裏のスペースを嗅ぎ取り、スルー。
ターンするや自ら回収し、シュート。
こぼれを拾った渡邉新太。
決めたあああああ。
これぞ大分のザ・擬似カウンター。
バックラインで回すボールに食いつかせ、相手の重心が前にかかったところで、裏を狙う。
2019年、大分旋風を巻き起こしたときのやつや。
しかも、新加入選手が、そのトリセツ通りの特徴を出してくれたやん。
シーズンを占う開幕戦としては、最高の点の取り方。
ロングフィードに長ける坂。
爆発的スピードがウリのケンタ。
ポジショニング、そして決定力の渡邉。
本当に、加入前にさんざん紹介された持ち味を、ほなこれ見てくださいとばかりに見せつけた。
新加入選手の挨拶がわり、名刺がわりのゴールと言ってよいだろう。
素晴らしい。
圧倒的に徳島に支配され、いいととこなしの負け試合を、こうやって追いついた。
こんな苦しい試合でも勝点１をもぎとることができた。
これは長いシーズンを考えると十分にプラスにとらえていい。
昇格したばかりの徳島って思うかもしれないけど、やってるサッカーはJ2で優勝したロドリゲスサッカーに、宮代、藤田なんて強力なピースを加えた熟成サッカー。
トップの垣田はやっかいだね。
あの体躯にうまさもある。
サイドからの攻撃もスピードと迫力をもって迫ってきた。
大分は、新しく４バックの布陣を敷いてきた。
といっても、これまでの３バックから、左WBの高畑がサイドバックに落ちて、あとは右にスライドって構成。
だから攻撃時は、高畑が上がって３バックになってた。
徳島の右SB岸本がめちゃくちゃ上がってくるので、その対応でWB兼SBの適正として高畑が選ばれたんだろうか。
コンディションはわからないけど、香川でもレイでもよかった気がする。
福森のフィット具合も気になるが。
スタメン発表で大分サポに驚きを与えた井上、高畑。
そのココロは、攻撃に徹する右サイド井上と、４バックを敷くためのSB高畑ということだったのだ。
でもこのやり方だと、３バックでも４バックでもある程度試合の中でメンバーを変えずに、流動的にできる。
ただ４バックにする意図が明確でないと、混乱をきたす。
この試合で言えば、高畑は岸本対応がタスクだったんかな。
でも１対１で岸本にぶっちぎられまくってた。
前線は、�矍掘�渡邉の２トップぎみ。
野村は、２トップ４バックなら左ハーフのはずだけど、大外レーンではなくハーフスペースに入ってた。
前線３枚とも、けっこうファジーなポジション取りだなって思った。
新しい試みが本番できっちりハマってうまくいくなら、どのチームもどんどん新しいことにチャレンジするだろう。
でもそんなにうまくいくわけないから、慎重にならざるを得ないのだ。
大分は昨シーズン、ある種の閉塞感に見舞われていたと思う。
戦術が熟せば熟すほど、ワンパターンに陥る。
新しいバリエーションを増やす試みに着手せざるをえなくなる。
選手が多く入れ替わった今年、ポジティブに考えるなら、ちょうどいいタイミングだった。
片さんは、開幕戦からすかさず新しい試みを実行した。
物語で言うなら、起・承・転・結の「転」が今シーズンなのだ。
どMなトリサポは、ここでうまくいっちゃあ、満足しない（笑）
苦労して、苦労して、新トリニータの完成を味わいたい。
開幕戦、徳島に翻弄されまくり、支配されたけど、それでも追いつき勝点１を得た。
うん、ちょうどいい。
ちょうどいいよ。
さて応援スタイルも新しい試み第２章に入る。
鳴り物、ゴール裏一部エリアでの立ち応援、手拍子。
久々に昭和電工ドーム大分に、タイコの音が響いた。
リモート応援も併用される。
リモートとタイコや手拍子の重なりとか、ドームの各エリアの音のズレで手拍子がゴール裏以外だとやりにくいとか、いろいろ細かいことはあるけど、ゴール裏から重低音で響くタイコ、手拍子はうれしかった。
ああ、少しずつ戻ってきていると。
こちらもチームと同じくこれから試行錯誤。
新しい応援スタイルを確立していく。
2021シーズン、J1が始まった。
いきなり連戦連戦の過密日程だけど、もう経験ずみ。
きっと去年の経験を生かして、うまくチームを回してくれるだろう。
おっと、いきなりもう火曜日にホームゲームだ。
投入と同時に試合が終わってしまった長沢駿は、火曜日にそのヴェールを脱ぐことができるだろうか。
【追記】
あ、書き忘れをいくつか。
岩尾のパス。
あのスペースにピンポイントで通せるなんてすごすぎ。
あのパスで失点は決まったと言ってもいい。
岸本ごつっあん、みたいになってるけど、あのパスだよね、決めは。
えーと、バックライン低くない？
これじゃあマイボールでも回せないし、前線に放り込みもできない。
って感じたんだけどどうでしょ。
徳島に押されたってだけじゃないと思うんだけど。
徳島の圧は、じわじわと絞り込むように。
それでも回す大分。
三竿、小林、坂。
その瞬間。
坂のロングフィードがスペースを狙う。
右ハーフからケンタが猛然。
ああこのスピード、これが井上健太。
ボールをとらえたケンタは町田へのパスを選択。
町田は、対峙する相手DFの裏のスペースを嗅ぎ取り、スルー。
ターンするや自ら回収し、シュート。
こぼれを拾った渡邉新太。
決めたあああああ。
これぞ大分のザ・擬似カウンター。
バックラインで回すボールに食いつかせ、相手の重心が前にかかったところで、裏を狙う。
2019年、大分旋風を巻き起こしたときのやつや。
しかも、新加入選手が、そのトリセツ通りの特徴を出してくれたやん。
シーズンを占う開幕戦としては、最高の点の取り方。
ロングフィードに長ける坂。
爆発的スピードがウリのケンタ。
ポジショニング、そして決定力の渡邉。
本当に、加入前にさんざん紹介された持ち味を、ほなこれ見てくださいとばかりに見せつけた。
新加入選手の挨拶がわり、名刺がわりのゴールと言ってよいだろう。
素晴らしい。
圧倒的に徳島に支配され、いいととこなしの負け試合を、こうやって追いついた。
こんな苦しい試合でも勝点１をもぎとることができた。
これは長いシーズンを考えると十分にプラスにとらえていい。
昇格したばかりの徳島って思うかもしれないけど、やってるサッカーはJ2で優勝したロドリゲスサッカーに、宮代、藤田なんて強力なピースを加えた熟成サッカー。
トップの垣田はやっかいだね。
あの体躯にうまさもある。
サイドからの攻撃もスピードと迫力をもって迫ってきた。
大分は、新しく４バックの布陣を敷いてきた。
といっても、これまでの３バックから、左WBの高畑がサイドバックに落ちて、あとは右にスライドって構成。
だから攻撃時は、高畑が上がって３バックになってた。
徳島の右SB岸本がめちゃくちゃ上がってくるので、その対応でWB兼SBの適正として高畑が選ばれたんだろうか。
コンディションはわからないけど、香川でもレイでもよかった気がする。
福森のフィット具合も気になるが。
スタメン発表で大分サポに驚きを与えた井上、高畑。
そのココロは、攻撃に徹する右サイド井上と、４バックを敷くためのSB高畑ということだったのだ。
でもこのやり方だと、３バックでも４バックでもある程度試合の中でメンバーを変えずに、流動的にできる。
ただ４バックにする意図が明確でないと、混乱をきたす。
この試合で言えば、高畑は岸本対応がタスクだったんかな。
でも１対１で岸本にぶっちぎられまくってた。
前線は、�矍掘�渡邉の２トップぎみ。
野村は、２トップ４バックなら左ハーフのはずだけど、大外レーンではなくハーフスペースに入ってた。
前線３枚とも、けっこうファジーなポジション取りだなって思った。
新しい試みが本番できっちりハマってうまくいくなら、どのチームもどんどん新しいことにチャレンジするだろう。
でもそんなにうまくいくわけないから、慎重にならざるを得ないのだ。
大分は昨シーズン、ある種の閉塞感に見舞われていたと思う。
戦術が熟せば熟すほど、ワンパターンに陥る。
新しいバリエーションを増やす試みに着手せざるをえなくなる。
選手が多く入れ替わった今年、ポジティブに考えるなら、ちょうどいいタイミングだった。
片さんは、開幕戦からすかさず新しい試みを実行した。
物語で言うなら、起・承・転・結の「転」が今シーズンなのだ。
どMなトリサポは、ここでうまくいっちゃあ、満足しない（笑）
苦労して、苦労して、新トリニータの完成を味わいたい。
開幕戦、徳島に翻弄されまくり、支配されたけど、それでも追いつき勝点１を得た。
うん、ちょうどいい。
ちょうどいいよ。
さて応援スタイルも新しい試み第２章に入る。
鳴り物、ゴール裏一部エリアでの立ち応援、手拍子。
久々に昭和電工ドーム大分に、タイコの音が響いた。
リモート応援も併用される。
リモートとタイコや手拍子の重なりとか、ドームの各エリアの音のズレで手拍子がゴール裏以外だとやりにくいとか、いろいろ細かいことはあるけど、ゴール裏から重低音で響くタイコ、手拍子はうれしかった。
ああ、少しずつ戻ってきていると。
こちらもチームと同じくこれから試行錯誤。
新しい応援スタイルを確立していく。
2021シーズン、J1が始まった。
いきなり連戦連戦の過密日程だけど、もう経験ずみ。
きっと去年の経験を生かして、うまくチームを回してくれるだろう。
おっと、いきなりもう火曜日にホームゲームだ。
投入と同時に試合が終わってしまった長沢駿は、火曜日にそのヴェールを脱ぐことができるだろうか。
【追記】
あ、書き忘れをいくつか。
岩尾のパス。
あのスペースにピンポイントで通せるなんてすごすぎ。
あのパスで失点は決まったと言ってもいい。
岸本ごつっあん、みたいになってるけど、あのパスだよね、決めは。
えーと、バックライン低くない？
これじゃあマイボールでも回せないし、前線に放り込みもできない。
って感じたんだけどどうでしょ。
徳島に押されたってだけじゃないと思うんだけど。
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