トリテンの選手、監督コメントを読んで愕然。
やばい、これは、終末へのカウントダウンによくあるコメントだ。
あってはならないコメントだ。

高橋を獲得、その前に獲得した吉田とあわせて、いよいよ後半戦のクライマックスを迎える体制ができた。
そして中断期間。
けが人も復帰してきて、メンツはそろいつつあるし、じっくりとカタさんのシームレスなサッカーが落とし込める。
満を持して。
もう勝つしかない。

って、敵地山口に乗り込んだはずじゃないの?

出だしは、お、これはいけるんじゃないの、ってちらっと思った。
え、なんかキレ悪いね、山口の出足がめちゃくちゃいいやん。
うーん、取れん、運べん、アタッキングサードまで遠い。
そして失点。

無力感にさいなまれる。
どうしてこうも面白くないサッカーをしているんだ。
みんな一生懸命戦っている。
でもそれが一つにならなきゃ勝てない、ゴールは奪えない。

どこでつなぐのか、とこで蹴るのか。
意思疎通が、基準がない。
気持ちがプレーに気迫をもたらしているのか。
ピッチの上で戦えているのか。
ベテランが厳しく言っても、それが響いているのか手ごたえを感じられない。

コミュニケーション不足や、プレー選択のすり合わせ、気持ちのぶつけ方表し方。
え、それ、今なん?
この期に及んでなん?

監督自ら、そしてこれだけの選手の口から、こんな言葉が出てくるなんて。
戦術云々の前に、気持ちだ、ってほんと、降格するチームの選手から出る言葉だ。

思うに、やっぱりこれは、ピッチの上でのリーダーの不在。
強力なリーダーシップを発揮する中心人物と、そのフォロワーとなって、ピッチの空気を作っていく選手たち。
普段の立ち振る舞いやコメントを読んでいると、それぞれが思いをもっていながら、それらは単発で発せられ、なかなかつながっていってないんじゃないか。

こういうチーム状況を変えるのは、勝利という結果しかない。
チーム状況を変えないと勝利は難しい、でも変えるには勝利しかない。
めちゃくちゃ矛盾した論理。
そこを乗り越えないと。

2015年を見てきたサポーターは、思い出すだろう。
心のどこかで、いや、降格はないだろう。
町田には勝つだろう。
思ってなかったか。
時分は、正直、思っていた。

トリテンのコメントを読んで、改めて思い出した。
この状況は、危機的だ。
覚悟をもって、何かを変える戦いをしないといけない。