出発前の河川敷で元同僚でご近所さんの大先輩と話す。
出発から中津までの36キロをどう歩くか。
中津から宇佐までの長い長い信号との戦いをどう制すか。
やっぱ、みなさん同じなんですね。
追い越されるのは嫌だし、時間が気になって、休憩も十分とってない。
もしかしたら、それがいけないのかも。
中盤、終盤の失速はそれが原因か。
よし、中津までの36キロを6時間、平均時速6キロで行くという目標をやめよう。
20時間で行くには、中津まで6時間で行けたら、あとは失速しても大丈夫なんて思ってたけど、やっぱ楽しく歩きたい。
足に来るような負荷はやめることにした。
足を残す。
これがテーマだ。

スタート。
河川敷を歩く歩く歩く。
いつもならスタートからあせってどんどんタイムを上げようとする。
追い越されたらついついスピードを上げてしまい、10キロもしないうちに、あ、こりゃ負荷かかってるなって足が訴えてくる。
もうやめた。
追い越されても、お先にどうぞ。
ちょうどよい歩調の人に合わせて歩く。
残すぞ、残すぞ、足を残すぞって言い聞かせ。
まだまだ暑い10月の秋空。
でも気持ちはめちゃくちゃ心地よい。
ああ、ウォーキングって楽しいな。
なんかちょっと考え方変えるだけで、こんな楽しいんだ。
レースじゃないからね。
河川敷から海岸線へ。
ああ、このコースこんな短かったんだ、とまで感じる。
やっぱメンタルだいじ。

絶景ポイント長寿大橋。
いややっぱ自分、上り坂好きかも。
上り坂でついついスピード上がってしまう。
この大橋は、いつも気分良い。
15.5キロ、築城公園で休憩。
トイレに行って、100円飲料買って、行動食に買ったおにぎり二個食べる。
ああ、なんかいつもと違って足も軽い気がする。
ずーん、って重さがない。
気のせいかもしれないけど。

6回目ともなるとコースが頭に入ってるのもあるだろうけど、道のりが早く感じる。
ほとんど何も考えんで、どんどん進んでいく。
遅くても焦らない。
追い越されても気にしない。

で、中津CP。
あとでログを見たら、ほぼほぼ1キロ9分台、10分台でまったくブレがない。
休憩とかロスタイム除いたら、歩いてる部分はほぼ時速6キロ。
焦っても時速6キロ、気にせずとも時速6キロ。
ならゆったりした気分で歩いた方がいいな。

中津CPで唯一の出店、小倉の焼うどんを食う。
うどんだしにちゃんぽん麺という「ちゃんらー」なるものも売られていて興味津々だったけど、うどんは宇佐で食うからな、と焼うどん選択。
かっこむ。
なんだかんだで、18:30CP着、18:50CP発。
さあ、こっからは信号機との戦いだ。
でも、今年は違う。
信号待ちで追いつかれても、気にしない。
なんなら焦って信号点滅に早歩きダッシュしない。
あ、半分くらいは早歩きダッシュになったけど。
で、いつもは追い越される方が圧倒的に多くなるのが、このエリアなんだけど、今年は追い越す方が圧倒的に多い。
あ、歩ける。
足の疲れ具合が全然違う。
そうか、こんな楽な歩き方があったのか。
中津までのタイムは変わらないのに、負荷のかけ方でこんな違うとは。
けっこう気楽に歩く。
バックパックの青い光の行列。
中津までは、道行く方からいっぱい声援をもらった。
でもここからは夜のバイパス、国道をびゅんびゅん車が行きかう夜景。
それもまた楽しんで歩く。
あ、トリユニなんだけど、やっぱり今年も「ダイハツ九州がんばって」と声援をもらった。
ああ、ありがたや。
でもこれを見て「トリニータがんばって」とは言われない。
ま、そりゃそうだ。
サッカー見てる人だって、興味あるチーム以外のユニフォームなんてわからないよね。
来年は「トリニータがんばって」と言われたい。
10キロ進んだら、よし今から90キロウォーク開始だ、20キロ進めば・・・って大レースからだんだん距離の短いレースにいつも脳内変更していく。
そしてついに自分は今から50キロウォークに参加するんだというかなり軽めの設定になる地点。
ここでクロワッサンを2個もらう。
座ると立てなくなるって思いながらも座って食う。
ああ、この世でいちばん美味しい食べものは、このクロワッサンじゃないか。
ってまたしても思う。

ここにリタイアの人たちを乗せたバスが到着。
立ち上がってまさに歩を進めんってタイミング。
ああ、あのバスに乗ったら、この苦行から解放される。
でもあのバスに乗ったら、これまでの苦行が無になる。
ってことで、「運転手さんそのバスに僕ものっけてくれないか」って小声でぼそっと歌うにどどめた。

23:45宇佐CP着。
座れない、けど、座らないといけないって思ってテントに座る。
靴は脱がずに、最前列。
ああ、時間が過ぎていくなあ。
いい時間だ。

そしてもちろん、この世で一番おいしいうどんを食う。
丸天だね、やっぱり。
天かすとねぎ、スプーンいっぱいに投入。
だしが心を解きほぐす。
天かすがほんといやしのアシスト。
やっぱ世界一だわ。
固まった足をほぐしつつ、出発の準備。
まだまだ心は折れてない。
むしろ順調だ。
あと38キロ。
これから38キロウォークがスタートする。
あ、あと38キロでいいんだ。
脳内に思い込ませようとしても、疲労がそれを打ち消す。
38キロが200キロにも思える。
そんな深夜の戦いが、スタートする。
出発から中津までの36キロをどう歩くか。
中津から宇佐までの長い長い信号との戦いをどう制すか。
やっぱ、みなさん同じなんですね。
追い越されるのは嫌だし、時間が気になって、休憩も十分とってない。
もしかしたら、それがいけないのかも。
中盤、終盤の失速はそれが原因か。
よし、中津までの36キロを6時間、平均時速6キロで行くという目標をやめよう。
20時間で行くには、中津まで6時間で行けたら、あとは失速しても大丈夫なんて思ってたけど、やっぱ楽しく歩きたい。
足に来るような負荷はやめることにした。
足を残す。
これがテーマだ。

スタート。
河川敷を歩く歩く歩く。
いつもならスタートからあせってどんどんタイムを上げようとする。
追い越されたらついついスピードを上げてしまい、10キロもしないうちに、あ、こりゃ負荷かかってるなって足が訴えてくる。
もうやめた。
追い越されても、お先にどうぞ。
ちょうどよい歩調の人に合わせて歩く。
残すぞ、残すぞ、足を残すぞって言い聞かせ。
まだまだ暑い10月の秋空。
でも気持ちはめちゃくちゃ心地よい。
ああ、ウォーキングって楽しいな。
なんかちょっと考え方変えるだけで、こんな楽しいんだ。
レースじゃないからね。
河川敷から海岸線へ。
ああ、このコースこんな短かったんだ、とまで感じる。
やっぱメンタルだいじ。

絶景ポイント長寿大橋。
いややっぱ自分、上り坂好きかも。
上り坂でついついスピード上がってしまう。
この大橋は、いつも気分良い。
15.5キロ、築城公園で休憩。
トイレに行って、100円飲料買って、行動食に買ったおにぎり二個食べる。
ああ、なんかいつもと違って足も軽い気がする。
ずーん、って重さがない。
気のせいかもしれないけど。

6回目ともなるとコースが頭に入ってるのもあるだろうけど、道のりが早く感じる。
ほとんど何も考えんで、どんどん進んでいく。
遅くても焦らない。
追い越されても気にしない。

で、中津CP。
あとでログを見たら、ほぼほぼ1キロ9分台、10分台でまったくブレがない。
休憩とかロスタイム除いたら、歩いてる部分はほぼ時速6キロ。
焦っても時速6キロ、気にせずとも時速6キロ。
ならゆったりした気分で歩いた方がいいな。

中津CPで唯一の出店、小倉の焼うどんを食う。
うどんだしにちゃんぽん麺という「ちゃんらー」なるものも売られていて興味津々だったけど、うどんは宇佐で食うからな、と焼うどん選択。
かっこむ。
なんだかんだで、18:30CP着、18:50CP発。
さあ、こっからは信号機との戦いだ。
でも、今年は違う。
信号待ちで追いつかれても、気にしない。
なんなら焦って信号点滅に早歩きダッシュしない。
あ、半分くらいは早歩きダッシュになったけど。
で、いつもは追い越される方が圧倒的に多くなるのが、このエリアなんだけど、今年は追い越す方が圧倒的に多い。
あ、歩ける。
足の疲れ具合が全然違う。
そうか、こんな楽な歩き方があったのか。
中津までのタイムは変わらないのに、負荷のかけ方でこんな違うとは。
けっこう気楽に歩く。
バックパックの青い光の行列。
中津までは、道行く方からいっぱい声援をもらった。
でもここからは夜のバイパス、国道をびゅんびゅん車が行きかう夜景。
それもまた楽しんで歩く。
あ、トリユニなんだけど、やっぱり今年も「ダイハツ九州がんばって」と声援をもらった。
ああ、ありがたや。
でもこれを見て「トリニータがんばって」とは言われない。
ま、そりゃそうだ。
サッカー見てる人だって、興味あるチーム以外のユニフォームなんてわからないよね。
来年は「トリニータがんばって」と言われたい。
10キロ進んだら、よし今から90キロウォーク開始だ、20キロ進めば・・・って大レースからだんだん距離の短いレースにいつも脳内変更していく。
そしてついに自分は今から50キロウォークに参加するんだというかなり軽めの設定になる地点。
ここでクロワッサンを2個もらう。
座ると立てなくなるって思いながらも座って食う。
ああ、この世でいちばん美味しい食べものは、このクロワッサンじゃないか。
ってまたしても思う。

ここにリタイアの人たちを乗せたバスが到着。
立ち上がってまさに歩を進めんってタイミング。
ああ、あのバスに乗ったら、この苦行から解放される。
でもあのバスに乗ったら、これまでの苦行が無になる。
ってことで、「運転手さんそのバスに僕ものっけてくれないか」って小声でぼそっと歌うにどどめた。

23:45宇佐CP着。
座れない、けど、座らないといけないって思ってテントに座る。
靴は脱がずに、最前列。
ああ、時間が過ぎていくなあ。
いい時間だ。

そしてもちろん、この世で一番おいしいうどんを食う。
丸天だね、やっぱり。
天かすとねぎ、スプーンいっぱいに投入。
だしが心を解きほぐす。
天かすがほんといやしのアシスト。
やっぱ世界一だわ。
固まった足をほぐしつつ、出発の準備。
まだまだ心は折れてない。
むしろ順調だ。
あと38キロ。
これから38キロウォークがスタートする。
あ、あと38キロでいいんだ。
脳内に思い込ませようとしても、疲労がそれを打ち消す。
38キロが200キロにも思える。
そんな深夜の戦いが、スタートする。
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