瑞鳥・光明-03





























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 皆さん、今年も新年明けましておめでとうございます。

 旧年は新年の挨拶もせずじまいで、記事の更新もほとんどできないで終わってしまいました。書きたいことはまだまだあるのですが、折紙の製作も記事の作成も進まないまま過ぎてしまい、誠に恥ずかしい限りです。これからも更新に努めますので、どうかおつきあい戴ければ幸いに存じます。


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爪亭八楼(つめてー・やろう):「何か、2年前にも同じこと書いてるような気がしやすがねぇ。 あっしなら・・・」

爪亭八面(つめてー・やつら):「おめぇが言うな」

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 旧年は、オリンピック・パラリンピックでの日本選手の目覚ましい活躍など、明るい話題もありましたが、どちらかと言えば、自然災害や政治変動などの、将来に不安をもたらすニュースが目立っていたように感じます。


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爪亭八空(つめてー・やから):「八楼、おめぇそんなに簡単に記事が書けるってぇんなら、平成28年に何があったか言ってみろ」

八楼:「うっ! えっ? えーーと・・・ うっ、ううっ

八空:「なに泣いてやがんでぇ」

八楼:「う、うわーん! 根津甚八は亡くなっちまうし、SMAP は解散しちまうし、もう夢も希望もあるものかぁ!! うおーんおんおん」

八空:「・・・」

八楼:「というわけでサヨウナラ」  =3

八空:「待てこの野郎!」

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 そこで、今回はこれからの将来に明るい希望をもたらしてくれるような折紙をご紹介致しましょう。

 今年は奇しくも干支が「丁酉(テイユウ、ひのととり)」ですので、まさに鳥をテーマにするのにうってつけの年です。そこで、輝かしい光を伴って飛んでくる鳥を表現する折紙を作り、『瑞鳥・光明(ずいちょう・こうみょう)』と名付けました。

 背景は赤色のフェルト生地なのですが、初日の出とともに太陽から飛んでくるイメージを表したかったので、画像を丸く加工しました。丁度、日本の国旗(日の丸)のようにも見えますが、これは日本の未来を明るくしてくれるように願う気持ちをも含めています。

 この折紙も、他の記事の折紙と同様に「つなぎ折紙」になっています。表が金色、裏が銀色の長方形の和紙1枚に切り込みを入れて折ってありますが、形を安定させるためには接着剤を使用する必要があります。

 かなり大きい紙を使いましたので、完成品の大きさは幅が約45cm になっています。私が勤めている病院の玄関受付近くに飾ってありますので、受診される方は実物をじかにご覧になれると思います。

 上の写真だけでは、実際にどうなっているのかわかりにくいと思いますので、斜め上から撮った写真も載せておきましょう。

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IMG_6122






































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 この折紙に使った用紙は、障子紙としても用いられる丈夫な和紙の両面に刷毛(はけ)で金銀に着色して作られているもので、御茶ノ水の『おりがみ会館』や埼玉県小川町(「和紙の町」として知られる)などで入手することができます。大きさは、大きいもので 90×60cm 以上あり、かなりの大作を作ることができます。「金色」・「銀色」と言っても通常は本物の金・銀が使われているわけではなく、金色は真鍮(しんちゅう)、銀色はアルミニウムの粉が主に使われています。糊で金属粉を練って塗っているため、分厚くなりますし、指でこすると少し金や銀の色がつきます。もっと薄くて、指に色がつかない金銀折紙用紙の開発が望まれるところです。

 今回使った紙は、それらの金銀折紙用紙の中でも一番銀色の輝きが優れているものだと思います。

 今年も、この『瑞鳥・光明』のように輝かしい年でありますようお祈り申し上げる次第です。





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