2007年10月02日

「スローで繁盛しています」

松浦幸子さん講演会&シンポジウム
「スローで繁盛しています」
 ‥精神障がい者たちとレストランを営む‥
会場タイトル







 シンポジュウム・テーマ「精神障害者が地域で共生していくには」のシンポジュウムが宮崎市の市民プラザ・オルブライトホールで9月24日(月)に行なわれました。
はまゆう家族の会&NPO法人宮崎もやいの会の共催でした。

 まず、東京郊外の調布市にある「クッキングハウス」を運営されている松浦幸子さんの基調講演「スローで繁盛しています」があった。「クッキングハウス」は自然の素材のみを使った体に優しい食事を提供するレストランで、15年前、ソーシャルワーカーとして病院の精神科で働いていた松浦幸子さんが、「心病む人たちとこの街でともに暮らしていきたい」と願い、居場所を作るために始めた。松浦さんは、障害があってもなくても、心の病気を持っていてもいなくても、共に生きたいという想いがあった。それは、大きなシステムでは実現できないと感じ、小さな場所から始めようと小さなレストランを開いた。「食べること」は人間の原点だ。いっしょに食事を作って、食べるという基本的なことから始めたいと思った。「心を病んでいる人たちがいそいそとここにやって来るようになった」。松浦さんにとって、そのことは大きな喜びだったようだ。

 クッキングハウスは3つの場を持ち、心の病気をしたたくさんの当事者及び家族のための重要な場に発展し、日本全国でまだ孤立して、不安な生活をしている当事者や家族の希望の場になった。更に全国各地で、クッキングハウスのような、心の病気をサポートする場をつくるためのモデルとなった。
 ○クッキングハウスHP http://www.cookinghouse.jp/

【クッキングハウスの理念】
1.安心して、自分らしさを取り戻せる居場所
2.メンバー一人一人が、必ず誰かの役に立っていることを、確信できる場所
3.弱い人の立場に添った新しい福祉文化を創造する場
4.いつも開かれた市民交流の場

 後半のシンポジュウム「精神障害者が地域で共生していくには」では、松浦幸子さんを含め、宮崎で活躍する武田順子さん(宮崎市 カフェビストロ・アンジュール:関連サイトhttp://www.machi-gennki.net/ouen/index.htmhttp://www.miyazaki-titeki.jp/shoop/sh_51.html、溝口祐子さん(日向市 天然酵母パンの店・風舎 関連サイトhttp://www.mdanjo.or.jp/challenge/theme01/ent/000039.html)、さらに行政から新名和博さん(宮崎市障害福祉課)の参加で、コーディネーター五味荘也さん(宮崎市 地域生活支援センター すみよし)により進められた。
シンポ司会







 それぞれ、現在は、経営がある程度順調に来ているが、最初は、毎日、問題が発生し、それを解決する連続だったようだ。資金的にもそれぞれ、市民協力権で確保したり、NPOで8千万円を借り入れた、あるものを全部出して、最後は自分が担保と言って、2千5百万円を借りたという事例の報告もあり、それぞれ必死に毎日を障害者と寄り添ってきた話があり、大変な覚悟で一歩も引けない状況から事業を起こしていることに感動した。

 精神障害者が地域で自立して生活していくには、周囲の温かい目と障害のあるなしに関わらず共生していくことが大切で、また個々の障害を認めてあげて、お互いの助け合いで障害者も地域で自立できるということを体感した一日だった。【事務局H】

○NPO法人みやざきもやいの会 http://www1.bbiq.jp/m-moyai/
miyazaki_machi at 20:00│Comments(0)TrackBack(0)イベント報告 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔