2016年12月07日

個展を行います!2

easttimor

 僕はこれまできちんとした個展を開いてきませんでした。絵描きにはさけて通れない道のはずなのになぜやらなかったか?そこには自分なりの考えがありました。

 一般的に絵描きになろうと思えば、銀座などの画廊で個展を開いて実績を作っていくのが定石です。一週間20万から高いところでは50万円もする使用料を払い、年に一度の個展を開いていくのが一般的な方法なのです。当然最初は絵が売れるはずもなく、一年かけて貯めたお金は底をつき、また次の年までに作品とお金を貯めていかなければなりません。この両方をやるのがとにかく難しく、多くの人が挫折していきます。パトロンがいなければ絵描きにはなれないと言われるのはこのためです。
 僕も大学卒業するタイミングで銀座のギャラリーで個展をしました。しかし案の定絵は売れず、このやり方は効果的ではないとすぐに判断しました。自分のスタイルも定まっていないのに、お金をかけて売れない絵を見てもらう必要はない、と思った訳です。。。
 それから時は流れて、そうやく自分の絵も固まってきて、少しずつ売れるようにもなってきました。プロジェクトベースで活動をしつつ、やはり作品でも勝負したいという思いがあり、ようやく個展を開く気持ちになりました。しかも知り合いの紹介で、西麻布のNANATASUギャラリーさんが、企画で展示を準備してくださることになりました。自分としては本当にありがたく、はじめて本気の個展をやる時が来たと思っていることです。

 とはいえ気づけば開催まで一ヶ月ちょい、焦りながら夜な夜な作品を制作しています。今の自分を100%表現できるよう、がんばろうと思います。ぜひ見にいらしてください!





 





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2016年12月06日

個展を行います!!

マサイバルーン

 ついに来年の1月に個展を行います。本格的な個展は本当に久しぶりで、しかも企画です。壁画やプロジェクトベースでの活動が続いているのですが、いまは作品制作に没頭しています。はじめての本格的な新作個展なので今からドキドキですが、ぜひいらしてください!詳細は以下のとおりです。西麻布のナナタスギャラリーです!これからちょくちょく個展に向けた投稿をしていきます。


ミヤザキケンスケ個展「Super happy!」
会期:2017 年 1 月 14 日(土)~1 月 29 日(日) / 12:00~19:00
休廊日:月曜日
オープニングレセプション:1 月 13 日(金)/ 18:00~
会場:NANATASU GALLERY 港区西麻布 2-12-4 小倉ビル 3F
TEL 03-6419-7229 http://www.nanatasu.jp






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2016年12月02日

父親日記5

もてぎ

 今日で最後の父親日記となります。明日は母親が帰ってくるので、こんなに濃密な子供との時間はしばらくないかもしれません。忙しい中でこの時間が取れたこと、本当によかったと思っています。
 僕は絵描きを志した時から家庭を持つことは不可能だとあきらめていました。それぐらい将来が見えなかったし、まして他人の人生を背負える生き方が出来るとは到底思えなかったからです。全てを手に入れることができないなら、一番欲しいものだけを手に入れる生き方をしようと、若い時に絵の道に進むことを決意しました。

 人生とは分からないもので、そんな自分が家庭を持ち、親になりました。考えてなかった分、空から舞い降りてきたようなこの状況を、とても幸運に感じました。絵描きとしての道筋が見え出してきたこともあり、この新たな父親という役割を思う存分やってみたいと思いました。きっと5年前だったらこうは思えなかったと思います。
 ただ僕は世の中の常識とはかけ離れた生活を送ってきたので、いまさら人並みの生活を送ることは出来ません。朝から晩まで家にいると思ったら、突然家を長く空けたり、休日がまるまるイベントだったりすることも多いのだから。ならば自分にしか出来ない子育てをしたい。いっそのこと「子連れ狼」のように一年に一度世界中のどこかを子供と旅しながら絵を描くのはどうか?とすら考えています(笑)。
 ともかく普通の父親でない分、自分に出来ることは何でもやってあげたい。まだ乳離れもすんでいない子供を突然父親と2人っきりにするなんて、かなりアクロバティックでしたが、そんな状況にも動じずに今日もすやすやと寝てくれた我が子は、既に普通ではないのかもしれません。
 
 





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父親日記4

バルーン3

 今日は保育園のクリスマス会でした。てっきり保育園でやるものとばかり思っていたのですが、何と会場は30分以上離れた隣町の市民ホールで、園児とその父兄のためだけに1000人は入るかと思われるそのホールが用意されていました。。。今の保育園は凄いですね。
 会場は父兄の熱気で凄いことになっており、例によって観客席には三脚を立ててスタンバっている親御さんがずらり。正直1歳児のパフォーマンスなんかに期待は出来ないだろうと始めは冷めた目で見ていたのですが、我が子が出てきた瞬間に案の定テンションが上がってしまい、気付けば他のみなさんと同じように手に汗を握ってパフォーマンスを見ていたのでした。。。
 まだ会話もできない子供だから何ができるという訳でもないし、ステージ上では泣きわめく子供たちが保育士さんたちになだめられているだけなんだけど、そこにドラマを感じてしまうのは、ハイハイから立ち上がり、歩けるようになるというゼロの状態から見守ってきた親だからこそなのでしょう。
 
 クリスマス会が終わって保護者が迎えにいった時に、僕の姿を見つけて満面の笑みで両手を広げてみせた子供を抱き上げ、これが親子の絆なんだろうなと思いました。今がスタート地点で、100%の信頼関係。だけどいつか形が変わるこのポーズを見逃して、抱き上げれない時も来るのかもしれない、、、なんてことを考えてしまいました(笑)。それぐらい今日のステージで子供の成長の早さを感じました。

 帰ったらヘトヘトでそこからどこか行こうとはとても思えず、買い物をして大人しく家に帰りました。体力的にはかなりタフだと思うんだけど、子供といると精神的に疲れるらしく、思いのほかアクティブになれない。主夫もやはり楽ではないですね。







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2016年11月30日

父親日記3

works_54

 子供と二人きりの生活も三日目、まだ言葉を話せないからか「ママ、ママ」言うわけでもなく、いつもと変わらない生活ができています。きっと育てやすい子供なのでしょう。
 買い物をするときやちょっと移動するときはたいてい抱っこするのですが、荷物が多いと片手で持つことになります。はじめの頃は気にならなかったのですが、片手で持ち上げたまま移動するのはしんどいです。筋トレにはちょうどいいのですが、男の僕でもしんどいのに、お母さんたちは大変だなーと改めて思う次第です。
 今日の午前中はいろんなところから連絡があり、全然絵を描くことができませんでした。焦りながら数時間描いたところでお迎えの時間、なかなか予定通りには行かないものです。。。しかしお迎えから寝かすまでは何にもできないので、おとなしく子供のペースにつきあいます。ここをキッパリと諦めることがうまくやる秘訣のような気がします。寝かしさえすれば仕事もできるし本も読めます。だけど不測の事態もあるので、集中力のいる絵を描く作業は向かないようです。僕は日中に絵を描いて、夜はメールやパソコン作業をすることにしました。一日フルで仕事をするときの7割程度の作業しかできませんが、やり方次第ではもっと上手にできるかもしれません。とはいえ緊急の連絡が入った時には対処できないので、その辺りが一番難しいところです。
 明日は保育園のクリスマス会で、保護者参観日です。11時には終わるので、その後引き取らなければなりません。いっそのこと一日絵を描くのを諦めて、どこかに遊びにいくのも手だなと考え始めています。しかしママ友(パパ友)がいるわけでもなし、行き先が難しいなあ。





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父親日記2

 works_48

 子育てしながら絵を描けるかの実践2日目ですが、寝かしつけてそのまま自分も寝てしまう問題が勃発。朝も早く起きるせいもあって、子供と一緒に寝ちゃいますね。。夜作業ができないとなると、実際のフリータイムは朝9時から夕方4時頃までの約7時間、ご飯を食べたりメールの返信やら何やらしていると絵を描く時間はかなり限られてきます。質の高いパフォーマンスが求められてきますね。とはいえ子供と2人で過ごすと仲良くなるのも事実。母親がいないから逃げ場も無いし、いいことも悪いことも正面からぶつけてくるので乗り越える楽しさがあります。
 僕の仕事柄、どうしても家を空けてしまうことが多く、海外でのプロジェクトがあると2週間以上帰れないことはザラです。こうして1週間子供と二人っきりというのもこの先そうあるものでもないので、親子関係にとってとても大切な時間になると感じています。
 そう遠くない将来、子供はすべてのことを自分でできるようになります。一歳半のいまはできないことの方が多いけど、ひとつひとつクリアして自立していくのでしょう。そうした時にこの一週間のことを思い出すことがあると思います。夜寝付けずに近所を散歩したことや、お風呂場で嫌がる頭を洗ったこと、あっという間に時間は流れるから、苦労の分だけ思い出になるのだと思います。
 世の父親は会社で仕事をしているからなかなかこんなチャンスは得れないかもしれませんが、子供ができたら一度くらいはこんな一週間を持つのもいいと思います。こんな身近にアナザーワールドがあることが分かると、それはそれで楽しいと思います。





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2016年11月28日

父親日記

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 今日から奥さんが出張で、僕と1歳半の子供との二人っきりの生活がスタートです。実は子供ができたら体験したかったのがこの、男一人で仕事しながら子供を育てられるかどうか?ということだったのです。これまでも離乳食を作ったり寝かしつけをしたりと着々と準備を進めていたのですが、今回奥さんに頼んでようやく一人で子供を見るチャンスを得たわけです。
 僕の仕事は不定期なので家にいるときといないときの差が激しいのですが、いるときは朝、子供にご飯を食べさせて保育園の準備をして、夕方ピックアップして買い物をして食事を作るなど、ほぼほぼ問題なくこなせるようになりました。しかし二人っきりで1週間というのは初めてで、どこまでできるかとても興味があったのです。
 子供を見ながら絵を描いていけるか?イメージではオンブしながら絵を描く感じだったけど、さすがにそれは無理で(笑)、寝かしつけた後、もしくは保育園にいっている間に絵を描く感じです。実際にやってみると、保育園にいっている間に集中して仕事をすれば案外やれることが分かりました。むしろ効率的に悪くない。ただ子供が熱を出してしまうとか、打ち合わせがあったりすると厳しくなるのですが、日々は規則正しくなり、だからといって子供中心の生活という訳でもありません。
 しかしそこには保育園というのが絶対条件になってきます。僕らは一度断られ二次募集で奇跡的に受かったのですが、待機児童の問題は本当に深刻です。僕たちみたいに両親が遠く暮らしている夫婦には頼れる人がいないので、保育園に入れなかったらその時点でアウトな訳です。

 お金を稼ぐこと、好きなことをすること、子供を育てること、この3つを実現できたらきっと素敵な人生になる。まだまだ道のりは遠いですが、一歩ずつその山を登ることを始めています。






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2016年11月23日

佐賀さいこうフェスと解体式

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 しばらく更新できていませんでしたが先週末に佐賀さいこうフェスがあり、バルーンフェスタの会場で行っていたTシャツプロジェクトの最後の作業、解体式を行いました。2日間佐賀城本丸の前で絵を描いていたのですが、佐賀にこんなに人がいるんだ!っていうぐらいたくさんの人が訪れ会場は大盛り上がり、初日の夕方には「オカモトズ」がステージでライブを行ってくれました。彼らのステージを見るのは初めてだったけど、引き気味の佐賀人をドンドン取り込んでいって会場を一つにしたそのスキルと熱にはやられました!気づけばステージそばまで吸い寄せられて踊ってました(笑)。

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 そんなオカモトズやストリート陸上で参加したケンブリッジ 飛鳥選手などをその場でキャンバスに描き込み、完成させてきました。完成したキャンバスを解体する際には知事も駆けつけてくれ、Tシャツに戻していく様子は圧巻でした!みんなで絵の一部を着ている様子は本当に一つになっている感じがして、今回のコンセプトが伝わったんじゃないかなと思いました。

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 今回のフェスは僕の母校である赤松小学校があった場所で行われました。自分の生まれ育った街があっこを取り戻していく姿は本当に嬉しいもので、そのお手伝いをできたことはとても嬉しいことでした。佐賀を離れて20年という節目で一つの恩返しをできたのではないかと思っています。
 
 今日はこれから佐賀国際交流プラザにて東ティモール壁画プロジェクトの報告会が行われます。たくさんの人にたのしんでもらえるイベントにしたいと思います!











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2016年11月17日

いろんなことが回り始めています

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 東ティモールの報告会を終えてなんだか体が軽くなった気がします。やはり初めて組織を立ち上げて、その一発目の結果だったのでプレッシャーもあったんだと思います。とにかく無事に終えられてよかった!佐賀、仙台の報告会も控えていますが、とりあえずは一段落です。

 ケニアのプロジェクトを終えたぐらいから、なんだか僕の人生の流れが変わってきたように思います。いろんなことがいい方向に繋がっていき、とにかく目の前のことだけを考える日々。焦りも無く、不安も無く、ただ今の自分に出来るベストを尽くす。とてもシンプルです。
 若い頃僕はとにかく焦っていました。少しでも立ち止まると不安なので、常に忙しく動くようにしていた気がします。夢と希望にあふれていましたが、同時に焦りと不安で心の休まる時がありませんでした。
 昔から自立したいという気持ちが強く、人に依存したり束縛されるのが死ぬほど嫌いでした。だから一人でいろんなことに挑戦して、失敗して、考えて、を繰り返してきました。人から見たら遠回りに見えたことも、自分が納得できるまでやり切ることで、自分なりの答えを見つけていけたと思っています。
 38歳はまだまだこれから。ここから何ができるか、どこまで行けるか、可能性は無限大。これからも挑戦して、失敗して、考えて、を繰り返す覚悟があります。ようやく見えてきた道を、今はただまっすぐ進んでいこうと思っています。

 
 




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2016年11月15日

中目黒での報告会

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 昨日は中目黒ビオキッチンスタジオさんにて東ティモール壁画プロジェクトのご報告をさせていただきました。ケニアのプロジェクトで集まってメンバーで結成したOVER THE WALL、その初めてのプロジェクトだったのですが、この報告会を経てメンバー同士の理解も深まりいいチームワークが生まれてきました。
 報告会には東ティモール大使館の川崎参事官にお越しいただき、ご挨拶していただきました。川崎さんは東ティモールでも大変お世話になったのですが、この場でお話しただけたことでぐっと報告会が引き締まりました。その後、弟チャンハンの映像を見ていただき、僕が活動の報告をさせていただきました。終盤にはペドロさんの話をして、まさかの涙、そして山田さんは号泣(笑)。笑いあり涙ありの楽しい報告会となりました。
 最後に宮良多鶴子さんにお話しいただいたのですが、このプロジェクトを現地に受け入れてもらうまでの大変さ、ご苦労をお聞きするとともに、壁画が残したものについても熱く語ってくださいました。現在壁画の前はきれい整頓されており、小さな机といすがあるそうです。壁画をバックにその机で勉強したり、壁画をまねして絵を描く子もいるんだとか。そして「この絵は東ティモールの全てが描かれているんだ!」と誇らしげにスタッフが語ってくれたんだそうです。
 僕たちが現地で出来るのは壁画を描くところまでですが、こうして壁画のその後の話を聞けるのは定期的に活動されている宮良さんのような方がいらっしゃればこそです。願わくば、ずっと東ティモールの人たちに大切にされる壁であって欲しい!ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。






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