MIYAZAKINGDOM

ミヤザキケンスケ オフィシャルブログ

2007年02月

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 いま、2月にして今年一番のがんばりどころが来ています。長い人生を考えても、ここは相当な勝負どころ。だからここでどれだけがんばれるかが、その後の自分に大きな影響を及ぼす。
 人生は全て必然だという人がいるけど、いま手にあるものは全て最初から用意されたものではない。努力で勝ち取ったもの、偶然転がり込んできたもの、それらを並べてみて現実を知る。手を抜けば手を抜いただけのものしか手に入らない。努力を怠って得たものに、それも人生の必然だと思い込ます弱さ。。。
 失敗は教訓、成功は糧にして人は成長する。だけど形に残る結果は現実。誰もそこから逃げられない。だったら潔く、その現実と向き合って生きよう。

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 ようやく一つ仕事を終え、ホッとしていることろです。でも東京行はすぐそこ、今度はそっちの準備を始めなければならない。

 それにしても今回のNHKの壁画の詳細を知るにつれ、それが相当なタフな仕事だということが分かったきた。制作する壁面は合計でなんと20メートル以上!!しかも制作期間は一週間しかない。イメージの段階でのセットを見せてもらったけど、それはそれは本格的なものだった。1年間使うものだから質もいいし、規模もデカイ。これはもう戦いになりそうですね、ケニア以来の(笑)。

 こんなやりがいがある仕事が出来るなんて本当に感謝です。でもそれと同時に、この仕事が出来るのは日本でオレしかいないだろうという意気込みもあります。オレが最も得意とする状況下でのチャンス、ここでやれなきゃ描いてる意味がねえ。最高に熱い絵をぶちかましてやろうと思います。

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 死ぬほど忙しい。。締め切り目前、東京行も近い。たまってるほかの仕事もある、ヤベ−飲みの約束もあるし。。。でもなんだか毎日は充実しています。こうやって絵のことだけ考えていればいい生活ってストレスがねーなあ。
 今日は佐賀新聞社に行ってきました。恩師が紹介してくれ、思いっきり取材されました。ひさしぶりに自分のことを認められた感じがして嬉しかった!!近いうちに新聞に載るようです。近所ではフリーターかニートだと思われてるに違いない現状を、少しでも打開するキッカケになればいいなと思います。ホントこの辺でしっかりしていかないと!!

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 ついにコリアンズーを紹介できます。今回はいつもと違ったかんじですが。。。

 残念ながら韓国最後の日は雨だった。釜山港でドでかいキャンバスでも広げて描こうと思っていたんだけど、作戦変更。もっていたスケッチブックを屏風状に伸ばし、そこに絵を描くことにした。

 韓国の繁華街には日本と同じく看板がやたらと多い。しかも電飾をつかったりカラーに凝ったりしていてかなりドギツイ。外国人が東京の猥雑な繁華街をおもしろがるように、オレも釜山の繁華街は魅力的に見えた。ただ単純にハングル文字が読めないからおもしろかったんだろうけど。。。
 そこで釜山で一番人ごみのある場所へ行って、2階からその雑踏を見下ろせるスポットを探した。なにせ雨が降ってるもんで、室内じゃないととても制作できない。するとお誂え向けの場所が、マクドナルドの2階にあった。ビンゴ。
 そこからいつものZOOスーツに手を通し足を通し、戦闘準備完了。周りからかなり奇妙がられながら今回の「ZOO WORK」は始まった。 

 イメージとしては、座った位置からぐるりと270度ぐらいスケッチして、自分が現在存在している空間を、空間ごと描き取りたかった。昔伊豆の海岸で20メートルのキャンバスを相手にやったのと同じ要領。しかし、描き始めて4時間が経過したころ、手が痙攣しだした。。。かなりハードなスケジュールだったのと、ぶっ続けで細かい作業を続けていたためだと思われる。本当は全部色付けまでしたかったんだけど、残念ながら途中で断念。手前のガラスに貼られたマックのロゴだけ塗りました。

 今回は室内で、しかもマックでやったため、描いてる途中に話しかけられたり、ハプニングがあったりはしませんでした。それに規模も小さかったし。。。だけど、スケッチブックサイズで「ZOO WORK」が出来たことに感動!!これならこれからどこででもできそう。旅中に書いた日記なども屏風上になってておもしろいので、とにかくHPで確認してちょうだい!!

http://www.miyazakingdom.com

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 コリアンZOOを公開する前に、一つ小話を(というかZOO今日までに間に合いませんでした)。

 昨日韓国で言われた「健康の不安」を取り除くため、病院に行ってきました。特に食生活の乱れから、腸がヤバイと聞いていたので胃腸科の先生に診てもらうと、念のため内視鏡を入れようという話。
 わけも分からずうんうん聞いていたが、「内視鏡」とはなんと肛門からカメラをぐいぐい入れて、大腸の隅から隅までウォッチングしようというとんでもない代物だった。。。なに!?こんなところで「経験者」になってしまうのか!!と思ってもあとの祭り。すぐに下剤を渡され、それから一日滝のように垂れ流しっぱなし。朝も水2リットルを流し込み、流し出し、重い足取りで出頭。
 執行人は若い医師だった。薬ですといいつつ間違いなくローションを塗りたくられ、一気に儀式開始。なんとヤツは、体内に侵入すること70センチ。右へ左へくねくねとくねりながらずんずん入ってくる。
 目的の場所にたどり着いてから医師は、映し出された画面を見せながら冷静に状況を説明した。始めて見る自分の内臓。こんなに身近なものなのに、すごく遠く感じる。。。しかし、ずっと見ていくうちに大事にしなきゃいけないと思うようになってきた。オレの知らないところで毎日働いてくれている内臓君たち。彼らが働きを止めたらオレはアウトだ。

 結果はいたって健康。とってもクリーンでした。代償としてしばらく腹痛で動けなかったけど、いい経験だった。なんつーかロスト・ヴァージン。



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 韓国旅行の最終日に、衝撃的なことがあった。それは知り合いの人の紹介であるクリニックに行ったときのこと。言われるがままに診察を受け、わけの分からない機械に両手の指紋をスキャンされた。
 いままでまともに病院に通ったことなど一度もない。コンピューターがはじき出したオレの体の状態は、意外なものだった。。。その人いわく、脳はものすごくクリアーで、回転も速く、人と比べてとても賢い。しかし脳の意向に体がついてきていないというのだ。体の防御システムのレベルが著しく低下しているという。。。
 たしかに韓国に来る前は2日間徹夜していたし、旅行終盤は韓国料理もあまり食べれなくなっていた。若い若いと思っていたけど、実はもう28歳。そろそろ自分の健康を考える時期かもしれない。やりたいことが先行して、いつも体を酷使してしまう自分。そろそろ体にいたわりをもたなければならない。

 旅の最後にそういったことを考え、少しずつ自分を変えていく気になれた。十代からずっと一つの価値観でやり続けてきたこと。それは全て次の区切りにつなげるためのものだった。なのにいつからかそれが永遠のもののように思われ、自らを変える瞬間を見誤らせた。受け入れるとこは必要だと思う。進むべきときに次に行かなければ、天運はつかめない。
 
 明日は韓国で行った「ZOO WORK」を紹介しますね。

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 これが韓国に持っていった絵です。人は画面に入れないでということだったので、自分でも新しい挑戦でした。元気が出る春の絵を描いてくれということだったので、思いっきり「春の花」を描きました。
 最近はオーダーの都合でA4やA3サイズばかり描いてたんですが、本来は大きなサイズの絵のほうが得意なので、この絵を描いてたときは楽しかったです。月に一枚ずつぐらい集中してこういう絵を描ければいいんですけどね(笑)。

 5月にお店がオープンしたときには、この絵がどんな感じに飾られたかアップしますね。やはり絵はしっかりとしたところに飾られてこそ価値が出る。

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 結局韓国では釜山と慶州に行ったんだけど、どっちも良かったなあ。日本の昔をみてるような市場があったり風景があったり。個人的には韓国の田舎がとてものどかで好きだった。
 しかし気になるのがオレが日本人だということがバレること。これは不思議だった。服装だってそうちがわないのに、何かあると日本語で話しかけられる。。。それにおもしろいのが、釜山の人にとっては日本人は外国人じゃないこと。よくあったのが、オレが英語を使って友達と話していると、タクシーのおっさんなんかが

「外人さんかい?」

と聞いてくること。オレは外人なんだから、友達もはいそうですって答えればいいのに、

「いいえ、彼は日本人です」

って答えるんだよね、わざわざ。そうするとおっさんも、あー日本人ねーみたいな感じですぐに納得する。なんなんだろう。。。

 おそらくなんだけど、韓国の、特に釜山の人にとって日本人は、東京で阪神ファンに出会うぐらいごく当たり前のことなんだ。実際、博多から釜山までの距離は、東京なんかよりずっと近い。
 もしもこの世に国という概念がなかったら、この釜山という都市をオレたちはもっと活用していたに違いない。実際、新鮮な魚介類や格安のマーケットを考えれば月一で遊びに来てもいいくらい、いい場所なのだ。言葉の問題さえなければ、もっと身近にあっていいはずだ。

 将来もしもロンドンとパリのように、福岡と釜山が鉄道でつながれる日がくれば、その時こそ日本と韓国はグッと近くなると思う。距離の面でも気持ちの面でも。。。

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 韓国に降り立った時のことは、2日間徹夜していたせいでほとんど記憶がない。ただ重い絵を言われるがままに運び、依頼主の元に絵を届けるという作業をこなした。絵の出来栄えは良かったから自信はあったんだけど、実際に喜んでくれている姿を見てホッとしたのを覚えている。
 絵を送り届けた後は、温泉に入ってバタンキュー。そのままとっぷりと眠りに落ちました。。。起きたらすぐに絵を買ってくれた人と食事することになっていて、なんだかよく分かんないうちにレストランに連れて行かれた。

 今回の渡韓目的はとりあえずこの絵を届けるというものだったので、初日にして無事仕事終了。しかし、今回の絵はサイズがでかかっただけに値段もそれなりにする。それをポーンと買ってくれた人はどんな人だろう?という興味はずっとあった。しかしその絵の購入者は、予想していたような成金社長ではなく、気さくな中年の女社長だった。もちろん韓国語の分からないオレは彼女とまともに話をしていないが、とても気に入ってもらえたみたいだった。
 彼女は5月に大きなお店をオープンさせるらしく、そこにドーンとオレの絵を飾ってくれるという。ソウジュという韓国のお酒をバンバン飲まされ、一皿1万円するシマダイの刺身をバンバン食わされ、いやおうなく酔った。

 この旅を通して感じたことだが、韓国人はとても親切で面倒見がいい。オレが紹介してもらった韓国人は100%良くしてくれたし、とても好意的だった。しかしその反面、お店などでは店員に嫌な態度を取られることがあった。
 おそらく韓国人は、身内に対する優しさと部外者に対する厳しさを同時に兼ね備えているのだろう。日本人のように誰にでもいい顔をするわけでなく、他人に厳しく、身内にやさしく、とにかく感情を表に出す民族だなあと思った。




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 韓国から帰ってきました!!20キロはある作品を担ぎながらの出国はかなりハードでした。。。税関審査で引っかかるは、絵が大きすぎてタクシーに入らないは、もう最初から波乱ずくめ。
 でも無事に絵は届けることができ、さらにとても気に入ってもらえたので、自分の手で手渡せてよかったなあと心から思いました。色々と詳しい内容は、明日書こうと思います。とにかく無事に、楽しんで帰ってきました。ZOO WORKの報告など、どうぞお楽しみにーー!!

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