MIYAZAKINGDOM

ミヤザキケンスケ オフィシャルブログ

2007年04月

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 今日我が家へ始めてのお客様が見えた。一人はアットホームパパ・総合演出のOさん。一人は渋谷のお水上がりのディレクターSさん。打ち合わせがてら、怖いもの見たさでこの佐賀町にやってきたのだ。
 二人は手土産を持ってきてくれた。Oさんは飯の食えないオレに米を、Sさんはおもてなしのできないオレにマグカップ+クッションを、それぞれ用意してくれた。そういえばくまのぬいぐるみのようなKディレクターも、オレのためにたんすを送ってくれたらしいし。。。ありがたや、自分はいま生かされています。

 そんなこんなで何故かうちでミーティングがありました。テレビの打ち合わせをですよ?素晴らしいよね、こういうノリ。何もネクタイ締めて会議室じゃなくても話はできる。興味と楽しみの追求心、それを仕事に生かせる人たちってスゴイ。

 ちなみに何のミーティングだったかというと、なんと、

「ミヤケンがロケに行ったらおもしろくねえ?」

 という冗談のような本気な話。。。そう、いまこそ放浪アーティスト・ミヤザキングが、元祖放浪画家山下清越えをする時が来たのだ!!これは相当に熱い、熱すぎる。。。我が人生ながら、おもしろすぎる。昔自分で将来こんなことしてたらおもしろいなって想像した、上位3位以内には絶対に入っていた。

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 マズイ。。。一人で作業をするのに限界を感じる。もうかれこれ何日も人に会わずに絵を描いているのだが、このままではどうにかなってしまう。。。とにかく絵本の仕事を終わらせたら、人に会う仕事を始めよう。一般的な寡黙なアーティストとはよほど遠い性格をしているようです。。。

 基本的に自分には放浪癖がある。一箇所にガッチリと落ち着くのが嫌いだ。現状維持のユルーイ生き方がゆるせないから、守りに入ろうとすると決まってそれをぶち壊したくなる。ドSだ、自分に対しては。
 だからもしも一年ごとに国を変えるような生活ができるんだったら、それがまさに理想だと思う、自分にとって。毎年毎年卒業式、毎日毎日苦労の連続。いやー考えただけでもドキドキするね。だけどそういう生活をするためには、どこで生活しても仕事が取れるスキルと実績が必要になるわけです。

 いまやってることはそのための下地作りだなあ。

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 今日で丁度東京に来て一ヶ月になる。ロンドンの最初の一ヶ月に比べれば動きも鈍いし、テンションも控えめ、まああたりまえか。とにかくようやくというか、やっとここの生活も落ち着いてきた。しかしこの一ヶ月やったことといえば家の改装工事と、様々な事務手続きと、絵本の制作。。。そう、絵本の制作が大変だったんだ。。。

 今回絵本というジャンルに挑戦してみて、正直相当「難しかった」。何がそんなに難しかったかというと、文を入れるための余白を残したり、文章に沿わせたりしながら描くのが難しかった。。。そんなの当たり前だろ!!って感じですが、どうやらオレはいままで相当自由に絵を描いていたらしく、何かに沿わせたり、イメージどおりの絵を描くことがなかった。そういえば下書きしないもんね。。。イメージできるものは形にする意味がないというか、驚きがないというか。まあそんなことだからイラストレーターにもなれないわけですが。。。
 だけど今回はすごく勉強になった。色んな絵本も読んだし。だけどもし次に自分で絵本を作るなら、文章は後からつけることにしよう。描きながらストーリーを作っていく感じ。自分でもどうなるんだろう?と思いながら描き進めていけたらもっとらしい作品が描けるかもしれない。

 とにかく今回の絵本処女作?は楽しみにしておいてください。公開はもう少し先になるけど、決められた条件の下がんばりました。製本するという話なので手にとってみることができると思います。楽しみだなあー。

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 佐賀生まれの佐賀育ち、そんなオレにとってテレビの世界は華やかでいかにも都会的だった。思えば幼稚園のころ「お母さんと一緒」に出演して以来、意外とテレビには縁がある。しかしテレビ業界人のイメージというのは、小学校のころよく観ていたとんねるずの番組のせいで、「こないだポンギーのチャンねーとしーすー食いに行ってよー」とカーディガンを肩から羽織るディレクターのイメージしかなく、ド田舎のオレからしたらテキサスのカウボーイがハリウッドを思い描くように、はるかに遠い世界だった。

 ひょんなことから「あいのり」に出演したときは、ディレクター、プロデューサー、カメラマン、音声さん、コーディネーターさん、業界で働いてる人がいかにも慣れていて、カッコよく見えた。なかには燃えるお兄さんのいいねいい太郎(知ってる?)のようなノリのディレクターがいて、「AD!!ここにラブ車(しゃ)まわしとけよー」なんてのを聞いたときは、これだー!!って思ったりした(笑)。

 だけど熱中時間の現場はそれとちょっと雰囲気が異なる。NHKだからか、素人の出演者がいるからか、多分その両方だろうけどとにかく雰囲気がやわらかい。スタジオ内で怒声が上がることはまずないし、みんな驚くほど丁寧な言葉遣いをする。ふとした時に気さくに話しかけてくれたりするのも、この雰囲気作りの一環なのかなあと感心する。
 だけど、業界用語はここにも存在する。時々会話の節々にポロリポロリと出てくるのだ。最近ので覚えてるのは、「それわらっといて」とか「そこばみっといて」ってやつ。。。わっかんないよねー(笑)。だけどその分からなさ具合がおもしろいので、これからしばらく業界を研究したいと思います。



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 昨日は撮影だった。これで4度目になる。

 NHKに入るときはいつも緊張する。入り口近くに若い女の子達が出待ちをしてたりして、凝視される中歩きぬけなければならない。おそらく芸能人が出てくるのを待ってるんだろうけど、チラ見される視線が痛い。。。その関門を潜り抜けると、次は警備員のチェックが待っている。スタッフの方を呼んで一緒に入ってもらうのだが、その度に「出演者です」と言われるのがなにか恥ずかしい。。。
 スタジオに入ってスタッフの皆さんと挨拶をする。番組スタッフの方はさすがに覚えたけど、技術さんは毎回違うのでいつも始めて来たような気分になる。。。そして、オレは毎回人知れずテンパっている。

 テレビって誰もが一度は憧れ、しかしほとんどの人が関わりなく通り過ぎていく世界だと思う。芸能人、業界人、スポーツ選手、実業家、それぞれの分野で成功した人たちが集まる場所といってもいいかもしれない。

 ご存知のとおりオレは人一倍好奇心が強いから、このテレビの世界をのぞけることはこの上ない楽しみだった。どんな世界なんだろう?楽しそうだな。そんな簡単はじまりだった。。
 しかしスタジオに入った瞬間、そんな余裕はなくなってしまう。プロのカメラマン、プロのディレクター、プロのプロデューサーにプロの照明さん。大道具さんだって、出演者だってみんなその道のプロだ。言うなればプロ中のプロ。そんな彼らが集まって一つのものを作ろうと懸命になってるわけだから、凄みを感じる。。。

 正直気後れはする。これまで一人で勝手にやってきたから、現場での人や状況に合わせるのは難しいこともある。時には30分で絵を完成させなければなきゃならないし、照明がない場合もある。だけどやるっきゃない、オレも絵のプロだから。

 テレビの仕事は、ちょうど東京に対して感じることに近い。狭い世界だが、規律があり、誰もが一生懸命だ。気を抜けば取り残されてしまう戦場のような場所でもある。ずっとここでやってくのは難しいだろうけど、やれることは全部したい。東京の、さらに中心部。東京の中でもっとも東京的な世界。どうせならそこで東京を学ぶのが一番いいだろう。

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 昨日は登戸、向ヶ丘遊園に視察に行ってきました。思ったより全然都会だったので(佐賀の商店街をイメージしてた。。。)ビックリしました。そりゃそーだよなー。
 実際に街のどの部分に作品を設置しようかなどと考えていたら、なんだか楽しくなっちゃって時間を忘れて歩いてしまいました。商店街だけでなく、生田緑地や岡本太郎美術館にも足を運んで、なんだかいい感じの町だなあという印象を受けた。この日はどこかの大学の新歓だったらしく、たくさんの学生がノリノリで騒いでいて、ふと懐かしい気分になった。。。学生のノリって外から見るとこんな感じなんだ。

 色んな企画が頭の中でひらめいたけど、今回はあくまでも街の人たちが楽しめるものを作らなければならない。自分のやりたいことと、街が望むもの、この刷りあわせが今回のプロジェクトの一番のポイントとなりそうだ。

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 アメリカの銃乱射事件について。どうしようもなくやるせない事件で、なんともい尽くせないのだが、この事件を通してあることに気づいた。それはこの事件に対する韓国人のリアクションの妙さについてだ。

 今回の事件を起こしたのが韓国人だったというのは、ある意味衝撃的だった。オレは銃乱射なんて過激なこと、日本人の感覚じゃないなあって思ってたんだけど、お隣の韓国人がやったということに少なからずショックを受けた。だけど、この事件で韓国人が感じている感覚は、そんなのとはまったく別次元だった。

 話によれば、多くの米在住韓国人は韓国に帰国する手続きをしているというし、留学斡旋会社もアメリカを薦めないようにしているという。。。とにかく韓国人の間で、アメリカ人から報復されるという危惧が蔓延しているのだ。

 客観的に見て、オレはこの事件は一人の狂った若者が起こしたひどく特殊な事件で、そこにナショナリティーの問題はないと思う。犯人は幼いころにアメリカに渡っていたというし、たまたま事件を起こしたやつが韓国人だったという見方が一般的だろう。だから韓国人が危惧するような現象は、「民族の坩堝」とよばれるアメリカに置いてはありえないのではないか?と思うのだが。。。

 だけど韓国人はそうは思わない。なぜなら彼らは国民全員がファミリーだから。彼らは韓国という国に生きる、兄弟姉妹なのだ。兄弟の犯した罪は自分の罪。

 でもこれは逆にも考えれる。逆に韓国でアメリカ人が銃をぶっ放していたとしたら、韓国人は兄弟を傷つけたアメリカ人を絶対に許さない。そいつが精神に異常があったとしても、そんな状態でほっぽり出したアメリカを許さないだろう。

 もしも今回アメリカの国民が正当な判断を下すことができたら、韓国人はそこから何かを学ばなければならない。ナショナリティーを超えたところで、現在の国際社会は成り立っている。個人と国とを切り離すことができるか、全ての問題はそこにかかってる気がする。

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 東京生活を始めるにあたって、実は決めていたことがある。それは規則正しい生活をすること。今までのオレは遅寝遅起の典型的なダメ人間コースで、食生活は乱れるは、運動不足だわで、緩みっぱなしの生活だった。
 だけど今回東京生活を始めて、意識的に全てを一変させることにした。睡眠時間の確定、身の回りの生理整頓、三度のバランスの取れた食事、そして運動。まだ始めたばかりだけど、やってみるとなかなか生活に張りがあっていい。

 料理はもともと好きだったのだが、朝食を作ることが結構楽しいことに気づいた。眠気を覚ますのに丁度いいし、作りながらゆっくり一日のスケジュールを考えられる。食材は週に2度近所のスーパーでするのだが、日本の食材の充実振りにいまさらながらびっくりさせられる。。。ロンドンではマッシュルーム、ベーコン、オレンジ、ブロッコリーなどと買うものが決まっていたから楽だったけど、日本ではそうもいかない。そもそもどれが本当にお買い得なのかよく分からなかったりするから問題だ。。。ロンドンの「Buy 1 Get 1 Free」システムがチョット懐かしかったりする。

 食事の時間は決めておいて、夕食の前にはランニングに出る。しかし困ったことにまだルートが確定していない。。佐賀にいたときみたいに走りやすいコースを探すのが東京では難しいのだ。昨日は何を血迷ったか、東京タワーまで行ってみよう!!という馬鹿な試みを始めてしまい(雨が降ってたのに!!)、迷いながらもなんとかたどり着くが、後で調べたら往復15キロの道のりだった。。。
 
 そんな馬鹿なことをやってますが、本人としては大真面目に考えているんです。

 前回3徹をして仕上げた舞台セット、実はあのとき自分の体に限界を感じたんです。これ以上はマズイって。今にも活動停止しような体と、実はあの時こんな約束をしました。

「もしも、もしも今回だけ乗り切ってくれたら、これからはあなた(体)のこと大切にします。運動もやります。野菜も食べます。キチンと睡眠時間もとります。だから今回だけ、今回だけよろしくお願いします!!」

 そして無事に乗り越えてくれた体をこれからはいたわってやることにしました。もちろん仕事的に徹夜はあると思うけど、そのために体力もつけるし栄養もつける。もう我武者羅に突っ走るだけじゃない。プロの絵描きとして生活のスタイルを作り出していくことも大切だと気づきました。

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 なんとベトナムで受け入れ先になっていたカフェが立ち退きを要請をされたらしい。。。社会主義国では国の要請は絶対。せっかく盛り上がった時だったのだが、これで6月に実施する話は絶望的になってしまった。。。しかし現在新しい場所を探されているらしく、それが見つかればオープンに合わせて描くことが可能だ。なので急がずにベトナムのことを勉強しながら、次のタイミングを待とうと思う。


 そんなところに新しいニュースが舞い込んできた。それは「のぼりとまちなかアートプロジェクト」というアート・イベントに、ゲスト・アーティストとして招待されたこと。
 このプロジェクトは川崎市にある登戸地区の、町おこし的アートプロジェクトであるのですが、今年はアサヒ・アート・フェスティバルのサポートも受けており、素晴らしいイベントです。

http://www.noborito-map.com/02/index.html

 開催は7月の中盤から。今から準備すればかなり大きな規模で作品が作れると思います。しかも街全体を使っていいっていうんだから、その可能性は無限大。。。


 やはり日本に帰って来たことで、とても活動がしやすくなった。ロンドンでは大変だったもんなぁ(笑)。今のうちにドンドン実績を積んで、次に世界に出るときの基盤にしよう。

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 そういえばチョット前に住民票を移したので、現在オレは東京都民です。もう住所不定のスーパーフリーではない。だけど、自分が東京都民になったっていうのは不思議な感じ。やはり東京の人間になることに、何か特別な感情がある。

 幼いことから見ていたほとんどのドラマは東京だったし、漫画でも音楽でも東京を舞台にしたものばっかりだった。だから自然と将来自分は東京に行くんだって思っていた。
 東京でバイトしながら夢を追う姿、彼女とボロアパートで肩を寄せ合う姿、しかし挫折して新宿の安居酒屋で飲んだくれる姿、その後ヤクザと肩がぶつかってボコボコにされる姿。。。いろんな姿を想像しながら、ああ、なんて東京はドラマティックな場所だろう、、なんて思ってたり思っていなかったり。だけど大学は東京を行き過ぎて茨城県、、、しかもそこに7年もいたことによって、いつのまにかそんな東京への憧れは消えいった。
 
 それから2年半のロンドン修行期間を経て、現在かつて憧れた東京の生活をしている。いまだに東京タワーを見るとドキドキするし、地下鉄は反対に乗ってしまうけど、思ったよりとてもいい暮らしをしている。
 東京のイメージは(オレはいつもイメージ先行なので困るのだが)、人間関係が希薄で、人は誰も見て見ぬふり。隣人関係なんて皆無で、表情を殺して生きなければならない街。。。だと思っていた。だけどこの佐賀町では、近所の人はやさしく、弁当屋さんは大盛りにしてくれる。想像していたのとずいぶんギャップがあるではないか。

 思ったんだけど、特に東京の下町はいまだに江戸っ子の名残がある。「江戸っ子=東京人」という解釈をするなら、オレが想像していたクールな東京人とは程遠い。キテレツに出てくるブタゴリラの父ちゃん。「なめんじゃねーよらっしゃい」、これだ。
 結局東京は、歴史的にも地方から「エリート」が集まって形成された場所なので、「東京=クール」の図は、ただ単純に「エリート=クール」というどうでもいい話であったのかもしれない。「なめんじゃなーよらっしゃい」てきなノリは結構好きだ。

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