MIYAZAKINGDOM

ミヤザキケンスケ オフィシャルブログ

2008年05月

e4e28858.bmp 久しぶりにロンドンのことを思い出すと、そういえばあれおかしかったなーということがいくつかある。ロンドンに生活していたときには気づけなかったけど、しばらく時間がたった今、だんだんおかしくなってきたのだ。

 たとえばロンドンで生活している日本人は、たいてい自尊心が強い。「オレはいまロンドンで生活してるんだぜ」っていう変なプライドがあって、日本であくせく働く人をせせら笑う傾向にある。いま考えれば変な日本人はそうとう多かったな(笑)。具体的な人生設計がないというか、行き当たりばったりというか、とにかくノリで生きている人が多かった。うん、オレみたいに(笑)。
 ロンドンにはアーティスト志望がとにかく多くて、美容師、ペインター、フォトグラファー、デザイナー、ミュージシャン、ダンサー、なんでもいた。行く前はそういう奴らとたくさん出会える生活にあこがれてたけど、実際はそんなたいしたもんじゃない。その中で本気でやってる奴はほんの一握りで、あとはなんとなく雰囲気でやってるだけだから。
 だけどいまになればそんな生活が懐かしいなーと思う。みんな平等に貧しくて、慣れない異国の地をサバイバルしている。病気にかかっても医者にかかれず、地下鉄代をケチってバスに乗る。ありえない事件が次々と起き、その度に仲間に大げさに不平不満をぶちまける。。

 人生に一度ぐらいあんな生活をしておくべきだと、今ではなんとなくそう思う。


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2784db34.jpg HPミヤザキングダムを設立したのがいまからちょうど5年前。設立当初からたくさんの人が訪れてくれて、BBSには毎日書き込みがあった。一人ずつに返事をしているうちに仲良くなり、さらに横のつながりも出来、ミヤザキングダムは一つのファミリーみたいになっていった(マジで)。
 今でも忘れられないのが、ロンドンに行く直前に、BBSに書き込みをしてくれてる人たちが結束して、白いつなぎにメッセージを書き込んでプレゼントしてくれたこと。顔も知らないもの同士が協力して、北は北海道、南は鹿児島まで、オレに内緒でつなぎを送りつなげ、メッセージでいっぱいのつなぎを完成させてくれたのだ。。
 そんな熱いサポーターに後押しされ、ロンドンに出発したのはHPを開設してちょうど一年後のこと。HPの運営を事実上後閑君に任せ、ワーホリビザでロンドンに渡った。
 ロンドンでの2年半はご存知の通り波乱尽くし、毎日そのスリリングな日常をロンドン日記に記しつつ、色んなイベントに参加した。MATSURIでのマークとのコラボレーション、名門オクスフォードでの伝説の講義、ケニヤでの壁画制作など、数え上げたらきりがない。
 ロンドンから帰ってきたのが今から一年半前で、そこからは熱中時間やノボリト、絵本制作に熊本での展示と、ストリートから一つステージをあげての活動が始まった。
 テレビセット、絵本、壁画、オープニングタイトル、インスタレーション、ライブペインティングと、ジャンルにこだわらず活動する一方、ずっと続けてきたのがデリバリーキングでのオーダーメイドの絵。これまで100枚近く描いてきた。いまの明るい絵のスタイルになったのも、このデリバリーキングの影響が大きい。。。

 これまでのオレの活動で特徴的なのは、作品が手元に残らないこと。描いた絵のほとんどが誰かの手に渡り、またはどこかの建物に壁画として、日本中、いや世界中に存在している。。
 そこで、これまで描いてきた絵が今どうしているのか?「その後のデリバリーキング」というテーマで、企画を立ち上げてみようと思う。オレにとっては一枚一枚が思い入れのある絵、リビングに飾られてるかもしれないし、押入れに眠っているかもしれない。これまでオレが手がけた100枚以上の絵が今どうしているのか、追跡調査してみようと思います。くわしくは後日HPで!!


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6fb98352.JPG まだ仮ですが、7月14日から20日の間渋谷のギャラリーコンシールで個展をやります。約一年半ぶりの展示ですが、今回も企画で組んでいただきました。やるからには気合を入れてやりたい。
 ちょうど忙しいのが落ち着いて中だるみしそうな雰囲気だったので、ちょうどいいタイミングでの展示。今のところ平面の作品プラス展示中に作品を完成させるライブペイントを考えているのですが、日本に帰ってからの成長を見せれる展示になればいいなあと思っています。
 とはいっても時間があまりない。。これから作品を作るわけだから、またもやタイムレースが始まりそうな予感です。今度こそスケジュールをキチンと決めて、計画通りに作品を作らなければ(多分無理だけど)。

 ※お知らせ

 絵本「けしごむ病のせいじくん」をインターネットで限定販売しようと思っています。総数は70部!!これは早い者勝ちだ!!残念ながら書店では並ぶことがないので、貴重な絵本となることでしょう。はなばたえみこ+ミヤザキケンスケ共同制作第一弾、「けしごむ病のせいじくん」の購入方法は近日HPにて掲示されます。


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f3a0af1e.jpg 日記を書くようになって早5年、よくも毎日毎日こんなに書くことがあるもんだと思うけど、ここで自分が考えていることを公開すること自体、アートだと思っているので、苦にならない。
 それにしてもオレが日記を書き出した当初は、まだブログという言葉が浸透していなくて、ネットで日記を公開してる人は本当に少数だった。よくもそんな恥ずかしい日常をさらせるものねと散々言われたけど、それこそが「Zoo work」だと思っていたオレは、リスクを承知の上であえて赤裸々に切り込んでいった。。

・・・5年後、それがどうだろう?いまや普通の人でも抵抗なくブログを公開する時代になってしまった。主婦もサラリーマンも小学生もおじいちゃんおばあちゃんも、誰も彼もが自分の日常をさらすようになった。。
 これじゃあ「Zoo Work Project」、つまり動物園の動物のように、一般の人に観察されながら生きる、というプロジェクトは、折の中に動物が増えすぎるという不測の事態により、インパクトが半減してしまった。。

 だけどまあそれはそれで動物園自体が巨大化した分、ギャラリーの数も増えたってことで悪いことではない。小学校のころ書いた「朝顔の観察日記」のように、とにかく学生のころからつけているこの日記を死ぬまでつけ続けられれば、「アーティストの作り方」的な本の一冊や二冊、出版されてもおかしくない。。(将来すごいアーティストになること前提で、笑)。


※写真は昨日アルパカ牧場で撮ったアルパカたち。もっこもこやね。

6fa14df8.jpg 実は昨日まで3連チャンで飲み会だったのだが、大学で久しぶりに10人ぐらい集まって朝まで飲んだ。ほとんどは5つも6つも下の後輩だったのだが、雨が降りしきる中、外でみんな丸くなって酒を飲んだ。
 そのスチュエーションがすでに青春なのだが、その夜はさらに青春な出来事が次々と起こった。やっぱり若い奴らはドラマを巻き起こす種火を心にくすぶらせている。あるものは笑い、あるものは泣き、あるものたちは喧嘩した。
 ちょうど22歳の彼らは卒業したばかりで、ほとんどのやつが東京に出て働き始めていた。汚い格好をしたやつの中にスーツ姿がまじり、少し大人になった空気が流れる。
 オレたちがいたころの筑波には何もなくて、それこそ遊ぶといったら友達と酒を飲むしかなかった。金がないからコンビニで酒を買い、外で円陣を作って飲み始める。昔と変わらないそのスタイルに、久しぶりに筑波時代を思い出す。6つも違う彼らの輪に自然と入っていける自分に驚いたけど、杯を重ねるにつれて彼らが見せた、純粋でまっすぐな思いは、もう自分から遠いところにあった。
 自分を理解して欲しい。それが若さゆえの衝動だと知りつつも、いつから自分はそれをあきらめ始めたんだろうと思う。学生と社会人、希望と矛盾、変わらずにいたい部分と、変わらなければならない部分。白んでく朝もやの中で、一人彼らと違うことを考えていた。。



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1a31230e.jpg 今日は何とつくばからタクシーで帰ってきた。なんてこった。。それというのも絵本展でお世話になったオーナーさんが、終電を逃したオレをタクシーに乗せ、そのまま送り出してくれたのだ。。タクシー代にと渡されたお金は、むしろどこかで野宿して浮かしてしまいそーな勢いだったが、これからはそんなケツの穴が小せーようじゃいかんいかんと思い直し、初めての高速タクシーを経験した。
 今日は絵本展での打ち上げで、熱いトークに花が咲いた。オーナーを含めた絵本制作メンバーでいるときはいつも「ミヤケンやばい」みたいな空気になって調子が狂う。。
 オレ的には正直自分のやってることはそんなに変だと思ってない。だから「ぶっとんでるねー」とか、「やっちゃってるねー」といわれても、いまいちピンとこないのだ。色々と考えた上でいま必要なことをやってるつもりだから、それが人と外れてるとか、普通じゃないとか考えることが正直あんまりない。。それならば学生のために絵本展を開いたり、オレみたいな得体の知れない奴によくしてくれるオーナーの心意気のほうがよほどスゴイと思う。。
 人には色んな役割があって、オレはやはり誰かに支えてもらわなくては成立できないタイプの人間なのだと思う。まあいっちゃえば祭りの神輿。誰もが担ぎたくなるような神輿になることがオレみたいなやつには一番必要なことなのかもしれない。


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eab0ae3e.JPG 昨日は新宿ゴールデン街デビューの日だった。高校のころの友達に連れられて、ファッション雑誌関係の人たちのパーティーに参加、しだいに身内ノリな雰囲気になっていったんだけど、彼らにうまく便乗することができた。面白い人たちとたくさん話をし、調子に乗ってバーボンをガンガンあおっていたらいつの間にかふらふらになっていた。新宿のチカチカするネオン街を千鳥足で歩いていて、「あーオレは東京にいるんだなー」ってなんとなく思った。

 今日は昼から後輩が出ている舞台をみに池袋へ。鴻上尚史さんが新しく立ち上げた「虚構の劇団」の初舞台。広い会場が超満員なのに驚いたが、さすがにすごく面白かった。芝居を終えて、後輩がどこかで見たことのある有名な舞台関係者たちと話しているのを見て、また「東京だなー」っと思った。

 東京ってやっぱり不思議で、いまでも自分が見ている風景が、一瞬テレビドラマの一場面に見える時がある。誰もが劇的な人生の中で、挫折と成功のはざまでもがいているんだなーと、勝手にイメージを膨らませて感傷に浸る(笑)。
 夢を追う人、夢を掴んだ人、夢をあきらめた人、夢にあこがれる人。東京にはいろんな人がいて、だからこそ面白い。もっと若いときに東京で暮らしてたら、今頃オレは東京ジャンキーになってただろうな。。


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dc3f04e7.JPG 大学2年のときにマレーシアに行った。友達の父親が駐在員をしていて、それを頼りに友達3人で旅行したんだけど、今でもはっきりと覚えている。
 クワラルンプールでいかがわしいお店に入ったこと、タマンネガラで白い蛇に遭遇したこと、どこかのビーチでビーチバレーをながめていたこと。日が暮れてきて、ビールを飲みながら三人並んで夕日をみていたこと。暖かい砂浜に寝転び、旅日記をつけながら、将来この瞬間を思い出すときが来るだろうか?って思った。
 アルバイトでためたお金で旅行して、しゃべれない英語を話して、初めてみる外国の料理を食べながら冷たいビールを飲んでいる。その現実に興奮してしまい、自己陶酔にどっぷりと浸る。夕日があたりを赤く染め上げていくにつれて、さっきまではしゃぎまくっていた三人も、じょじょに言葉は少なくなり、気づけば無言で夕日が沈むのをながめていた。
 さっきまで自分は世界を見た気でいたのに、いまはそれがちっぽけな世界だったことを思い知らされている。世界はもっともっと大きくて、自分はもっともっと小さい。
 普段の生活の中では、なかなかそのことに気がつけない。だけど人間が謙虚に生きていくために、それが一番大切なことだと思う。


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e8391a60.jpg 今朝は朝までチャンピョンズリーグを観戦して、ふらふらの状態で佐賀ビルに帰ってきた。昨日の夜の7時ごろから飲んでたから、半日ずっと飲み続けたことになる。。

 最近生活が落ち着いている。仕事の絵を描きながら夜は友達と飲んだり、観たかったDVDを観たりしてるんだけど、そろそろ次の計画を始めようかと思う。オレにはちんたら遊んでる暇はねえんだよ(笑)。

 かつてニューヨークで篠原有司男さんはオレにこう言った。


 「なぜそんなに急いで作品を作られるんですか?」という問いに対し、

 「いそがねーと人生終わっちまうぜ!!」と答えられた。


 70歳の彼のその奮闘振りに感動し、それ以来その言葉を人生の座右の銘にしている。気づけばもうすぐ30、絵を描き始めて15年もの月日が流れた。まだまだ絵描きとしては駆け出しの新人だけど、15年も描いていたにしては大して作品を残していない。もっともっと走り回って、もっともっとたくさん描こう。とりあえず7月に渋谷で個展をします!!詳細は後ほどー。


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1360fdcd.jpg 佐賀に帰れば一緒に雷魚釣りに出かける友達、まさひろ。彼とは小学校からの付き合いで、ミニバスケットボールで全国大会に行ったチームメイトだ。彼の家は仕出屋さんで、現在は居酒屋も経営している。なんでも中学校のころに家を継ぐ決意をし、高校卒業と共に板前の修業を始めたらしい。
 まさひろはクールなんだけど実は相当熱い男で、自分の誕生日に、チーム全員分の「闘魂」鉢巻を発注した炎の男だ。その鉢巻のおかげでチームは一つになり、弱小と言われたオレたちが佐賀県を制した。
 彼の家で飲めば今でもその話になる。面白いのがそのときのメンバーで中学でもバスケを続けた奴がほとんどいないこと。先生も含めて、ほとんどの奴がその時燃え尽きてしまったのだ。それほど強烈な経験だった。。
 まさひろは今でもバスケをしている。小学校のころはオレの方がうまかったのに、今ではまったく歯が立たない(笑)。そんなまさひろに贈ったライギョの絵。佐賀に帰るたびに世話を焼いてくれる彼に御礼をしようと思ったんだが、昔の友達に絵を贈るってちょっとはずかしい。。絵を描き出したのはそのずっとずっと後だからなあ。


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