MIYAZAKINGDOM

ミヤザキケンスケ オフィシャルブログ

2011年10月

まる

 人生にはいくつか分岐点がある。僕にとってのそれがいつだったのか、先日フリーペーパーの取材で人生を振り返っていて、話しているうちにはっと気づいた。

 僕の人生の最も重要な分岐点は、もしかしたら23歳の時に行ったニューヨーク旅行であったのかもしれない。

 「ニューヨーク」

 世界中からアーティストが集まってきて、いつもどこかでニュースが起こっている街。僕は一ヶ月の滞在期間に、英訳したポートフォーリオを片手に、色んな場所に行って、色んな経験をした。憧れのアーティスト篠原有司男さんを訪れ、作品作りを手伝わせてもらったこと、フィラデルフィアで突然ライブペイントをしたこと、シカゴで本場のジャズを描きまくったこと。英語はぜんぜん分からなかったけど、とにかく次から次に起こる出来事がまるで映画のように劇的で、刺激的で、楽しかった。。。
 ニューヨークの旅も残すところあと3日というところで、お世話になっていた友人のジャスティーンに、「このままニューヨークに残って一緒に作品を作らない?」と言われた。正直それもありだと思い相当悩んだのだが、結局大学院を卒業することを選び、帰国した。

 あの時ニューヨークに残っていたらどうなっていただろう?時々そう思うことがある。もちろんビザがあったわけではないから、まともな人生ではなかったと思う。だけど今とは違う人生だったことは間違いない。

 今日、突然ジャスティーンから電話がかかってきた。あれ以来だから、かれこれ10年ぶりだったのだが、京都で働くことになったのだという。人生は分からないもんだ。。。僕のアートマネージャーをすると言っていた彼女は、結婚していまは古美術の修復を仕事にしているらしい。
 
 久しぶりに再会したら、どんなことを話すんだろうな?


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プレゼントのコピー

 人は変わっていくものだなと、最近つくづく思う。なぜなら自分自身も昔に比べてかなり変わったという実感があるから。
 人生はだんだんとシンプルになっていくものだなと思う。余計なものが削られていって、本当に自分が興味のあるものだけが残る。本棚の本も、聴いてる音楽も、趣味も、いってしまえば人間関係だってそうだと思う。だけどいざ余計なものがなってしまうと、案外薄っぺらな人間になってしまうことに気づく。
 僕の興味は「旅」や「人との出会い」で、それに関しては昔よりたくさん経験できていると思う。だけどコンサートにいったり、本を読んだり、ビリヤードしたり、友達と飲んだりする回数は減ってしまった。CDも増えてないし、雑誌もほとんど見ない。メインディッシュばっかり食べてたら味音痴になりそうだから、もうちょいスタンスを広く構えてみようと思う今日この頃。
 今日は久しぶりに同郷のワッセと飲むことにした。





ブイ字のコピー

 これまで僕はものにお金をかけたことがない。物欲がないわけではないけど、とりあえず安いものですべて済ませる癖がある。
 今うちにはピッカピカのプリウスがあって、自分には似合わないなーと思いながらも使っている。的確なカーナビ、気持ちいいオーディオサウンド、ふっかふかのシート、まるで音のしないエンジン音。。これまで所有したことのない、ものすごく乗り心地のよい車なのである。

 ボロボロのものを本当にボロボロになるまで使うのは楽しい。だけどいいものを大切に使うのもまたいいのかもしれない。今度買う車は、おそらく人生の上半期最大の買い物になるだろうから大事にしたいなーと思うのです。

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キリンのコピー

 あっという間に10月も終わろうとしている。シンガポール行きまであと一週間、急ピッチで準備を進めています。

 現在僕の家には花柄ワゴンの変わりにプリウスがいます。保険会社が代車としてリースしてくれているんだけど、この乗り心地がいーこといーこと。しかも燃費はリッター24キロぐらい走る。いやートヨタの技術って本当にすごいね。
 車を新しくすることに加えて、来年はおそらく引越しもしなければならない。長らくお世話になった埼玉県にも別れを告げ、新天地を探す必要がある。次はどこに行こうかなあ。。

 来年はライフスタイルに大きな変化がある一年になりそうです。シンガポールから帰ってきたらもう年末、そろそろ来年の計画も練らなければならない時期に入っていますね。大変だった一年を振り返り、また次の年の目標を定めようと思います。

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花のコピー


 現在はシンガポールでの展覧会での作品を描きまくっています。新しいテイストの絵のシリーズで、ものすごいスピードで描き上げていっています。描くときと描かないときのムラがあるね。。。


 先日、お遍路でお世話になった岡田さんに久しぶりに再会して、ご飯をご馳走になりました。色んな話の中で、おもしろいなーと思ったのは教育についての話。
 岡田さんいわく、いまの日本の教育は「引き算」教育で、子供は常に正解を答えることのみを学んでいるのだという。数学のように明確な答えがあって、その解き方を学び、間違いが少ない生徒がいい成績をとる。いわば減点方式なのだそうだ。間違わないことが評価のすべてで、どんなにおもしろい解き方をしても加点されることはない。

 アートの世界は「引き算」より、ゼロからの足し算方式で評価される世界だと思う。満点はなく、100点でも1000点でも、果てしなく広い幅の評価がある。だからこそ、アートを教育の中にもっと取り入れていくべきなのだ、と岡田さんは語る。

 なるほどなー、と思う。

 「引き算」教育からはみ出す子供は多い。だけど僕がそうだったように、長所を「加点」していけば大学だって行けるし、仕事だって見つけられる。一つの正解に固執せず、より柔軟な頭で、臨機応変に対応できる能力を身に着けるのもこの世で生きるには大切なこと。

 少し違った目線でアートの話しが聞けて、とても新鮮でした。 
 


ポスト2

 ポストカードセットのネット販売を開始しました。今回のポストカードは大判で(210×114mm) の特大サイズです。多賀城市の天真小学校、岩沼市のビッグアリーナ、気仙沼市のK-WAVEで描いた3枚の絵をプラスチックケースに入れたものです。

ご希望の方はこちらからどうぞ

 またこれまでスタッフTシャツとして一般では販売していなかったミヤザキングダムオリジナルTシャツの販売を開始いたします。こちらは白、水色、ピンク、緑、紺色と4色あります。数量限定ですが、いまこちらを購入してくださる方には東北ポストカードセットも付いてきます!よろしくお願いしますー。

 

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 東北の旅が終わりました。大船渡で清水さんに会い、多賀城で石川さんファミリー、天真小の父兄さんに再会しました。そして、、、ついに花柄ワゴンが力尽きました。まさに、討ち死にといった最期です。
 片道500キロという距離を、何度も往復してくれた花柄ワゴン。最後はゆっくりとエンジンを停止し、静かに息を引き取りました。まあ満身創痍の状態でここまでよく走ってくれたと思います。東北の活動は彼がいてくれたからこそできたプロジェクトでした。レッカーされる姿を見送りながら、静かに手を合わさせていただきました。。。

 今回久しぶりに東北に行って、まだまだ自分ができることがあるなと感じました。ニュー清水で描いたような壁画をもっと色んな場所で描きたいという思いがあります。しかし、それには資金が必要。そこで、グッズを販売することにしました。これまで東北の避難所で描いてきた絵を大判印刷にかけ、ポストカードセットにして販売します。3枚入りで一部1000円、売上金は100%壁画プロジェクトに使います。少しでも長く、そしてたくさんプロジェクトを続けることができればと思います。

 詳しい内容は近日中に公開いたします。しばしお待ちください!


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今日は大船渡に行きました。花柄ワゴン追悼の意味も込めて、ゆっくり車で向かいました。
昨日の夜に出発したのに、着いたのは今日の昼過ぎ。やっぱり日本は大きいですね。

久しぶりに清水さんファミリーに再会し、夕食会をしてもらいました。僕がニュー清水にいるときに、大学の先生グループが来店し、この建物は何かを聞いていました。

『なんか元気が出る絵があったから、思わず上がってきたよ!』

と言っていて、やはり効果は絶大だと再確認出来ました。

なんでもこの壁画のおかげで、昔のお客さんが戻って来たり、新しい人が新聞を見て来たりと、営業効果もあったようです!これは僕も嬉しかった。

明日は多賀城と、遠見塚の壁画を見に行きます。こういうツアーを企画すればいいかも!と思ったりしました(笑)。

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 いまから東北へ向かいます。目指すは岩手は大船渡!久しぶりに清水さん一家に再会するのが楽しみだー。
 今回は短い滞在で色んなところはいけませんが、ライトアップされているというニュー清水の壁画を見に行きたいと思っています。


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 ついにNHKワールドでの放送がありました。矢野はバッチリレポーターとして画面に登場していましたが、とても素晴らしいレポートだったと思います(これはひいきめでなく!)。英語なのでフィーリングで見てください。

http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/movie/feature201110201305.html

 これで世界にニュー清水の存在を知ってもらえたわけです。僕はそれだけで、本当に絵が描けてよかった!と思いました。自宅を流され、店を流され、普通ならとても立ち直れないような状況の中、津波で流された生々しい傷跡の残る場所に、いち早く仮設の店舗を構え、営業を始めた清水さん。僕は彼こそが「復興の希望」だと思いました。
 同じように被害を受けた方も、清水さんの姿を見ればきっと勇気がわいてくるはず。僕はそう信じています。だから僕が描いた絵で、一人でも多くの人がニュー清水を知り、訪れてくれれば、僕がやったことも少しは役に立ったんだと思えるのです。

 また、先日嬉しいニュースが入りました。現在シンガポールで行なっている「結プロジェクト」は、宮城県国際交流協会からの助成金で運営されているのですが、今回さらに国際交流基金(Japan Foundation)からの助成をいただきました。これは全部石川さんが手続きをしてくださったのですが、名前は「ミヤザキケンスケ」で申請してくださいました。僕たちが震災後行なってきた活動を、Japan Foundation、つまり日本政府が認め、資金援助してくれるということです。

 この意味はとてつもなく大きい。

 一人のアーティストとして、とても大きな自信となりました。東北で出会った皆様、活動を支えてくれた勇人、そして石川さん、本当に感謝しています。明日の夜、東北へ向かいます。僕にとって東北は、辛いだけでなく、大切な場所になっています。





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