MIYAZAKINGDOM

ミヤザキケンスケ オフィシャルブログ

2012年03月

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 ついに冬が終わり春になろうとしています。気持ちも切り替え、僕も次のステップへ進まなければならない。
 六本木ナイト以来、いろんなことを考えています。アートのこと、仕事のこと、これからやりたいこと。これまで別々に考えていたものが一つになってきたり、一緒に考えていたものが分かれてきたり、ちょうど僕の活動の過渡期なのかもしれません。2012年はそういう意味で僕の新しい挑戦の年、ということになりそうです。

 シンガポールでの展示、タイでのプロジェクト、東北の活動、新しい作品を描く個展。漠然と色んなことが先に見えているけど、どれをどう行っていくかまだ決め切れていない。いまは少し流れを見てみようと思うのだ。今だけはぼんやりと依頼された作品を描くことに没頭したい。
 火曜日から佐賀に帰ります。壁画の続きと姉の一周忌のため。久しぶりに穏やかな毎日になりそうです。


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 昨日は東京ミッドタウンでトークショーに参加しました。メンバーは清水敏男さん、日比野克彦さん、開発好明さん、武谷大介さん。いずれも今の日本のアートシーンを牽引されている方々で、ここに僕がいていいのだろうか?という気持ちが正直ありました。しかし震災後に活動をしたアーティストということだったので、僕もこの一年間で行ってきたプロジェクトを精一杯話してきました。

 この一年間、本当にいろんなことがありました。ケニア大使館で打ち合わせをしていたときに感じた強い揺れ、テレビをつけるとお台場のビルが燃えていた。大津波警報で東日本沿岸は真っ赤で、ただ事じゃないとすぐに察知した。
 友人の家で一夜を明かし、ようやく家にたどり着くも今度は水や食料がない。テレビでは津波と原発の報道がエンドレスで流れ、リピートされるACのCM。月曜日に都内の中学校でトークショーに参加した際に、自分も何かアクションをすると生徒たちに語った。その日に、ケニアで会った銅冶勇人から電話がかかってきた。

 すべてはそこから始まり、気がつけば今に至っています。

 僕が行ってきた活動に意味があったかはまだ分かりません。アートにできることはなにか?の答えも、まだ見つかっていません。だけど本気でやることの大切さを僕は学びました。これまでもそうしてきたつもりだけど、今回は考えうる全てのことを考え、できるすべてのことをやってきたつもりです。その結果、多くの人と繋がることができたし、僕も絵を描くことが前より好きになりました。

 先日毎日新聞の方から電話が入り、今月発売された「3・11からの軌跡」という毎日新聞から出された写真集の裏表紙に、僕がニュー清水をペイントしている写真が使われたということでした。おそらくこれは後世に残す写真集、そこにある意味復興の象徴として使われたことは、本当に嬉しかった。

 僕は有名な画家でもないし、芸能人でもない。だけどそんな僕にもできることがあった、あの時背中を押してくれた人、僕を受け入れてくれた人、全ての人に感謝です。今後も被災地を元気付ける活動は続きます。



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 六本木アートナイトが始まりました。オープニング参加しますか?と聞かれていたので、何も考えずに「はい、行きます」といったのだけど、これが信じられない事態に。。。何と視線の先には大勢の群集と、真っ赤なレッドカーペット。そこを名前をコールされて出て行くという、とんでもない演出。

「ケンスケー、ミーヤーザーキー!」

 完全な想定外。ちょい役で呼ばれた僕のまさかのコールに、心臓が口から飛び出そうでした。

 そして僕にとって一番の衝撃は、やはり草間彌生さんの登場。教科書で習ったあのレジェンドが、僕のすぐ隣の位置に!この興奮はちょっとヤバかったです。。思い切って退場のタイミングを計って自己紹介させていただき、握手してもらいました。数々の名作を作り上げた右手を握り、感無量。夢のような時間でした。

 明日はついに僕の発表。まあ、いまさら緊張してもしょうがないので、あるがままを話したいと思います。こんなお祭に参加させていただき、本当に光栄です。今度はゲストで呼ばれるように頑張んないとなー。。。








 

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 日本に帰ってきました!タイのことなど書きたいことは山のようにあるのですが、とにかく明日は六本木アートナイトのオープニングです。僕もその瞬間を立ち会いたく、六本木へと向かいます。まずはそちらのイベントに集中して、それが終わったらゆっくりシンガポール、タイを振り返ろうと思います。


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Hello Miyaken desu. Im in Singapore now. I could deliver my painting to my costomer. They loved the picture so much! chotto hotto siteimasu.
Im meeting my friends everyday and drinking Tiger Beer everynight.. Last night we held a great party at MAYA sans house. I could meet people who helped me last year. Tanosikattadesu.
MIU will hold an exhibition from tomorrow. This is a charity exhibition for Tohoku so i painted a small painting. After the exhibition i will go to Thailand. 23th niha Japan ni modorimasu.
Mata houkoku simasune!~


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 ようやくシンガポールに持っていく絵が完成しました。久しぶりにびっしり描き込んだF50号のキャンバス。玉屋の三根さんにもらった額に入れると立派な絵画って感じです。喜んでもらえるといいなー。。。
 ところで明日からシンガポールです。高島屋のMIUで行われる震災復興展覧会にも参加するつもりです。もっともまだ作品は描いておらず、現地で制作するのですが(笑)。みんなに会えるのが楽しみだなー。
 そして帰りがけにはタイにも行こうと思っています、MIUの新しいスタジオを見ておきたいのです。いつかはタイでも展覧会をしてみたい、昨年シンガポールで2ヶ月間生活して、アジアのおもしろさを再確認しました。何年かアジアで活動してみるのもおもしろいかもね。。。
 今回は25日に六本木アートナイトが控えているため、一週間程度の滞在になりそうです。短すぎてあっという間だけど、その分濃密な時間にしようと思います!



六本木アートナイトでのイベント内容が決まりました。

1年後の今:東日本大震災復興支援活動報告会
A year after : Artists talk on activities for recovery from Tohoku guake

東日本大震災発生から1年余り、震災を体験したり、震災復興支援に関わったりしたアーティストや活動家が、自らの経験、これまで行なってきた活動などについて語ります。

■日時:3月25日(日)13:00〜15:00
■場所:東京ミッドタウン アトリウム
■出演:日比野克彦、開発好明、ミヤザキケンスケ、武谷大介
■モデレーター:清水敏男
■料金:無料


すごい顔ぶれ。。。だけどこの一年間の活動という意味ではキャリアなんか関係ない。僕なりの目線で、僕なりに話してみようと思います。25日はミッドタウンでよろしく!



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 あの日から一年が経って、再びテレビでは震災の報道をしています。この日をどう過ごそうかと自分なりに考えたりしましたが、家で地震があった時間に黙祷をしました。
 信じられない事が起こった一年前のこと、僕には少し遠く思えてしまいます。NHKの報道を見ながら一年前と違ったのは、宮古市の映像が流れたり、大船渡の報道がされているのを見て、自分の地元の報道を見るような気持ちになっていること。この一年で東北は、僕にとってとても近い場所になりました。

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 昨年の今日、テレビでみる津波の映像のすさまじさに唖然として、このまま日本はどうなってしまうんだろう?ととても不安になったのを覚えています。「何かできることをしたい」、そういう思いで始めた被災地での活動。絵を描くだけで具体的な支援にはなっていなかったかもしれないけど、一年経って自分がやったことを振り返り、少しでも行動に移せてよかったと心から思います。それは誰のためって言うわけじゃなく、自分自身のためにとてもよかった。

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 被災地で活動をしていく中で出会った人々、数日間を一緒に過ごしただけなのに、なんだか親戚のように親しく感じることができ、とてもこの一年で出会ったとは思えない。特に僕はホームステイ型で活動をさせてもらっていたから、特にそうなのかもしれない。
 ボランティアの中には過酷な労働をして、被災者の方と関わることがなかった人もいると思う。そういう意味で僕はいい面だけを見てきたのかもしれない。だけどそれが今の自分にできることであり、僕なりの支援の方法だったんだと思います。

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 まだまだこれからが大変な震災復興。僕も日本人の一人として、自分にできることを考えていこうと思う。


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 一日家を出ることなく制作をしています。久しぶりのガチンコの絵、力を入れて描いています。それにしてもまだ僕は自分が思い描いている展覧会を開けていない。本当は納得の行く作品を30作ぐらい作って、それを見てもらいたいのだけど、そのタイミングはなかなか来ない。。。
 つくば、ロンドン、東京、雲南、お遍路、東北、シンガポール、色んな場所での活動を絵にして、いつかこれまでの集大成のような展覧会をしたいなーと思う。その機会を無理やり作ることはできるけど、中途半端にはしたくないので、今は機会をうかがっています。

 もっとたくさん絵を描いて、作品を増やしていかなければと考えている今日この頃です。


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 3月14日からシンガポールにいけるよう、今急ピッチで絵を描いている。昨年シンガポールでオーダーを受けた絵で、F50号のキャンバス作品。僕は10メートルの絵を一日で描くこともあれば、1メートルの作品に2週間かけることもある。細部にこだわって絵を描く、これも僕が描きたい絵の一つ。
 久しぶりに細かい絵を描くと、イライラしてしまう。最初はぜんぜん集中できず、家の中でひたすら無駄な時間を過ごす。しばらくしてそれを乗り越えだすと、少しずつ絵の世界にのめりこみだす。一気に大胆に描く絵も好きだけど、こうやって丁寧に少しずつ絵を描き込んでいくのも好きなのだ。
 今回の絵は、自分の代表作になるよう頑張りたい。まだしばらくは家にこもって制作に没頭しよう。


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 被災地に絵を描きに行く男、なんだかとてもいい人っぽいけど、僕はそんなんじゃない。ケニアのときもそうだったけど、ただやりたいことをやってるだけ。

 学生時代、山のように絵を描いた。しかしそれらの作品はほとんど人の目に触れることなく、倉庫の中で眠っている。僕だけじゃなく、絵を志す人はみんなそうだ。誰に求められるわけでもなく、なけなしのお金で絵の具を買い、苦しみながら絵を描いて、できた作品を倉庫に並べていく。それが誰かの目に触れることがなくても、ひたすらそれを繰り返す。絵の道ってのはそういうものなのだ。
 僕の場合、どうせ描くなら人に見てもらいたいと思う。死んでからその作品が評価されるより、生きてるうちに絵を見て欲しい。それにどうせ描くなら、意味のある場所に、求められる場所に直接描いてしまいたい。それが一番シンプルだと思うから。

 僕はアーティストには珍しく、作品を未来に残そうとは考えていない。人の命に限りがあるように、作品の輝きにも限りがあっていい。限りある命だからこそ、ひときわ輝いて見えるのだと僕は思う。


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