
来年の壁画プロジェクトの開催地はエクアドルです。そして先日エクアドル大使館から正式にプロジェクトを応援するというレターが届きました!!ウクライナに続き今回も両国の友好のために活動ができること、本当に嬉しく思います。思えば10年前にケニアに行っていた頃は、どうやって進めていいのかも分からず、ただ闇雲に突っ走っていましたが、いまは積み重ねた経験と心強い仲間達のおかげでこうして正式に開催国に迎えてもらえるようになりました。
今回のエクアドルでは、女性刑務所に壁画を描きにいきます。そこには受刑者の子どもを預かる施設があり、母親以外に頼る存在がない乳児、幼児45名が母親と共に塀の中で生活をしています。2003年から2004年の間、ボランティアスタッフとして勤務していた宮浦歩美さんから同施設をご紹介いただき、壁の中から出ることなく幼少期を過ごす子どもたちのために、希望を持てる明るい壁画を描きたいという思いから今回のプロジェクトはスタートしました。
すでに施設を管理しているエクアドル政府法務省に協力をお願いして、施設内の子供たちがよく見える壁に壁画を描く許可を得ている上、なんと受刑者たちとその子供と一緒に絵を描くことができることができそうです!収監されている女性の罪状は貧しさや知識不足のために麻薬の運び屋になるケースが多く、そのような社会の弱者が犯罪に手を染めてしまう現状がエクアドルにはあります。受刑者である母親とその子供たちと共同で壁画を制作することで、母と子の温かなコミュニケーションを体験してもらい、それにより彼女達の社会復帰後の社会生活や親子関係が明るく前向きなものになる一助になることを目指します。
また全く違ったテーマで挑戦する来年の壁画プロジェクト、これから少しずつ進展状況をお知らせしていきたいと思います。どうぞご期待ください!!
