MIYAZAKINGDOM

ミヤザキケンスケ オフィシャルブログ

2018年06月

知事シューズ のコピー
 最初にペイントシューズを描いたのはロンドン時代でした。そこから10年以上、自分のシューズにペイントしてきましたが、たまにオーダーを受けて描いています。靴はサイズがあるので大量生産できず、オーダーメイドなのですが、これまで一番たくさんオーダーしていただいているのはなんと佐賀県知事の山口さんです。
 知事にはこれまで佐賀をテーマに何度か絵を描かせていただきましたが、今回は明治維新150周年の記念シューズをオーダーいただきました。立体のシューズに描くのはテクニックが必要だけど、平面では表せない楽しさもあります。いろんな人に見てもらえるという意味では、壁画に近いパブリックアートかもしれません。
 僕の絵は美術館に飾られるような絵ではなく、自分から出かけていっていろんな人の目に留めてもらいたい。壁画もペイントシューズも劣化していってしまうけど、それだけ生活に寄り添えるという意味では描く意義があると思っています。







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 ロンドンにいた期間は2年間。僕にとってこの2年間は本当に大きなものでした。当時の僕はこの2年間で成功することばかり考えていて、手ぶらで帰国する自分がふがいなく、情けなく、大きな挫折を感じていました。
 しかし今考えてみると、この2年間で英語を学び、ライブペイントに挑戦し、ケニアに壁画まで残したのだから、自分の基礎は全てこの2年間で習得したといっても過言ありません。だけど26歳の僕はとにかく焦っていて、いま認められなければきっとこの先はないとかなり追い込まれていました。
 日本食レストランの内装の仕事、テイクアウトのシェフ、ギャラリースタッフ、ホテルの管理人、美術教師、ユニクロ、いろんな職を転々としながら何とか食いつなぐ極貧の生活。外食はフライドホテトだけという日も多く、おもわず道に捨てられた廃棄のサンドウィッチに手が出そうなこともありました。とにかく生きていくだけで必死の毎日だったと思います。
 底辺の生活をしながら、自分を支えたものはやはり夢でした。いつかきっとこの経験が報われる日が来ると、毎日欠かすことなく日記を書きました。夢に挑戦できている高揚感と、食べるものにも困る貧困の現実、揺れる気持ちを日記に記すことで何とか自分のモチベーションを保つことができました。
 ロンドン時代のことを思い出すと、うまくいかないことが多かったけどなぜか楽しい思い出も多くあります。パブで友人と一杯のパイントで永遠と話をしたこと、きれいな芝生の公園でサッカーをしていたこと、ダブルデッカーの2階席で読書をしていたこと、苦しい中にも楽しみがあり、日々は充実していました。
 この時期になると、ロンドンを思い出します。長い長い冬が終わり、太陽が沈むのがずいぶんと遅くなり、仕事上がりにパブの外でビールを飲む人たちであふれ出す季節。いまをこの瞬間を楽しむヨーロッパ人の心意気は、ロンドンで得れた一番大きなものかもしれません。
デコトラ

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潜水艦

 ちょっと信じられませんがもうすぐ40歳になります。いろんな人にビックリされるのですが、僕自身が一番ビックリしています。別に40歳になるからって何が変わる訳ではないけど、大雑把に大人と子供の境目をつけるとすると、この辺りがちょうどいい大人のラインではないかな?という気がします。「大人としての自覚」というやつが芽生えてきているのも確かです。

 ただ10代の頃に思っていた「大人はつまんない」や、「大人は自由じゃない」は間違っていて、大人の方が断然楽しいし、メチャメチャ自由だということは間違いないですね。全ては自分次第で、最低限のルールを守れば何だってやれるのが大人の世界だと思います。人生に置ける三大要素は、「夢」、「お金」、「家族(愛)」だと思っているのですが、それが手に入る可能性が高いのが40代ではないでしょうか?
 人生のハイライトともいえる40代を、いかにして充実させるか。最近はそんなことをずっと考えています。年齢は関係ないという人もいますが、その年齢に応じた楽しみ方をしたいと僕は考えています。10代、20代、30代とその時しかできないことをやってきたつもりなので、40代もまた新しい挑戦をしていきたいと思っています!

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 東京FMの恵俊彰さんの番組、東京海上日動 Challenge Stories 〜人生は、挑戦であふれている〜 SAT / 15:30〜15:55 に出演しました。オンエアーのことをすっかり忘れていて、知り合いから連絡をもらってあわてて車の中で聞きました。車の中でラジオのチューニングをしていると、ふと自分の声が聞こえてきました。とても不思議な感覚で気恥ずかしさもあったのですが、リスナーとして自分の話に耳を傾けました。
 絵を描き出すすきっかけから学生時代の話まで、いろんな話があったけど、よくここまでがんばってきたなーと素直に思えました。来週も出演いたします。よかったら聞いてください!

http://www.tfm.co.jp/challenge/onair/detail.php?id=178


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 よく「ミヤケンの周りは人が集まってくるね」と言われます。確かに昔から人運に恵まれていて、気づけばいろんな人に助けてもらっている人生だなと思います。
 ロンドンにいた時に「牛若と弁慶」というタイトルで日記を書いたことがありました。自分の能力を人に尽くすことに使う弁慶のような生き方をする人と、人に尽くされる牛若丸のような人があるならば、僕はきっと後者だろう思い、神輿のような存在だと書きました。

 あれから10年以上が立ち、いまも僕はいろんな人に助けられて活動しています。ただ、黙っていても担いでもらっていた過去から、担いでもらうにはどうすればよいか考え、努力している今は少し違うと思っています。この10年でいろんな経験をして、勘違いもしたし、挫折もしました。その中で人にお願いできることと自分でやらなければならないことも分かってきました。大切なのは、必ずやり遂げる覚悟と、万能ではない能力の偏りが「牛若」の条件なのかもしれません。

 万能ではないから助けが必要で、助けがあるからもっと大きなことができる。個人でできるキャパを大きく越えた活動をしているいま、そのありがたさを痛感しています。本当に人との繋がりに日々感謝している今日この頃です。



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 もうすぐ姉の誕生日です。今日ふとそれを思い出しました。姉は勉強も絵も常に素晴らしい才能を持っていて、どうやっても勝てない永遠のライバルのような存在でした。生きていれば今年で43歳になるはずでしたが、7年前に交通事故で亡くなってしまいました。
 姉はロンドンでアーティストをしていました。僕がロンドンに行ったのも姉の影響もあったのですが、姉と2段ベッドで共同生活をした時期もありました。僕と真逆の作風で、全ての要素を削いでいくようなとても繊細な作品を作っていました。日本にいた時はあまり仲が良くなかったけど、ロンドン時代はたくさんのことを話しました。同じ環境で育ったので幼少期の思い出はほとんど同じなんだけど、その捉え方は斬新で、まさにアーティスト気質の人でした。

 彼女が亡くなったとき、しばらくそれを受け入れることができませんでした。自分にとってあまりに大きな存在だったので、それがない人生が想像できなかったのかも知れません。しばらく呆然としながらも自分なりに彼女と向き合い、一年間準備してロンドンで彼女の個展を行いました。多くの人が訪れ、生前の彼女の話をしてくれました。僕と真逆の人生を歩んだ姉の人生に触れるにつれ、パラレルワールドにいるような、そんな気持ちになりました。。。
 もし生きていたら、きっと僕より成功していたと思います。だけどそうなる前にいなくなってしまったのは彼女らしいとも思います。生きるごとにアーティストとしての質を高めていった姉の生き様を、このごろふと考えさせられます。

http://naoko.miyazakingdom.com








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東京FMの恵俊彰さんの番組に呼んでいただきました!
幼少期から現在にいたるまで、いろんなお話をさせていただきました。恵さんは聞き手でありながらご自分のお話もしてくださり、緊張しましたがとても楽しい時間でした。Over the Wallの活動が少しずつ広がっている気がします。放送は2週に渡って行われます。僕が選曲した魂のパンクミュージックも聴いてください!

番組名 「東京海上日動 Challenge Stories 〜人生は挑戦であふれている」
放送日 6月23日、30日 土曜日15:30-15:55放送
http://www.tfm.co.jp/challenge/


 それにしてもここのところたくさんの取材をいただいています。集英社さんのインタビューから始まり、週刊文春、東京FM、そして明日はもう一件あります。いろんな方が僕の活動にスポットを当てようと動いてくださっています。これは本当にありがたく、感謝しなければなりません。単純に絵を描くだけの人生だったら、こうはならなかったと思います。不思議な巡り合わせの連続で今の自分があります。後押しをしてくださる方々のためにも、もっともっと活躍していきたいと思います!

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 驚きました!
大船渡のニュー清水に描いたペイントハウスが、なんと軌跡の復活を遂げました!!
震災後まだ津波の瓦礫が残る大船渡で、地元の人やボランティアの人たちと共に制作した思い出の作品です。昨年の4月に解体され、役割を終えたと思っていました。しかし清水さんの思い、再建してくださった片山さんの思いがペイントハウスをよみがえらせてくれました。こんなことってあるでしょうか?
僕はOver the wallという世界に壁画を残す活動をやっています。困難を抱えた地域を明るい壁画で元気づけたいという思いで始めたプロジェクトですが、そのきっかけとなったのはこのペイントハウスでした。屋根に不死鳥を描いたのは偶然ではなかったかもしれません。。
片山さん、清水さん、ペイントハウスを愛してくれた全ての皆様、本当にありがとうございます。近いうちに必ずペンキを持って駆けつけたいと思います!

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 先日つくばでケニアのイベントでライブペイントを行いました。マゴソスクールの早川千晶さんと大西匡哉さんとのコラボレーションでした。

 ケニアとの出会いは12年前。マゴソスクールに壁画を描きにいったことが全ての始まりでした。当時27歳、2年間のロンドンでの修業期間を終える前に何か成果を上げたい、このままじゃ日本に帰れない、、、そんな悲痛な気持ちもあったと思います。テレビで見ていたアフリカのスラム街の話と、アーティストとして成功するという自分の夢が、同じぐらい遠く感じて、「このままじゃ自分の世界は永遠に変わらない」、とにかく一度限界を超えよう!っとスラム街で壁画を描くことを決めました。かなりの飛躍でしたが決死の覚悟でした。

 そのときの僕は、もしかしたらアフリカのスラム街には同じ人間が住んでいるとは思っていなかったのかも知れません。変ないい方ですが、プロジェクトを終えたとき彼らも「同じ人間だ」と思えました。本当に当たり前のことだけど、その当たり前は言葉で言うのと体験で知るのとでは全然違う。炭酸を飲んだことがない人が「シュワシュワする」を想像するのと一緒で、何百回人に言われて知った気になってても、結局は自分で体験しないと何一つ理解できてないのだと知りました。

 本当はシンプルなのに、自分で勝手に難しくしてる。

 自分の想像が及ばないものは、とんでもなく難しいものだと思い込み、憧れも自分の夢も、勝手に遠い所に追いやってしまっている。気づけば挑戦もしないうちから諦める為のいい訳ばかり。「分からないからやってみる」。それ以来シンプルにこれでいいじゃないかと思うようになりました。
 
 ケニアから帰ってきてからは、挑戦することが怖くなくなりました。できないならやってみればいい。できるできないはやってみてからじゃないと分からない。自分に限界を決めず、シンプルにとことん突き詰めてみる。誰でもできるようなことでも、誰もやっていないことって意外にあるもので、僕がやっていることもそういったことの一つだなと思うのです。


 12年前の経験は、いまも大きな力となっています。

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 ケニアは僕のルーツのような場所です。最初に訪れたのは2006年、1人でスラム街の小学校に通って壁画を制作しました。そこでの出会いや経験は本当に大きく、その後の自分の活動に大きな影響を与えました。あれから12年、今もケニアとの交流は続いています。明日はケニアから早川千晶さんと大西匡哉さんがつくばにやってきます。会場はシダモというアフリカの家庭料理を出しているお店で、ここのオーナーも古い知り合いです。
 僕に取って大切な人たちが地元のようなつくばにやってくるということで、ライブペイントで参加させていただくことになりました。そういえば久しぶりのライブペイント、どんな絵が描けるか明日が楽しみです!お近くの方はぜひお越し下さい。お待ちしています!



★アフリカトーク&ライブinつくば★
みんなで踊るポレポレ with ミヤザキケンスケ 

●日時 2018年6月8日(金)18:30開場、19:00開演、21:00終演
●参加費用:2,000円(ワンドリンク付き)(学生証提示で学生割引1500円、ワンドリンク付き)(アフリカ人留学生はドリンク代のみでご招待)
●場所:アフリカの家庭料理 シダモ 茨城県つくば市上野613-5 029-846-3033
http://adomigiwa.wixsite.com/sidamorestaurant
TX「つくば駅」から車で約10分 筑波大学そば
●出演:
大西匡哉(ケニアのドゥルマ民族のタイコ、歌、ギター)
早川千晶(コーラス、ケニアのお話)
ミヤザキケンスケ(ライブペイント)

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