今日は午前中に壁画の写真を撮りに刑務所に行き、夕方から最後の目的地マンタへ移動しました。お披露目会では雨が降ってしまいいい写真が撮れなかったのですが、今日は午前中よく晴れてくれ、小野先生がいい写真を撮ってくれたと思います!写真のお披露目はまた後ほどさせてください。
 刑務所では受刑者のお母さんたちと話す機会がありました。あるお母さんは、僕たちに本当に感謝していると伝えてくれ、一ヶ月かかって編んだマットをプレゼントしてくれました。とても器用で絵も上手だったので、出てからこういう仕事をすれば?と聞いたら、そんな仕事はエクアドルでは難しい、といい自分の身の上話をしてくれました。

 彼女はコロンビアに生まれたそうです。彼女が住んでいたコロンビアの街はとても治安が悪く、彼女自身銃で足を撃たれた経験があると言っていました。12歳の時に母親とエクアドルに渡り、ストリートで生計を建てていたそうです。何とか16歳までは学校に行っていたものの、そこからは生活のために道ばたで物売りをし、そのうち妊娠をして、その子供を育てるために麻薬の販売に手を出し捕まってしまったそうです。家族は誰もおらず、面会は誰もいないと言っていました。あと1年で出所できるものの、出てからどうやって子供を育てればいいか全く分からないと言っていました。

 その話を聞いて、何一つ希望を与える言葉を伝えることが出来ませんでした。一人で子供を育てるために、彼女はまた犯罪に手を染めるかもしれません。そうでない生き方を見つけて欲しいけど、きれいごとだけでは語れない現実がそこにはありました。僕たちが描いた壁画が、受刑者にとってどんな影響を与えていくかは分かりませんが、少しでも希望を与える力になってくれればと願ってやみません。

 そして今日でメンバーの半分が帰国しました。美貴さん、影山さん、慶輔、イサベル、前半の山田さんとムータンを入れると6人が帰国したことになります。最後は沿岸の街、ハラミホで子供たちにワークショップを行います。夜にマンタ行きの飛行機に乗り込み、協力者のサラさんの家に泊まらせてもらっています。明日から二日間、ワークショップがんばります!

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