Hand in Hand

2011年04月20日

気仙沼でのワークショップ

DSC04072 金曜日の夜、勇人の仕事が終わったころに連絡を取り合い、西麻布で落ち合う。花柄ワゴンに荷物を積んで、東北に向けて出発する。これが僕らがこの3週間続けてきたこと。
 僕の車は軽なのでとても遅い、常に車線を左側にキープしてひたすら東北道を北上する。ちょうど福島あたりで夜が明け、気仙沼に着いたのは10時過ぎだった。
 着いたらすぐにワークショップの準備に取り掛かる。今回は会場が広いので、目立つようにまず看板制作を行った。1時ごろ、館内放送で呼びかけてもらう。



DSC04086 スケッチブックとクレヨンを渡しながら、絵を描き始める。最初は自由に、次にゲーム形式で。あえて短い時間で描くことで、絵への苦手意識をなくす。できれば僕らがいなくなってからも描き続けて欲しいのだ。
 子供に混じっておばあちゃんも参加してくれた。自由に描いてといっても大人は戸惑うけど、ゲーム形式にすれば参加してくれる。ここ3回のワークショップで少しずつ分かってきたこと。


DSC04136 絵画教室が終わると、すぐに気仙沼の名所、名物についてリサーチを開始する。いろんな人に声をかけて、自分たちの町の自慢をしてもらう。今回は高校生の集団が色々と情報を与えてくれた。テーマは大人も子供も分かる、気仙沼市。
 ロール紙をカットしてキャンバスにしていて、地塗りを子供たちと一緒に行なう。だいたい夕食の準備の時間まで一緒に行い、それからは僕らだけで描き進める。



DSC04141 今回は3人も助っ人がいたからすごく助かったんだけど、どうしても僕が描かなきゃ進まない作業が出てくる。みんなには交代で休んでもらいながら、僕は朝までひたすら描きまくる。
 正直とてもしんどいけど、完成を楽しみにしている人の顔が目に浮かんで、手が止められない。絶対に喜んでもらいたいという想いが僕を駆り立て、結局2日目の夜が明けてしまうのだ。。



IMG_0820 完成後、絵のお披露目会をする。今回は体育館の一番目立つ場所に飾ってもらえたから、色んな言葉がもらえた。
 僕は美術館に飾られるより、見せたい人にダイレクトで届けるこの展示のほうが好きだ。アートの難しいコンセプトは誰かに任せて、僕は僕の思いのままに活動を続けよう。





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2011年04月18日

気仙沼K−WAVE

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 完成の絵です!!今回いった場所は気仙沼市にあるK−WAVEです。かなり大きな避難所でした。福井君とその友達が手伝ってくれたので、とても助かりました。
 今回は3回目ということで、かなり手順も分かってきてスムーズに進んだのですが、僕の体調不良もあり、やはり作業は明け方まで続きました。。しかし完成した絵を見て、


「避難所が明るくなった」

「なんかみてると元気になる!」

「気仙沼をよくあらわしてる!」


など、とても嬉しい言葉をもらいました。一生懸命描いてよかったです。とりあえずこれで一区切り、今週は韓国、来週は友達の結婚式、その次は佐賀でのイベントと、しばらく活動が出来ません。。次回は五月半ばを考えています。

 今回の詳しい報告はまた明日にでも!

とにかく避難所に絵を残していくという活動は、とてもやりがいがあります。絵を描くという手段で、どれだけのことが出来るのか、僕はそれを追求していこうと思います。

今後も引き続きがんばりまーす。




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2011年04月12日

岩沼市でのワークショップ 2

8 今回行った岩沼市は、仙台空港があるところで、かなり甚大な被害を受けた場所でした。参加してくれた子供は、最初こそ遠慮がちだったものの、時間がたつにつれて盛り上がってきて、ドンドン絵を描いてくれました!


そんな中、あるおばあさんが

「昨日は娘の葬式でした。私は農業をやってるけど、田んぼもだめだし、コンバインも流されてしまって、本当にどうしていいものか・・」

と涙ながらに話してくださいました。
 正直、僕にはかける言葉が見つからなかった。。。みんな表には出さなくとも、そういう思いをもって過ごされているのだと、改めて痛感しました。

6 子供たちはとても元気で、我先にと絵を手伝ってくれました。役所の人の話では、彼らがこうして集まって何かをするのは震災以来初めてだということでした。大変な環境にいても、やっぱり子供の元気な姿を見るのが一番だと思います。

 出来上がった絵は、岩沼市の色んな名所をふんだんに取り入れています。子供たちの要望で伊達政宗も入れました。中央には街のシンボルの竹駒神社、そしてそこで春に行なわれるはずだった初午大祭のようすです。来年こそはみんなで盛り上がれるよう願いをこめて描きました。

 この絵が未来予想図になりますように。。。

完成





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2011年04月11日

岩沼市でのワークショップ 1

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 昨日岩沼市から帰ってきました。更新が遅くなり、ごめんなさい。

 花柄ワゴンに乗って向かった先は、宮城県岩沼市。前回の多賀城市より被害は大きく、とても厳しい状況で生活をされている現状です。僕らを受け入れてくださったのは、岩沼ビックアリーナという避難所でした。
 前回同様、最初に絵画教室を行いました。クレヨンとスケッチブックをプレゼントして一緒に絵を描いたあと、5メートルのキャンバスに子供たちと一緒に絵を描きました。

  前回と違ったのは、お年寄りや大人の方々もたくさん参加してくださったこと。最初は戸惑っていても、描いてみれば楽しい。それが絵の魅力なんだと思います。
 今回は教室の最後にそれぞれ好きな「花」を描いてもらい、それを切り取って完成した巨大絵画の周りに貼りました。そうするととても絵が引き立ち、すばらしい展示になりました。

 今回もすばらしい出会いがありました。やはり一泊して制作をするので、手伝ってくれる子供や、気にかけてくださる方々と仲がよくなります。そういう交流の中で生まれる絵は、自然と力が入り、いいものになる。

 僕らのあとには作品が残る。みんなで作った作品には、必ずこの街を奮い立たせる力が宿っていると信じています。





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2011年04月08日

ド派手なワゴンの出来上がり

_MG_0734 ハッキリ言って恥ずかしい。。。しかしまあこういうのもアリだろう。こんなうかれた花柄ワゴンは、世界に一台だけでしょう。
 今日の深夜に岩沼へ向けて出発します。今度の目的地は岩沼ビックアリーナです。体育館で、絵を描くスペースが無いかもしれないということなので、どういう形になるか分かりませんが出来ることをしてこようと思います。
 さあ、花柄ワゴンの初陣です。ヨーソロー!



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2011年04月07日

Painter’s Wagon

IMG_0728 今週末は岩沼市に行くことになりました。月金はしっかり自分の仕事をして、週末に被災地へ訪れる。しばらくはこのスタンスでやっていこうと考えています。

 僕は絵の力を信じています。絵を描くことで何が出来るのか、自分の活動の根底のテーマであり、ここで何も出来なければ、僕は絵を描く理由を失ってしまう。。

 いま自分の車をペイントしています。元気の出るイカしたペイント。毎週満開の花を東北に届けるのです。



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2011年04月05日

銅冶勇人という男

_MG_0617 僕は自分で行動力があるほうだと思う。いやむしろそれだけでここまでやってきたようなものだ。だけどそんな僕でも、彼の「行動力」には驚く。
 始まりは3月14日。地震後の月曜日で、僕は都内の中学校で講演会をした日だった。中学生に向けて、「いま自分に出来ることをやる」と宣言したものの、具体的な手段は見つからない。被災地に自分は何が出来るだろう?自問自答していた。
 そこにケニアで一緒だった銅冶勇人から連絡がある。彼もまた、この地震で心を揺さぶられた一人で、すぐに何が出来るかを話し合うことになった。だけど僕には被災地に入る方法すら思いつかない。。
 数日して彼から連絡があった。

「現地入りが決まりました。知り合いから3トントラックを借りて、NPOが集めた物資を代行で運びます」

 度肝を抜かれた。。ただ行くだけでなく、3トントラックに物資を満杯にしてしまうなんて、まるで魔法使いだ。ついでに緊急車両の申請まで済ませていた。


 気仙沼、南三陸の現状を目の当たりにして、僕は絵を描くよりも肉体労働で貢献することにした。実際絵を描く状態じゃなかったし、タイミングが早すぎると思った。
 しかし彼の判断は違う。とにかく避難所のある自治体に連絡をして、熱意を伝える。彼は絶対に絵を描くことで、人々の意識を変えられると思っていたのだ。そしてまず反応をしてくれたのが多賀城市だった。
 
 多賀城市で前例を作れたおかげで、別の自治体も受け入れを決めてくれた。まさに行動することで道を切り開いたのだ。僕一人ならここまでできなかっただろう。

 若干25歳で、証券マンをやりながらNPOを立ち上げ、ケニアの支援をしながら、週末は被災地のために奔走する男。どう考えても普通じゃない。だけど普通じゃないからおもしろい。僕はこのおもしろい男と、しばらく行動を共にしてみようと思う。




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2011年04月04日

多賀城での写真

DSC03307 今回僕たちは、子供たちにスケッチブックとクレヨンをプレゼントして絵画教室を開きました。避難所にいる子供たちと絵を描くことで、発散させるものがあるのではないかと考えたのです。
 市役所の方に段取りをしてもらい、集まった子供たちに絵を描いてもらいました。最初は遠慮がちだった子供たちも、たんだんとクレヨンを持つ手に力が入りだし、気づけば100枚以上の絵が完成していました。絵はエントランスに飾り、即席のエキシビジョンを開きました。

DSC03381 その後、子供たちと5メートルの絵を描きはじめ、夜は場所を移動して作業しました。プロジェクト発起人のユウトと、仙台から駆けつけてくれたアマニの福井君が手伝ってくれ、3人で朝までかかって何とか仕上げることが出来ました。


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 今回のプロジェクトに協力してくださった市役所の方との写真。これだけで、どれほど僕らが打ち解けたか分かると思います。避難所を少しでも明るい雰囲気にしたいという彼らの思いと、僕らのできることがうまくマッチした瞬間でした。


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天真小学校でのワークショップ

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 天真小学校で描いた絵です。子供たち、お母さま方、いろんな人に手伝ってもらって完成しました。この絵を描くまでには様々なエピソードがあり、ドラマがありました。
 結果として僕たちが行なったこのワークショップは大成功で、大変盛り上がりました!最初は「何かをしたい」という思いで行ったのだけど、子供たちの明るい笑顔、お母様方の温かい差し入れ、そして市役所の方々の喜びようを目の当たりにすると、帰りは「楽しかったなー」という気持ちになっていました。なんか不思議な気持ちです。。

 厳しい環境の中でも、絵を使った交流がこんなに笑顔を生むものなんだと改めて気がつきました。僕の絵が、少しでも多賀城市の方々を笑顔に出来たのなら、今回のワークショップは大成功だったのでしょう。

 多賀城市のみなさま、どうもありがとうございました!





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無事に帰ってきました

多賀城市から帰ってきました。あまりにも疲れていたため、帰ってくるなりソファーで撃沈。ブログの更新もままなりません。。
詳しいことはまた明日。素晴らしい出会いがありました。とりあえず無事のご報告、本当にありがとうございました!

寝ます!


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