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ミヤザキケンスケ オフィシャルブログ

カテゴリ: OVER THE WALL

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 先日は東ティモールのイベントがあり、2016年にお世話になった宮良さんや新山さん、外務省の川崎さん達に再会することができ、とても感慨深い一日となりました。
 Over the Wallでは一年に一度壁画を描きにいろんな国へ行きますが、常に新しい国と向き合っている為なかなか描いた壁画のその後を振り返る機会がありません。今回はいまも東ティモールを行き来している宮良さんから、その後残してきた壁画がどうなっているか色々とお話をお聞きすることができました。

 壁画は描いたら終わりと思われがちですが、できてからその地域になじんでいく過程がとても大切です。うまくなじむことができないと、消されてしまうこともあるからです。そういう意味で、僕は壁画を描くまでの過程を非常に大切にしていて、できるだけみんなに愛される壁画になって欲しいという思いを持って取り組んでいます。そういったプロセス全て含めて、僕はこの壁画プロジェクトが好きなんだと思います。
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 これまでケニア、東ティモール、ウクライナ、エクアドルに壁画を残してきて、やはり思うのは行く前に考えていた国のイメージと行った後に感じるイメージにとても開きがあるということ。結局は行ってみないとその国のことは分からないというのが本当のところなんだと思います。
 今回ハイチに行くことに決めていろんな情報を収集しているけど、やっぱりなかなかイメージをつかむことができない。元々情報が少ない中で2010年の震災があり、そのインパクトが強すぎて国の風土や空気感がなかなか浮かんできません。ちょうど東ティモールを想像していた時と似ていて、いまはおとぎの国のように現実感がない感覚で想像しています。

 ただ現在のハイチの治安はあまりよくなく、大統領退陣を求めたデモが連日行われており、死者も出ているようです。おそらくこれまで行った国の中で一番情勢が不安定な国だと思います。もちろん状況が悪化すれば延期なども考えますが、現地が受け入れの体制を整えてくれる限り実現に向けて努力を続けるつもりです。世界にはいろんな国があって、まだまだ僕たちが知らないことがたくさんあります。未知のものに対面すると、やはり少しワクワクします。

※写真は書家の江島志織さんに書いていただいたOver the Wall の文字です。



 

ハイチ原画
 ハイチの国境なき医師団の方々と打ち合わせを進めながら、病院内に描く壁画の原画を制作しました。毎年この原画を描くのが一番大変で、苦しい期間なのですが、これが出来て初めてスタートという感じがあるので、今回も何とか生み出せたとホッとしているところです。

 今回壁画を描くにあたり、テーマにしたのはハイチの民話「魔法のオレンジの木」です。ハイチにはお話を語り継ぐメトル・コントという語り部がいて、このお話も18世紀頃から語り継がれて来たお話ということです。全体的に不思議なお話ですが、おなかをすかせた女の子が魔法のオレンジの木を手に入れ、天まで高く伸ばしたり、小さく縮めたりして、意地悪な継母を知恵でやり込めるという話です。読んでいるうちにハイチの豊かな森が情景として浮かんで来て、生命力に溢れ、病院に描くには良いテーマだと思いました。物語の舞台である森の中にいるかのように、壁一杯に森の植物を描き、たわわに実ったオレンジの木を象徴的に描きたいと思っています。植物の緑は「癒し」の効果があると言われ、豊かな森の中にいるような気持ちでリラックスできる空間にしたいというのが一番大きなコンセプトです。またハイチの人々にとって森は身近な存在ですが、近年貧困との悪循環で木が乱伐され、その多くは失われています。近年続いている自然災害も鑑みて、自然と共存するメッセージにもなればと考えています。

 この絵を現地のお医者さん、患者さん、スタッフの方々などと協力して描きたいと思っています。現在ハイチの情勢は思わしくありません。。。しかし何とか受け入れ態勢を作ろうとがんばってくれているので、それに応える絵を描きたいと思います!

壁画イメージ




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 先日横浜市内にある神奈川中学校で講演を行いました。500人以上の中学生の前で話すということで、実はかなり悩みました。自分もそうでしたが、中学生の目線はシビアでドライだということは身にしみてよく分かるので、体面を気にしたり、小手先で話をすればきっと伝わらない。やるなら全力でぶつかるしかないと、本来ならば本番の一度でよかったのですが、2日前に全校生徒対象にワークショップを行い、それをもとに本番に臨みました。
 残念なことにインフルエンザの影響で全校生徒の前で話をすることができず、なんと放送室でカメラを通して話すことになり、リアクションが読めないままに1時間の話をしました。。。正直最初は何の手応えもないまま話していたのですが、ワークショップで生徒達が描いた絵に触れながら話をするうちに、何となく見えないながらに対話の感覚が生まれてきました。やっぱり努力はするものですね!
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 今回は奉仕委員会という生徒主体の団体が企画運営してくれており、彼らが自分たちでOver the Wallの活動を調べ、事前に募金活動や広報活動なども行ってくれていました。彼らとしても全校生徒の前でできなかったことは悔しかったと思うけど、放送室でガラス越しに僕の話を聞き、話が終わるとそれぞれのクラスに走り、生徒達の感想を息を切らせながら回収してくるなど、全力で講演を成功させようと動いてくれていました。後半はその生徒達の感想が書かれた紙を読みながらトークするというまさかのラジオパーソナリティスタイルだったのですが、のどがカラカラになりながら生徒の質問に答えていきました。500人の前で話すのもよかったけど、こうした形で本音に近い質問を受けるのもとても新鮮で、貴重な経験となりました。
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 帰り際にある生徒に呼びかけられ、美術室で美術部のみんなと一緒に絵を描くことになりました。思いがけず中学生達と絵を描くことができて、とても楽しい時間でした。一度きりの関わりでみんなに響くものを与えることはできないけど、何か心に残るものを一人でも感じてくれればいいなと、いつも思います。人生で出会える人の数は決まっているから、その出会いに手を抜かないようにしたい。難しいことだけど。。。
 いただいた募金と絵の具はOver the Wallで大切に使わせていただきます!話をくれたベンゾーさん、ありがとうございました!
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 昨日は今年最初のOver the Wallミーティングでした。Over the Wallも5年目に入り、メンバーも多少の入れ替わりが出てきているので、一年ごとにプロジェクトを区切って活動しようということになりました。そして新たなメンバーで行った最初のミーティングでしたが、非常に有意義な話し合いになりました。ミーティングの会場は山田さんが勤めている会社、ベルチェアソシエイツさんの会議室をお借りしてやらせていただいています。
 今回のハイチは全くの飛び込み企画だったので、実現させるのは難しいと思っていたのですが、少しずつ協力者も増えてきて、何とか実施できる見込みが出てきました。Over the Wallは受け入れ先から話を頂いて実施することもあれば、今回のように僕らから話を持ち込んで進めていくこともあります。しかし会ったこともない自分たちを受け入れてもらえるよう働きかけることは容易ではなく、交渉は非常に難航します。だけど少しずつ信頼関係を作り、最終的にいい壁画を残せると、その努力も吹っ飛ぶので、いまはその過程も楽しんでいます。

 そしてOver the Wallも5年間で成長を続け、ついにメンバー内でも部署に分かれて動くことになりました。年間スケジュールが見えてきたこともあり、僕が全てを動かすのではなく、効率よくそれぞれの部署で対応していこうということになってきています。始めた時はまさかこんな形になるとは思いもよりませんでしたが、支えてくれているメンバーが優秀であり、また社会経験抱負であるためドンドン組織の土台ができてきています!
 いよいよハイチのプロジェクトも始まりましたが、よいプロジェクトにできるようこれから半年しっかり準備していこうと思います。




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 昨日はハイチ大使館にて新年会に参加させていただきました。思いがけずその場で大使から政府としてプロジェクトを後援する発表をいただき、驚きと歓喜の一夜となりました。
 今回ハイチでプロジェクトを行いたいと思ったきっかけは、国境なき医師団(MSF)でロジスティシャンをされている小口隼人さんと知り合い、彼が赴任していたハイチの話を聞いたのがきっかけでした。ハイチ大地震の直後に現地入りされたお話をお聞きして、何かこの国でやりたいという気持ちになりました。そこから見切り発車でスタートして、エクアドルでは直さんの繫がりでハイチ大使館を訪問させていただき、女性刑務所の完成披露にも大使館から出席していただきました。その後バルべリス日本大使から直々にハイチ大使に推薦していただいたこともあり、今回こうして政府公認プロジェクトになりました。それにしてもウクライナ、エクアドルに続き3カ国連続で現地政府に後援いただけるとは、本当に恵まれているなと感じます。個人で各国の政府とやり取りができるなんて数年前には思いもよらないことでした。。。しかしそこには多くの方々の信頼で支えられていることは間違いなく、それを裏切らない活動を続けていかなければと感じています。
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 それにしてもこのハイチの新年会は面白く、さすがカリブ海の国、会が進むと自然とダンスパーティーになり、おいしいハイチ料理、最高のラム酒、陽気なハイチアンたちは大使館の中であろうともノリノリで楽しむ心意気はさすがでした。今年の夏がメチャメチャ楽しみになってきました!
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 NHK佐賀放送局で作っていただいたエクアドル壁画プロジェクトの映像が九州で流れ、そしてNHK WORLDで世界に発信されました。さらに明後日のおはよう日本のなかで取り扱っていただけることになり、結果的にNHK完全コンプリートしました!!
 制作してくださったディレクターの坂本さんはもともと外務省を担当されており、僕が東ティモールでお世話になった大使館の参事官の方との繫がりで僕の活動を知ってくださっていました。本当にいろんな人の好意がプロジェクトを少しずつ押し上げてくださっているような気がします。
 明後日は朝6時から8時のどこかのタイミングで流していただけるとのことですが、早めの時間の可能性が高いとのことです。ぜひ早起きしてみていただきたいです!

NHK WORLDの映像はこちらで見れます!
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/news/videos/20181129114238353/?fbclid=IwAR04-EQZIArSX_c-4eMlosN8LVCxbLe7--T7nELfUk3oXBDrKstbikq9XLI



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 先日の表彰式の模様を佐賀新聞で掲載いただきました。地元佐賀では本当にいつも温かく応援いただき、感謝です。
 そして今回の帰省にはもう一つ目的がありました。それは高校の同窓会で、80歳になる恩師を囲んだお祝いの会でした。僕は芸術コースという音楽、美術、書道の特別クラスを卒業していて、3年間クラス替えなしで高校時代を過ごしました。ほとんど女子校のような状態だったこともあり、あまり楽しかった思い出はなく、卒業以来ほとんど集まる機会はなかったのですが、今回僕が声をかけてみんなを集めました。それほど多くは集まりませんでしたが、とても楽しい会になり、自分の中でぽっかりと空洞のようになっていた高校時代がようやく自分の中で収まったような気がしました。
 恩師にも感謝の気持ちを伝えれたし、今回は良い帰省になりました。



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 Over the Wallのエクアドルで行った活動様子がなんとNHK World で世界発信されます!配信は11月29日で、時間は決まり次第お知らせいたします。NHK佐賀局で制作していただいたものが、九州、全国と上っていき、最終的にWorldまで届いたということは本当に凄いことだと思います。ディレクターの坂本さんのお力が大きいですが、僕たちがこれまでやってきたことが認められたということだと思います。
 初めてケニアに壁画を描きにいってから12年、いろんな経験を積みながらようやくここまで来ました。ロンドン時代はよく見ていたNHK World、いつかここで取り上げられるような活躍がしたいとずっと夢見ていました。NHK Worldは18の言語で翻訳され、全世界に配信されます。今後Over the Wallが世界中で壁画を描いていく上で大きな後押しになってくれると思います!詳細が決まり次第お知らせいたします!



 エクアドル壁画プロジェクトの動画が完成しました!プロジェクトメンバーChanghun Leeが一ヶ月つきっきりで制作してくれた力作です。前半後半に分かれていますが、ぜひご覧下さい!

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