枚方市の「宮園歯科日記」

大阪 枚方市の歯医者さん 【宮園歯科医院】 より、 「当院のお知らせ」 と 「歯科の耳寄り情報」 をお届けします。

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 幼児食とは、幼児が母乳やミルクを卒業し、成長に合わせて食べ物だけで栄養をとる食事のことをいいます。幼児食は、歯の生え方、特に奥歯(第一乳臼歯)の生え方を見ながら進めていきます。
 第一乳臼歯は、1歳4カ月頃から生え始め、上下のかみ合わせが完成するのは1歳8カ月頃だといわれています。
 第一乳臼歯が生えるまでは、歯茎や前歯で食べ物を噛んでいるに過ぎません。この時期に噛みつぶせない固い食べ物を与えると適切な時期に、適切な咀嚼機能を得ることが出来なくなる可能性があります。その上、噛まない、丸のみする、固いものを嫌う、偏食に育つなど悪習慣に繋がることもあります。特に丸のみで食べる習慣がつくと過食や肥満の原因になるともいわれています。
 幼児期は子どもの咀嚼機能と食習慣を育てる大切な時期です。いろいろな種類の食品を工夫して調理し、豊かな味覚を育みましょう。また、家族で楽しくゆったりと食事することで、よく噛んで楽しく食べる子に育ちます。これが食育の第一歩です。

 むし歯予防は、①むし歯菌のえさとなる糖類の摂取を減らすこと、②歯みがきでむし歯菌を減らすこと、③フッ化物を使用して歯を強くすること-がポイントとなります。
 むし歯のえさになる糖類は、摂取量だけでなく、摂取する回数を減らすことが重要です。また、キャンディーやキャラメルなど、長い時間口腔内に糖が溜まるものは避けましょう。
 予防のためには、しっかりと歯みがきすることが大切です。お家では、フッ化物入りの歯みがき剤でブラッシングを行い、歯科医院でフッ化物を塗布してもらうことも効果があります。フッ化物は歯を強くするだけでなく、再石灰化(溶かされた歯の表面を修復する作用)を促進します。
 健康な歯を守るためには、日々の積み重ねが大切です。

 口臭の種類は大きく4つに分けられます。
 生理的口臭・・・唾液には口腔内を洗浄、殺菌する作用があります。起床時や空腹時、緊張時など、唾液の分泌量が少なくなることで口臭が発生します。
 病的口臭・・・歯周病、むし歯、歯垢、歯石など口腔内の原因と、呼吸器系、消化器系の病気、糖尿病などで口臭が発生します。
 外因的口臭・・・ニンニク、ニラなど臭いの強い食べ物を摂取した際や、アルコール、タバコなどを摂取することで口臭が発生します。
 内因的口臭・・・特に口臭に異常が認められなくても、口臭があると思い込んでしまう場合です。
 これらの中で多数を占めるのが病的口臭です。予防のために、ブラッシングや歯間の清掃(デンタルフロス、歯間ブラシなど)によって、お口の中の細菌を減らしましょう。マウスウォッシュやデンタルリンスを併用するのも効果的です。また、定期健診を受けてお口の中にむし歯や歯周病があれば早めの治療をお勧めします。正しいブラッシング方法などをもう一度確認することも大切です。

 感染症の原因が細菌だとわかったのは、140年前。ドイツの細菌学者ロベルト・コッホが発見しました。
 その後の研究で、歯周病の原因も細菌であることが明らかになり、歯を磨き細菌を除去することで歯周病を治療・予防できるようになりました。
 むし歯を進行させる細菌がミュータンス菌であるように、歯周病を進行させる菌にもいくつか種類があります。その中でも代表的なのが、ジンジバリス菌(PG菌)です。歯周病は、これらの菌が歯と歯茎の間に潜り込み、繁殖を繰り返すことで進行します。
 歯周病の原因となる細菌群をレッドコンプレックスと名付け、これら細菌に対する治療法が考えられてきました。
 レッドコンプレックスに含まれる細菌はプラーク(歯垢)が多くなると検出されることから、徹底した歯みがきやスケーリングによって除去します。歯茎の中に歯石などがこびりついている場合は、外科処置などで除去し、細菌の繁殖を抑えます。また、抗菌薬を利用することも一つの治療法です。
 近年、大阪大学歯学部の天野敦雄教授によって、PG菌にも種類があり、型によって治療後の再発リスクに違いがあることがわかってきました。繁殖力が強い型に感染すると治療後も継続したメインテナンスが必要となります。
 将来は、より繁殖力が強い型のPG菌に感染する前に、弱い型に感染させるといった予防接種のようなことも行われるかもしれません。

 小さいお子さんは膝の上に寝っ転がって仕上げみがきをしていただくのが理想的なのですが……。歯みがき、続いていますか?
 仕上げみがきのポイントは力を入れすぎないこと。歯ブラシの毛先が広がっていたら、力の入れすぎが原因かもしれません。鉛筆を持つように人差し指と親指で軽く握りましょう。
 子どもの歯のエナメル質は、大人より薄くてやわらかくなっています。ゴシゴシと力を入れてみがくと傷つけてしまいますので注意してください。3、4歳ぐらいになると自分でもみがきたがる時期。力加減を教えてあげましょう。
 みがき残しが多い部分は奥歯のかみ合わせの溝や、歯と歯肉の境目、歯と歯の間です。歯と歯肉の境目は、歯ブラシを45度くらいに傾けてやさしく小刻みにみがいてください。歯と歯の間はデンタルフロス(糸ようじ)で清掃してくださいね。
 お子さんの歯みがき・仕上げみがきは小さい頃からの習慣化が大切です。家族みんなで環境をつくっていきましょう。

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