2013年04月18日

利他心と母性が引き出された体験

高校同級生グループで教えてもらった本。

社員みんながやさしくなった

この渡邉社長の姿勢に、感動した!


電車の中で読んでると涙があふれてきて、朝からやばかった。


障がい者の就労支援の仕事に関わったのは4年前。


大阪府支援学校(旧養護学校)の高校生の就職先開拓や

ビジネスマナー講座を担当した。


その仕事のオファーをもらった時は、支援学校を回るとか

障がい者の生徒の授業って、想像もつなかったから

正直最初は気乗りしなかったんだけど、やってみたら見事はまった。



一般高校生よりずっと一生懸命で、かわいいのなんのって。

ダウン症の子供たちの笑顔には、魂が洗われた感じがして

この子たちのために、がんばろう!とスタッフ全員が必死になれた。

翌年、堺市の障がい者のみの職業訓練コースで、

2日間授業と個人面談を担当したが、そこでも彼らの真摯な態度に心打たれた。


「また彼等に会いたいから、講師の枠があったら教えてください」

と事務局に電話したら、担当者が驚いていた。


「一般人の職業訓練はマナーが悪い人が多くて、授業は

 やりたくないけど、障がい者訓練コースを一日担当しただけで

 どの先生も、また授業に行きたいとリクエストがくるんですよ。

 なんでですか?」



その後、極度の鬱になりその回復途上、失礼ながら自分のリハビリを兼ねて

生活支援員として、重度自閉症の施設へ通いはじめた。

そこで利用者さんの純粋な心にふれて、どんどん元気になっていった。


自分のことを考えるのではなく、彼らの為に何ができるだろうか?

という母性が引き出されたのだ。


人間は自分より弱い人に出会うと、

心の中に眠っている利他心がむくむくと立ち上がり

優しくなれるんだなぁーという体験をしたことは

人生の大切な宝物になった。


彼らの役割りは、資本主義社会の効率性、生産性とは全く異なった

人間の本来の優しさを思い出させてくれることにあるんだと思う。



施設での体験後、いつか多くの人に、この体験をやってもらえるプログラムを

研修として提供したいと考えていたが、まだ実現できていないままである。


このアイエスエフネットグループの渡邉社長は、そのずっと上をいっている。


多くの障がい者、ニート、引きこもり、心の病んだ人をたくさん雇用&
トレーニングして、彼等に仕事を通した生き甲斐の場を提供し、

その場の見学会、幹部研修などをやっているらしい。

素晴らしい!!

障がい者に特別の配慮を払う特例子会社のアイエスエフネットハーモニー

短期で黒字をだしているらしいが、

こんなに素晴らしい企業はきっと更に発展していくだろう。



このような素晴らしい人間性の経営者、社会起業家が

もっと増えることを願う。


いつか渡邉社長の100分の1程度のことでも実現できたらいいな〜。


miyochin5998 at 23:03│Comments(0)TrackBack(0) ハッピー福祉 

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