人生是戯言

趣味で色々作ったりしてます。

外伝に登場する第11艦隊の旗艦、エピメテウス。
1/6400 設定全長1230m  実寸192.2mm
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今年最後の更新。

OVAでは座乗しているウィレム・ホーランドがかなり露悪的なイキリバカ描写なせいであんまり人気なさそう…。
フジリュー版コミックでは逆の解釈されていて一見の価値あり(???)
サイドの大きく長いバルジは副推進機なのかサブジェネレータなのかなんなのかよく解らず
このモデルは後者の解釈を採用してモデリングした。

パトロクロス級は既に何隻も作ってきたので、ディティールは極力寄せ集めの使い回しで済ませてしまう。スジボリやら基本形状やらは最初から作り起こしたほうが結局早いのだが…。
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途中でプロポーションをかなり変えた。後は只管ディティールを刻むだけ。
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↓↓↓とりあえず完成したモデルのプレビュー。


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スライサーでレイアウトする。
ボクセルノイズが均等に散るようにZ軸にひねりをつけるが
Chituboxのバグで45度捻ると何故かパーツに欠けが生じるので、40度程にしておく。
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Sonic MINI4Kで出力。レジンはSiraya buildスモーク。
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気温も下がってきたので、サーモスタットとホッカイロを仕込んで出力。

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樹脂が微妙に劣化していて一度失敗したがなんとか綺麗に出した。
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瞬着パテで接合しザッとヤスって捨てサフ吹き。
粗がある所に濃いめの瓶サフをちびちび塗ってサフの皮を600番手でヤスって剥く。
一番かったるい作業である…。IMG_20231112_210651516b

これを2,3度繰り返してディティールの甘いところを彫り直し表面処理を終わらせ、
尾部の噴出口に白⇨蛍光レッドを塗ったところをブルタックとテープでマスキングしてから、緑で下地色塗り。IMG_20231215_165749229
パネルラインのマスキングを貼り込み、クリア系やスモークなどを適当に調色した色を吹く⇨マスキングを剥がす、を三回ほど繰り返した状態がこれ。
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パネルラインの上からクリアとベース色を混ぜたものを上から吹き重ねてトーンを調節し
細部を細かく塗り分けてデカールを貼り付ける。
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艦籍番号のマーキングは今まではいちいち透明デカールに手描きしていたのだが
今回はスパルタニアン用の物と一緒に他の同盟鑑定のものと一緒にUVプリントを外注して作った物を使う。
真っ白なものも一応作ったが、地色に対して真っ白だと色味が浮くので若干グレートーンに落としたものを使った。
デカールを張り込んで保護用にセミグロスクリアを吹いて下地塗装は終了。
ここからがようやく仕上げである。

スミ入れを施して、Mr.ウェザリングカラーのブラックでびしゃびしゃとフィルタリングを施す。
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フラットクリアを吹いて、ブレードアンテナを切り出しミッチャクロンとシルバーを吹いて差し
他のアンテナは(1.2〜3号)テグスを切り出して差してからミッチャクロンを塗った後にシルバーを筆塗りして完成。DSC01976b
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尾部噴射口とスタビライザの内側には蛍光レッドを塗装してスミ入れにクリアレッドを使っている。
ブラックライトを当てて写真撮影すると、お手軽ながら実に効果的なエフェクトを得られる。
(この写真もゴミ取り以外の補正はしていない)
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おわり。
次回はスパルタニアンの予定。

1/6400 全長:142.3mm(設定全長:911m)
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以前一度完成させたヒューベリオン
であるが、改めて見ると色々基本プロポーションから面構成やらディティールやら
全体的におかしいところがあり、完成させたあとから詳細な設定画類が手に入ったのもあって(一番嫌なパターン)
元データを大工事をして作り直すことにした。

一番大きな修正点は、前後上下の基本形状・ボリュームバランスを対称形に寄せ
中央構造部から後ろの基本断面を大きく変更したこと。
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当初、艦体後部の基本断面形は六角形だったのだが、一旦出力品を完成させた後に加藤直之氏がこんなツイートをしていた。
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艦体前部と後部の断面形や幅はある程度寄せたほうが良いだろうなあ、とは
モデリングしながら、なんとはなしに思っていたのだが
確証と形を探る手がかりないので、結局バカ正直に線をなぞって出てくる形で仕上げてしまった。
自分の勘は信じるべきである。

細部の面構成解釈やディティール変更は書き始めるとキリがないので割愛。
修正前後の形状を左右で変えたモデリングデータを見たほうが早い。

(左舷が旧モデリング、右舷が新規)
まあ大体こんな感じに出来上がったが、何度も手直ししてるうちに気づいたら第五次目の改修ですよ…。
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以前仕上げた帝国巡航艦と一緒に出力していたのだが、手持ちのUVレジンが思いの外劣化してたのもあって
納得行くクオリティで出力できるまでずいぶんと手間がかかってしまった。
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表面処理をした後適当に地塗りをして、いつものようにマスキングテープを切り出したチップを張り込んで
スモーク系を混ぜた色を拭き重ねて剥がして、を三度繰り返した。
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奥まったマスキング部分は、以前はマスキングガムを使っていたのだが、こいつは追従性と固着性は程良いが
形状維持ができずに時間経過とともにタレてくるという、ほんとに一時的なマスキング向けで
自分の用途には向かないものだったので、ブルダックでエンジン噴射口部をマスキングに使ってみた。
触った感じ、昔この手の用途に使っていた練りゴムに近いのだが、実際には練りゴムよりずっと扱いやすく
マスキングガムのように時間経過でタレ下がってくることもない。


その後、基本色とクリアを混ぜた色を吹いてトーンを整えて調整し、細部の塗り分けを施したりドライブラシを掛けたりする。
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スミ入れを済ませてセミグロスクリアでコートしたあと、フィルタリング>保護コート。
無地デカールに手描きした識別番号を貼り込み、最後にMr.カラーのスーパースムースクリアつや消しを吹いて
0.3t PETシートとテグスから切り出したアンテナを植えて、完成。
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ヒューベリオン自体の設定は当初から二転三転していたようだが、結局古い世代の旗艦級戦艦で一線退いてから第13艦隊を寄せ集めるにあたって
塗装や識別番号もそのままに辺境艦隊から引き抜かれて使われた、という所に落ち着いたらしい。
開発年代的にパトロクロス級とヒューベリオンの間にマサソイトが挟まるとすると、そのデザインラインの変遷もしっくりくるのではなかろうか。
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今回、「地方警備艦隊から引き抜かれて第13艦隊に編入された時に本来こうなるはずだった正規色&識別番号で塗られた状態」を作ってみた。
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ボーステックのゲームのボックスアートに、加藤氏画の正規艦体色のヒューベリオンの絵があるが、あっちは識別番号は114Mのままだったりする。
あの番号はメタ的にはあのヒューベリオンの青緑のセル塗装色の指定番号なのだが、設定的には結局何を意味するのだろう???(何の情報もなし)

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最初にモデリングを初めて5度の形状改修を経て四年越しにようやく完成を見た。
それだけ手間と時間を掛けてこんなもんかいという感じもあるが、いったんこれにて完成とする。


〜完〜

ここ数年のうちに作った同スケール1/6400の艦艇類を並べて集合写真をパチリ。
もう展示スペースが足りないので一度に介する機会がこんな時しかない…。

どこかの模型展示会にでも参加してみようかな…。
撮り方変えてみたが、上下どっちがよいだろうか…?
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設定全長1189m  1/6400  実寸185.7mm
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ケンプが乗ってたアレ。
劇中ではヤンとユリアンに挟撃喰らってフルボッコされた挙げ句、ガイエスブルグ要塞に逃げ帰った後そのまま要塞と一緒に沈むという
見せ場もクソもない最後を遂げた不憫な奴であるが、
単純スペックで言えば劇中最強クラスの性能を誇るのだ。
まあヤマトと違って、単艦だけ強くても意味ないからねあの世界は…。

デザインも、帝国艦艇の基本レイアウトからはちょっと外れてはいるが、デカいところを除けばなんか特徴が無いのが特徴、みたいな感じである…。
例によってアルバ製キットの横画像をテンプレにざっくりオブジェクトを置いたら、ちまちまちまちまとひたすら弄っていく。
トレースと違うのは、最初のバランス取りを間違えたり迷ったりしないためだけのもので、ざっと置いた形を弄り始めた段階でもうテンプレ画像は見ずに
自分の解釈なり造形意図なりをどう盛り込むかを
必死に考えながらスケッチを引いてゆく。
そもそも完全に正確な三面の構図の写真でもない限りトレスしたくても出来ないしな…。
どう形が違うのかは、アルバのキットを画像検索して比べてみてください。
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基本形状はシンプルなので、あとから調整すること前提で各スケッチを製図しざっくり形を置いてみる。
形状定義はスケッチ構成や線の引き方を雑にやると後で苦労する。

すごく単純かつ平面的なイメージのデザインであるので、間延びして間が持たなくならないよう
内側を向いてる断ち切り面以外は殆どの面を三次曲面として作ってやる(ガンプラなんかでもよくあるやつ)
帝国艦の中でもシンプルすぎる側面投影型が逆に新鮮。
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ある程度納得行くまで基本形状を弄りながら、要所のディティールを入れ全体的なバランスをとってゆく。
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以前ヤフオクで入手した、昔のB-CLUB銀英特集号に一応アニメ作画用にクリンナップされた設定画稿が載っていて
それを参考にしているのだがこの艦の画は二枚しかなく、ディティールがよくわからない部分が大量にある(いつものパターン)
目立つ上面ディティールもなんかよくわからんので細かく勝手にモデリングする。
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目立たない後部やへこんだ所などもう好き勝手し放題である。
あとはひたすら作り込むだけ。
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中空くり抜き用の中子はこんな形状。
出力時に内側に急激な断面積があるとそこで外側に歪みが生じるので、内角になる部分はなるべく立てずに斜めに角度をつけてやるのがコツ。
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モデリングデータのプレビューはこちら。
画像右下のフルスクリーンボタンを押してぐるぐるドラッグしてみてください。

スライサー上のでレイアウトは当初いつものように鉛直におっ立てていたのだが
サポートが終わって本体部分が始まるレイヤで断面積がいきなり増えるせいで負荷が大きすぎてあまりよろしくないようなのと
水平垂直の基準三面に対してあまり角度のない面ほどボクセルノイズが出やすいというDLP式光造形の特性上
ボクセルノイズが綺麗に散って出てくれないので、三軸で10度づつくらい傾斜をつけてやった。

修正前
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修正後
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出力は以前買ったPhrozen Aqua Grayが正直あんまり良い感じとは言えなかったので
試しに買ってみたM58で出してみたところ、高靱性レジンにありがちな割りと太る傾向があり
この種の微細ディティールの多い出力にはあまり向いていなかった。
(解像度と靭性と弾性のバランスが取れたレジンではあると思う)

一年ちょい前に買った、安くて解像度が高いが硬くて脆いいつものWanhaoグレーを使ってみたところ
あちこち剥がれや毟れやクラックが大量に発生して、どうにもならない感じになってしまった。
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何度か出力し直してみてもどうにもならないので、これは樹脂が劣化していると判断するしか無い。
UVレジンはウレタンキャストレジンほど劣化しないと言われているが
夏場に室温で保管していたのが良くなかった、位しか要因として思いつくものがない。
以降、レジンは夏場は冷蔵庫で保管することにする。
劣化したレジンは潔く廃棄し、新しくWanhaoグレーを発注してそれを使って出力した。
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合わせ目消しと表面処理をしたら、仕上げ色のイメージより明るめの色で地塗りをして
マスキングテープのチップを張り込んで、スモークとグレーを調色した色でムラに吹く、を2〜3回繰り返す。
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その上からクリアを混ぜた仕上げ色を重ねて吹いてコントラストを調節し、パネルラインをそれっぽく表現してやる。
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細部を塗り分けしてスミ入れしてウェザリングカラーで全体をウォッシングした後
手書きのデカールを張り込んでつや消しクリアでコートして保護し、全体をマスキングして
ボーンミラーと専用コートクリアでメタリックのメンテナンスドームを吹けば完成。
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と思ったんだよね。誰だってそう思うじゃん?
最後の最後でおかしな声上げちゃったよ…。
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気を取り直してエンブレムを手描きし直して張り込んでクリア吹いて完成。
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ボーンミラーは公式動画見ながら手を抜かずに慎重に吹いたのだが
保護クリアコートした後はどうしても暗く沈んだ調子になる。
色合い的にもうちょっと明るくて青っぽいというボーンクロームのほうが良かったと思う。

同時に仕上げた帝国巡航艦と一緒に。
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巨大宇宙戦艦はやっぱ煽り構図が大事だと思うんすよ。
デカい質量が悠然と宙に浮いてる感じはやっぱコレだと思う。
その点に関しては俺はローアングラーだ。
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今回、巡航艦と一緒にエンジン噴射口を蛍光ブルーで塗ってみた。
UVライトを当ててやるだけで電飾したみたいになって撮影が面白くなる。
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DSC01851 (2)
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次は、銀英メカ以外を予定。

〜完〜


帝国軍の基軸艦艇の一つ、標準巡航艦。
設定全長576mの1/6400、実寸9cm
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エンジン噴射口に蛍光ブルーを塗ってUVライトを当てて撮影してみた。
お手軽だがかなりそれっぽく写る。

以前作ったクヴァシルはコイツをベースに拡大設計したという設定で
実際そんな感じを抱かせるフォルムであるが、ブリュンヒルトにも繋がる部分もあり
恐らく設計年代的には標準戦艦等より新しい世代の艦なのだろう。

劇中でも出番は多いしかっこいいカットもちょくちょく目にするが
設定画稿を見てもディティールがいまいち分からん所が多く
例によって細かいところはノリで適当に作り込んだ。
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この正面構図で撃沈されるバンクカット、かっこいいよね。
フォルムのイメージを掴むのにだいぶ参考にした。

加藤直之氏の設定画稿だとけっこう角張ったイメージなのだが
アルバクリエイツ製ガレキの全体的にうにょっとしたフォルムが好きなので
そのあたりをイメージに置いて、アルバキットの画像を参考にテンプレに置いてモデリング。
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ブリュンヒルトにもあったけど、この謎パイプの脇にちょこっと飛び出した角部分
一体どういう意味があるのだろうか。単にフォルムにアクセントを付けるためのものなのだろうか…。
シルエットラインの変化を付つが、そこでボリューム自体が変化するわけではない感じなので
その様に割りと神経使ってモデリングしてやる。
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細かいゴチャメカディティールは目立つところもあるのだが
細部がはっきり分かる資料がないので、それっぽく刻んでやる。

画像右下のフルスクリーンボタンを押してぐるぐるドラッグしてみてください。

分割はさんざ悩んで結局この形に。分割がディティールにかぶらざるを得ず色々辛い。
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一年前に買ったWanhaoグレーにSK本舗の高強度レジンをブレンドして使ってみたが
夏場に室温で保存していたWanhaoグレーが劣化していて色々酷いことになった。
表面がガッサガサでディティールのキレがまったくなく、クラックまみれになった。
UVレジンを夏場に室温で放置するのはやめよう…。

新品レジンを買い直して出力し直すことにする。最近評判のいいM58というやつをポチる。
色々設定弄りながら使った感じ、高靱性な分Wanhaoグレーほどディティールのキレはないが
靭性弾性高度ディティール再現性等、特性のバランスが取れている感じで使いやすいレジンだと思う。
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今回、多忙と疲労で出力後の洗浄を出力完了から二日後とか呑気なことをやってたせいで微妙にクラックが発生してしまった。
未硬化レジンは硬化した部分を侵食するということを失念していた。洗わずに放置するとこういうことになる。

この先どれくらいクラックが進行するのかを見極めるのと、クラックの成長が止まってから表面処理をするために暫く放置した後
800番くらいでヤスって表面処理終了。
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実際に出力してから気づいたが、上部エンジン基部辺りのボリュームを絞りすぎて
微妙に不安感のあるフォルムになってしまった。
ディティール刻み始める前にいっぺんドラフト出力して確認すべきだった。
(写真ではバレないアングルで撮影して誤魔化す)

モデリング中の表示画角は実際の出力品の見えに合わせるように設定して作業をしないと
この手のミスをやらかしがちなので注意が必要だ。

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今回はヨーツンハイムと一緒に塗装した。
仕上げのイメージよ明るいグレーで下地を塗った後、パネルライン表現の為にマスキングテープのチップを張り込んで
スモーク系でワザとムラに吹いては剥がす、を辛抱強く三回繰り返す。ぶっちゃけかなりめんどくさい。
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その上からクリア系とグレーを混ぜたものを吹いてトーンを抑えて調節。
スミ入れ、手描きのデカール張り、ウェザリングカラーでウォッシングを施しつや消しクリアで定着保護層を吹いて
最後にメタリックのドーム部分にボーンミラーを吹いて完成。
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ボーンミラーは公式のガイド動画観ながら神経使って吹き方の改善に努めたのだが
どうにもやはり、専用の低浸食クリアを吹くと調子がかなり黒っぽく落ちる。
ボーンミラーではなくボーンクロームのほうが明るく青っぽいとのことで、こっちを選ぶのが正解だったかもしれない。
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帝国の基軸艦艇はあとは標準戦艦と高速戦艦を残すのみというところだ。

〜完〜

機甲創世記モスピーダに出てくる高速輸送艦ガーフィッシュなのだが
本編の内容に関してOP以外殆ど記憶がなく、当戦艦についてもまるで覚えていない。
詳細についてはWikipediaの記事でも読んで欲しい。

如何にも80年代アニメメカらしい、独特の造形のデザインである。

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皇帝ペンギンさんから頂いたガレージキットなのだが
ガレージキットを作るのは実に久々なので色々失敗したところも…。


パーツ構成は割合単純で、合わせ目処理が必要な所はほとんど無く、パーツの状態もほぼ気泡が見られず良好。
船体は上下貼り合わせ構成で中空だが、コンテナユニットはムクの一体成形で重い。
黒色のデカールが付属している。
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とりあえず仮組みして各パーツを付属の真鍮線で軸打ちし
マジックリンで離型剤を落とし足付けとして#400で全体をサンディング。
船体前半部分に反りがありうまく合わなかったので、針金でギッチギチに縛り上げ熱湯で煮込んで矯正した。
縛り上げた痕がうっすら残ってしまったのが写真に写り込んでいるが
何か挟めばよかった…(何挟めばよかったんだという話も。熱湯にぶち込むわけだし)
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3つあるコンテナブロックはそれぞれ別の型で複製されており(1,2,3と番号が掘られている)
真ん中のブロック(2番)だけ下面にフィンが生えている。
だがパッケージングミスらしく、パーツが2つ1番でフィンの基部が付いてる筈の中央のコンテナが無い。
しょうがないので、エポパテで適当にそれっぽくこしらえてやる。IMG_20220912_214645769_HDR

#500サフを吹いて表面処理。
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下地白を吹いた上からマスキング>黄色>マスキング>下地青という順で吹く。
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Mr.ウェザリングカラーのマルチブラックでウォッシングしてクリアで目止めした後
パネルラインを簡単にマスキングした上から、シェーディング色としてクリアブルーと原色ブルーを混ぜたものを軽く吹き
デカールを貼ってからつや消しクリアを吹いて完成。IMG_20221024_235754362_HDR

ただしこのキット、銘板的なパーツが付属しているがスタンドが付いていないので
Fusion360でざっとエンブレムをあしらったスタンドをモデリングし、SM4Kで出力する。
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出来上がったスタンドに本体をぶっ刺して今度こそ完成。
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久々にレジンキャストキットを塗装したので、うっかりプライマーサーフェイサーを使うのを忘れ
足付けした上からただのサーフェイサーを吹いてしまい、ところどころ軽くぶつけたところの塗膜がハゲてしまった…。
足付けした後に長時間マジックリンに漬け込むと表層の油分が脱脂されて食いつきが良くなるらしいので
次回から試してみたいと思う。

同盟軍の基軸艦艇の一つ、駆逐艦。スケールは1/6400で全長3cmほど。

艦隊の編成の七割はコイツと巡航艦と標準戦艦だそうなので
立派な主役の一人の筈なのだが、OVA本編では出てくるカットがかなり少ない。
初出は71話のランテマリオ星域会戦?
設定画ではディティールが解らない所が多いのでなんとか参考になる画は無いかと捜したが
中々見つからず銀英視聴マラソンを続ける羽目になった。
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とりあえず基本形状をでっちあげるが、面構成がなかなかうまいこと定義できずに苦労する。
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適当なところで妥協し、ディティールを彫り込んでゆく。
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結局ディティールがよくわからない部分は適当にでっち上げて完成させる。
帝国側の駆逐艦と並べるとこんな感じ。
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いつものように適当に輪切りにしてスライサー上で並べて出力するも盛大に失敗する。
パーツが小さすぎて出力しづらいんじゃあぁ〜…。WS033838
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うまく出力できたパーツを繋いでサフ吹いて磨いて色塗って完成。
駆逐艦は認識番号がないのでその辺楽である。

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モデリングデータの3Dプレビューがこちら。


次回は帝国艦艇の予定。

以前作った同盟巡航艦のミサイル艦バージョン。
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外伝 「千億の星、千億の光」第11話でちょろっと出てくるホーランド艦体麾下のバリエーション艦艇である。

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まあやることはミサイルポッドをポン付けして艦首をすげ替えるだけである。
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モデリングデータのプレビューはこちら↓


中空化はこんな感じで。細かい穴ほどちゃんと貫通して樹脂の逃げを作ってやらないと
出力時にちゃんと穴がふさがってしまったり、洗浄時に残った未硬化の樹脂が後になって垂れてきたりする。

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積層断面は減らしたほうが、剥離応力の低減に繋がり、出力時の脱落や千切れを防ぎやすい。
ちゃんと考えてやらないと逆に成形品の歪みの原因になったりもするが…。

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ChituBoxでレイアウトして出力。
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下塗りして適当にパネルラインを吹いて、部分塗り分けをしたらスミ入れ・フィルタリング・つや消しコートして完成。
こいつは識別番号のマーキングがないので楽である。
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前回からの続き。とりあえず完成編。

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調子に乗ってたくさん出力してみたは良いが、元データのモデリングの不備が判明して全部没になった('A`)
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それと、謎の出力エラーが…ナンダコレ。

出力に成功したパーツの前後を繋いで合わせ目消しと表面処理。
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他の造りかけの同盟艦艇と一緒に適当に地塗りして、いつものようにパネルラインを吹いて調子を整えて下塗り終了。
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識別番号の手描きデカールを張り込んだら、スミ入れフィルタリングを施し、つや消しコートを施す。
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アンテナを植えたら完成。
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次は駆逐艦作ったら、そろそろ帝国艦艇のほうに手を付けたい。

前回からの続き。
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全身のトゲ(クレーンとアンテナ)はこんな感じで、テグスを挿す穴が整形できるようにある程度太くなってしまったのだが
穴が貫通してないため結局全部手でピンバイスを使い穿孔した。意味無ぇ〜〜〜。
トゲ自体はテグスを介して穴にただ刺して摩擦の渋みで止まってるだけなので、サポートを根元側に付け直した細いのを作り直して付け直すかもしれん。
こんだけ大量にあると、表面処理やスミ入れ拭き取りだけでも大変である…。

他の造りかけの同盟艦艇と一緒に適当に地塗り。
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いつものようにパネルラインを吹いて調子を整えて下塗り終了。
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スミ入れ、フィルタリングを施したらつや消しコートを施す。
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今回はぺんてるの水筆(筆ペンの中身が空になってるやつ)にスミ入れブラックを入れてスミ入れに使ってみた。
軸を強く握ると中身が筆先に滲み出てくるのだが、量のコントロールが難しいため受け皿の類は必要になる。
穂先のまとまりが良くて含み量が大きいので細かい流し込みはやりやすく
スミ入れ色の瓶を引っ張り出したり仕舞ったり筆を洗ったりする必要がないので、悪くない。

アンテナとクレーンを植えたら完成。識別番号がないのは楽である。
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塗装中にアンテナマストを2度折って予備パーツが払底したので、元データをちょっと補強するはめになった…。高靱性レジンで出力したんだがなあ…。

一発目の更新です。

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丸々一年以上放置していたコイツを仕上げるのである。
話は前後するが、最終的に出力したパーツがコレである。
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本体パーツを前後に二分割に単純化したのは良いが、角部分のサポート材にちぎれが発生して微妙に歪みが発生し、合わせが少し悪化してしまった。

表面処理を終えて地塗りに適当にダークグレーを吹き、黒立ち上げ法で上から調色したブルーグレーを吹く。
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あまりサフっぽい色味にならないように少し青みを強めにしてみた。

その後、いつものようにパネルラインをスモーク系で重ね塗り。
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今回は帝国艦艇特有のメンテナンスドームの表現に、ボーンミラーを使用してみた。
下地用のアンダーブラックにボーンミラー、ほぼ専用の超低侵食クリア、それぞれの専用薄め液
全部で8000円ほどする…。今月も安酒しか飲めそうにない。
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磨いたパーツの下地に希釈せず瓶生で下地用のアンダーブラックを吹いたがコレ、やたらレベリング性能が高くヌルヌルのテカッテカな黒地になる。
他の塗料との相性によっては普通にグロスブラックとして優秀だと思う。匂い自体はモロにウレタン系のソレなんであるけど。
ボーンミラーは下地の黒がテカッテカの艶面じゃないと効果を発揮できないのと侵食に強い必要があるそうだ。

その上からボーンミラーを圧を高めに流量をほどほどにした状態で、遠くからふんわり薄く二度掛け。
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吹いた直後はペカッペカの「もうこれメッキじゃん!?」という仕上がりになる(画像左)
ただし、上から超低侵食クリアを吹くと、底光りするような黒っぽい質感に沈む(画像右)。
プレミアムミラークロームだと、上から水性エマルジョン系クリアを吹くと普通の8番銀っぽい感じに寄るので、この独特の黒く底光りする質感が欲しい用途には合っている。
ただ、ボーンミラー自体の下地の固着力は弱く、マスキングから漏れた部分を爪楊枝の先でコリコリとやると、細かく綺麗に下地から剥離して粉々になる、という感じである。
下地にボーンブラックを吹いたからと云っても下地の固着力自体が低いせいか、細かく割れてパラッと剥がれて下まで見えてしまう。
プレミアムミラークロームのように塗膜が削れやすいというよりは、塗膜が剥がれて粉々になったものが飛んでゆく。

下塗りが終わって、いつものやり方で手書きしたデカールを張り込み。
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スミ入れとフィルタリングを施し、フラットクリアをコートしてアンテナ線を植えたら完成。
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今回はMr.カラーのつや消しスーパースムースクリアを使ってみたのだが、微妙にセミグロスっぽい感じで照りが青っぽく反射する。
使い方によっては上品な仕上がりになると思うが、銀英艦艇だとモチーフを選ばないと正直微妙かもしれん…。

今年も何卒宜しくお願いします。

2021年最後の更新です。
とりあえず同盟側の主軸である標準艦艇を揃えたいので…。
現在駆逐艦をモデリング中である。艦隊戦力の基軸は概ねこの辺。
出番が多いユリシーズはこれといった特徴のないゴリゴリの量産型戦艦だしね。
マリノ准将のムフウエセとかのバリエーション艦もそのうち作りたい。

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基本シルエットをまず作図してから各断面を起こして、それをロフトで繋ぐのだが
艦体前半下部はスプラインで描けばよかったと反省…。

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基本形は割とイメージが固まってたのだが、バサードラムインテイクから後ろの部分の形が意外に繋ぎにくくて苦労した。

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徐々にディティールを入れていく。
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スタンド軸は2mmアルミ線にしたのだが、今考えると1mmピアノ線で十分だったなと…。

モデリングデータの3Dプレビューはこちら。
画像右下にフルスクリーンボタンがあります。


標準戦艦(624m)の艦首に佇む全裸中年男性
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一応中空処理を施す。
くり抜き用の中子はこんな感じに配置。IPAをエアブラシで高圧吹付けした時に抜けが綺麗になるように配慮。
パーツレイアウト的にレジンが溜まって固まりそうなところにレジン抜き穴を配置。WS020978
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純水タンク部を高強度レジンで成形するために別パーツ化して、本体は前後に二分割。
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出力したパーツを組むとこんな感じ。1/6400なので、実にちっこい。
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いつものようにパネルラインを適当にマステのチップを張り込んでムラに暗めの色を吹く。
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地塗りとトーンの調整をした後、他の造りかけと一緒に手書きした認識番号のデカールを張り込み。
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デカールの手書きの仕方(改訂版)
イラスト

切り出した手描きデカールを張り込んで、フィルタリングののりが良くなるようセミグロスクリアをコートして保護。
スミ入れとフィルタリングを施す。
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最後にグロスクリアコートを吹いて完成。
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モデリングデータのプレビューは以下に。

表示窓右下にフルスクリーンボタンがあるので、それを押してドラッグしてみてください。

良いお年を。

謎の投身自殺を遂げ全損した一代目リオ・グランデ
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しょうがないので作り直した二代目リオ・グランデ
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ようやく仕上げが終わった盤古さんですよ。
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前回、出力して瞬着パテでパーツ繋いで合わせ目消しだけした状態から表面処理に入るわけだが
スタンドシャフトの挿入口をきっちり中空部に貫通させてなかったおかげで
洗浄時に樹脂が溶けてまざったIPAが残留しており、あとになってからでろーんとタレてきて色々台無しに。
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深穴はちゃんと洗浄用の溶媒がきれいに抜けるように穿孔しとかないと、こういう困ったことになるぞ!そもそも貫通してない穴はとても洗浄しづらいのだ(自戒)
頑張って洗浄し直して、表面処理を終えたら下地吹きである。

今回はエイチエムエーのピクセルマスクハニカムマスクを購入し、細かいパネルラインの表現を楽にしようと画策した。まず一層目のパネルラインマスキング。
一緒にまとめて二代目リオ・グランデとヒューベリオンも並行で作業をすすめる。
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一層目を吹いたらマステ剥がして、二層目のマステを張り込み。グラデやラインの重なり合いの効果を逆算しながら適当に張り込む。
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本当は三層くらい重ねたほうがいいのだが、余りにダルい作業なので二層目で留める。
最後に全部剥がすとこんな感じ。
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流石にこのままだとパネルラインが浮きすぎるので、ベース色にクリア混ぜてフィルタリングの定着の為にフラットベース混ぜて半艶にした色を、上から全体に吹き付けて調節して落ち着いた感じにする。

その後、スミ入れをしてからフィルタリングを施す。
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100均で買っておいた、太く粗いばっさばさの豚毛筆でフィルタリングを筋付けるように施す。
大体、やりすぎて老朽艦じみた質感になりがちなので注意する。

そのあと、フィルタリングの保護コート兼ツヤの統一感を出すためにつや消しクリアを吹く。
別途、PET板やテグスから切り出したアンテナブレードを植え付けて、ミッチャクロン塗った上からステンレスシルバー+黒を混ぜて塗って出来上がり。
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3Dモデリングプレビューはこちら。
右下にフルスクリーンボタンがあるので、それ押してぐるぐるドラッグしてください。



次回、クリシュナ、同盟標準戦艦、ミサイル巡航艦あたりのどれかの予定…。

帝国側の艦艇をあまり作っていないので、合間に制作してみた。
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惑星降下能力等、同盟側に比べると冗長性や汎用性重視でボリュームが大きい帝国艦艇の中で
大分コンパクトなサイズの駆逐艦、1/6400だと一円玉より小さいぞ!
かなり独特の形をしている。降下能力はあるのかどうか。

同スケール全裸中年男性との大きさ比較。
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全裸中年男性って言ってみたかっただけです。

モデリングはこんな感じ。
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そんなに複雑じゃない曲線構造でも、ロフトエラーはやたらと出る。ほんまこれ苦労するんだよね…。

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モデリングデータの3Dプレビューはこちら。
右下にフルスクリーンボタンがあるのでそれ押してからドラッグしてみてください。


こんな感じに2パーツ構成で貼り合わせるだけの構造。ちっちゃいからね…。

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貼り付けて部分的に合わせ目消して、色塗って終わり。
メンテナンスドームハッチはプレミアムミラークロームを筆塗り。

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出力できるギリギリの感じにディティール刻んでみたが、今回は割と上手く見切れて作れた。

メックリンガーが座乗する艦隊旗艦クヴァシル。
全長772mの1/6500スケールで、実全長121mmでモデリング。
造形的設計的、設定的にも帝国巡航艦の拡大設計版という感じである。
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超巡航艦という表現もあるように他の諸提督のワンオフ旗艦にはサイズは劣るが、冗長性の低い同盟側の標準戦艦よりデカいぞコイツ。
基本的なボリュームバランスこそ巡航艦ベースだが、サイドインテイクユニットの張出しが、断面形状がうねり曲がりながらエンジンブロックに繋がる造形になっている。
この点が他の帝国艦艇には見られない造形的特徴で、出番は少なかったものの妙にデザインが印象に残っている。

アスターテ会戦ではメックリンガー艦隊はアップルトンの第8艦隊と戦うものの3割の損害を強いた時点でアムリッツァに撤収されている。
以降は後詰ポジションに留まり、前線での派手な登場はない。

モデリングのしょっぱなはこんな感じからである。
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各部の断面形状をスケッチで起こし、要所要所に縦に並べたものを、直行するドライブカーブで繋いでロフトを掛けて立体形状を起こす。
基本形状はここでほぼ決まるので、ジックリ時間を掛けて調整した。

バランスチェックが一通り終わったら、徐々にディティールを刻んでいく。
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直線的なイメージのデザインだが、実際には微妙な曲面の綾で出来ている造形なので
メタリックな材質設定でレダリングさせると実に見栄えがいい。
実際の仕上げはガッサガサの艶消し表現になるわけだが。


外形形状が決まった所で、パーツ分割はいつものように前後でぶった切り。
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前後パーツの位置合わせの為にプラ棒のダボをぶっ刺す穴を開けておく。
モールドを刻む前に取っておいた外形の基本形状をオフセットなどの加工をして中空処理のくり抜き形状にする。

くり抜き用の中子の形状はこんな感じだが、深い彫り込みや開口部はすべて中空部分まで穴として貫通させるために棒状に伸ばしてある。
細い穴を貫通穴にすることで、出力中の樹脂の負圧と毛細管現象で樹脂が綺麗に抜けて綺麗に整形できる。
貫通していない穴は表面張力で凹みに溜まった樹脂が半端に露光して固まりって造形がダレてしまい、洗浄もしづらく後々苦労する。
部品をプラットフォーム上にレイアウトした時の角度を逆算して、樹脂の抜けが良くなるようくり抜き方を考慮する。
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上面の分割線近辺はモールドがあるので、合わせ目処理しないで塗装してから後嵌めで済むように処理。
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出力レイアウトはこんな感じ。
出力ピッチは0.03mmでレイヤー数4522層、出力時間は21時間。旧世代機なのでいかんせん遅い。
以前はよく0.02mmピッチでよく出力していたのだが、ボクセルノイズが粗く出る部分以外は殆ど微差な割に時間がかかりすぎるというのが判明してしまった。
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出力したものをサポート除去し接合面の面出しヤスリがけして仮組。
一円玉との対比でサイズがよく分かると思う。ディティールの出力は旧世代のShuffleではこれが限界。
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同盟側の作りかけ艦隊とサイズ比較。
同盟標準戦艦と全長こそ大差ないものの、帝国艦艇は全体的に幅とボリューム感がある。IMG_20210809_214010995_HDR


適当に下地を吹いた後、適当にパネルラインをマスキングして適当にムラ付けて吹くを2度繰り返し。
貼り込んだマスキングテープの境界を全部吹き分けないで済ますのがコツ。
最後に下地色とクリアを混ぜたものを吹き付けてトーンを調整する。
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(追記)
今回はメンテナンスドームのメタリック塗装に、ボーンミラーと専用の超低侵食クリアを使用した。
うっかりボーンブラックを買い忘れたが、これとそれぞれの薄め液を併せて買うと8000円くらい掛かる…('A`)
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上がボーンミラーを吹いた直後
下がその上から超低侵食クリアをコートした画像である。
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画像ではよく伝わらないと思うが、プレミアムミラークロームに水性クリアをコートするよりもくすみにくく、質感も黒っぽく底光りするような感じになる。
ボーンミラーの塗膜自体は極薄なので、下地のブラックはコンパウンド掛けするくらいの事はした方がいいと思う。画像ではそこまでやらなかったので微妙に下地の粒子間が出てしまっている。
下地用のボーンブラックはレベリング性能が高く侵食に強いらしい。
ボーンミラー自体の粒子感は恐ろしく低い。

プレミアムミラークロームも塗膜強度は低く触ると擦れ落ちる感じだったが、ボーンミラーはカリッとやれば簡単に剥がれ落ちる感じで、何れにせよコートしたあとも極力触らないほうがいい。



手書きしたエンブレムのデカールを貼り付け、半ツヤクリアでコートした後、フィルタリングを施して艶消しクリアを吹き付けて完成。
最後の最後でクリアがカブり、厚吹きしすぎたせいでヒビが入るという初心者みたいなミスをする('A`)
レタッチしたらかえって悲惨なことになったので、削り倒して最初から塗装したほうがマシだったかもしれないが、流石にめんどくさすぎるので諦める。
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モデリングのプレビューはこちら。
右下にフルスクリーンボタンがあるので、フルスク表示で見てみてください。


次は残りの作りかけ艦隊を仕上げたい…。

9月21日は2020年に逝去された、数々の名メカデザインを生み出した故ロン・コッブ氏の命日であり、誕生日でもあります。
氏の一周忌にこの立体を捧ぐためにちょっと急いで仕上げ。
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ロン・コッブ氏の仕事で有名なところでは、BTFのデロリアン、スラコ号(デザイン:シド・ミード)以外のエイリアン1、2のメカ
他にはダークスターやロボジョックス等を手掛けている。マツモト14号とか、そのうち作ってみたいなあ…。
意外なことにロン・コッブ氏は実はディズニーのアニメーター出身で別に工業デザイン畑の人ではないのだけど
こうやって自分で1から立体をモデリングして制作してみると、氏のデザインに於ける工学的センスにいろいろ驚かされる。
エイリアン2のパワーローダーなんかは顕著だと思う。


スケールは1/144。割と手のひらサイズ。
なんというか、スミ入れまでは良かったのだがフィルタリングがヘタクソすぎてなんか汚くなってしまった…。
メタリック系の上から黒系の調子を施すのは難しいと今回身を持って理解したが、素直にエナメルクリア系で丁寧に塗り重ねれば綺麗かつ逆に早かったな、と反省している。

まず塗装作業にあたって、最初にコックピットを塗装。
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キャノピ自体はあとからお手軽にはめ込み固定なのだが、航空機モデルと同じで、マスキングなどの工程の都合上、まず先にここを塗ってやらなければならない。
コンソールとか適t…それっぽい感じにモデリングしてやったのだが、細かい塗り分けは技術が追いつかないので超いい加減に済ます。操縦桿はフィギュア側の手から生やしている。

キャノピは丸一年前にハンブロールのグロスコートを圧吹きしておいたのだが、一年経っても塗膜が完全硬化してない…。うーむ。
すこしでもグロスに仕上がるように、かつ上からラッカーで窓枠塗ってはみ出しても拭き取れるように、と考えてのチョイスだったのだが、大失敗だった。容器ごと捨てるしか無い。
タカラの水性カラーでもここまで遅くないぞ…(例えが古過ぎマイナー過ぎ)
しょうがないので上からラッカークリアを吹き、その上からスモークとクリアブルーを混ぜて吹いたが
無理したせいか時間が経ったら塗膜にヒビみたいのが走っている(最初の写真をよく見ると確認できる)。
これ下地のUVレジンのヒビじゃないと思うんだよね…。
二箇所ゴミ乗っちゃって修正も無理だし慌てて仕上げてもホントいいこと無いね…。
キャノピ自体は、Sirayaの高強度レジン、青味のある透明レジンを使用。
容器から出すとえらい青みが強いように感じるが、こういう薄いパーツに使うと実際には殆ど色味を感じない。
硬化するとけっこうぷよんぷよんしててちょっと柔らかすぎるなという感じだが、時間が経つと徐々に硬度が上がって、硬質塩ビのような質感になる。作業中に割れるような心配は殆どない。
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…トカゲ野郎の右手がモゲてるように見えるのは気の所為です。俺は見なかったことにした。(高強度レジンで出力すればよかった…。)


とりあえず地塗り。一旦全体に黒サフ吹いた上にシャドー部や墨流れを残すような感じでシルバーを吹き付け。そこまでは良かったんだが
最初に吹いてみたスターブライトシルバーが粒子感すごくて、結局古からのド定番Mrカラーの8番を吹いた。落ち着きのある粒子感の少ないシルバーってコレになっちゃうな。DSC01342

あとはひたすらマスキング&吹付けの繰り返し。
実はメタリック系だけで6色以上塗り分けてるんだが、ぱっと見そんな苦労は解らない。マスキング疲れた…。IMG_20210830_201040258_HDR
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マスキングに飽き飽きしていたので、放置状態だったスタンドベースを、何を血迷ったのか全部筆塗り。どう考えても、赤青ラインだけでもマスキング塗装すべきだった。IMG_20210907_165845005_HDR
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しかも、仕上げに吹いたハンブロールマットコートがド派手にカブリまくり、綺麗に塗り分けたところなどが白化した。苦労が全て無駄に終わる…。全部秋梅雨が悪いんや…。

気を取り直して、必死こいて細部を塗り分けスミ入れをする。
ウェポンベイの中を塗るだけで丸二日掛かった…。
モデリングしている最中に「ここ、どうやって塗るんだ?」という疑問が沸いたが考えないようにしていた所である。
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写真ではまっっったく伝わらないが、ウェポンベイユニット前面のソーラーパネルみたいな部分は
下地の銀を生かして施したキャンディ塗装がかなりエエ感じに仕上がってくれたと思う。

その後フィルタリング処理等を施して仕上げたのが記事最初の画像であるが…。
正直ヘタクソ過ぎて汚くなってしまった。もしかしてスミ入れだけで済ませたほうが良かったのでは…?


ウェポンベイのハッチは開閉可能、ヒンジ部分の処理がかなり無理矢理感ばりばりなのだが、しょうがない。
どうしても差し替え無しでデスブロッサムモードを再現したかったんである(死亡フラグ回収)
今回、メタリック系だけでもベースの8番の上から、グレー系に振ったもの、青みを入れたもの、黒っぽくしたもの、ガンメタ系3色くらいと
ウェポンベイユニット前面ソーラーパネル様の部分にキャンディ塗装二色と、やたら多く塗り分けてやったのでマスキングが偉いめんどくさかったが
ぶっちゃけもっと塗り分けてやらないとあんまり効果が出ないのでは…?となった。
ぱっと見ツートンカラーくらいの単純な配色に見えるが、塗装はとにかく手こずった…。
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着陸脚展開状態は差し替えでこんな感じである。
一見、どういう構造で展開してんだこの脚、という感じであるが、元デザインらしき図面を見ると
メインのアクチュエータを縮めるとつま先が畳まれ、進行方向にスライドすると垂直になって
そのままアッパーアームと一緒にスライドすると綺麗に収まる、という構造っぽい。劇中だとさっぱり判らんけど。
この辺、実在の航空機のほうがやたら複雑怪奇な構造をしている。
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自分の老眼ではもはや現物を見ていても気にならないのだが、デジイチで撮ると粗がぜ〜〜んぶ映ってしまうね…。
だが、流石に積層痕を細かいところまで全部キレイに処理するのは現実的ではないのだった…。
シルバー塗装とか、頑張って表面処理しても甘いところがすげぇ目立っちゃうしなあ。
この辺、SLA機の課題として現行世代機ですらまだまだ残る部分である。

出力元のモデリングデータプレビューは以下に。

リンクを開いたら右下のフルスクリーンボタンを押して、ぐるぐるドラッグしてみてください。

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左側はこんな感じである。
当初、右側と全く同じパターンで謎ロゴもマスキングしてしまったが、劇中の画像をよく見てみると
単純にテクスチャ込みでユニットまるごと回転コピーしてるだけなので、それが正解なのであった。
実はところどころ、本来なら小さいデカールで表現すべきようなコーションマークがあるのだが
あの謎フォントを作るのがめんどくさいのと、自作デカール発注もめんどうだったため、今回は割愛。

今回は締め切り的に期限の区切りがあり、最後の仕上げでいろいろ妥協してしまったが、課題は次作以降に持ち越すとして
最後に、数々の名デザインを残して逝ったロン・コッブ師に哀悼の意を捧げながら筆を置くことにする。

〜おわり〜

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本当は完全に仕上げてからまとめようと思っていたのだが、時間がかかりそうなので一旦まとめ。

本体をWanhaoノーマルグレー、トッキントッキンのトゲ類をxURTLATグレーで出力、一旦仮組。
トゲ類はもうちょっと細くしたかったが、出力の歩留まり的にコレ位が限界だった。
もうちょっと上手いやりようもあったなあと今になって反省している。
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トゲ取り付け用の穴を0.3mmドリルで開け、トゲ側に差し込み固定用のテグスを接着し、収納時の都合とぶつけた時に破損しづらいように
本体側には差し込むだけで渋みで固定するようにした。こうするとぶつけてもだいたいトゲが抜けるだけで大事に至らずに住むしメンテなどもしやすくなる。
トゲの角度は、本体側の穴(データ上では中空部まで貫通している)でキチッと決まるようになっている。

いつものようにガイアノーツの瞬着パテR接合&隙間埋めをしたら、ざっと600番までヤスり、サフを吹いて表面処理に入る。
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作りかけの奴が他にも溜まってるので頑張らないとね…。
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〜つづく〜


シヴァ以上にド迫力のケレン味盛り盛りなコイツ。
見た目はキャラ立ってるのに、アスターテ会戦では良い所なく、その火力を披露しないまま被弾して恒星アムリッツァの重力に捕まり呑まれて沈んでいった…。

艦幅70m台のパトロクロス級ベースである以上、砲門数に見合ったジェネレータは積めないはずなので
斉射すればすぐ息切れするだろう。こやつは瞬間火力特化型かもしれない。

モデリングは艦体後部をリオ・グランデから流用し、艦体前半を新規にモデリングする形で進めた。

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簡単そうに見えるが、パトロクロス級に増築した部分のバランスや面構成の綾はかなり微妙な角度の面の繋ぎが要求されるので、かなーり時間と手間と神経を費やした。
特に断面が矩形の艦首と、断面が縦長の六角形のバサードラムジェットインテイクの部分の繋ぎがいい塩梅に綺麗に処理できず
艦首側面に途中から緩く膨らみをつけることでインテイクの隙間部分の幅がアンバランスにならないように手を加えた。
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概ね基本形状が決まったところでディティールを追加してゆく。
バランスとりながらディティール入れていく途中で気づいたのだが
このクリシュナはデカい艦首を強調してシルエットの流れをシンプルにするために、艦尾の上下が他の同級艦より後に行くほど上下に細く絞ったデザインになってる。
んで、のっぺりした形とバランスを取るようにスタビライザーフィン下部のディティールの情報量増やしてあるのね。その辺に配慮しつつ、モデリングを進めた。

ディティールはこんな感じに作り進めた。
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バランスを見るために早めにマスト追加。
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だいたい完成。

因みに中空処理用のくり抜き中子はこんな感じ。
外形形状を別で作り、スライスのためのマージ処理の後にコイツで切り取る。
その方が事後のデータ修正とかが楽。編集性に配慮した作り方をしたほうがデジタル造形のメリットを活かしやすい。
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マージ分割したパーツをスライサー上でこんなふうに配置。
パーツ外周に掛かるサポートは0.6mmくらいに設定しておくと、二次硬化前にアートナイフでザクザク切れる。細い代わりにこまかく大量に繋ぐことで歪みや保持力不足を防ぐ。
それ以外の外観に影響しないところは太めのサポートをバチバチつけてしまう。
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DXFで出力した図面をドロー系ソフトに取り込んで、ブレードアンテナ切り出しとマーキング描き込み用の版下を制作。
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モデリングデータのプレビューはこちら。


Fキーでフルスクリーン、もう一度戻ります。
左ドラッグでピボット、右ドラッグでパン操作
ホイールでズームします。

〜つづく〜

アガートラム作ったんならあとはこいつだよなあ。シヴァ。
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迫力ある船首と異形感マシマシなトッキントッキンのトゲトゲでやたら強者感あるコイツ。
フィッシャー提督の座乗艦は個性あふれる感じなのだが、迫力ある見た目で何気に人気が高い模様。

実際には、トゲトゲの大半はクレーンで、マシマシ砲門80基を誇る船首も、下位艦種のものをニコイチしたという設定を見た記憶がある。
そう、こいつはそもそも数合わせで引っ張り出された工作艦なのだ…。
結構新しいはずのアイアース級ベースのコイツがなんでそんな老朽艦染みた扱いなのかは謎なのだが
瞬間火力は高いだろうが下位艦艇の主砲では射程は短いだろうし副砲も少ないので
見た目程強力な艦とは言い難いはずである。すべてバーラトの和約が悪いんや…。



とりあえず以前作ったリオ・グランデのデータをベースにするのだが
あまりに履歴データが重くなりすぎたので一旦履歴をオフにしてからオンにしたらやたらモデリング作業中にエラーが出るようになった。
最初からどっちかで押し通さないとダメだなコレ。
あとなんか細かく色々張った面が微妙に狂ってるのでやりにくい。Fuson360になれてない頃に作ったデータだからな…。
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アイアース・パトロクロス級バリエーション艦の中での、このシヴァの造形的特徴としては
トッキントッキンのトゲ以外に、幅増しされた艦種、それと対比的に上下に膨れた腹なので、その辺りがはっきり伝わるような感じを心がけて基本形状を決める。
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別コンポーネントでそれぞれ作ったクレーンとアンテナをレイアウトしてバランスを見ながらディティールを彫り込んでいく。
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最初は単純にトゲトゲを回転体で作ったのだが、クレーンぽくなるように形状を変更。
さらにディティールを作り込み。
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例によって細部がよく解る資料が乏しく、適当にでっち上げた部分が多い。
劇中の止め画の作画のディティールとか盛り込んでみたのだが、カット毎に違ったりするし、設定画と比べて明らかに違うところとか合ったりするので…(昔のアニメあるある)
毎度のことだが、細かいところは真に受けないでほしい。


中空化のえぐり込み用の中子はこんな形状で、中央で輪切りした本体パーツを鉛直に立てて積層出力した時に
中空化の影響で外面に歪みが発生しないよう、断面積の急激な変化が生じないようにしてある。
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中央部分には艦体の前後パーツの位置合わせ用のジョイントが有り、コイツの前半部分の穴がスタンド軸を受けてがっちり喰って支える構造になっている。
ジョイント無しで前後パーツを正確につなげるのはかなり難しいのだ。大体ズレてケアが面倒になる。

スタンド軸穴の部分に本来そこに生えるアンテナを穴埋め用パーツとして別途作っておく。まず使わないと思うがなんとなく。
デザイン的にスタンド軸はまっすぐアンテナが生える所に挿げ替えるように生やしたほうが、見た目にはしっくり来るであろう。
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因みに、艦種主砲はすべて中空部につなげて全通開口してある。
細かい深穴はレジンの洗浄時に洗いきれない事が多く、二次硬化時に中から垂れて固まってとても悲しいことになることが多いからだ。
貫通穴にすると、穴と内部中空部分それぞれの洗やすさが向上する。
同じ理由で、艦種側面の出力時にオーバーハングになる部分のディティールにも樹脂が逃げる穴が細かく開けてある。
こうすることによって、樹脂のキレが良くなりディティールがダルくなるのを防げる。
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分割とマージが終わったパーツをChituBox上でレイアウトして出力する。
トゲトゲとセンサーマスト部は高強度樹脂で別途出力予定。
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↓↓↓モデリングデータのプレビューはコチラ↓↓↓

Fキーでフルスクリーン、もう一度戻ります。
左ドラッグでピボット、右ドラッグでパン操作
ホイールでズーム。

〜つづく〜

あれですよ、後藤さん(とかユリシーズ艦長とか)みたいな声の猛将ウランフの座乗感のコイツ
数多いパトロクロス級のバリエーションの中でも異形感高い実力派、盤古さんですよ。読みはバングゥらしい。
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この身欠きブダイっつうか、なんとも言えんフォルムのコイツ。キャラだけは立っている。
ジェネレータそのままに主砲だけアホみたいにカチ盛りしたクリシュナやアガートラムはどうもイマイチだったらしく
副砲マシマシに建て増しするコンセプトのコイツは実用的で使い勝手は良かった、という設定らしい。
盤古のコンセプトがうまく行ったので、その後のマウリアはそれを受け継ぐ形で、もうちょっとオーソドックスな設計で副砲マシマシに建造されている。
こっちは座乗してる指揮官がちょっと、と言うか大分、というか、色々残念だったので、虎柄という同盟艦艇にあるまじきキャラの立ったデザインにも関わらず人気はない感じである。

ウランフはヤンと並んで猪ビッテンをたじろがせた程の勇猛さと脳筋ではない実務に長けた印象で
その最期は印象が深い。アップルトン提督と並んで「生きていればもうちょっと楽ができるのに」とヤンに言わせたほどだしね…。



パトロクロス級なら以前作ったリオ・グランデのデータをちょちょいと弄れば楽かと思ったんだが
ディティールが全体的に違う≒全部違う、という模型界の法則は、デジタルモデリングの世界でも健在だった…。
ていうか、基本形状は割と単純なので、いちいち元データのディティール消していくより、最初から作っちゃったほうが早かったりする…。
まあディティールを構成してるパーツは盛大に使い回すわけだが。
それに、リオ・グランデの基本形状にそのまま立て増ししてもフォルムが微妙に満足いかないので
盤古らしい極端で独特のフォルムを盛る感じで、艦隊前半はぶった切って繋いだ艦首以外は基礎から作り直した。
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ばばっとベースになるパーツを置き、ちまちまと基本形状のバランスを弄ってイメージに寄せていく。

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概ね基本形が固まった状態。こういう作り方をするとなると、結局新造するほうが早い。

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ひたすらスケッチの作図作業をして投影>オフセットを続けて、ディティールを掘っていく。

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ゴチャメカに汎用パーツとしてコンポーネント保存したパーツをコピペしたり作り込んだりを続ける。
細かいところはさっぱりよくわからんので、例によって適当にでっち上げまくりだ。

んん?なんか苦労して作ったせいか、なんだかかっこよく見えてきたぞ…?気の所為かな???

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出来上がったモデリングのプレビューデータはコチラ。

Fキーでフルスクリーン、もう一度戻ります。
左ドラッグでピボット、右ドラッグでパン操作
ホイールでズームします。

出来上がったモデリングデータをだいたい中央で分断して、ビルドプレートに対して鉛直に建てるといういつものスタイルでChituBox上でレイアウト。
前後に割った本体パーツの中空部分に差し込むジョイント部分が、スタンド軸を深くガッチリ喰って受ける構造である。
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今回工夫してみた点は、サポート材がついたままで中空部分の洗浄が出来るように、Fusion側でサポート材をモデリングして手付けした事。
結構めんどくさいのだが、今後もしイベントでキットとして出力品の頒布をしようと考えると、二次硬化洗浄まで済ませたものをパッケージングしたいし
それを前提にサポートの処理を買った人に任せられる状態に出来ないかと思案したからである。
別に盤古をガレキとして売るつもりではなく、あくまでテストの一環なのであるが…。
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こんな感じに、ラフト中央に開口部を設けその内部にハンドピースでIPAを高圧吹付けして、二次硬化前にサポートが付いたまま洗浄を済ませてみた。ただまあ、洗浄はめんどくさい感じである…。
サポートとパーツ本体の接合部分は肉厚0.3、そこに0.5mmの穴を1.5mm間隔で並べる、つまりサポート材に当たる部分は0.3mm*0.5mmの太さで繋がってる状態であるが
二次硬化を済ませて樹脂が硬化して脆性が増した状態でも、軽く二度ほどアートナイフで筋を付けてからひねれば、筋の部分でキレイにパッキリとキレイに割れてくれた。
サポート自体も、スライサーでつけた時に細い円柱が並んで付くよりも剛性を稼げるので、安定して出せた…ような気がする。付けるのに掛かる手間以外のデメリットはないだろう。
副次的な効果として、パーツの元データに修正を入れてChituBoxで読み直すと仕様上そのパーツのサポート材は付け直しになるのだが
サポート込みでモデリングした場合は位置と角度だけ指定しなおせばいい、という形になった。出力>元データ修正、を繰り返す場合、サポート付け直しはほんっっっっとうに面倒くさい作業だった…。
出力そのものはキレイに出来ても、その後の都合上元データに手を入れ直す、ということは結構というかしょちゅうあるので、トータルの手間を考えると、それほど大きい違いは無いのかもしれない…。

パーツ嵌合は単純かつ同じやり方を何度もやってきたおかげで、特に問題なくキレイに出来ている。
いつものようにガイアノーツの瞬着クリアパテRで接合。
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…ただ、初回出力は間違えて75%ほどのサイズで出力してしまった…。ヒューベリオンとサイズ比が逆転している…。
細かいディティールは等倍でギリギリキレイに出せるくらいのピッチに追い込んだつもりだったのだが、更に小さく出力してもかなりキレイに出ている。
側面の0.6mmほどの溝の中のディティールまできっちり再現されているのが画像でも確認できる。実に驚いた。2k機の旧Shuffleでもまだまだ戦えるなコレ…。

等倍で出力し直し、パーツを繋いで接合部だけざっと荒く削り、捨てサフを吹いたのが以下の状態。
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パーツ表面に乗ったホコリがバッチリ見えるほどカリカリにピントが合った画像でも、出力時に上下動するビルドプレートの細かいビビリで発生する積層痕が、非常に目立たなくなっているのが確認頂けるだろうか。
エイジングが進んだ結果なのだが、ライティングの角度によってはレール部の精度に依存する周期的なうねりも確認できる。これはエイジングでは消えない…。

今回は思いつきで、船体後部の連絡シャトル発着口を開口してモデリングしてみた。割とちゃんと出力できたのでホクホクである。
別パーツでシャトルでも付けようかとも思ったが、デザインがかっこ悪い(暴言)ので見送った。
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因みに、今回から欠損しやすいアンテナマスト部分のパーツを、高強度レジン(xULTRATグレー)で出力した。
Wanhaoノーマルレジンより若干、過剰露光で太りやすい感じだが、強度的には普通のPS樹脂くらいは期待できそうである。ていうか、Wanhaoそこそこ安くてシャープに造形できるけど、脆すぎるんだよな…。


〜つづく〜


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前回は概ねモデリングが終わったところまでをまとめたのでその続き。
もっとも、部品の分割と中空化設計が待っているのであるが…。
記録を撮ってなかったので、その辺は大幅に端折って終わった状態がこんな感じである。
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コックピット周りの細かいパーツを入れて全部で40超えたあたりで数えるのを止めた…。
前後に分けたガンポッドを一体成形に改めても40以上あるよ…。
これでも極力単純なパーツ割りにしたんだけどね…。これ以上は減らしようがない。

例によってChituBox上でレイアウトした状態がこんな感じ。
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一機分出力するだけでも旧Shuffleのビルドサイズだと四回に分ける必要がある。
しかも、一番でかいパーツのスタンドは別で出す羽目になった。(つまり五回)
1/144でもそんな状態である。1/72にしなくてよかった…(一応出力はギリ可能であるが)

ヒューマンエラーで出し直しになったり、出力状態が良くなくて修正レイアウト変更して出し直ししたりと
10日くらい出力を続けて、ようやく使えるパーツが一機分揃った。
(3機分くらいあった余剰パーツの状態の良いものは一機分かきあつめられて、言いだしっぺのかちょさんの所にドナドナされていった)
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この状態からひたすら泣きながらサポートを切り飛ばして嵌合面の切削面出しをする。
因みに自分の場合は、粗洗浄しただけの二次硬化前のレジンがヤワい状態でアートナイフでざくざくサポートを切り飛ばした後、嵌合面のヤスリがけと嵌合確認までやってしまい
その後、濯ぎ洗浄してレジンと削り粉を落としてから二次硬化させる。
二次硬化させたあとのレジンを荒削りするのめんどくさいんで…。サポートをナイフでサクサクキレイに切れなくなるしね。

ざっと嵌合処理を終えてすべて揃ったパーツを組んで捨てサフした状態が記事トップ画像とコレである。
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嵌合部には位置決め用の1mmプラ棒が刺さるようにダボ穴が開けてあり
仮組&調整の繰り返し作業がしやすいようにテープなどを使わずスナップフィットライクに仮組み出来るようになっている。

ハッチの可動軸を前後のパーツで挟む構造なのだが、手作業で削って嵌合調整する部分にそんな精度が重要なところを設定してしまったせいで
削りすぎないように精度を気にしつつ神経と一緒に嵌合面を削り出す作業がクソ面倒で
更にレジン同士の相性のせいで滑りが悪すぎてやたら引っかかったりするので、元データから修正出力しなおしする羽目になった。
文字や画像からはわからない、今回の一番苦労した点はここである…。

Shuffle本体のエイジングがだいぶ進んだのと、パーツ割りとスライサー上でのレイアウトで積層痕が極力出ないように腐心したので、撮影した画像では殆ど目立たないが
当然、実際には全体に細かく積層痕が残っているので、仮組と微調整を終えた後はひたすら表面処理を一週間ほど続けた後の状態が以下である。

画像では下側のハッチがちょっと浮いた状態で撮っちゃったけど、ちゃんと接着すれば
パッと見でハッチが開くとは思えないくらいきっちりツライチになるよう頑張って調整したよ!
そこは今回のキモだからね〜。
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一週間ヤスりつづけて、その前との違いが画像では殆ど解らないのが泣けてくるが
実際には積層痕は可能な限り均してあるんですよ…。

キャノピの処理は出力した状態から400番から800まで丁寧にヤスリがけをした後
クリアを3回に分けて厚く吹き付けてやり、最後に研ぎ出しコンパウンド掛けする予定で進めた。
(二枚目はテストで一部コンパウンド研磨掛けたりしてみたヤツ)
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クリアを厚吹きした状態が一番下である。微妙に透け感が足りないのだが、磨けば良くなると信じたい。

今回はクリアコートとして、塗膜が頑丈でテロっとしたツヤが出るハンブロールグロスコートを吹いた所
此奴、恐ろしく乾燥が遅く一週間経っても触ると指紋が残るレベル。
ハンブロールはバインダーの樹脂が溶剤が飛んだ後更に漆のように酸素と重合して硬化するタイプの塗料なのだが
日本のような多湿な気候では硬化が遅いのだ。漆は日本の気候風土に適してるのにね…。
他にもマットコートとか下地用の黒や白は使ったことが有るのだが、グロスコートは特に遅い。
厚吹きすると更に遅くなる…('A`)

キャノピはマスキングした後、本体と一緒に基本色を吹く必要があるので
塗膜が完全硬化し仕上げ作業が完了してマスキングが出来るようになるまでは放置決定となった。

〜つづく〜

 Twitterで相互フォローしてるかちょさんが「ガンスターのキット出ねえのかよお」的なツイートしてるのを見かけて
「そうだよなー、入手可能でまともな立体物って無いんだよなー」とめちゃくちゃ共感してしまったので、作ることにした。
まあ元々、「そのうちいつか作るリスト」の割と上位の方に居たんだけどね。
なので、割と資料はちまちま収集していて揃っていた。

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まともな立体物が国内では無い割に、何故か画像検索掛けるだけでもけっこうボロボロ資料は出てくる。
海外製のガレージキットやら3Dプリント用のモデリングデータやら、多分無許諾だろうと思われるものが探せば結構あるのだが
ガレキは入手難しいし、他人の作ったデータを出力するより自分で出したいというのがあった。
ていうかガレキにしろ3Dモデルにしろ、外人のこさえるもんは色々大味すぎんよと。
あと、デス・ブロッサム時のウェポンベイオープンはまあ差し替えにするよね普通なら…。
でも俺は可動させたい(死亡フラグ)

画像検索すると、デザイナーのロン・コッブ手ずからの図面ぽい精細な画像とか出てくるんだが
よくよく観察してみると、このデザインってひたすら回転体と球体をぶった切って繋げました、みたいな形なんだよね。
映画の公開が84年、TRONの二年後ということを考えると、複雑なドライブカーブでモデリングするのは技術水準的に難しかったのかもしれない。
ちょっと手の混んだ面の張り方してる部分って、エンジンポッド前部のスラスターノズルらしき物が植えてるバルジの部分だけなんだよねマジで。
キャノピですら、斜めに並べた大小2つの球を、接線で繋げて下をぶった切りました、って形だし。
なもんで、大雑把な叩き台をザクザクっと作って置いてみる。
基本フォルムは形が捉えやすいデザインなのであまり悩まずに済んだ。
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この辺からディティールやアタリを入れていく。
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大分出来た。
…ように見せかけて、裏はこんなもんである(毎回同じこと言ってるな)
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ウェポンベイのハッチオープンギミックの軸設定に悩みまくる。
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結局こうなった。
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差し替えで降着脚を付けてやる。
こんな感じに、青い部分を1mmの洋白線をインナーとして入れてやって強度を確保しつつ
一部を露出させることでシリンダーの金属感を出す。
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コックピット周り、どうするか悩んだのだが
ガンナー席の2軸回転ギミックを意味なくねじ込んで見る。ほんとにどれだけ意味があるのかさっぱりわからんが、もはや意地である。
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作ってる途中で気づいたんだが、物語前半でガンスターに二人が搭乗するシーン、あれ立坑から垂直発進するようになっていて、立坑壁面から機体下面に向かって足場が伸びてるんだよね。
んで、こんな感じに双方の席が裏向きに回転して機体下面のハッチから乗り込むようになってる。
モデリングは途中から無理やりつじつま合わせたので角度や位置関係がおかしなことになってしまった…。
まあ流石にココのギミックはスケール的に無理なので作り直さずに進めるが、ディティールはオリジナルという名目の適当でっちあげである。

とりあえずこの辺が終わったら、あとはひたすらテクニックもクソもなく
ひたすらディティールを追い込むだけである。
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この辺のディティールは、@Milpixtwitさんから購入させていただいた、Fusionフォーマットのキットバッシュ(このフォーマットのものは非常に少ないので助かる)を適当にあしらってみた。
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スタンド作ってないのを忘れていたので、適当にでっち上げる。
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機体後面内側のディティールは、映画を見ても適当にテキスチャ乗ってるだけでつる〜んと何もディティール入ってない面とかあったりして
色々しんどくてコレが限界だったんだろうなあ…とか思わせるところがあったりするのだが
立体としての充実感を考えるとそのまんまというわけにも行かないので、画像のように適当にディティールをあしらってやった。
うまくいったような、いってないような…。

普段心がけてることだが、モチーフのイメージを崩してしまうような改変は基本的にやらないようにしつつ
元のデザインの解像度を上げるような方向性で、細かくディティールを盛るようにしている。

完成したモデリングのプレビューはこちら。

ホイールでズーム、左ドラッグでピボット、右ドラッグでパン
Fキーでフルスクリーン、もう一度押すと戻ります。
左ドラッグぐりぐりすれば、デス・ブロッサムごっこが出来るぞ!!

〜つづく〜




どうも前部を上下に分けて接合する分割パターン、ビルドプレートに対するレイアウト方向が違うせいで
レジンの収縮比の関係から、パーツの合いが悪い。
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そもそも側面のクソデカメンテナンスハッチ周りのパーツを分割して後嵌めするしかない都合上
三分割した本体の合わせ目がそこに集中すると摺り合わせがクソめんどくせーことになるので、本体は単純に前後二分割に変更した。
スライサー上でのパーツレイアウトの都合でちゃんとディティールを成形できなくなる部分を、やむなく小さい別部品に分割する。

銀英艦艇、主機の噴射口は劇中だと透過光処理で形がどうなってるかわかんなくて
アルバのガレキとかでも精々メッシュが貼り込んである程度の処理しかしてないんだが(無論映像表現ならそれで問題ないのだが)
立体物として作る以上、何らかの造形処理をしてやらないとやっぱり立体物としての充実感に欠けるよなあ…。とずっと思っていた。
じゃあ実際にどんなディティール入れるのよ、みたいなところで足踏み状態だったのだが
これまたlobolaboさんの動画のモデリング(正直言うとこの人のモデリングセンスには俺が逆立ちしても敵わないと思う)を見てるうちに
「やっぱちゃんと作ろう」と決心してなんとか適当かついい加減にでっちあげてみた。
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前回までの出力品は中空処理が半端で、その皺寄せとして部品の表面に歪みが出てしまっていて
表面処理がなにげに面倒なことになってしまっていたので
スタンドに刺したときの重心バランス改善も兼ねて後部をきっちり肉抜き軽量化して
前部も表面に歪みが出ないように肉抜き形状を改善した。
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中空化で表面が歪む根本的な原因は、積層断面の急激な変化で出力中のパーツに発生する歪みなので
断面形状が急激に変動しないように心がけて手直しした。

最終的に、パーツ分割は結局こうなった。
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完成したモデリングデータのプレビューはコチラ↓



分割したパーツをChituBox上でこんな感じにレイアウト。
本体パーツをビルドプレートに対してZ軸で45度捻ってあるのは、ボクセル痕を全体に散らして
曲面に積層痕が集中するのを防いで、全体の表面の出力クオリティを均一にするためである。
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接合面になるサポート面はビルドプレートと正対しているので、表面がダレるが
そこはヤスって平面出ししてから接合する前提である。

出力し直してパーツを繋いで、合わせ目だけ消した状態がこんな感じである。
前回までの出力品で問題だったパーツ表面の歪みはほぼ無くなり、かなり作りやすくなったと思う。
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まだ延べ運転時間千時間行かないくらいであるが、レールや送りネジのエイジングが進んで細かい積層痕はめちゃくちゃ目立たなくなったが
ボクセル痕や、レールや送りネジの元々の精度差に起因する面の周期的な僅かなウネリがあるので、結局は表面処理は必要である。


追加で噴射口のディティール盛った後面がこんな感じ。
DSC01280s

前回までの出力で外側に生じてた歪みが、中空化改修でほぼ払底されてだいぶ作りやすくなった感じだが
意外とめんどくさくなってしまったのが、コックピットブロック後方の、レイアウトの都合で別パーツになってしまった部分の接合だな…。ここは…まあ仕方がない…。

〜つづく〜

ほんとチョイ役なイメージなメカ…メルカッツ提督が巧みな運用をするという事が語られるシーンの印象だけが強いけど
こういう、めっちゃ独特なフォルムな脇メカって、萌えるよね???というコイツを作ってみたぞ!
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全長56m、武装や描写的に近接対艦攻撃に特化した戦闘艇で乗員一名、正面の武装はレールガンと機雷に換装が可能。
コックピットブロックの設計もワルキューレを思わせる造形になっている。(サイズはかなり違うが)

同盟のスパルタニアンが単一機種で対艦対空両方の任務を担うのに対して、帝国側は対艦と対空任務を雷撃艇とワルキューレに振り分けるという設計思想のようだ。
ワルキューレは対艦攻撃能力も有しており、同盟巡航艦を撃破するシーンがOVAに出てくるが、雷撃艇がある以上
任務としては防空制空と対艦攻撃艇である雷撃艇の護衛の比重が高いのだろうと自分は考えている。
少なくとも大型艦に対する攻撃は雷撃艇任せだろう。
スパルタニアンに対して火力は劣り運動性能で勝るという点がそれを裏付けている。
機体の規模もかなり違うしね。


艦艇の中性子ビームの弾速と精度を考えると、単座戦闘艇のサイズと運動能力をもってしても艦砲に狙われることは致命的なようで
両陣営とも戦闘艇を繰り出すタイミングに苦慮するシーンが劇中に何度も出てくる。
早すぎれば艦砲で落とされまくり、遅ければ相手の戦闘艇にやられる、という感じなのであろう。
本編でファーレンハイトが敵の雷撃艇の運用を見て、相手がメルカッツであることに気づく下りがあるが
本来運用の難しい艦載機の扱いに熟達しているという事が悲劇の宿将メルカッツの老練さをよく表している好きなシーンである。

因みにスパルタニアン(40m)、ワルキューレ(25m)、雷撃艇の三者が同じ画面に並ぶことはないので
サイズ比的にどのくらいかまったくイメージが掴めないのであるが
設定寸法でモデリングしたデータを同スケールで並べると、こんな感じである。
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雷撃艇ちゃん、かなりボリューミーである。
以前に作った手前2機とスケールを合わせたかったができなかった理由がこれである…。


以下、制作過程────────────────

まずはFusion360上で側面図から〜。
各部具体的な寸法入れてるけど、後から調整すること前提で基準になる数字を変更してバランス調整するのを念頭に作図。
重要な部分を抑えて的確に寸法を入れて、あとは成り行きで形状が決まるように作図する、という製図の基本技術が大事になる。
CADはこういう修正作業のやりやすさがウリなのです。動かさないのは全長だけ。
因みにこの時点で大まかなパーツ割はだいたい決めている。
じゃないと、DLP式光造形機の成約に沿ってキレイ出力できるモデリングは成立しないからね〜。
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ざっと押し出して基本的なパーツをさっさと揃える。
目立つディティールのアタリを取りながら、調整とモデリングを並行して進める。
作り込んでからバランスやプロポーション変更はほんと辛いので…。
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設定画稿に描かれてない部分は当然どーなってるのかよくわからないので、想像しながらでっち上げる。
この手のキャラクター物のモデリングで一番楽しく悩ましく時間と手間がかかるところである…。

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徐々にディティールを作り込んでゆく。
脇の一円玉は実物のサイズで作ってあり、モデリングしてるもののスケール感を見失わないように表示させたり消したりしている。
こんなにちゃんと作る必要があるかどうかはよくわからないが…。

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細かいところのディティールも、手持ちの資料の印刷が潰れていてよくわからないのを良いことに
好き勝手にアレンジ翻案して、立体としての情報量と充実感をマシマシにしていく。

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ディティールのピッチはプリンタの出力再現能力から逆算して、だいたい0.2〜0.15mmくらいでつくる。
これ以上細かくしてもあんまり意味がないので…。

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かなりできた。と思わせておいて、情報が少ないこのアングルは全然進んでいない…。

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ウェポンベイ周りは、当初からレールガンと機雷ユニットを換装できるように作るつもりだったのだが
基部部分もきっちり作り込んでやろうなどとアホなことを考えた結果、無事順調に悶え苦しんだ。

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とりあえず完成。
レイトレースでレンダリングしてみたが、細かい設定とか全くよく解っていないので実に寂しい仕上がりである。
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パーツ割りはこんな感じ。
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なにげにパーツが多くてビルドプレート一枚に収まりきらないので、2つに分けてこんな風にレイアウトして出力。
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出力直後の写真を取り忘れていたらしく手元にないので
とりあえずパーツ繋いでざっと削ってサフ吹いた状態がこちら。
本体のエイジングが進んで、細かい積層痕はほんと目立たなくなった。
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この出力品、実はテストショットなので、検証して得られた問題点を元データの修正に生かされた後
リクエストの言い出しっぺ、Tk152さんのところへドナドナされていった…。

〜つづく〜

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