2010年01月14日

風と共に去りぬ

風と共に去りぬ
 コチラの「風と共に去りぬ」は、アカデミー賞作品賞、監督賞、ヴィヴィアン・リーが主演女優賞、ハティ・マクダウェルが助演女優賞、脚色賞、撮影賞、美術賞、編集賞の8部門を受賞した不朽の名作です。監督は、「オズの魔法使」のヴィクター・フレミング監督。

 原作は、マーガレット・ミッチェルの同名小説。世界的なベストセラーになったそうですが、なんと執筆に10年もかかったんだとか。それだけの渾身の長編の映画化ですから、映画の方も231分の大作!映画史に残る悪女なヒロインのスカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)の大河ロマンですから、やっぱり女性としては結構ハマりやすいかも。

 同じく長尺の名作「ベン・ハー」もなかなか面白く観れたのですが、やっぱり同性だと感情移入しやすいですよね。特に、一見と言うか、やっぱりちょっとイヤな女なスカーレットが、とっつきにくいキャラではあるのだけど、それでも彼女の強さと激しさってのはなんか憎めないんだよね。

 生きる力に溢れ、まさに肉食系女子なスカーレットですが、彼女を観ていると一生懸命過ぎて、他人の気持ちに対して不器用なだけのようにも見えてしまいます。もちろん妹たちは可哀相なのですが、愛していると素直に言えない気の強さだったり、自分の気持ちに気付くのが遅過ぎてしまう間の悪さだったりが、単なる悪女と片付けてしまえないんですよね。

 逆に、そんなスカーレットの思い人であるアシュレー(レスリー・ハワード)の伴侶のメラニー(オリヴィア・デ・ハヴィランド)の人受けの良さはイヤミな程で、なんか憎たらしく思えてしまったりもしたのですが、スカーレットも結局は彼女を心から愛し、彼女もまたスカーレットを心から愛していたワケで、スカーレット程のインパクトはないものの、やはり素敵な女性でした。

 逆にアシュレーもレット・バトラー(クラーク・ゲーブル)も、そんな素敵な彼女らにそれほど愛される器の人間、男性かしら?って気がしちゃったかなぁ。まぁそこは彼らは、2人の女性を引き立てるためにいるような描かれ方がされてしまっているので、しょうがないところではあるのかもしれませんね。

 全編に流れる「タラのテーマ」、これがまたいいですよね〜。残念ながら作曲賞にはノミネートはされたものの受賞にはいたらなかったそうですが、素晴らしい映画音楽ですよね〜。ちょっと使い過ぎと言うか、しつこ過ぎるかもしれないけど、スカーレットにぴったりでもありました。

 眉毛をピクリとさせるプライドの高さ、美しくも力強い顔立ち、知性と気品に満ちた佇まい、いくら愛するアシュレーに頼まれたからって、戦火の中身重のメラニーを守り通すだなんて、並大抵の女性には出来ませんし、家族や故郷を守るために女だてらに1人奮闘する姿なんてのは、やっぱりとても魅力的でしたもん。

 そうゆう意味では、女性ってのはこれぐらい強くなくっちゃいけないのかもなぁ〜。ってこんな女性ばかりでも困りものですが、いざとなったら、プライドが高い割りに男性に取り入らなくっちゃいけないワケだし、それはある意味その高いプライドを捨てる勇気も一緒に持ち合わせているってことですものね。

◆ title: GONE WITH THE WIND(1939/アメリカ)
◆ date: 2010.01.06
◆ director: Victor Fleming
◆ performer: Vivien Leigh/Clark Gable/Leslie Howard/Olivia de Havilland/Thomas Mitchell/Barbara O'Neil/Hattie McDaniel/Jane Darwell/Ward Bond

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この記事へのコメント

1. Posted by しんちゃん   2010年01月14日 21:16
 とても古い作品なんだけど、今にも通じるそのギャグが秀逸です(笑)

 にわとりを追いかけてたら、次のカットが(笑)
 いやあいやあっていいながら・・・次の日の朝には鼻歌歌ってたり(笑)

 ベタといえばベタなギャグなんですが、古さを感じないんだよね。

 血液型を考えるのも楽しいよ。
スカーレットはB型とかアシュレーはAB型とか(笑)レットもBでメラニーはOかな(笑)

 
2. Posted by miyu   2010年01月14日 21:45
>しんちゃん
サスガ!いっちゃん好きな映画だけあってコアなところを
ついてきますね〜( ´艸`)
血液型なんて相当観こんでこそだわ〜。
3. Posted by Kaz.   2010年01月14日 22:04
当時のハリウッドの娯楽大作映画なんだけど、やっぱ一本芯が入ったヒューマン・ドラマだからこそ、歴史に名を残す映画なんですよね〜。

戦時中、これを観た日本人が 『これじゃ戦争に勝てない』 と言ったとか・・・。 別格の映画ですな〜、まさに。(・ω・)bグッ
4. Posted by miyu   2010年01月14日 22:15
>Kaz.さん
うんうん、確かにね〜。
娯楽大作だけど、すんごい見応えでした。
そうだよな〜。だってこれ70年前ですものね〜。
5. Posted by latifa   2010年01月16日 15:05
miyuさ〜〜ん、こんにちは!
私は、この映画を長き人生において、その時代、時代で何度も見て来てるんだ〜。
最初に見たのは小学生か中学生の頃で、その時はスカーレットかっけ〜〜!なんかメラニーはいいこぶりっこ、って風に思ってたの。
ところが、35才くらいになって再見した時、メラニー凄いじゃないか!!レッドパトラー素敵〜って、自分で視点が変わっているのにビックラ。そしてアシュレーにいつまでもこだわっているのが、なんで?そんなにアシュレーっていい男?それよか、みんなが自分に夢中になるのに、唯一振り向かなかった男子だからこそ、引きずっただけなんじゃないの?とか思っちゃったりもしてね。でも、何時の時代も強くて魅力的なスカーレットが好きです。原作も、漫画も、これの続編小説(そんなのがあったんだよ)までも読んじゃったファンだよ〜^^
6. Posted by miyu   2010年01月16日 15:59
>latifaさん
わぁ〜!すごい〜。
マンガも続編小説なんてのもあるのですね?
確かに観る時代とかで、映画って受け取り方が変わったりしますものね〜。
メラニーの凄さは子供だと分かりづらいかもね〜。うんうん。
7. Posted by マリー   2010年01月16日 20:37
こんばんは〜
最初に観たのは中学生でした。。。
大画面であの“タラのテーマ”を聴いて、もの凄く嵌りました。とっても衝撃的でした。
こんな強い女性がいるんだ・・・
なんかカルチャーショック受けました。
今だったらそんなにも驚かないけど(笑)

撮影に関しては、あの火災の中を駆け抜けるシーンとか、凄い!!って思ったわ。
8. Posted by miyu   2010年01月16日 22:44
>マリーさん
あ〜あの火災のシーンも結構迫力ありましたものね。
今観ると、CGとかじゃないから結構ちゃちくもあるんだけど、
当時にしたらすごく映像的にも素晴らしかったんだろうなぁ。
今の女性はみんなスカーレットばりに強くなってますからね〜(´▽`*)アハハ
逆にメラニーみたいな女性はいないよね。
9. Posted by tatuzi   2010年09月13日 22:19
4 miyuさん、こんばんわ。。
ぼくは白夜行が好きだから、そのルーツを知りたく、風と共に去りぬを読みました。スカーレットの不屈の闘志(女性ですか?かかってこいって言う感じ)とタラを愛するところが好きだな。。
ぼくも実家と家族を愛してるから。疲れた時にぱらぱらっと読むと、勇気がでる本です。。
10. Posted by miyu   2010年09月13日 23:08
>tatuziさん
どうもです♪
「白夜行」東野圭吾でしたっけ?
読んでません(/ω\) すみません。
でも、彼の本は好きです。いい作家さんですよね。うん。

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