2005年06月

2005年06月28日

60歳のラブレター

・・・さぼりすぎです。
必死で仕事してます。

今日は相方さんの紹介で見た「60歳のラブレター」を紹介したいと思います。

その名の通り60歳くらいのひとが自分の大切な人に書くメッセージです。

私はいま27歳。
若造ですよ、本当に。

それでもたくさんの人に出会ってきました。
60歳にもなればもっとたくさんの人と出会うのではないでしょうか?
その長い年月、たくさんの出会い、事件の中で、それでもたった一人大切にしてきた相手に書くラブレター。

心がぎゅっとなっちゃいましたよ。

いま、テレビをつければ残虐な事件、悲劇が多く見受けられます。
それらは実際に起こった現実でしょう。
しかし、そんな悲劇ばかりが世の中の全てではありません。

ニュースにならないような些細な、でも本当は最も大切な小さな幸せが世の中にはあるのだと思います。

ワイドショーを自分の知る世界にせず、世間に目を向け、生きることの素晴らしさ、愛することの偉大さなどを感じて欲しいと思う。

60歳になった自分が一人の人を愛し続けていたい・・・。
そのためには、そんな素敵な愛を育んだ先輩方の体験談はいい刺激になったと思う。

mizo1978jp at 00:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!愛について 

2005年06月09日

「モーターサイクル・ダイアリーズ」

「モーターサイクル・ダイアリーズ」
原題 「THE MOTORCYCLE DIARIES」

2003年 イギリス/アメリカ 127分

監督 ウォルター・サレス

出演 ガエル・ガルシア・ベルナル
   ロドリゴ・デ・ラ・セルナ

<物語>
1952年。23歳の医学生エルネスト・チェ・ゲバラと、30歳になるアルベルト・グラナードは、南米大陸を自分の目で見るために、バイクにのって冒険に出る。たくさんの人との出会いや別れ、出来事がつまった9ヶ月1万2千キロの旅。

<感想>
実はロードムービーは最近苦手だったりします。
寝ちゃうのよ・・・。瞼がおりてくるの!!わかる??
特に大きな山場があるわけではないし、綺麗な風景や音楽が少しずつ成長する主人公に命を吹き込み、観る者の心に染み入るって感じでしょうが・・・。
しかしこの作品は見入ったよ。なんだろう・・・南米の風景もいい雰囲気だし音楽もいいんだけど、それだけじゃない。
実はキューバ革命を後に成し遂げるチェ・ゲバラの若き日を描いた物語。
彼はこの旅で感じた、たくさんの理不尽をなんとかしたくて革命家になったとも言われてるらしい・・・。
とあるあたりから徐々に主人公エネレストの顔つきが変わってくるんだよね。
彼はこの旅の中で確実に成長していく。
そして、もうひとつ素敵なのが共に旅をする年上の友人との関係。すぐにけんかいして口論をしてるんだけど、結局また2人で旅をする。なんか頷けます。なんというか妙に説得力があるというか、うらやましいというか。
私も自分の人生観が大きく変わってしまうような旅を1度はしたいと思いました。

さてチェ・ゲバラという人物についてですが、魅力的であることは確かなようです。彼の人生?を面白おかしく描かれた場所みつけたので貼っときます♪

ヘタレ論 チェ・ゲバラ


2005年06月04日

「ミリオンダラー・ベイビー」

「ミリオンダラー・ベイビー」原題 「 Million Dollar Baby 」

2004年 アメリカ 133分

監督 クリント・イーストウッド

出演 クリント・イーストウッド
    ヒラリー・スワンク
    モーガンフリーマン

本日ひとりで映画館に行き鑑賞してまいりました〜。

<物語>
ジムを経営する孤独なトレイナー、フランキー。実力はあるが、育てた若者は欲を求め彼の元を去っていく。あるとき、そんなジムへ31歳のボクサー志望のマギーが入ってくる。フランキーにとってマギーのような女など眼中になかった。しかし、貧しい生活をしながらも、練習に励む彼女のハングリーさに、彼は徐々にボクシングを教えるようになる。やがて、トレーニングを通して次第にお互いを必要としていく2人。娘に縁を絶たれた男と家族の愛に見放されてしまった女、深い傷、苦しみを抱えながら生きてきた不器用な2人がお互いに人間的に歩み寄っていく。
マギーの実力も頭角を現していき、、ついに100万ドルをかけた世界タイトル戦に出場することになった。しかし、その試合で、2人を待っていたものは衝撃の結末だった・・・。苦悩するフランキー、そしてマギー。2人の絆の意味がいま試される。

<感想>
アカデミー作品賞、監督賞(クリント・イーストウッド)、主演女優賞(ヒラリー・スワンク)、助演男優賞(モーガン・フリーマン)と主要4部門を受賞した注目作!!
クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガンフリーマンの演技が素晴らしい!
鑑賞中は実に様々な感情が自分の中にも起こりました。喜び、悲しみ、怒り、優しさ、憎しみ・・・。それらの感情が揺さぶられ、未だに整理できないっていうのが感想です。
2人の孤独な人間がお互いを必要とし、必要とされることで出来た強い絆。その過程は実に自然でしたし、ヒラリー・スワンクが吹き替えなしで演じたというボクシングシーンも迫力があります。音楽も抑制が聴いていながらも感情を静かに、それでありながら激しく揺さぶります。「ミスティックリバー」よりも自然と物語に感情移入でき監督としてのクリント・イーストウッドの手腕に脱帽です。



続きはネタバレになっています、鑑賞後に読んでくださいね♪


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2005年06月02日

「バタフライ・エフェクト」

「バタフライ・エフェクト」原題 「 THE BUTTERFLY EFFECT 」

2003年 アメリカ 114分

監督 エリック・ブレス & J・マッキー・グラバー

出演 アシュトン・カッチャー
    エイミー・スマート
    エリック・ストルツ

たまには映画の紹介をしたいと思います。
平成17年も早いもので半分くらいまできちゃいました。
現在劇場鑑賞・DVDビデオ鑑賞は44本ですが、その中で最も気に入っている作品のひとつが今日紹介します「バタフライ・エフェクト」です。

「物語」
自分のため、あるいは愛する者のため。彼が行ったのは、愛する彼女の将来を取り戻すこと。"君を迎えに来る"……少年時代に果たせなかった約束をたったひとつ叶えることが出来れば、それだけで彼女の運命はよりよく変わるはず……しかし、それは神にさえ許されない行為だと、そのとき彼は知らなかった。幼い頃のエヴァンは、記憶を喪失するするブラックアウトをよく起こしていた。そんな彼に、精神科の医師が治療のため日記をつけるように勧める。やがて大学生となったエヴァンは、ブラックアウトもなくなり平穏な日々を送っていたが、ふと幼い頃の日記を見つけてしまう。そしてその時、彼の意識の中で変化が起きるのだった。

<感想>
この映画、全然ノーマークだったんだけど評判がすこぶるよいので劇場鑑賞しました。
上に書いた物語のあらすじは話せないくらいに綿密に練れらた素晴らしい作品でした。映画を山ほど見ている人からすればどこかでみたことのある内容やオチなのかもしれませんが私には斬新で最後がどうなるのか?とハラハラしまくりでした。
あの時あんなことをしなければ、言わなければ、ああしていれば・・・なんて誰もが考えたことのあることを巧く料理していますね。
前半は物語を飲み込めずに「??」な感じでしたが物語の核となるシステムが理解できてからはもう・・・!!!そして最後ときたら宣伝に使われていた「切ないハッピーエンド」がぐっときます。鑑賞後はいろいろ考えさせられました・・・。主演のアシュトンはどっかで見たことあると思ったら「ゾルダン星人」に出てたのね(笑)この作品で演技派の印象を持たせることに成功して次回の作品が楽しみなものです。しかしそれ以上にヒロイン演じたエイミー・スマートは綺麗な役から娼婦やら演じて全然印象がかわっていきます。
これからは自分の言動のひとつひとつに責任をもって生きたいと思います。

続きはネタバレになっています、鑑賞後に読んでくださいね♪
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2005年06月01日

死して生きうる男

さて本日は私の親友の命日でした。
そこで友人と2人で彼の発見された現場に花と線香、彼の愛煙していた煙草と、ビールをもって会いに行きました。

風景は3年前となにも変わらない。
ただ世界中の人が当時より3年の月日を過ごしてきただけである。

線香と煙草に火をつけ、花を供えビールを置き、彼との思い出などについて話していてふと気づきました。

私たちが花を置いた場所のすぐ近くに別の花が2つおいてありました。
この場所(付近)が彼の見つかった場所と知っているのはごく1部の人間です。
しかし彼の命日を意識し、こうして彼を偲びに着てくれる人がほかにもいたことに大変私は喜びを感じました。

彼は3年前となんら変わらぬ笑顔で私たちの記憶の中に生き続けている。

ひょっとして私の知っている一部の人以外は彼のことなんてもう忘れてしまっているのでは?なんて思っていましたがそんなことはないんですね。

生前彼は自分は孤独であると考えていたかもしれません。
でもこの世の中に本当に孤独な人なんてきっといないのではないでしょうか?
ひとりで生きている人なんていない。
どこかで誰かに支えられ、人は生きている。

彼は行き続ける、私たちの心の中で。
しかし彼は私たちの心の中でしか生きることは出来ない。

死しても彼は生き続けるが、でも実際には死んでいる。
その事実に変わりはないし、変えることはできない。

生きることが出来るのに、心の中で生きることになる人がこれ以上増えないように願う・・・。

mizo1978jp at 02:02|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!生きること