花とアリス1花とアリス2花とアリス3











監督:岩井俊二
出演:鈴木杏 蒼井優、郭智博、相田翔子、阿部寛
(配給;東宝 2004/日本/135分/カラー)

駅で見かけた少年・中村雅人(郭智博)に
恋をしてしまった花(鈴木杏)。
その後花は彼と同じ高校に入学し、同じ部活に入る。
ある日中村は下校途中頭を強く打つが
懸命に介抱する花の名前どころか
顔も覚えていない。
さすがに腹を立てた花はこう嘘を付く。
「それじゃあ先輩わたしのこと好きだって
言ったことも覚えてないんですか?」
その言葉を真に受けた中村は
部分的に記憶喪失になったと思いこみ
花と付き合いだすが、嘘が嘘を呼び、
片思い時代に隠し撮りをした写真を
見つけられてしまった時に
つい「これは先輩がふった元カノが
嫌がらせに送ってきたんです!」
と言ってしまう。花はその元カノ役を
親友のアリス(蒼井優)に頼むが、
だんだんこの3人の関係が微妙になってきて…。

鈴木杏と蒼井優という
全く違った個性を持った女優2人の
魅力を十二分に出しているところが
岩井監督さすがだと思いました。
2人の間にいる郭智博は
しゃべり方もとぼけていて天然ボケ系、
どうしてこの俳優さんを使ったのかしら?とも思いましたが
恋人のことだけ忘れてしまうなんていうことを
まじめに信じるような人なので
狙ったかなと思います。
初めは特に魅力ないなと思いましたが
だんだん味が出てきて
最後のほうはいいなと思いました。
彼と花の入っている部活は
落語研究会なのですが、
彼の落語はあまりにも無愛想で笑えます。

アリスというあだ名は
名字が有栖川だというところからきています。
彼女の両親は離婚していて、
母親(相田翔子)は次から次へと
新しい男を作っては振られるの繰り返し。
アリスの少しさみしげな
表情は蒼井優にぴったりです。
お父さんに逢う日があるのですが、
アリスにはお父さんとも
たくさん思い出があります。
海に行ったこと、そこでトランプをしたら
とばされてしまったこと、
昔はところてんが食べられなかったこと・・・。
そしてなぜかお父さんは知らない間に
中国語が話せるようになっていました。
「愛しています」「ウォーアイニー」を
教えてもらうアリス。
そんなお父さんとの思い出が、
中村との「嘘の思い出作り」と
重なるところがすばらしかったです。

アリスと花の共通の趣味はバレエ。
2人のレッスンを撮影しにくる
写真部の友人が何度も花にいいます。
「アリスと喧嘩しちゃだめだよ。」
その台詞がすごく心に残ります。
その友人役の女優さんは
大した特徴もない平凡な感じなのですが、
なぜだか心に残りました。
「はなやしき」のエピソードもよかったです。

しかし、蒼井優のバレエはすごいですね。
小さいころからやっていたらしいので他の映画にも
よく踊るシーンが出てきますが、
今回も素晴らしかったです。

女の子の友情もいいじゃん!
そう思わされた映画でした。

(NHKBS2にて鑑賞)

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出演:鈴木杏
販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2004-10-08
おすすめ度:4.5
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