鈍獣






監督 細野ひで彦
脚本 宮藤官九郎
出演 浅野忠信 北村一輝 真木よう子 佐津川愛美 南野陽子 ユースケ・サンタマリア ジェロ 本田博太郎
配給:ギャガ・コミュニケーションズ(2009/日本/カラー)

殺しても殺しても死なない幼なじみが生まれ故郷に帰ってきた!

なぜかすべてが相撲で回っている片田舎の街に
降り立ったのは出版社に勤める
キャリア志向の女、静(真木よう子)。
彼女が担当する雑誌に連載された小説「鈍獣」が
名誉ある「明多川賞」の候補となったというのに
その作家・凸川 が失踪したのだ。
生まれ故郷にいるとにらんだ静は、
彼の幼なじみ達が集うホストクラブ、スーパーヘビーに向かう。
出迎えた江田っちこと江田(北村一輝)、
岡本(ユースケ・サンタマリア)、
順子ママ(南野陽子)、 ロリコンホステスのノラ(佐津川愛美)は
どうやら彼の行方を知っている様子。

静が問いただすと、4人は少しずつ
凸やんこと凸川のことを語りだす。
実は凸川は小説「鈍獣」で江田と岡本の悪事を
次々に暴露していたのだ。 
「まさかあいつ、あのことを書くんじゃないだろうな?」
このままでは自分たちの生活が崩れてしまうと思った江田は
凸川殺害を計画する。
しかし・・・。

鈍い・・・というよりは馬鹿??愛すべきキャラでありながら
しかし、どこか、ゾクっとこわい、
そんな凸やんを浅野忠信が好演。
「あ、おしまい?もう、おしまい?」の決め台詞がいい。
凸やんをとりまく4人が断片的に語りつつ、
最後にはすべてがわかるというストーリーテリングの方法も
クドカンの真骨頂。
だけど、肝心なことが最後までよくわからない
ナンセンスさは、テレビドラマでぶいぶい言わせている
クドカンではなく、
劇団「ウーマンリブ」のクドカンだなあというところも
ファンとしては嬉しい。
(ちなみに、この映画は舞台作品として上演され
岸田國士賞を取った作品を映画化したもの。)
あくまでブラックでシュールでクール。
コミカルなのに最後にどろっとした怖さが残る
脚本はさすが。
人間とは、鈍い獣なのである。
というセリフがどーんと心に迫る。

ちなみに、隠れキャラ的存在で
演歌歌手・ジェロと元横綱・大乃国が登場。
ジェロの使い方は痛い!
あのジェロをこう使うかい!という感じでした。

殺しても殺しても死なないのは一体なぜ?
江田っちは本当に凸やんを殺す、いやポロしてしまうのか?
そして凸やんの3つ目の乳首の謎とは?
ぜひ映画館でその謎を解き明かしてきてください。

http://donju.gyao.jp/

(シネ・クイントにて鑑賞)


 

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