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亀は意外と速く泳ぐ








脚本・監督 三木聡
出演 上野樹里 蒼井優 岩松了 ふせえり 村松利文 松重豊  緋田康人 岡本信人 温水洋一 伊武雅刀
配給:ウィルコ (2005年/日本/90分/カラー)

夫が単身赴任中で一人暮らしの主婦、スズメ(上野樹里)。
そこそこにおいしいラーメンが好きで、夫は中肉中背。
夫は電話をかけてきても
ペットのカメ太郎に餌をやったかどうかしか確認しない。
それでも毎日餌をあげ続けるスズメだったが、
公衆トイレでは洗面台から押しのけられた揚句に
オバサンにおならをされたり、
バスを待っていてもバスが止まってくれなかったりする。
「もしかして、私って見えてない?」
そんなスズメとは対照的に、
同じ病院で生まれてからずっと親友のクジャク(蒼井優)は
センスもあり、生き方もビッグで豪快でエキセントリック。
夢はパリのエッフェル塔の見えるアパルトマンで
フランス人の彼と生活すること。
そんな彼女と自分を比較するつもりはないけれど、
自分の存在意義を見失ってしまったスズメは、
小さい頃からの思い出のある「百段階段」で
偶然「スパイ募集」という小さなポスターを見つけ、
応募してみるのだが…。

主婦がスパイになるという斬新なアイディアで
おもしろかったです。
スパイになるということは、ひたすら平凡に見せかけながら
暮らすということ。
ファミレスに行ったら何を注文したか
ウェイトレスが忘れてしまうようなものを頼み、
スーパーでは一般の主婦が買うようなものを
3000円くらい買い、
(ここのシーンでは偶然会ったクジャクが
アーティーチョークを買っているのを見て
なんだか勝ったような気になっているスズメがかわいい)
サングラスを買うなんて言語道断。
そんな「スパイの極意」を習っているうちに、
自分の平凡な生活が楽しくなってくるスズメなのでした。

よかったシーンは、スパイ活動の動きがあるという
情報が流れた時に、会いたい人に会っておきなさいという
シズオ(岩松了)とエツコ(ふせえり)の忠告を聞いて
スズメがお父さん(岡本信人)に会いに行くシーンです。
「お母さんってどうしてお父さんが好きだったんだろうね?」
「わからないけど・・・笑うのが上手な人が好きって言ってた」
「笑ってみて?」
(笑う)
「上手かもしれない」
「それじゃあ、今度何するか考えてにこにこしてみるか」
「なにそれ?」
「お前もしてみないか?今度何するか考えてにこにこ」
そして二人でにこにこ〜、にこにこ〜とするシーンが
印象深いです。

高校時代の憧れの加藤先輩(要潤)のエピソードも
地味に笑えます。破天荒な性格のクジャクも
実は友達思いだということがわかる楽しいシーンです。

結局スパイ活動とは何だったのか、
そもそも彼らはスパイだったのか、
わからないままストーリーはエンディングに突入しますが、
「そこそこラーメン」のレシピのくだりは思わずほろりとしてしまいます。

なんとなく話は進んでいくようで、
ただのわき役だと思って見ていた登場人物が
意外なところでつながっていたりして、
ゆるい話のわりにはとても構成がしっかりしているところが
いいですね。
さすがテレビなどで活躍していた三木聡という気がします。
緩急自在なストーリー展開が楽しめる、秀作だと思います。

(DVDで鑑賞)

http://www.wilco-jp.com/kamehaya/

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出演:上野樹里
販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2006-01-25
おすすめ度:
4.0
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