永岡瑞季の毎日映画館!

映画館はびっくり箱です。 日常生活でいらいらしたことがあっても、 映画館に入ってチケットを買って、席について、もらったチラシを見ているうちに真っ暗になって予告編が始まる。 そうしたら、もう何もかも忘れてしまいます。映画館にはそんな魔力があります。 映画をこよなく愛する永岡瑞季の映画レビューを書いていきます☆DVDやスカパー!で観たものも入ったり、たまにはもう一つの趣味のドラマのことも書くかもしれません! よろしくお願いします。

井口奈己

「犬猫」4

ブログネタ
日本映画2 に参加中!
犬猫



©2004「犬猫」製作委員会

監督 井口奈己
出演 榎本加奈子, 藤田陽子, 忍成修吾, 小池栄子, 西島秀俊
配給 ビターズエンド (2004年/日本/94分/スタンダード)


ぴあフィルムフェスティバルで企画賞を受賞したインディーズ作品を、井口奈己監督自らがリメイク。もともとは8ミリ映画の作品だそうです。 

同棲していた古田(西島秀俊)に愛想を尽かせて 
アパートを飛び出たスズ(藤田陽子)。 
友達の阿部ちゃん(小池栄子)のアパートに 
世話になろうとするが、阿部ちゃんは次の日から留学。 
その間留守番を頼まれたヨーコ(榎本加奈子)と 
共同生活をすることになる。 
どうやら、二人はもともと顔見知りらしい。 

ナチュラルぼけで屈託がないスズと 
愛想がなくて不器用なヨーコ。 
全く違う性格の2人だが、 
だんだんうまが合うようになってきた。 
しかし、古田がアパートに現れ、 
ヨーコが思いを寄せる三鷹(忍成修吾)が 
スズと知り合いになると、 
なんだか雲行きが怪しくなって…。 

藤田陽子の魔性っぷりと 
榎本加奈子のサボテン女ぶりが 
笑えます。 
悪い子じゃないのはわかってる。 
でも、あの子に勝てないのはもっと分かってる。 
でも、でも、なんで?なんでなの? 
そんなヨーコの叫びが聞こえてきます。 
うーん、この気持ちがわかっちゃうのはなぜなんだろう。 

井口奈己監督の作品は2作目です。 
永作博美と松山ケンイチの 
「人のセックスを笑うな」でも思いましたが、 
この監督の作品を見ていると、 
なんだか不思議な時間が流れるんですよね…。 
何か大きな事件が起きるわけじゃないんだけど、 
むしろ、微妙に飽きるんだけど、 
でも最後まで見てしまう。 
不思議な魅力を持った監督だと思います。 
でも好き嫌いはあるかな。 
映画館で観ていた人の話を聞いたら 
何人か途中で出て行ったそうです(笑) 

2作だけではまだまだポテンシャルがわからないので 
次回作も楽しみにしたいと思います。
いまのところ、わたしはこの監督は
好きなようです。

犬猫 [DVD]犬猫 [DVD]
出演:榎本加奈子
販売元:レントラックジャパン
発売日:2005-05-27
おすすめ度:4.0
クチコミを見る

 



 ←人気ブログランキングに参加中です♪クリックお願いします!
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ←映画評論・レビューランキングにも参加中です♪こちらもよろしくお願いします!

「人のセックスを笑うな」4

ブログネタ
新・映画鑑賞日記 に参加中!
人のセックスを笑うな






監督:井口奈己
出演:永作博美 松山ケンイチ 蒼井優 忍成修吾 あがた森魚
配給:東京テアトル (2007/日本/137分/カラー) 

山崎ナオコーラ原作の同名小説を井口奈己監督が映画化。 

美術学校に通う19歳のみるめ(松山ケンイチ)と 
リトグラフの講師ユリ(永作博美)、39歳。 
奇遇な出会いを重ねるうちに、 
ふとユリはみるめに言う。 
「モデルにならない?アトリエがあるの」 
誘われるままにアトリエを訪ねたみるめは 
当たり前のように服を脱がされ、 
そのまま二人は関係をもつ。 
ところが、ユリの家を訪ねると 
そこには「猪熊さん」という男がいて…。 

スキャンダラスなタイトルですが、 
観終わった後 
「穏やかな時間を過ごさせてもらったな」 
と思えるような作品でした。 
ラブシーンも、ほほえましいくらいラブリー。 
永作が元来持つファム・フェタールぶりと、 
松山ケンイチのキュートさがたまらなくマッチ。 
また、みるめをひそかに思うえんちゃん(蒼井優)も 
いい。 

セリフをあえて聞かせないような演出が 
当たっていました。 
アドリブかと思うくらい登場人物の演技は「素」。 
しかし、その「素」は永作や松山の「素」ではなく 
ユリやみるめの「素」になっていました。 
ある意味、究極の演技。 
そういうふうに演技させる監督は 
井口監督だけではなく、 
また失敗に終わることも多い。 
でもこの映画に関しては成功していると思いました。 
ユリが、年下の青年を誘惑しておきながら 
猪熊さんの前ではちゃんと妻であるところ、 
ちゃんと永作さんの中では「ユリ」のキャラクターが 
一貫しているところから、そう感じました。 

セリフは聞かせないのですが、 
だからこそえんちゃんの 
「みんなさびしいんだよ。だから 
さびしいなんて言うなんて意味ないんだよ。」 
という意味があるようなないようなセリフが 
心に残りました。 
えんちゃん、よかったですね。 
ダブルベッドの上をぴょんぴょんとびはねているシーン 
印象的でした。 

小道具の使い方がうまい監督ですね。 
ビーチサンダル、ハートのライター、 
自転車、マフラー、石油ストーブ、 
空気マットレス、こたつ、信玄もち、 
携帯電話、などなど。 
まだまだありそうな気がします。 

わたしはあまりカメラワークという目で 
映画を見ないのですが、 
この映画に関してはかなり特徴的なので 
気になりました。 
まず、遠景が多い。 
なのに急に人に迫ったり。 
また、固定カメラが多いですね。 
カメラが動かなくて登場人物が動くのが 
けっこうおもしろい。 
えんちゃんがユリの個展に行き、 
居場所がなくて壁際に座って、 
ずるずるとスクリーンのはじっこまで動くシーンが 
おもしろかったです。 
オフスクリーンにある何かに手をのばして、 
なんだろうと思ったらお菓子ぼりぼり食べてて。 
あと、カメラマンが一緒に動くので 
ずっと役者がスクリーンの真ん中にいる、 
というカメラワークもけっこう多くて、 
そばにいるみたいな感じがしました。 

タイトルの意味は最後の最後でわかりました。 
おもわずクスッとしてしまう感じ。 
みるめ、本当にかわいいです。 
ちょっと甘酸っぱいような、 
ワサビのきいたような、 
そんなハートウォーミングな映画でした。 
奇遇にも、みるめはすしはさび抜きでないと 
食べられなかったりします(笑)。 

http://hitoseku.com/

人のセックスを笑うな [DVD]人のセックスを笑うな [DVD]
出演:永作博美
販売元:Happinet(SB)(D)
発売日:2008-07-25
おすすめ度:3.5
クチコミを見る


 ←人気ブログランキングに参加中です♪クリックお願いします!
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ←映画評論・レビューランキングにも参加中です♪こちらもよろしくお願いします!
livedoor プロフィール

永岡瑞季

ご訪問ありがとうございます
コメント・トラックバックは 大歓迎です♪ お待ちしています。 承認制を取らせていただいておりますので 反映に少しお時間がかかることがありますが できるだけ迅速に対応させていただいておりますので ご了承ください。
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ