THE ICEMAN 氷の処刑人
- author: mizukinanri
- 2013年12月08日
拙ブログを読んでいただいている方、お久しぶりです。
長らくさぼってすみません。
実は12年間飼ってた猫が糖尿病で死んでしまいました。
動物が嫌いな人にとってはバカみたいかもしれませんが、
泣いては後悔(病気に気づかなかった)する毎日でした。
この2カ月映画を観に行く気も起きませんでした。
まだ立ち直ったわけじゃないけど、昨日やっと映画館に行きました。
「THE ICEMAN 氷の処刑人」
主人公の最初の殺人のシーンが怖くて逃げ出したくなった。
最後まで緊張の連続で身体がカチカチになってしまいました。
「俺の気が変わるように強く祈れ」のシーンが一番いやだった。
わたしがジェームズ・フランコが演じてた男だったら気が狂う。
ククリンスキーの異常さを一番感じた場面だった。
世の中にはダークサイドがあり、まっとうに生きていれば
そういう世界の住人と関わることはあまりない。
そんな人間が夫だったなんて、父親だったなんてね。
奥さん、鈍すぎるなあ。
でも、作品中のあちこちでそういうキャラとして描かれていた。
100人以上もの人間を殺すまで逮捕されないなんて、
どうなってるの。
クリス・エヴァンスと聞いてピンと来ないけど、「セルラー」に出てた
さわやかな青年ね。
それが、ククリンスキーと組んでたもうひとりの恐ろしい男だった
なんて全くわからなかった。
それにしても、その後の奥さんや娘さんのことがすごく気になる。
- mizukinanri at 01:45
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あまちゃん最終回、幸福のスイッチ
- author: mizukinanri
- 2013年09月28日
あまちゃん、終わりましたねー。
NHKの連ドラを最初から最後まで観たの初めて。
最終回のなんと盛りだくさんだったことよ。
クドカンは伏線を張るのがうまいなあ。
それにちょっとした場面、最終回ではおじさんたちが
ドミノ倒しになっちゃうとこなんか工夫が効いてるよね。
笑った。
アキたちが新聞の一面じゃなかったことも面白かった。
地元の人たちだろうけどエキストラの人達が生き生きしてて
ジーンとした。
クドカンの脚本もよかったけど、演出する人もよかったんじゃ
ないの?とも思う。
「潮騒のメモリー」を能年玲奈、小泉今日子、薬師丸ひろ子が
歌い継ぐ場面がよかった。
でも一番最初は3人の誰でもない声だったよね。
あれはいったい誰?
わたしは初音ミクだったのでは、と思ってるんですが・・・。
最後にアキが来ていた服がオープニングで着ていた服で
あったことにちょっと驚いた。
最近NHK BSで観て面白かったのが「幸福のスイッチ」
和歌山の海辺の町の小さな電気屋さんを舞台に描く
地味で真面目な話だけどよかった。
家族そっちのけでお客さんに尽くす小太りな店主を沢田研二が
関西弁丸出しで演じていてよい。
その三人娘の真ん中を上野樹里が演じていて本当にうまい。
テレビ、映画の人たちはもっとこの女優さんを使わなければ
だめだよー。
お姉ちゃんと妹があまりにいい子なので、上野樹里演じる
始終不機嫌な次女に共感が沸く。
小さな町の電気屋さんが丹念に独居老人の家を回ることで
老人たちに手を貸してあげ、孤独を癒し、そして死んでも何日も
わからない、といったことを防いでいるんだよね。
わたしもこれからヨドバシで電化製品買うのやめるわ、と
思ったのだった。
- mizukinanri at 23:58
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譜めくりの女、スリザー
- author: mizukinanri
- 2013年09月23日
毎日NHK朝ドラを観て、「あさイチ」をチラッと観てから
うちを出るのです。
先日能年玲奈が「あさイチ」に出ていたので、録画していった。
後日録画を観たところ、すごかった。
まともに受け答えできないし、ものすごく変わった子だと
いうことがわかった。
こんななのにあの演技力。天才とはこんな人のことをいうのかも。
以前中華系の映画を観ると、うんざりするほどエリック・ツァンを
みかけた(エリック・ツァンファンの方ごめんなさい)。
近頃みかけないけど、かわりに台頭してきたのがレオン・カーフェイ。
中華系の映画観ると出てる出てる。
すごくかっこいいおじさんならうれしいんですけどね、
・・・・・・・・・あんまりうれしくない(レオン・カーフェイファンの方
ごめんなさい)。
「ラ・マン/愛人」のときも「よりによってなんでこの人?」と思ったものだ。
リアリティあるっちゃあるけど。
このポジションにある方々、日本なら西田敏行、フランスなら
ジェラール・ドパルデューだ(それぞれのファンの方ごめんなさい)。
例によってブログを怠けているあいだも映画館には行かないけれど
せっせとDVDやらテレビで観てました。
「譜めくりの女」
結構最近の作品なのに、取り寄せ扱いになっていました。
ピアニストになりたくて、必死で努力していた主人公の少女。
ピアニストの登竜門となる学校の入学試験を受けるとき、審査員の一人である
高名なピアニストの失礼な振る舞いのため、少女の夢は絶たれる。
というか自分で勝手に絶っちゃうんだ。
(以下ネタバレあり)
大人になった主人公は何をやらせても人並み以上にできてしまう。
しかしその努力はすべてかつての審査員の女性ピアニストへの復讐に
注がれるのだった。
それらの努力と優秀な資質、美貌をいくらでももっとプラスな方向へ
向けられたはずである。
不幸になったのは標的のピアニストだけではなかったのだ。
虚しくなる。
主人公はきっとサイコパス的な人間だったんだろう。
それを垣間見せるのが、試験に落ちたと悟ったときにとった
なんの関係もないほかの受験者に取った行動。
作品としては美しくテンポもよく、スリリングで引き込まれる。
「スリザー」
怖いのを期待して観てたけど途中でお笑い系ホラーだとわかる。
それでも最後まで観ました。
監督の偏見か?田舎の人々の顔がアレなんです。
よくこういう俳優さんたち集めたね、ってくらい。
その中で“掃き溜めにツル”のように楚々として美しいヒロインが
エリザベス・バンクス。
天然系なキャラを演じ、ますますホラーよりお笑いっぽい展開に。
結局全然怖くはなかったです。でもほどほどに面白かった。
ほかの人の感想を見てたらエリザベス・バンクスは貧乳なので
だめなんだって。
そこ重要なんだ・・・・・。
- mizukinanri at 15:49
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妖魔伝 レザレクション
- author: mizukinanri
- 2013年09月01日
「太極」2作は中国で大ヒットしたんだってね。
今日「シャーロック」の一挙放送があって、
一日うちにこもって観てたけど面白かった。
ワトソン君を見ていると爆笑問題の田中さんが
頭に浮かんで仕方ない。
で、「シャーロック」でも画面に文字が出てくる演出が
多くて、「太極」を思い出していたのでした。
「シャーロック」では控えめなせいかそんなにいやでも
なかった。
「中国大傑作映画まつり」、「太極」の続きは観にいかなかったけど、
「妖魔伝−レザレクション」は観に行きました。
1作目の「画皮」がとてもよかったので。
原題は「画皮2」なのになんでタイトル変えたんですかね。
感想は、1作目では主人公夫婦の愛の強さを試されるシーンに
迫力があったけど、今回はそのへん弱い感じがした。
ジョウ・シュンとヴィッキー・チャオがお風呂で色っぽく絡む
シーンがやたら多く、今作ではそういうセクシーさを売りにしてる
感じが・・・・・。
チェン・クンとジョウ・シュンのベッド・シーンがあるんですけどね、
中国のメジャー映画でこういうシーン、初めて観た気がしたんですけど。
なんだかちょっと独特な感じがしました。
CGを使った場面がすごく多くて、チベットでロケしたらしいきれいな景色も
あったのに「これも合成か」なんて思ってしまって・・・・。
でも雀児の翼がバッサバッサとなるところはよかった。
「ブラックスワン」みたいですけどね。
冒頭ではジョウ・シュン演じる小唯と妹分の雀児が性悪そうに
見えたけど最後は・・・・。
雀児とイカサマ妖魔退治師(?)との関係はなんだったんだろう。
恋?
って感じでもなかったなあ。
- mizukinanri at 00:44
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ローマ法王の休日、マーサあるいはマーシー・メイ
- author: mizukinanri
- 2013年08月25日
セミの死骸、草むらの虫の音、大雨、雷・・・。
殺人猛暑と言われた今年の夏もそろそろ終わりですねー。
夏も終わりそうなそんなとき、やっとボーナス出た!
世間一般で言えば「ちょびっと」です。
でも、ない人もいっぱいいる。ありがたいと思う。
前からLEDのスタンドが欲しかったのでヨドバシで
買っちゃった。
安いのはほんとに安い。それにデザインもかわいいよ。
お盆に借りて観た「ローマ法王の休日」。
「ローマの休日」にどうしてもかけたかったのかなあ、
このタイトル。
全く違うテイストなのに。
バチカンの枢機卿たちの日常、コンクラーベの様子など
とても興味深かった。
本物のシスティーナ礼拝堂で撮ったのかな。
「どうか法王に選ばれませんように」ってみんな思ってる?
選ばれたんならやるっきゃない、という思い切りのよさがないことに
ちょっとイラっとした。
日本てバチカンとあまり関係ないから、そのへんの
重圧がピンと来ないのかも。死ぬまでやるのが普通だし。
そして衝撃のラスト。
「こういう終わり方もいいんでない?」という意見もあるみたいだけど、
思わず声に出して「ええー!」と言ってしまった。
やっぱりカトリックの人でないと、真に理解できない作品?
ミシェル・ピッコリはこのとき85歳ぐらいでは。すごい。
「マーサあるいはマーシー・メイ」
主人公はカルト教団のようなコミュニティに入り、
それまでたぶん居場所がなかった自分に重要なポジションが与えられ、
自信を持った。
教団の質素なライフスタイルも気に入った。
でもわずか2年の間に普通ではしないような異常な
いやな経験もする。
それがもとで逃げ出すけれど、いつまでも引きずって
心の平安が得られない。
転がり込んで来て、働かないので食わせてやっているのに
批判の目を向けられイライラする姉の夫の気持ちも
わからないではないけれど、主人公のほうがずっと大変だ。
- mizukinanri at 00:51
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最後のマイウェイ、太極ゼロ
- author: mizukinanri
- 2013年08月16日
お盆休みが始まって2日。
観に行ったり、借りたりたくさん観たので、早速。
「最後のマイウェイ」
クロード・フランソワの伝記映画。
あまりメリハリはない。
でも音楽とダンスシーンが多く、わたしはこういうの大好きなので
飽きませんでした。
特にオーティス・レディングのコンサート、それから
上下赤のスーツでダンサーを従えて歌い踊る場面が圧巻。
けど、名前長いのでクロクロって言っちゃいますけどね、
スターであることを楽しんでたんだなあ。
女、金、名声。そのためにタバコもドラッグもやらず。
こういう芸能人て珍しくないですか?
そのストイックさがあったから、ノンストップでトップスターの
人生を駆け抜けられたんじゃないかな。
驚くほどエネルギッシュ。
当時日本で有名なフランスの男性歌手っていったらポルナレフ。
なぜこの人も日本に紹介しなかったのだ。
全然知らないうちに死んじゃったじゃない。
CD絶対買うわー。ボーナスもらったらね(そう、まだなの、ボーナス)。
「太極ゼロ」
今日観に行ってきました。
シネマート心斎橋さんには、本当に感謝してます。
いまや関係悪化の中国・韓国映画をせっせと上映してくれる。
ありがたやー。
「中華大傑作映画まつり」ものすごく期待したんだよー!
なのに、なぜこれ?
本当にありがたいと思ってますけど、でもでも・・・。
これはひどい。
観たあとの疲労感といったら・・・・。
以下列挙させてもらうね。
・主演のユエン・シャオチャオはかなりのカンフーの達人と
見た。しかし、それが垣間見られるのは冒頭のみ。
豆腐を落とさずに・・・・なんてややこしいことやらんでええねん!
んっとにもおー。
・ところどころアニメ仕立て。いらんわー。
・ところどころゲーム仕立て。いらんわー。
・主なキャストでカンフー使える俳優さんって主演の
ユエンくんと、ブルース・リャンだけ。しかしリャンさんはすぐ死ぬ。
・カンフーを期待して行ったのに、カンフーシーンは少ない。
ワイヤーの操作が下手なのか変な動き多々あり。
機械相手に戦うあたりから、だんだんイライラは募るのであった。
・村人、しかも同じ姓の者にしか陳家拳を教えないという。
これを全編にわたってしつこくしつこく言う。うんざり。
・オープニング、エンディングの音楽がただただうるさい。
・最後に・・・・ちゃんと映画1本分の料金払ってんだよ。
ちゃんと完結させようよ。
スティーブン・フォンさん、もうあなたの作品観たくない。
長くなったので、ほかに作品は次回にしますね。
- mizukinanri at 23:32
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その土曜日、7時58分、ヘルタースケルター
- author: mizukinanri
- 2013年08月11日
暑くて外に出られません。
昨日は淀川花火を近所の鑑賞スポットに観に行ったけど、
夜でも暑かったわー。
「その土曜日、7時58分」
「女はみんな生きている」といっしょに借りたけど、
奇しくもなぜこの組み合わせ?
もう、「女はみんな・・・・」の内容を証明するかのように
ダメダメ男しか出てこない。
会社のお金に手を出しているお兄ちゃん。
別れた子供の養育費の支払いに汲々とする弟。
弟が連れてきた強盗仲間がまた最低。
強盗仲間の妻の兄もまた最低。
そしてお父さん・・・・・。
物事は最悪な展開の連続でガンガン回って行き、
最後まで絶望的な気持ちになりながらも惹きつけられます。
シドニー・ルメットの遺作なんですね。
イーサン・ホークってそんなにハンサムでもないし、
こういうダメダメな弱い男の役ばかり。
そういう役をあえて引き受けるから重宝されてるのかな。
ちょっとその売れっ子ぶりに疑問。
この人を見ると麻雀ばっかりやってる某日本人俳優がすぐ浮かんでくる。
雰囲気が似てる。麻雀ばっかりやってるわりに仕事が途切れない。
なぜ?
マリサ・トメイが40代半ばながら、美しくヌードもきれい。
「ヘルタースケルター」
原作は岡崎京子が「フィールヤング」に連載してたのを
読んでました。
りりこは自分の命まで削って世間に身をさらしサービス精神旺盛。
りりこたち若い芸能人女性の人気を左右するのはギャルメイクの
アホバカ女子高生ばかり。
ああ、報われない。
と、蜷川実花の作品はこういう解釈だ、と観ました。
でも原作はそんな主旨ではなかったように思う。
じゃ、なんだ?と言われても・・・・・・・・・。
「芸能界というところは恐ろしいところ」じゃないですかね。
りりこが片目をなくすのは映画ではサービス精神の極致のように
描かれていたけれど、原作では狂気の果てに、だったと思う。
沢尻エリカは顔はそんなにかわいいかな?だったけど、
下半身がもったりして決してスタイルはよくないと予想していたのが
裏切られた。とてもきれいなヌードだった。
裸になったり、大勢の役者とラブシーン、若い子にはきつそうだなー。
でもすごくがんばったと思う。演技もうまい。
ただ、テレビ番組出演中におかしくなるシーンが長すぎる。
雨の中泣きながら外に飛び出して行くシーンも長い。
どのシーンも独特な色彩美で目を見張るけれど、そのキッチュさが
内容を薄っぺらくしているようで残念。
冒頭のニナ・ハーゲンなつかしい!
エンディングの曲もかっこいい。
でも劇中に使われたのはすべてクラシック、でしたね?
なんで新井浩文がおかまのメイクアップアーチストの役?
- mizukinanri at 14:36
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ダージリン急行、女はみんな生きている
- author: mizukinanri
- 2013年08月11日
ブログを始めて10年経ったと思う。
リンチェのことが大好きで始めたけど、
ちょっとお金が入ってくればいいな、という下心もあった。
しかし。
ちょっとどころか1円も入ってこないのであった。
世の中おいしい話は転がっていないんだね・・・。
年金制度がアレなもんで老後がとっても不安なわたしは
別の手段を考えねばのう。
リンチェのことは最初に比べれば冷めたけど、
リンチェのファンになって良かったと思うことは
カンフー映画に関心が持てたこと。
今日もテレビで「アイアン・モンキー」途中からですけど
観たんだけど、素晴らしい!面白い!
たぶんカンフーに関心がなければ観ていなかった作品。
最後の柱の上での格闘はやりすぎというかギャグというか
「ちょっとお!」と思ったけど、今度は最初から観たいもんです。
ちょっと前に観ていたけど「何が言いたいのかな」だったからか
忘れていた「ダージリン急行」。
ウェス・アンダーソンの作品はいつもそうだ。
何が言いたいのかわからない。
そしていつも家族がテーマじゃない?
・・・・・・3本ぐらいしか観てないんですけどね。
でも、作風はユニークでえげつないところはないし、
好きなほう。
ラストの「オー、シャンゼリゼ」にしびれた。
これ絶対手に入れたい!
「女はみんな生きている」は上映当時、宣伝のこの写真を見て
激しく観る気をなくしたんだけど、なんでかな。
コリーヌ・セローの「赤ちゃんに乾杯!」は観たはずだけど
なんにも思わなかったのかな。記憶がない。
でもこの作品はすんごく面白い。痛快だ。
これほど男をバッサリ切るなんて・・・・。
実際、世の中に男がいなければ平和なのにな、と
思うことある。
会社に男がいなければ、どんなに仕事がやりやすいか、
と思ったり。
小さいところでは男はスーパーに来るな、とか思う。
なぜならレジで前の人のかごをレジの人がどかしても
かごを前に詰めないから。
下手な説明ですみません。
経験した人ならわかると思うけど。
気が利かないんだ。
ごくごくたまに素晴らしいと思える人がいるけど、
ほんとにちょびっとしか世の中に存在しないんだろう。
でも夫どころか息子にまで愛想をつかす主人公には
ちょっとびっくりした。
それから「好きじゃない」男を落とすにはほんとに簡単
なんだな。そうやって落とされた男ほど相手に夢中に
なる。悲しい。そして滑稽。
- mizukinanri at 02:49
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ペーパーボーイ、楽園の瑕
- author: mizukinanri
- 2013年07月31日
今日は5月にした休日出勤の代休を取って
シネマートに「楽園の瑕」を観にいきました。
その前の腹ごしらえに「空心」へ。
すごい繁盛してる。
ランチのイカの炒め物が感動するほどおいしかった。
それから冷奴。上に香味野菜を醤油に漬けたものが
のってておいしい!
いいなあ、近くに勤めてる人。
土曜日ランチやってないので、休みの日しか行けない。
「楽園の瑕」は公開されたしばらくあとに借りて観たんだっけ?
話はよくわからなかったし、香港スターもレスリー・チャン以外
ろくに知らなかった。
映像はそんなにきれいとも思わなかったけど、わりと気に入ったのでした。
今回、もっと画面がきれいになっているかと思ったけどそうでも
なかった。
レスリー・チャンの美男ぶりに改めてホエーとなる。
髭面でも美しい。
それから馬を愛撫するカリーナ・ラウの色気にびっくり。
トニー・レオンも若かったなあ!声がなんか違う気が・・。
吹き替え?
ほかにもレオン・カーフェイ、ジャッキー・チュン、ブリジット・リン、
マギー・チャン、チャーリー・ヤン、とめちゃ豪華なキャスト
だったんだ。
光と影をみごとに使った場面、砂漠の風景などの映像の美しさも堪能した。
ただ、あんな砂漠でどうやって暮らしてるのか、レスリー・チャンはあんまり「仕事」を
してる感じでもないし。ただただ待ち続けている少女は
ご飯はどうしてるの?などそういうつまらんことが気になる。
「ペーパーボーイ 真夏の引力」は若い男の子が年上の女性を好きになる
ひと夏の恋の物語。
よく映画で取り上げられる、ちょっとHで甘酸っぱく切ない
シチュエーション。
ところが、この作品はどえらい展開が待ってるのだった。
ニコール・キッドマンがちょっと衰えた容貌にどぎつい化粧を
して、より「くずれ感」を際立たせ、ありえないエロエロ演技。
すごい、この人。「演技派」なんて褒められたことないのに、
いや、だから?こんなチャレンジ、しかも40歳すぎて・・。
ザック・エフロンにナニをかけちゃうしね。
女優魂、感じました。
ニコラス・ケイジみたいになっちゃったジョン・キューザックとの
Hシーンは下品を通り越して野卑そのもの。
服着たままなんですけどね・・・。
延々続くそのシーンに、わたしは館内に困惑が満ちるのを
感じました。
ザック・エフロンはパンツ(ブリーフ)一丁なことが
多いし。
いつも溌剌としているマシュー・マコノヒーが暗い感じの役だし。
監督が黒人のせいか、メイシー・グレイ演じる女中さんが
虐げられる場面が細やかに描かれていて胸が痛む。
全体的に赤裸々というか下品というかリアル?な感じで
今までにこういう作品はあまり観たことない。
- mizukinanri at 21:09
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グランドマスターなど
- author: mizukinanri
- 2013年07月28日
仕事のピークが一段落。
そのあとの親戚のお見舞い、別の親戚の納骨なども
終わり、久々にまったりー。
ハッと気づくと前回の更新から2ヶ月近く過ぎているのだった。
しかしボーナスはまだ。8月出るらしい。しかも1ヶ月分だって。
・・・・・・こんなもんだよ。
ほとんどの中小企業が今夏ボーナスなしっていうじゃないですか。
しかし。ニュースの街頭インタビューで「例年よりずっと多い」なんて
答えてる人を見るとむっとする。
「そういう人はきっと上がったり下がったりが激しいんだよ」
「そのうちアベノミクスの効果が出るよ」
って言われたけど
・・・・・そうですかねー。
そんな日々ですが映画はちょこちょこ観てたのですよ。
そんでなきゃやってられんわい。
いっぱいあるので手短に。
「彼女が消えた浜辺」
初めてのイラン映画。
女性として制約を受けることがいっぱいなんだな。
ファッションから男女交際などいろいろ。
日本に女性として生きるのさえ息苦しいこといっぱいなのに、
かの国の女性たちのこと考えたら・・・。
自殺だったのかな。
でも幼い子供たちを浜辺にほっぽらかしにして?
それでも最後まですごく引き込まれる。
「グランドマスター」
唯一映画館に観に行った。
カンフー映画としてはイマイチだけど、ものすごく美しい。
ウォン・カーウァイ、やっぱりいいなあ。
世界で一番、きれいな映画を撮る人ではないだろうか。
チャン・ツィイー演じる女性の鼻っ柱の強さがいい!
でも彼女が適役だったかな、ってちょっと感じる。
それを言えばトニー・レオンだってチャン・チェンだって
カンフーには馴染みのない役者。
観客動員のために豪華キャストを揃えたんだね。
イップ・マンの奥さん役、ソン・ヘギョをずっとキティ・チャンと
思い込んでました。
ウォン・カーウァイはカンフー映画なんて撮りたくなかったんじゃ
ないだろか。
「ターンレフト・ターンライト」
ジョニー・トー監督だけど、ドンパチも犯罪もない
かわいいかわいい恋愛話。
金城武とジジ・リョンのカップルがほんとにかわいい。
二人に絡む食堂の娘、お医者さんもすごくおかしい。
アパートの二つの門から飛び出して、反対方向に走っていく
主人公たちがおかしい。
最後の最後までハラハラさせられる。
「ヘブン」
あまり有名ではないみたいですけど、この映画。
わたしはすごく好き。
あまりに悲しい話だ・・・。
冒頭の場面がラストに効いてくるので見逃しがないよう。
ヘリコプターがねえ・・・・知らなかった。
息子とお父さんが教会で別れるシーン。
お父さんの胸中を思うと涙がぶわっと。
やっぱりケイト・ブランシェットはうまいなー。
「デッド・エンド」
ラウちんが出てるので借りたけど、日がたつと忘れて
しまった。
たぶんわたしがアンディ・ラウがあまり好きじゃないから?
それともアンディ・ラウ演じる男のやることにイライラした
せいか。
「コネクテッド」
「セルラー」のリメイク。
香港版のほうがずっと面白いという評判らしいけど、
サービス精神でちょっと詰め込み過ぎでは?
ルイス・クーが次々とんでもない目に遭う。
これでは体力もだけど、精神的ストレスで死んでしまうよ。
崖のはしっこに車が引っかかるシーンはありがちだけど
ほんとにほんとに怖かった!
リウ・イエが悪役で出てます。
また最後まで顔がちゃんと映らないんだけど、
ルイス・ファンも出てる。
- mizukinanri at 01:24
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