多くの開発者に行われているライブラリの改良において、瀧澤さんは一歩先んじて大きな成果を出された。

今大会のelmoは、瀧澤さんの優れた手法を用いて強化された精度の高い評価関数および定跡と、やねうらおさんの探索部によって出来ている。Ponanzaに連勝したのは、良い評価関数が作られたことが大きかったのではないか。他にはPonanzaの序中盤や評価の偏りへの相性が考えられる。

最近のコンピュータ将棋の棋力の発展には多くの方が関わっている。
elmoの元となった評価関数の作者であり、オープンソース・ライブラリ化を決断したApery開発者の平岡さん、追随したやねうらおさん、レーティング調査にはuuunuuunさん、定跡の隆盛に"まふ"さん、他にも多くの方々の力がある。


優勝したelmoは公開され、elmoのメソッドも明らかになった。
公開数日後の現在では、Qhapaq開発者 SAWADA Ryotoさん によって、elmoの評価関数を改良して作られた『elmo-qhapaq関数が公開されている。

elmo以外には、3位入賞の技巧が、将棋ファンに優しい仕様の『技巧2』として公開されている。他に、蒼天幻想・ナイツ・オブ・タヌキ(tanuki-),読み太,HoneyWaffle,nozomi,Qhapaq,Novice などが公開された。


今後のオープンソース勢の各チームによる発展が気になるとともに、PonanzaChainerがどのようになるか、value networkの手法の結実が楽しみだ。