mizunomoriclinicのブログ

いんちょの山登り

山形蔵王(1月17日)

P1000522P1000526P1000527P1000528P1000530仙台は30数年ぶりの冷え込みだそうだ。そういえば泉区に越してきた年もこんな寒さで当時の暖房に余力がなく震えあがったものだ。
11日は猫魔のゲレンデに出かけてきたが目当てにしていた一番左のゲレンデはリフトが動かず閉鎖、右手の雄国沼に抜けられるクワッドも今年も動いていなかった。そうそうに桧原湖畔のホテルで日帰り入浴をして往復5時間のドライブをしてきた。
日曜は近場でということで交通渋滞に捲き込まれなさそうな山形蔵王に出かけてきた。例によって大森のゲレンデに車を止める。コロナ禍のせいで人出は少なく駐車料金はただであった。
クワッドを乗り継いで黒姫からユートピアを経由してロープウエイで山頂を目指す。
前回よりも樹氷の厚みは薄くなったようで年末年始山形では雨が降っていたようだ。景色は鉛色で冴えないが前回よりも寒さはさほどきつく無かった。
ガスが濃く立ち込めていてザンゲ坂は視界が得られずガス酔いしそうになった。パラダイス経由で中央のゲレンデに繋いでゆく。
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大寒波の安比(12月30-1月2日)

P1000463P1000464P1000465P1000466P1000468新年おめでとうございます。
時節がらお正月は北海道に渡るのは気がひける。今年は岩手の安比のスキーホテルで家族で新年を迎えることにした。
ところが近年にない寒波に覆われてしまいスキー場のベースでもマイナス12度と冷凍庫に入ったようだ。30日の午後はチェックインの後兄ちゃんとゴンドラで山頂まで上ってみた。マイナス15度以下と凍りつくようだ。とりあえずザイラーのロングを滑ることにした。すでに雪面はかなり荒らされていて細かなコブを躱しながら下ってゆく。アルマダのロッカースキーを履いていたのでなんとか薄く着いた新雪をクリアーしながら降りることが出来た。
とにかく寒いので転倒は許されない。カメラも途中で動かなくなった。ゴンドラをもう一本こなしてギブした。兄ちゃんと別れて宿に戻り熱い温泉で人心地した。
安比でもこんなに凍えるのは今までで初めてで年齢的には難しくなった。
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山形蔵王(12月27日)

P1000431P1000432P1000433P1000436P1000438木曜日はスプリングバレーでがんがん初滑りをしてきたが、普段使わない筋肉に力を込めたので脹脛の筋肉が攣って夜には悲鳴をあげてしまった。エッジをなるべくかけないように板を谷に横に滑らせるようにしたのだがまだ不十分なようだ。
日曜は蔵王がフルオープンしたというので出かけてきた。いままで12月にこんなに雪が降ったのはなかなか記憶にない。
大森のゲレンデからクワッドを乗り継ぎ黒姫に回ってゆく。雪の状態がとても良いので一本ジャイアントを滑ってからユートピアに回ってゆく。ゴンドラに乗り込み山頂へと向かう。お客はまだ少なく外を見下ろすとモンスターが育っているのに驚いた。2か月ほど早いのでないだろうか。
あいにくガスと小雪で山頂広場は視界が悪い。ザンゲ坂を樹氷のなかを滑ってゆく。
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氾濫原(11月22日)

_MG_0856_MG_0864_MG_0866_MG_0873_MG_0875秋霜の時候となったが季節が足踏みしていてまだ山々には白い冬が来ない。
日曜日は朝から雲ひとつない好天気で、家にいると落ち着かないので、ちょっとそこまでと出かけることにした。
向かった先は升沢林道の縄文の森遊歩道の入り口だった。すでに軽が一台止まっているがこの日は持ち主にお会いできる事はなかった。
午前9時ちょうどに森の中に入ってゆく。通い慣れた急坂を登ってゆき大倉山の尾根に上がり込んだ。今日は久しぶりに右に曲がって氾濫原の逍遥を楽しもう。
裸木がオブジェ風にならぶ林のなかを歩いてゆきやがて200mほどの急な下りとなる。左上にはいつものように三ツ峰のトンガリピークが見えてきた。本日あそこを目指しているトレランの人はいるのだろうか。
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戸神山(11月15日)

_MG_0822_MG_0823_MG_0826_MG_0829_MG_0830神室敗退から二週間、そろそろ体調が回復しつつあるので15日の日曜日はリハビリを兼ねて歩き出すことにした。
48号線を白沢駅で左折して戸神山登山口に車を止める。ソロの男性がすでに準備をしていた。
挨拶をして歩き始めるが今日の空は抜けるような蒼天で陽射しが眩しいほどだ。
裏コースが分岐する広場を過ぎて傾斜がでてきた。まだ完全に落ちていない紅葉の中を楽しむように登ってゆく。最高の日和を満喫する。
この季節らしく樹間から釣鐘型をした戸神山の山体が見えてきた。
やがて男戸神山と雌戸神山を分ける分岐に到着した。

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神室山・敗退 (11月1日)

_MG_0694_MG_0695_MG_0696_MG_0697_MG_0698日曜日は久しぶりに神室山に出かけてきた。最上町の白川林道を辿り根ノ崎沢から十里長峰経由で神室の本山を極める目論見だ。仙台からの最短コースであり以前はそこから天狗森経由で小又山を回り隣の大又沢登山口に周回したものだ。陽の短くなった晩秋、せめて神室山までを往復してみたい。林道には途中通行止めの表示が二枚掲げられていた。途中でスライドした軽トラの土地の方からテープのあるところまでは通行が可能だと言われた。最初の掲示のところで新潟ナンバーの車が一台、二枚目のところでもう一台が止まっている。構わずにテープで塞がれたところまで進み車を止める。
7時17分にスタートする。すぐに沢水で林道の崩壊した箇所を通過する。ほどなく大又沢登山口を過ぎて沢を渡る洗い越しのコンクリートにさしかかった。本来は下を沢水が通る橋なのだが、水害で土砂で詰まってしまい、上面を水が流れているのだ。踵まで水没したが大した被害ではなかった、往路では。
7時35分登山口に入りこんで行く。しばらくは沢沿いに進み小沢を渡ると、いよいよ胸を突く急登が始まる。ナイフリッジのような急峻な尾根を攀じ登ってゆくのだが、今日はおまけに道が落ち葉で隠されていて足場の確保に困難を極めていた。
トラロープに掴まりながら登ってゆくが息も絶え絶えになってきた。
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源太ヶ岳〜三ツ石山周回(10月18日)

_MG_0457_MG_0464_MG_0469_MG_0470_MG_04763年ほど秋の裏岩手周回をしていない。すこし時期を逸したが日曜日は松川温泉の登山口に向かった。午前5時半にスタートしたが間違えて奥産道の入り口に入ってしまい以前の樹海ラインからの道に戻ったのは6時を過ぎていた。変電所の脇を過ぎて緩やかな登りを辿ってゆく。ブナの樹林帯は程よく色ずいており朝陽に照らされて輝いている。丸森川のせせらぎに渡された新しい橋を過ぎると傾斜が増してゆき上倉沼を見下ろせるビュースポットを通過した。あとからわかったのだが今朝は岩手山は初冠雪の冷えこみだったそうだ。今日はハードシェルで武装してきたので寒気は感じず、清々しい大気の中落ち葉を踏みしめて歩いてゆく。
傾斜はさらに増してダケカンバの樹林帯を過ぎると、森林限界を抜けて源太ヶ岳の稜線が見えてきた。今日は絶好の天気が期待できそうだ。
雪渓の消えたあとに続くトラバースの道を登って行くと左手には岩手山の雄姿が見渡せられる。
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泉ヶ岳(10月15日)

_MG_0421_MG_0428_MG_0429_MG_0437_MG_0438腰椎横突起骨折と自己診断して4週間の安静加療をしてきた。そろそろ秋が終わってしまいそうなので木曜の午後はリハビリを兼ねて泉ヶ岳へ出かけてきた。ほぼ満車の駐車場から午後1時30分にスタートした。いつもの滑降コースに入り樹林帯の中を登って行く。ほどなく道は水平になりおわかれ峠へのトラバースの小径となる。気持ちの良いところだが紅葉は今一つだ。見返し平への斜面を辿るようになって辺りがようやく色ずいてきた。山頂はくすんでいるが紅葉の盛りのようだった。
樹林帯にまた入り大壁の急登を過ぎてさらに急な登りに耐えると、視界が開けて振り返ると仙台市街が見渡せる。遠く仙台新港も見えている。予報されていた風はほとんど治まっていた。
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

violetヴィクトリアン調の衣装を纏い、「お初にお目にかかります。お客様がお望みならどこでも駆けつけます。自動手記人形サービス、ヴァイオレット・エヴァーガーデンです。」との決め台詞と優雅なカーテシー(両手でスカートの裾を広げ、背筋を伸ばしたまま片足を反対方向へ引き、両膝を曲げるポーズ)を披露してドールとしての気品と風格を見せつける。そんな金髪碧眼の美少女 ヴァイオレット・エヴァーガーデンに魅せられて数年過ぎたが、今回極めつけの劇場版が登場した。
おそらく京都アニメーションの、いや日本のアニメ史上最高傑作のひとつといってもよいだろう。悍ましい悲劇とコロナ禍を乗り越えて、作品の上映にこぎつけたスタジオ関係者の努力に心から敬意を表したい。
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燧ケ岳(9月20日)

_MG_0262_MG_0263_MG_0264_MG_0267_MG_0269不安定な天気予報を無視して前夜は檜枝岐の民宿に投宿した。朝5時に車で御池の駐車場に向かう。
支度をして5時36分に登山道に入っていった。燧ヶ岳は東北最高峰なのでいつかは登ってみようとネットでいろいろ情報を集めていたが、ここから尾瀬沼を回るコースはかなりの長丁場が予想される。空は暗く雲に覆われているが幸い今日一日雨は免れそうだ。
木道を左折すると岩稜の急な登りとなる。本日は天気が芳しくないので登山者は少ないが続々と単独者に追い抜かれてゆく。一汗かいたところで6時31分に広沢田代の湿原に到着した。花の季節は過ぎて池塘の周りを彩る花々が見られないのが残念だ。行く手には熊沢田代の台地が見えてきた。樹林帯の中の急登を詰めてゆく。振り返ると湿原を見下ろせ、そこだけ明るく華やいで抜けて見えている。
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