mizunomoriclinicのブログ

いんちょの山登り

氾濫原(10月18日)

_DSC2408_DSC2416_DSC2418_DSC2422_DSC2440昨日、今日と内視鏡検査が忙しく、一日に上部三件大腸三件でそれぞれポリープ切除が一件と体がフル稼働で働かされた。木曜の午後は心のリフレッシュに山へ散歩に出かけることにした。
秋も深まり日が短いので12時半にいそいで車を桑沼林道へと走らせる。いつもの縄文の森登山口に駐車して午後1時40分に歩き始める。予報によると絶好のお出かけ日よりだそうだが気温は10度を下回っている。20分で崖をかけ上がり大倉尾根の縦走路を右折した。
すでに秋の陽は斜光になりつつあるが日没までに氾濫原を回ってこよう。紅葉は盛りを過ぎたが葉が落ちたぶんだけ周囲の眺めがよく三峰山のピークが谷間越しに見晴らせる。
帰りには使いたくないような急坂を慎重に下ってゆき大倉沢の流れる氾濫原の河原に降り立った。
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田代山・帝釈山(10月8日)

P1000867_DSC2310_DSC2314_DSC2315_DSC2316南会津の山は仙台から日帰りするには耐え難いほど遠い。会津駒の時は午前2時に出ても現地は大混雑で駐車できたのは6時半を過ぎていた。
連休なので初日は田島の町に一泊して早朝に田代山へ向かうことにした。一泊5000円の安宿だったがネットの評判が芳しくなく宿泊者は自分ひとり、ボイラーが動いておらずお湯も出ない、夜は通路の電気が消えている。まさにつぶれかけのホテルであった。サービス業を営む身としてはネットの口コミは恐ろしい。
それでも車中泊よりは眠れるぶんマシだろう。幸いヨークとセブンがあるので翌日の食料は買い出しできた。
午前4時に起床して逃げ出すように車に乗り込み檜枝岐方面へと向かった。長い林道をたどり午前6時に猿倉登山口のトイレのある駐車場に到着、すでに車が5台止まっていた。準備をして6時半に歩き出した。
1480mの標高から田代山湿原まではおよそ530mほどの登りで泉ヶ岳とそうは変わらない。それでも初っ端から階段が設えられたキツイ上りが続く。上空は厚い雲に覆われ気温も12度ほどで暑さに難儀することはない。
7時20分に小田代の小湿原に到着したがそこからの登りが辛く感じられた。午前8時に山頂の広大な高層湿原に到着した。
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西吾妻山・西大顚(9月24日)

P1000799_DSC2173_DSC2180_DSC2182_DSC2184東北中央道が福島までつながり米沢置賜が近くなった。23日は絶好の日和だというので天元台から西吾妻をハイキングしてみることにした。午前6時過ぎに仙台を出発して福島大笹生インターから米沢八幡原インターに向かう。福島・山形県境を貫く全長9キロの栗子トンネルは走ってみると感激するほどに長くしかも今のところ無料である。8時過ぎに白布温泉湯元の駐車場に着いた。往復3500円のケーブル・リフト券を買ってつめかけた登山者の行列に並び天元台に上がってゆく。
遅いリフトを延々と乗り継いで午前9時40分にやっとゲレンデトップから登りだした。はじめは樹林の急坂だがほどなく開けた「かもしか展望台」の裸地に到着、さらに中大巓を西から巻いて西吾妻山への快適な遊歩道となる。空は蒼く大気は涼として静まりかえり年に何回もないようなお彼岸日よりだ。標高2000m近くの高層湿原はそろそろ紅葉が始まりつつあり、所々灌木が色づいて輝き祝祭感に満ちている。続きを読む

不忘山(9月17日)

_DSC2098_DSC2102_DSC2105_DSC2109_DSC2117予報では正午ごろが晴れるというので午前8時に硯石の登山口をスタートする。昨日の暑さに懲りて薄手のシャツできたが今日は上空の風音が強くうって変わって涼しく汗もかかない。
圧迫骨折の手術をしてから3ヶ月たってのリハビリ登山の一貫だ。最初は泉ヶ岳で基準となる500mの登坂力を確かめたが、今回は1000mの休憩なしの登りで長距離での脚力の回復を確認するものである。背中の疼くような痛みが起こらないように真っ直ぐ姿勢良く登ってゆく。
ところどころ平坦な道があるので息を整えられるのがこのコースの良いところだ。
ほどなく樹林限界を越えて砂礫帯の裸地の広場を4箇所ほど通過すると左手に吾妻連峰が見はるかせる。
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笹谷峠(9月16日)

_DSC2037_DSC2038_DSC2043_DSC2050_DSC2052連休の日曜日の朝は予報に反して晴れている。週末は雨が続いていたのでこんな天気はもったいないので散歩に出かけることにした。
車を走らせ午前9時45分に笹谷峠に到着。しばらく来たことがないが噂では休日は駐車する車で溢れているそうだが、今日はがらんとして大したことがない。トイレは使用禁止になっていた。薄曇りの天気を神室岳方面に歩き出した。
秋用のジャケットでは気温、湿度が高くじきに汗がにじみ出てくる。こんなに辛かったかなと思いながら40分ほどでハマグリ山に到着した。一組の夫婦が休んでおり今日はここまでと言っているので「せっかくだからトンガリ山まあと少しだ」と先をゆくことを勧めたが決心がつきかねるようだ。
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「ペンギン・ハイウエー」はなぜ失敗したのか

25-penguinhighway8月の劇場アニメとして17日に封切りになったばかりだというのに観客動員数は失速気味だ。「銀魂」や「カメラを止めるな!」におされて上映スクリーンは減少しフェードアウトしそうである。しかしこのブログで6年前に書いた「ペンギン・ハイウエー」の書評へのヤフーからのアクセスが連日「知床」の記事をうわまる勢いだ。映画を見て心に響くものがあり、もっと情報を得たいという方々が多いのだろう。
あらためて小説を読み返して本アニメの感想を記してみた。
とても原作に忠実に脚本がつくられている。そして疾走感溢れる「ペンギンパレード」や宮崎駿テイストの「海の中の風景」などアニメならではの豊穣なイメージが目を楽しませてくれる。
作者は森見登美彦氏だが「2001年宇宙の旅」、「未知との遭遇」、「惑星ソラリス」などへのオマージュ感が漂う作品だ。日本SF大賞を受賞した「ペンギン・ハイウェイ」はたんなるファンタジーではなく、かなり難解でビターであり、豪華なカフェのスイーツのような甘さはない。「インターステラー」級の骨太な力作だ。
小説の中で理解あるお父さんが『息子は今、手強い問題をかかえこんでいるようです』『でも、世界には解決しないほうがいい問題もある』『もしそういう問題だったら、息子はたいへん傷つくことになる。私が心配するのはそれだけです』とアオヤマくんの取り組んでいる研究についてかたっています。

そう、それは世界の果てを極めようとするばかりか、命に果てがあるという理不尽さを少年が理解し受け入れなければならないという、尋常な物語からは大きくかけ離れたハードSFである。

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北泉ヶ岳(9月2日)

P1000706P1000707P1000711P1000712P1000715秋雨前線が活発でここ一週間仙台は雨ばかりだ。予報では午前中は天気が持ちそうだというので、運動不足解消に本日は近場の山を歩いてこよう。
桑沼林道をたどり午前8時45分に縄文の森登山口から大倉山への崖を登りだした。大気は涼やかだが湿度が高く、あたりは霧が立ち込め静まりかえっている。ちょっと幽玄な雰囲気だ。自宅から車で一時間もかからずに閑静で野趣あふれたところに来れるのはありがたい。
足元が滑りやすいが30分ほどで大倉尾根の稜線にあがり刈払いされた道を南へ歩いてゆく。少し明るくなり心が癒やされるブナの森のなかの散策となる。
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知床へ(機

8月10日(フェリーそして然別湖)
P1000307P1000309P1000311P1000312カミさんによると今年のお盆休みはまた知床にフェリーで出かけるんだそうだ。しかし台風13号が北日本を直撃しそうで無理っぽいと思っていたのだが、彼女の念力が通じたのか東に逸れて一週間ぶりに太平洋フェリーが動くという。そんなわけで10日の診療は午前で終了し職員たちに慰労の言葉をかけて車に荷物を積み込んでフェリー埠頭に向かった。「きたかみ」は今年で就航は最後で来年からは新造船「新きたかみ」になるそうだ。思えば何回この船に乗ったことだろう。
お盆に入る最初の金曜日の夕方なので予約は困難を極め、カミさんによるとタブレットとノートパソコン二台を使っても午前9時の受付開始で繋がったときにはすでに2等の大部屋しか空いていなかったという。今回は山小屋泊まりのようなマットに横になって16時間我慢しなければならない。幸い持ってきた世界中で評判の「ハリー・クバート事件」のぶ厚い文庫本がめちゃくちゃ面白くて今回の旅行では退屈することはなかった。
台風をかわしたばかりだというのに船は揺れが少なく安眠することができた。
明けて11日の午前11時船は苫小牧港に無事接岸した。いつもの回転寿司で昼飯をとり道東自動車道を鹿追の然別湖へと向かった。
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知床へ(供

8月11日(然別湖〜ウトロ)
_DSC1795_DSC1807_DSC1813_DSC1817P1000338さて翌日は朝食のバイキングをさっさと済ませて8時には昨年と同じく遊覧船で湖内のクルーズに出かける。今日は雲が晴れてきてぐるりと湖を取り囲む外輪山の山々が見渡せる。藍色の湖面が岸辺の白樺を主体とした林に映えて美しい。まだ団体さんがいないので船の中も喧騒が聞こえず静まりかえっている。

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知床へ(掘

8月13日(知床五湖〜知床岬)
P1000396P1000397_DSC1849_DSC1852P1000400朝食のバイキングは軽めにパンですませて7時45分に知床五湖の散策に向かう。本日も天気が頗るよろしい。駐車場は早々と混雑していて誘導に従ってわずかに空いたスペースに車を止める。入場料を払い登録用紙に記入をしてから10分間の講習を受けなければならない。なにせ世界遺産のゴールデンスポットなので中に入ることは大変だ。ヒグマの危険性にかこつけて遊歩道をいかに行儀よく歩くかをイメージトレーニングさせられた。
「原生林に囲まれてたたずむ幻想的な5つの湖です。周りの樹林や知床連山を湖面に写しながら静寂を保っているその姿は、まさに原始の中の楽園にふさわしく、数多くの植物、動物たちを目にすることができます。」と案内には記されている。

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