




樹林帯にまた入り大壁の急登を過ぎてさらに急な登りに耐えると、視界が開けて振り返ると仙台市街が見渡せる。遠く仙台新港も見えている。予報されていた風はほとんど治まっていた。





標識を通過していつもの奥のビューポイントに早足で歩いてゆく。日没が迫っているので時間に追われている。船形山はガスで霞んでいるが北泉方面はほどよく色ずいていた。西側の山々は傾いた陽射しで逆光となっているがEOS RP の補正モードでなんとか肉眼では捉えられない画像を撮ることができた。
山頂の広場に引き返し腰を下ろして大急ぎでコンビニのおにぎりを食べる。そこに屈強そうなロングブーツの男性が上がってきた。栗駒からの帰りだそうだがあちらはもう紅葉は終わっていたという。もっと先に眺めの良い所があると教えてあげる。





最近転び癖がついているので岩稜地帯は慎重に下って行った。
陽が陰り黄昏てきて、最後の渓間の下りにさしかかるころには足元が不安になるほどだった。
午後5時20分に駐車場に戻った。