桜ってどうも好きじゃなくて、なんでかってすぐ散ってしまうからなんだけど、まあその刹那、儚さが日本人の感傷にしっくりきたんでしょうね、でも満開を過ぎたあとの桜ってあまりに無残じゃないですか。残った花のピンクと芽吹いた新芽の緑は色彩がケンカしているように見えるし、散った花びらは傷んで茶色く、春はまだまだ続くのに春の終わりを感じるんですよね。
それでも春が近付くと中野通りにズラーっと生えている桜の木がつぼむのを観察したり、太い幹に直接花を咲かせてしまった一輪の小さな桜を見つけてはほっこりしたり、スタバのサクララテみたいなやつも嬉しがって飲んでたしなあ。桜好きやん。振られると分かっているから好きと言わない、みたいな心理なんですかね。

あとサニーデイ・サービスの桜 super love、アルバムに入ったバージョンしか聴いていませんがこれが本当に凄い。まず曲名からしてやられた!と、ここまで潔いタイトルがあったなんて、めちゃ悔しかったですね。いつかパクりたいです。そして初っ端のフレーズ、“君のいないことは君のいることだなあ”、このワンフレーズを産み出すために曽我部さんはどれだけの犠牲を払ったのか、想いを募らせたのか、逆もまた然り、それが一瞬で分かった気がしてボロボロ泣きました。勘違いかもしれませんがそれでいい。
 
とにもかくにも満開の桜の中、就職進学おめでとうございます。僕はずっと歌っているので、ライブ来てくださいね。

ライブ情報
4月11日(火)@新宿JAM「君がいるvol.2」
4月19日(水)@埼玉 大宮ヒソミネ
5月11日(日)@大阪 塚本エレバティ「ともしび音楽祭2017春」
5月20日(土)@高円寺ウーハ「ひかりの音楽会」
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