水野ねじブログ

シンガーソングライター、水野寝地のブログです。

2018年03月

片道2車線のそこそこ広い道なのに両脇に並んだ桜の木がどれも立派すぎて、中野駅から哲学堂公園までの一本道が桜のトンネルになっている。そこを原付バイクで走るとそれはもう圧巻の景色で、桜吹雪が全て自分に向かって降り注いでくるような様、アスファルトの桜溜まりが風で渦を巻く様、上野公園がなんじゃい。桜は中野だと思っている。チャリでも良いからみんな来るといい。


そういえば友人に「水野くんの致命的な欠点は大人の癖に原付に乗っていることだよ」と言われた。「確かに……」と思う反面、原付のその絶妙なダサさとか、朴訥とした可愛さとか、"大人の癖に原付"という原付差別があるように虐げられるものの切なさとか 、実際妥協して原付に乗っている僕の都合の良さとか、最終的に原付に感情移入してしまい昂ぶってハイオクを入れた。なんだその結論。僕はいつまでこいつに乗っているんだろうなあ。


みんな中央線を離れていくよ。目黒や世田谷、そんなにお洒落がいいかなあ。お洒落なんてクソだよ。あ、でもクソって言ってもあれですからね!これお洒落の超上澄み一番薄っぺらいところのことですからね!僕はCDを出したら南青山に住みます。

真夜中帰ったら彼女が寝ていて、鍋にカレーが出来ていた。オクラやナス、野菜のこんもり入っているのは最近カップ麺ばかり喜んで食べていた僕の身体への気遣いか、身に沁みる優しい味がした。

僕はドチャクソ情けない男だ。でも会えなくなることが一番つらいことなので頑張ったり大事にしたりできる。

ところで僕はギター基地外なので何でも“材”で語ってしまうのだけど、自分と違う専門分野のなんらかの専門的な道具を持っている人に「それ、材はなんなんですか?」って聞く癖をやめたいです。

長渕剛の桜を聴いてグッときた。超フォーク調の歌なのに歌中の物語がいちいち体育会系だったり地名がお洒落だったり、それを気持ちの良い違和感に出来るのが長渕。「あんなふうになれたらいいなあ。あんな男になれたらいいなあなんて。」という歌詞に長渕もそんなこと思うんだなあ、彼も今だに弱い男なのかもしれない、と思った。2番で急に風や月を擬人化させメッセージを込めるあたり分かり合えないと思ったが、語呂を悪くしてまで込めたい何かがあったのだろう。


「東京の私」という歌を作った。僕にとって地名はなんでも良くて、まあなんでも良いって言うと語弊になるんだけれども、地名問題って中々根深いんですよ、、、それでも僕にとっての東京はあなたにとっての大阪であり、誰かにとっての名古屋や札幌でもあり、パリやインドでも成立するんですよ。いやでも海外は言い過ぎたかなあ、、、まあつまりあなたの街です。
良い歌出来たので聴きに来てください。



4月27日(金)@新宿Marble
「鈍行列車は何処まで続く(東京編)」
みずすまし
フマジラ(名古屋)
水野寝地&BEIJING DUCKS
まちぶせ
ピンクシガレット
メメタァ

open18:00 start18:30
前売¥2,000 当日2,500 +1drink
※学生は学生証提示で¥500割引

みずすましのレコ発、バンドでの出演です。
言ったそばから新曲はやりませんが各方面から絶賛の嵐のペキンダックスを見に来てください。確かにめっちゃ良いです。


翌日
4月28日(土)高円寺無力無善寺
「勉強」
水野寝地
カミイショータ
中川昌利
山本拓磨
open18:30 start19:00
¥1000+1D

弾き語りのお勉強。東京の私も歌います。メンツは激アツです。

どちらも予約お待ちしております。




近所に"巨木を人間の身長の高さで無理矢理切断した"感がすごい花梅の木があって、ぶった切られてなかったら日本一の梅の木だったに違いない極太の幹から何本も何本もか細い枝を伸ばしているんですよ。春にいち早く花を咲かせて桜が満開になる前に全部散るその梅の木の慌てんぼう加減がたまらなく可愛くて好きです。今現在桜満開の中野通りから一本はずれ、もう新芽を芽吹かせていた。

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