昨日ミュージックビデオの打ち合わせで新宿へ行った帰り、仮ミックスされた自分の音源を聴きながらひたすら街を歩いた。僕の根底に今だ鬱屈童貞少年みたいな感情が少しあって、そいつが新宿の街のキラキラにあてられて泣いていた。ホスト、風俗嬢、客引き、酔っ払いに家路を急ぐ人、みんな笑っていたけれどそれぞれ家に帰って泣いたりする夜があるんだろうなあ。そんでそんな夜にどんな歌が寄り添うのだろう。僕は寂しがりやだ。だから歌うのかもしれない。