風の強い冬の夕方。今日は国会議事堂の前、衆議院議員会館へ。

休眠預金法の成立をお祝いする記念パーティが開催されました。

〈ソーシャルセクター側で最も奔走されたお二人〉

休眠預金法が国会で成立したのは昨年12月のこと。
私も微力ながら、その様子を見守り応援しておりました。

過去記事:
2016年11月18日    
 
記念セレモニーでは、超党派の議員連盟として、法案制定に奔走されていた国会議員の皆さんが、順にご挨拶。
もちろん、それを受けてソーシャルセクターからのご挨拶も。

休眠預金法は、まさにスタートを切ったばかり。
ソーシャルセクターの皆さんが知っておきたい、ここから始まる3つのことをおさらいです。

【春から始まる3つのこと】

1.審議会の立ち上げ
既に設置された「休眠預金等活用準備室」が中心となり、審議会の立ち上げが予定されています。

通常の審議会同様、有識者を中心に、具体的な制度設計が進むことになります。

2.休眠預金未来構想プラットフォームの始動

「休眠口座国民会議」が発展的に解散し、新しく「休眠預金未来構想プラットフォーム」が登場します。
このプラットフォームは、「審議会」をはじめ、政策立案サイドに対して審議会に、ソーシャルセクターの声を届ける重要な役割を果たす事になるのでしょう。

〈プラットフォームについて、駒崎さんからお披露目〉

3.東京・大阪での説明会
休眠預金法の実際について、リアルに説明を受けられる機会が東京・大阪のそれぞれで予定されています。
詳しくはこちらを参照です。
http://www5.cao.go.jp/kyumin_yokin/setsumeikai.html

では、こうした動きに対して、ソーシャルセクター側は何をすべきでしょうか。

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私の考えをひとことで表せば、
「知る」、「伝える」、「備える」の3つに集約されます。

1.知る
まずは休眠預金法の基礎知識を知りましょう。
法律概要はこちら。
http://www5.cao.go.jp/kyumin_yokin/law/gaiyou.pdf

長期スケジュールはこちら。 

そして、、いまさら聞けないけど「休眠預金って何?」という方は、こっそりこちらのページのP1とP2だけ読んでくださいませ。
http://www.murc.jp/thinktank/rc/politics/politics_detail/seiken_141009

そしてお近くの方は説明会に参加しましょう。
申込みの〆切は2/17です。

(説明会、オンライン配信が欲しいところですね。)

2.伝える
休眠預金法は、かなり大括りな記載になっています。そして、法律文に詳細を書き込まなかったのは、あえてのことだと思います。

制度設計は、まさにこれから。
ソーシャルセクターに必要なことは、どんな制度設計を望んでいて、何を望んでいないのか、政策立案側に伝えることだと思います。



新しく出来た休眠預金未来構想プラットフォームは、
・透明性
・オープンネス
・現場感と専門性
・革新性
が特徴とのこと。こうした場を使いながら意見を伝えていけると良いなと思っています。

3.備える
最後は「備える」。でも何に?

答えは「成果志向のマインドセットとリアルな組織基盤強化」に。

皆さま、社会的インパクト評価イニシアチブのウェブサイト、ご覧になりましたか?

社会的インパクト評価ロードマップ、お読みになりましたか?

昨年度の内閣府ワーキンググループの報告書はいかがでしょうか?

休眠預金と成果志向・インパクト評価は不可分な存在です。
(もちろん、ここでいう「成果志向」や「インパクト志向」が、お金の出す側の論理だけにならない必要はあります。)

制度が出来て、最初に困る事は、
・受け取る側のソーシャルセクターのアカウンタビリティ
・社会的インパクト評価に耐えうるスキルセット
・事務能力
なのではないかと思います。

事務能力の向上には、岡山NPOセンター発の事務局力検定も良いですよね。
ちょうど同じ日にフォーラムも開催されていました。

休眠預金が実際に市中に出てくるまでわずか数年。東京オリンピックの頃には実際の運用が始まっているはずです。

それまでに、
・今までの議論と現在進行形の議論の双方を知り
・必要な意見を伝え
・実際の運用に備えて自組織の基盤を強化していく。

この3つが大切ですね。

ということで、休眠預金法制定を踏まえて、「これから始まる3つのこと。今から備える3つのこと」でした。
私も引き続き、良い制度になるように、片隅から微力を尽くしたいと思います。
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社会的インパクト評価って何?という方はこちらの記事も是非ご覧下さい。

【前編】「"初めての社会的インパクト評価"」-知っておきたい、大事なこと(学びの共有)