2016年05月

以前こちらの記事でもお知らせしました熊本地震に関する寄付、本日寄付先を発表しました。総額は300万円。

社内で沢山話し合い、経営側の決済を経て、今回はソーシャルビジネス支援プログラムでご縁を頂いた団体の中から、いち早く熊本への支援を表明された下記の3団体の皆さんに、支援金を提供できることになりました。

私はこれは、自分の所属する会社にとっての大きな一歩になったと思っています。(その理由や気持ちは以前こちらのブログに書きました。)
http://blog.livedoor.jp/mizutanieri/archives/5858505.html

関係性があるからこそ安心して委ねられる。
信じて託すことが出来る。
自分たちだけではできないことを、他者と協力して実現し出来る形で応援する。

綺麗事に聞こえるかなとも思いつつ。冷静に考えれば金額は決して大きくはありません。
でも、会社として本当に良い経験になっているのではないかと思います。もちろん自分にとっても。こういうことは、研究だけしていたらわからないですから。


被災地の皆さんのために、良い形で活かして頂けますように。

お邪魔して参りました。
コモンズ投信の「コモンズ30ファンド7周年イベント」。

コモンズ投信会長の渋澤健さんとはG8社会的投信国内諮問委員会などで時々お会いすることがあり。
その度にその発言の深さにさすがだなぁと思うわけで。
一度コモンズ投信の世界感を覗かせていただきたいなと思っていたのでした。タイミングが合ってとてもラッキーでした。

セミナーは
1.運用報告
2.投資先企業との対話
3.コモンズ投信独自の社会起業家への寄付プログラム「SEED Cap」の寄付先の活動紹介
の3部構成。

コモンズ投信渋澤さんのブログはこちら

私として、面白かったことは「長くお仲間になってくださっている方に感謝状を贈呈する」というセレモニーです。

なかなか凄いことですよね。
普通、あっても投資家にノベルティを配布するくらいですよね。
それを「仲間」に「感謝状」って。そして(お顔の映った写真のアップは控えますが、)なんだか皆さん嬉しそうな笑顔で。

【5年以上投信している方へ感謝状を贈呈】

コモンズ投信の社名の由来は、『コモン・グラウンド』(共有地)。
長期投資に共感した人たちが寄り集まれる場所として、設立されたそうです(会社概要から)。
つまり、自分の資産を使って、短期的な利益ではなく、長期的な観点から応援したい会社に投資をする。そんな望みを叶えてくれる投信会社です。

だからこそ、投資家は仲間。なるほど確かに。

渋澤さんの著作、「愛と勇気と資本主義」にあった一節。

つまり、「利己」(テイク)と「利他」(ギブ)とは正反対の相容れない関係ではなく、利己に時間軸を刺すと、利他への自然に繋がって行く相互関係なのだ。

私なりの理解でいえば、「取るべきリスク(=危険、ではなく不確実性という振れ幅)を理解し時に選択しながら、長期的な投資行動で欲しい未来を作る。」
そういうことかなぁと思います。

時々お聞きする渋澤さんのお話や、コモンズスタッフの方々が発信してくださるメッセージ、拝読していた本の中身が腹落ちするようなひと時でした。

「社会的インパクト評価に関する調査研究」、最終報告書が公開されました。
リンク先はこちら
(内閣府NPOホームページにジャンプします。)

社会的インパクト評価やインパクト投資に関する国内・海外の事例をぎゅっと詰め込んだ報告書です。
このブログでもご紹介した海外調査の報告もぎっしり。
関連記事はこちら。



ええと、、、報告書、分厚い、です。
ですので読みたいところ、気になるところからぱらぱらと見て頂ければ。

苦労した分、それなりに濃い内容になったと思いますし、社会的インパクト評価に関する世界的な潮流がどういうレベル感にあるのか、キャッチアップ頂けると思います。

それにしても、英米と日本との状況には相当な差があるなぁ、と。
良い・悪い、ではなく、差があるという事実をしっかり直視した半年間でした。

社会的インパクト投資もインパクト評価も、課題解決のスピードアップやインパクト向上のための道具。
そう考えるとやっぱり社会的インパクト投資の現実を作り、インパクト評価の実践例を作り、変わった、とか課題が解決された、という実感を作っていくことが、この分野を研究する意味なんだろうと思います。 

そうでなければ単に海の向こうの凄いものを「凄いでしょ」と見せるだけで終わってしまいますから。
あるいは「インパクト投資って新しいよね」、で終わってしまいますから。

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報告書は主には3つの章で成り立っています。
第2章は、「文献調査」。
「社会的インパクトとは何か、なぜ必要なのか、どのように行うのか」をまとめました。

第3章は、「国内事例調査」。
「社会的インパクト評価あるいはそれに類する取組みを行っている国内の団体・組織」を取り上げて分析しています。

第4章は、「海外事例調査」。
Ⅰ.英国とⅡ.米国を取り上げて、「社会的インパクト評価を推進している側(英米)」と、「社会的インパクト評価に実際に取組んだ組織・団体(英)」を事例として紹介しています。
こちらについては、明日(5/16)と来月(6/1)にセミナーも開催しますが、報告書は内容が濃いので、先に参考資料編 のプレゼン資料をちらりと眺めてから、報告書本体を読んで頂けると良いかもしれません。

内閣府では昨年度、「共助社会づくり懇談会」の下に「社会的インパクト評価検討ワーキング・グループ」が設置されました(私も委員を務めさせて頂きました)。
ここでの議論にも、一部知見提供させて頂いています。

報告書、宜しければぜひ、お読みください!
PDFにて、フルページDLできます。

明日は社会的インパクト投資・評価の連続セミナー第1回目です。
そして先週のうちに満員御礼になりました。お申し込み下さった皆さま、ありがとうございました!

自分の想像を遥かに超えるスピードでお申し込みが多数ありまして(ちょっとびっくり)、スペース確保して定員を増員しました。が、それもあっという間に埋まってしまいました。土日の間にも申し込みがありまして。補助席出さなくては、と事務局で話していたところです。

今回は初めて、関東以外にお住いの皆様や、ご家庭のご都合がある方を優先して10人限定のオンライン参加を募ったところ、こちらも盛岡・豊田・岐阜・高山・大阪・広島などなどあちこちからご要望を頂きました。

この分野、難しそうに感じるかもしれないですが、現場の社会的企業の皆さんにこそ聞いて頂きたい内容でもあります。

今回のセミナーとは別に、そういう機会も設けたいなぁ、もう少し現場目線に改編して、地方開催もいいなぁ、と思った次第です。
まずは明日、皆さんにしっかり知見を還元できるように、頑張ります。


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■連続セミナー 「英米における社会的インパクト投資・評価の現在」

先日告知した社会的インパクト投資・評価のセミナー、申し込み受付開始しました!
まだまだ不十分ではありますが、英米の状況について、現地で見てきたもの、聞いてきたこと、私たちなりの理解を皆さんに可能な限り還元したいと思います。

ぜひぜひ、ご参加下さい!

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■開催日
(米国編)5/16(月)19:00-21:00 
(英国編)6/1(水) 19:00-21:00 

■会場
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 19階Annex 
東京都港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー 
東京メトロ日比谷線神谷町駅 ③番出口より徒歩3分
http://www.murc.jp/corporate/office

主催
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 ソーシャルエコノミー研究センター
NPO法人日本ファンドレイジング協会
(2者による共同開催) 

■参加費
無料 

■申込み先
http://www.murc.jp/sp/1605/serc_seminar/form.html 

■第1回:米国編
・主催者挨拶
・話題提供/米国現地調査報告
(プレゼンター:三菱UFJリサーチ&コンサルティング/水谷衣里・家子直幸)
・報告を踏まえた参加者との意見交換
(オーガナイザー:慶応大学 政策・メディア研究科 特任助教 伊藤 健氏)
・全体コメント(一般財団法人 CSOネットワーク 今田克司氏)
・現地からのコメント(World in Tohoku 代表 山本未生氏/オンライン参加)

■第2回:英国編
・主催者挨拶
・話題提供/英国現地調査報告
(プレゼンター:三菱UFJリサーチ&コンサルティング/水谷衣里・家子直幸)
・報告を踏まえた参加者との意見交換
(オーガナイザー:日本ファンドレイジング協会 鴨崎 貴泰氏)
・全体コメント(日本公共政策研究機構 主任研究員 小林立明氏)

■お問い合わせ
ソーシャルエコノミー研究センター 岡田・家子・水谷
TEL:03-6733-1023
Email:serc(at)murc.jp



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