10年前には細野高原という名前すら知りませんでした。地元の人が共同で芝を刈る里山として、あとはハンググライダーの基地として一部に知られるだけだった細野高原がここ数年町ぐるみでやる気を出しています。伊豆は今ジオサイトという新しいコンセプトに夢中になっており、細野高原もその一部のジオポイントということなのでしょうか。
すすきがきれいだということでまずどんな所か行ってみました。いやいや確かにキャッチフレーズの通り知られざる絶景でした。晴れた日には高原のピークから360°の眺望があり、伊豆七島がくっきり見渡せます。眼下に広がるすすきも秋の陽をうけてきらきら輝いていました。
しかし何より感心したのはこの期間中ふもとの芝生の公園と見晴台を結ぶ送迎バスを設置したこと、仮設テントにちょっとした売店などを開いたこと、シルバー世代のおじ(い)さんたちが熱心にガイドをしてくれること など町民の熱意がそこかしこに感じられることでした。ある日の情報によれば、イベントも終わりの頃で入山者は1組だけにも拘らず、23人のボランティアが働いていたとか。溢れるシルバーパワーの有効利用例を実感しましたね。
私たち自身がこの目で見てこれはいいなと思った細野高原に、この秋南回帰線はずいぶんたくさんのお客様を送り出しましたよ。(小さな感謝状もらってもいいくらい)
12月18
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