決断の末、続けられる、実験。
そして、変わる、また変わる、世界。
残る記憶と、変化する人々の関係性。

今週もゾクゾクする構成を見せた『シュタインズ・ゲート』8話。

しかしオカリンよ。
そんなにバンバン実験しっちゃって、大丈夫?


~□~

今回実施された実験は、はっきりとしたものだけで3回。
しかし、実際にオカリンが世界線を越えた、つまり
過去改編に成功したのは、2回。
(ダルの、フェイリス杯優勝をかけたDメール送信は、どうやら外れに終わった模様)


その一度目で、シャイニング・フィンガーこと萌郁が、脱落する。

というか、この瞬間、彼女が存在しない世界へと移動したのかと、
真面目に全身鳥肌。

思わずポーズボタン押して、飲み物作りに行ったよ、俺。

(たとえ彼女が敵方であったとしても、死なれるのは嫌だ、とまで思ったんだぜっ!)


しかし、存在そのものが消えたとか死んだとかいうことではなく、
ラボメンであったという現実そのものが書き換えられた、という結末に。
幸いにというか、オカリンと萌郁はまだ繋がりがあるものの、
これで、
まゆしぃ☆と打ち解け、ラボを楽しげだと喜んでいた「桐生萌郁」という存在は、
いなくなってしまった・・・・・・

オカリンも、罪なことを。


~□~

その実験に突入する前。
序盤、Aパートで、紅莉栖が何気に大人の発言。

「過去を変えるだなんて、なんか卑怯な感じがするから」
「私の人生はたかだか18年だけど、改変なんかしたくない。失敗したことも含めて、自分の人生なんだから」


うわー強いなあー。
(俺なんか、消したい過去がいっぱいあるぜ☆)


ある意味、ものすごく大人で常識人なんだけれども、
(本当の意味での大きな挫折はしていないのかもしれないし、
あるいはそれを乗り越えた、そうした強さを持った人なのかもしれない、
そこは今後の描写に期待)
一つ重要な事実が。


彼女、一度、死んでいるよね。

そして、それがなんらかの経緯で、死なないで済んだ世界へと、
書き換えられている、という。

その意味では、
彼女は(一番辛辣なかたちで)この過去改編の事実によって
救われている存在でもあるわけだ。


そういえば、オカリンは彼女の死を一度見ているというのに、
世界線を移ってからは、彼女の死(事故にせよ他殺にせよ)への不安を
見せていないなあ。
忘れてる?


~□~

それにしても、今話も輝いていた、まゆしぃ☆。
今話の登場時は、Mrブラウンの愛娘・綯ちゃんとの、
W「トゥットゥルー♪」で交歓。
す ば ら し ひ ☆

綯ちゃんの可愛さも 破 壊 力 ば つ ぐ ん だが、
この2人のタッグは何気に最強のような気が。

そして、綯ちゃんに飴ちゃんをあげるまゆしぃ☆。
その様子を、微笑ましく見つめるオカリン。
その気持ち、分かる、わかる。
彼女を見ていると、本当に癒されるもんな。

そして、「はい、オカリンにも」と飴を渡すまゆしぃ☆に、
本当に優しい顔をする、オカリン。
なんか、目の中に入れても痛くないほど愛でている孫娘を見るような顔だww
いや、きっとそれに近い感情なんだろーな。


~□~

鈴羽ちんと助手とのアヤシイ視線の交錯の後、
ラボメン達は、実験を再開。
実験の仕手は、上に記した通り、萌郁。

と、その直前、ルカ子がスイカを持って訪問。
実験直前に、ちょっとだけ和やかな時間が流れる。

特に、ルカ子を見るオカリン、を観察する紅莉栖の視線が面白い。

ルカ子を女の子と勘違いしつづけたままの彼女、
オカリンの、ルカ子への釣れない、中二病丸出しの奇っ怪な礼の文言に、
深いため息www
ここは、紅莉栖の描写が、冴えていた部分。


というか、まゆしぃ☆への気に入り方といい、
ルカ子への温かい視線といい、
紅莉栖タンは、本当は女の子の方が好き・・・とかってことはないかな。ないかな。
いや、ないということはわかるんだけどな。チッ。


そしてこのルカ子、今話はBパートで八面六臂の大活躍。


~□~

萌郁の実験を挟んで、世界線が、また、変わった。
そのことを契機に、今度はルカ子が実験への参加を申し出る。

と、その前に、百合百合しいサービスタイム。
まゆしぃ☆との「ああっ、そんなところ触らないでえー」
「お願いだから脱がさないでえー」
とかなんとかwwwの、怪しいお着替えを経て、
(ダルの「すごく・・・・・・百合です・・・・・・」等々の台詞が、
まさにジャストミート)
ライネットのキラリちゃんに変身 のコスプレするルカ子。
清楚な美少女から、華やかな美少女へと変身する(だが男だ)。

さらに、紅莉栖まで登場し、視姦するww
つか、助手、ルカ子気に入り過ぎwww
・・・・・・いいけどな。
(ダル曰く、「さらにけしからん」)

そこで、実験参加への理由を話す、ルカ子。
「実は、僕、女の子になりたいんです!」

間抜け面のオカリンとダル。
さらに理解していない紅莉栖は、このタイミングで初めてルカ子の性別を知るwww

「こんな可愛い子が、男の子のはず・・・・・・」www


過去の母親へメールを送り、
自分の性別を女の子にしてもらいたい、
それには、
妊娠中に母親に野菜をたくさん食べて貰うことで性別を変えて貰うという、
民間療法でも手を出さない、ベタな希望を皆に告げる。

(でもさ、それって卵子が精子と出会った瞬間にもう決まってることだからさ、幾ら妊娠中に野菜を食べたとしても・・・ww)

事実はさておき、オカリン、ダル、紅莉栖は、
これを邪気のない希望と判断し、
ルカ子を迎え入れ、実験を行うことを決定。

こうしてラボメンNo.006、漆原ルカが誕生!


しかし流石に、
メール送受信のできるケータイがなかった17年以上前にDメールを送るには、
工夫がいる、
ということで、ポケベルにメールを送信することに。
「ケータイが無ければ、ポケベルに送ればいいじゃない!」ってオネエ言葉のオカリン、
一体こいつは何歳だ?

幸いにも母親がポケベルを持っていたということから、
「やさいたべるとげんきなこをうめる」(ルカ子原案文面)
改め、
「やさいくうとげんきなこをうめる」(オカリン監修文面)
の文面を、17年前のポケベル(漆原母の)へと送信完了。


オカリンはまた、世界線を越える。


しかし、その先の風景は、どう変わったのか・・・・・・
その詳細は来週に!という引きで、8話は幕を閉じる。

果たして、ルカ子は本当に女の子化できたのか?


~□~

それにしても、今回は随分と大胆に実験を重ねているなあ。
というか、
実験の結果、どういう事態になるかを
ほとんど心配せずに突っ走ってるなあ。


まず、萌郁の実験。
実験の際、彼女はどのようなメールを送ったのか。
(本当に、ケータイの機種変更を思いとどまるようにという内容だったのか、それとも?)

そして世界線を越えた彼女が、どうしてラボメンではなくなっていたのか。

まだまだ怪しさの残る彼女だけに、
何らかの目的を達成したとして、
ラボから意思的に離脱した可能性も、ちょっと疑っているんだが。

なにせ、中盤、不在になってからというもの、
オカリンへのアクセスを一切止めているからな、彼女。
(最後のメールの文面も、忙しいから、とそっけない)


そして今週も、助手に対して火花を散らした、鈴羽ちん。
少ない出番ながらも印象的な彼女。
世界線を移っても、彼女の紅莉栖への見立ては変わらない模様。

しかし、彼女、あからさまに敵意をむき出しにし過ぎていて、
逆に敵方とは思い難いんだよねー。

ただ。

紅莉栖が「一度死んでる」事を考えると、
そっち方面の下手人の可能性は、捨てきれないよなあ、これ。


そしてその紅莉栖殺人事件に対して、
「唯一それが存在した世界線を経験している(たぶん)」オカリン。
あまりにも、危機感が無さ過ぎる。

というか、どうして彼女が刺されるような羽目になったのか、
もうちょっと調査するなり、助手に身辺に気をつけるように言うなり、
した方がいいんでね?


それと、オカリンに関しては、もう一つ。

彼のみが、世界線を「移動」しているだけだが、
移動前の世界線の記憶を維持しているかわりに、
改変された世界に本来存在したはずのオカリンは、
どういうことになっているんだろう。

別の世界線のオカリンが来たおかげで、追い出されてしまった、という可能性は?
(うーん、考えたくないけれども・・・・・・ゲル・・・・・・)


それと本当に、世界線を越えた記憶を持つ存在が、
オカリンだけなのか、ということ。

なぜ、萌郁は離脱したのか。
なぜ鈴羽ちんは、未来の記憶っぽいものを持っているのか。


さらに。
幾つか実験している中で、
オカリンが記憶を維持できなかった世界線の移動があったとしたら?

これは、物語の視点も行為者もオカリンなので、
「その世界線の存在」を証明するのがかなり難しいことだと思うが、
紅莉栖やダルが
「世界線を移動した、移動前の記憶はなく、改編後の世界線の記憶を保持してる」
のなら、
オカリンにもそれと同じことが起こっていて、
誰も世界線を移動した事実を(表向き)知らない可能性はないのか、どうか。

もしも、萌郁がその能力を持っていたとしたら?
あるいは、鈴羽が。

・・・・・・と、いろいろと想像が膨らむんだが、
結局のところ、
まゆしぃ☆はかわいい、とか、
まゆしぃ☆は癒されるよお、とか、
まゆしぃ☆大丈夫かなあ、とか、
ルカ子はなんて美しいんだ、コノヤロウ、とか、
助手もっと百合しないかなあ、とか、
鈴羽ちんかっけーよ、ふむふむ、とか、
綯ちゃんの出番をもっと、とか、
しょーもないことを思っている時間の方が長いんだけれども。


そして。
危機感なしに実験を重ねることで、
好ましくない未来を引き寄せる可能性を、一切考慮しないラボの面々。
(唯一紅莉栖だけが不安を感じているが、好奇心に負けて実験続行中)

紅莉栖殺人事件の真相もわからず、
萌郁の抱き込み失敗(になってしまったよな、これ)という「今」。

ラボメンとのほのぼのお笑いコメディシーンを楽しみつつ、
こうした事件の推移が恐ろしいという、
矛盾した好奇心に心が引っ張られて、仕方がない。


てなことで、来週の大注目は、とりあえずルカ子だな、ということで。


(ルカ子は女の子がいいのか、男の娘がいいのか、悩みながら。つづくよ!)